JPH0638941Y2 - 汚水排出口における蓋体の着脱機構 - Google Patents

汚水排出口における蓋体の着脱機構

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JPH0638941Y2
JPH0638941Y2 JP1506189U JP1506189U JPH0638941Y2 JP H0638941 Y2 JPH0638941 Y2 JP H0638941Y2 JP 1506189 U JP1506189 U JP 1506189U JP 1506189 U JP1506189 U JP 1506189U JP H0638941 Y2 JPH0638941 Y2 JP H0638941Y2
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マツ子 守山
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、家庭内の台所の流し、洗面所、浴室、トイ
レ、手洗い、ベランダ、男性用便器等の外、公共施設の
凡ゆる汚水排出口における濾過用及び臭気止め用の蓋体
の着脱機構に関するものである。
[従来の技術] 従来、上述のような汚水排出口においては、多数の濾過
孔を穿った上蓋と、その下段に設けた臭気止め用の中蓋
とからなる二段の蓋体構造で、汚水に混入した粗大ゴミ
を前記上蓋で濾過すると共に下段の中蓋によって排水管
内の臭気を、排水管開口部上縁と中蓋の下縁との段差間
に一時保留した汚水により遮断するようにしてあること
は周知の通りである。
[考案が解決しようとする課題] 従来の技術において述べたような汚水排出口において
は、上蓋及び中蓋は、時々これらを取り外して付着残留
した汚物を除去しなければならないが、一般家庭の主婦
にとっては厄介で困難な仕事であった。
例えば、台所の場合、最も清潔さを必要とする調理場
で、汚物の溜った排出口部分に手を触れたくないという
心理的な嫌悪感や、取り外しのための道具を用意しなけ
ればならないという煩わしさがあった。
この場合、流し等の小型の排出口においては、取り外し
用の道具として使い捨ての割箸等でもよいが、浴室や便
所等の大型のものにおいては、ドライバー(大体マイナ
ス用)や、ラジオペンチ、釘抜き等の金属製の道具が必
要になり、而も寸法の適合したものを選択しなければな
らない。
その上、適合するものがあったとしても使用に当って
は、梃子の原理を応用することとなるが、上蓋は流しの
底板より僅かに低く配置されているため、道具を無理な
角度で使用せざるを得ない。このため、蓋体に無理な力
が作用して曲ったり、折れたりする惧れがある一方、使
用した道具や破損した蓋体の一部が排水管の中に落下す
る惧れがある。
更に、使用後の道具は手入れを必要とするため、心理的
にも肉体的にもきわめて厄介な作業となるという問題点
があった。
従って、上述のような排出口の手入れ掃除は、3度が2
度となり、2度が1度となるように、次第に手入れ回数
が減少して最後に詰まりを生ずるという場合が多く、こ
のトラブルの発生によって初めて手入れにかかるという
傾向にあった。
また、最近の集合住宅の上下階のトラブルでは、音の問
題と共に実害を伴う漏水によるものが多く、例えば浴室
の排水口は毛髪のからんだ汚物が水捌けを悪くするもの
で、殊に洗濯機の排水を浴室で行う場合は最悪となる。
このような様式の住宅は、公団等において圧倒的に多く
詰まりの原因となる。
元来、防水工事は踏み込み口の高さを10cm位までしか施
してないため、剥がれた目地の隙間又は敷居を越えて階
下へ漏れることがある。これは必ずしも直下へ漏れるの
ではなく、汚水は低い方に沿って流れるため、浴室の漏
水が座敷或いは隣室の階下へと流れる例も少なくないも
のであった。
更に、最近の洗濯機置場として防水盤を設置した集合住
宅のユニットバスの場合でも、排水が悪くなると浴室床
面が汚水でいっぱいになり、小道具が水に浮いて移動
し、漸次水が引いたときには、床面上に散乱すると共に
衛生上も好ましくないという問題点があった。
本考案は、従来の汚水排出口における上述のような問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
汚水排出口の手入掃除を容易に、手軽に行い得るように
する機構を付与することによって、従来のような煩雑な
作業をなすことなく、きわめて容易且つ軽快にこの種の
作業を実施し得る蓋体の着脱機構を提供しようとするも
のである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における蓋体の着脱
機構は、ステンレス及びこれに類する防錆金属又は表面
に防錆加工を施した金属をもって、各角部に丸みをもた
せた略三角形状(又は二等辺三角形状)の取手環体を形
成し、該環体を汚水排出口の粗大ゴミ回収用の上蓋の一
対の濾過孔に中間部を跨いで遊嵌したもので、通常は、
三角形状の取手環体の一辺が前記中間部と重合して極力
平坦な表面を形成すると共に使用時には、指にて取手環
体をそのまま引き上げて指を通し、前述の上方位置の一
辺に指を掛け、他の二辺で中間部を持ち上げて、上蓋を
取り外すようにしたものであり、中蓋の場合は、同様の
取手環体を中蓋の頭頂に設けた透孔部に遊嵌して通常は
伏倒した状態で保持するが、使用時には立て起して引き
上げるものである。
特に中蓋の場合には、浴室等の大型の排出口において、
中蓋が流水に際して浮き上りを防ぐため鋳物等の重量物
を使用していることが多く、相当の労力を要するが取手
環体の使用により何時でも楽に引き上げ得るようにした
ものである。
[作用] 本考案による取手環体を上蓋及び中蓋に装備したもので
は、該取手環体は上蓋においては三角形状の中の一辺を
上蓋の濾過孔間の中間部に平行係架して逆三角形を保持
するため、水平で表面に突出せず邪魔にならない計りで
なく、きわめて安全である。例えば、幼児の足で踏んで
も安全である等々。
また、中蓋においては、伏倒した状態にあるため普段の
使用において支障を来すことなく、手入掃除に当っての
み指にて簡単に立て起して指を挿通して蓋体を取り外す
ようにしたものである。
[実施例] 本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本考案における取手環体1の一実施例を示す正
面図で、該取手環体1は線材より形成されると共に、各
角部2に丸みを有するように弯曲して全体を略正三角形
状に形成したもので、防錆金属又は防錆加工を施してあ
り、両端末部を底辺において互いに対向するようにして
ある。
第2図は、取手環体1を二等辺三角形状に形成したもの
で、蓋体の引き上げ操作において、二等辺三角形状の蓋
体1′の方が実験上好適である。
尚、上記取手環体1を形成する線材の直径は、3mm程度
以上が好ましいが、特に限定されるものではない。
第3図は台所や洗面所等に配設された流し台の排出口に
嵌装される上蓋3の平面図で、中央の濾過孔4′を中心
に放射状に細長い濾過孔4,4…を多数穿開してあり、図
示してはないが金網を上蓋3に重合して一段と多くの夾
雑物を汚水から分離するようにしたものもある。
これらの濾過孔中の対向する一対の濾過孔4,4間に図示
の如く取手環体1を中間部5を跨いで遊嵌し、通常は第
4図示の如く、環体1は下方に垂下して上部表面に突出
する部分を極力小さく邪魔にならないようにしてある。
第5図は浴室等の比較的大型の上蓋3の平面図で、この
場合には外周を形成する弧状濾過孔4,4…と平行する直
線状の濾過孔4,4…を外形を円状に配設したものとから
なり、この場合には弧状の濾過孔4,4の一対間に取手環
体1を遊嵌したもので、普段は環体1は垂下状態にある
ことは第3図の場合と同様である。
以上の何れの場合においても、上蓋3の取り外しに当っ
ては、前記取手環体1を上方に引き抜くように持ち上げ
た後、指を挿通して上蓋3を引き上げるもので、操作は
きわめて容易であり、引き上げに際して、指が三角形状
の環体の一辺に当接して力が該辺の両端に均等に掛かる
ため、それだけ引き上げ操作が安定し、容易となる。
第6図は、第3図示の上蓋3を使用する流し台の汚水排
出口10の構成を示すもので、前記上蓋3の下方には一定
の間隙を置いて中蓋6があり、これは開口を下方にして
排出管11の開口部12に対し、一定の間隙を置いて被冠
し、汚水は矢標の如く上蓋3を通過して、中蓋6の外周
を流下し排水管11と中蓋6との間隙を上昇して該排水管
11の開口部12へと流入するようにしてあり、周知の構造
である。
而して中蓋6にも上蓋と同様な取手環体1′をその頭頂
に設けた透孔7に挿通遊嵌してあり、通常は図示のよう
に伏倒しているが、使用に当っては立て起して指を挿通
して引き上げるものである。
特に浴室等に使用される大型の中蓋は重量があるため、
必要ならば指二本を挿通し得るように取手環体を大型に
形成し得ることは云うまでもない。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案の蓋体着脱機構においては、蓋体
を持ち上げるための三角形状の取手環体は、角部に丸み
をつけ、三角形の一辺を上蓋の表面と常に平行して重合
し他の二辺を自体の重量によって垂下するようにしてあ
るため、常に逆三角形の状態となって安定する。
このため取手環体角部が上蓋の表面に突出しないから、
手指を損傷する惧れがないのみならず、取付環体を形成
している線材の直径を少なくとも3mm程度に構成するこ
とによって比較的重量のある中蓋の取り外しも容易であ
り、前述の如く上蓋の表面に極力突出部を形成しないか
ら外観上も見苦しくなく、就中、取手環体の付設によっ
て誰でも何時でもきわめて容易に上蓋のみならず、中蓋
をも取り外して手入掃除を実施することが可能となり、
従って冒頭において述べたようなトラブルの発生を極力
回避し得る優れた特徴を具有し、実用上の利益はきわめ
て顕著であり、家庭内は勿論のこと、駅や公園その他の
公共施設等においても衛生上必要とする手入れ掃除が効
率よく実施することが可能となり、実用上の効果はきわ
めて顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案機構の取手環体の一実施例を示す正面
図、第2図は他の実施例を示す正面図、第3図は台所、
洗面所等の汚水排水口の上蓋の平面図、第4図は同上蓋
の側面図、第5図は浴室の上蓋の平面図、第6図は第3
図の上蓋を使用する汚水排出口の構成を示す要部の斜視
図である。 1,1′……取手環体、2……角部 3……上蓋、4……濾過孔 5……中間部、6……中蓋 10……汚水排出口、11……排水管 12……開口部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防錆金属又は表面に防錆加工を施した金属
    をもって、各角部2に丸みをもたせた略三角形状の取手
    環体1を形成し、該取手環体1を汚水排出口10の粗大ゴ
    ミ回収用の上蓋3の濾過孔44,に中間部5を跨いで前記
    三角形の一辺が該中間部5に平行して重合するように遊
    嵌してなる汚水排出口における蓋体の着脱機構。
  2. 【請求項2】前記取手環体1が二等辺三角形状で、前記
    中間部5に平行重合する一辺が底辺である請求項(1)
    記載の汚水排出口における蓋体着脱機構。
  3. 【請求項3】前記上蓋3の下段に位置すると共に排水管
    11の開口部12に一定間隙を置いて被冠した臭気止め用の
    中蓋6の頭頂の透孔部7に前記と同様の取手環体1′の
    角部2を遊嵌してなる請求項(1)記載の汚水排出口に
    おける蓋体の着脱機構。
JP1506189U 1989-02-10 1989-02-10 汚水排出口における蓋体の着脱機構 Expired - Lifetime JPH0638941Y2 (ja)

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JPH02106061U JPH02106061U (ja) 1990-08-23
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015230A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Max Co Ltd 生ゴミ処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015230A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Max Co Ltd 生ゴミ処理装置
JP4622345B2 (ja) * 2004-06-30 2011-02-02 マックス株式会社 生ゴミ処理装置

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