JPH0638928U - 歯科用寒天印象材カートリッジタイプ用のウエイト - Google Patents

歯科用寒天印象材カートリッジタイプ用のウエイト

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JPH0638928U
JPH0638928U JP8435192U JP8435192U JPH0638928U JP H0638928 U JPH0638928 U JP H0638928U JP 8435192 U JP8435192 U JP 8435192U JP 8435192 U JP8435192 U JP 8435192U JP H0638928 U JPH0638928 U JP H0638928U
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株式会社オムニコ
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 筒状のカートリッジ本体1は、合成樹脂で成
形してあり、この本体を封止している栓体4の外周に、
ウエイト5の嵌合孔5aが着脱可能に嵌合している。ウ
エイト5は全体的にリング状であって、その外周は比重
の高い金属5bで被覆され、このウエイトはカートリッ
ジの比重を1以上にする。 【効果】 カートリッジ本体の破裂事故が防止され、印
象材を加熱するとき、加熱用の湯に浮上することなく垂
直状態を保持することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歯形を採取するための歯科用寒天印象材カートリッジタイプ用のウ エイトに関する。
【0002】
【従来の技術】
歯科用印象材として、周知なようにシリコンもあるが、現在はほとんどアルギ ン酸、寒天であり、これを保管するのに従来から瓶に収納したもの、円筒状のガ ラス製のカートリッジ本体に充填したもの、シール容器に収納したものがあり、 これらのものを温水加熱器で、例えば95℃に加熱溶融させ、これを加熱器から 取り出して充填器に装填し、所定温度、例えば60℃に低下した段階でアルギン 酸と寒天とを併用して歯形を採取している。
【0003】 本考案は、この従来例の中でガラス製のカートリッジタイプの改良に関するも ので、このカートリッジの従来の構造は、ガラス製の筒状カートリッジ本体の内 部に歯科用印象材が充填してあり、さらに、この本体内には、この印象材の後端 に接合状態にプランジャを移動可能に挿置し、先端開口部を合成ゴムの栓体で封 止したものであった。 そして、このカートリッジを注射器の充填器に装填する と、このカートリッジの栓体を充填用針の基端部の中空針が挿通し、プランジャ を移動棒によって強制的に移動させることによって印象材を射出可能となってい るものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ガラス製のカートリッジ本体に充填されている印象材を、移動棒を 押圧することによってプランジャで強制的に射出させる時、カートリッジの内部 から圧力がこのカートリッジ本体に加えられるが、ガラス製のカートリッジは内 部からの圧力にきわめて弱い。特に、カートリッジの搬送中に少しでもクラック が発生していると、このカートリッジ本体内の印象材を注出している最中、つま り患者の口腔内で治療している最中に、カートリッジ本体が破裂することがあっ た。
【0005】 そこで、本考案者は、印象材を充填するカートリッジ本体を合成樹脂によって 形成し実験した結果では、この本体から印象材を注出している最中の破裂事故は 完全に防止できることが判明した。ところが、比重の軽い合成樹脂製のカートリ ッジは、全体の比重が1未満で、加熱器で加熱するときこの加熱器内の加熱用の 湯面上に浮上し好ましくない。なぜなら、カートリッジ本体内の印象材を加熱す るときは、栓体を下端にしてこの印象材を垂直状態で加熱器に挿置し、そうする ことによって印象材内の気泡がプランジャの押圧面に集合するようにすることが 必要である。そうでないと、印象材を注出し歯形を採取している最中に、気泡が 飛び出して周囲に印象材が飛散するばかりでなく、正確に歯形の採取ができない ことがあるからである。このような理由で、カートリッジは加熱器の中に垂直状 態で挿置することが必要であるが、前記したように加熱器内で浮上するため垂直 状態を保持した状態での加温ができない。そこで、垂直状態を保持させるため、 加熱器の蓋、内部構造について検討したが、いずれも治療最中は歯科医のみでな く補助する看護婦や歯科衛生士の敏速かつ的確な動作が必要であるのに、加熱器 の加熱された蓋を開いたり、カートリッジを取り出し難い構造の加熱器では作業 性を低下させるため、敏速な治療の障害になる。
【0006】 そこで本考案の目的は、カートリッジの破裂事故を防止できるばかりでなく、 このカートリッジを従来の加熱器内に垂直に挿置できる歯科用の寒天印象材のカ ートリッジタイプ用のウエイトを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は、カートリッジ本体を合成樹脂にて成形し、先端開口部の外周 には、カートリッジ全体の比重を1以上にするためのウエイトを着脱可能に嵌合 してあるところにある。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1に示すように、筒状のカートリッジ本体1は、両端部ともに開口している もので、一端部はくびれ1aが形成してあり、この本体の内部には歯科用印象材 2が充填してあり、このカートリッジ本体内にはこの印象材の後端に接合状態に プランジャ3が移動可能に挿置してあり、先端開口部は栓体4で封止してある。 栓体4は、カートリッジ本体1の一端のくびれ1aの内部に圧入してある合成ゴ ム部4aと、この端部の外周を保護している金属蓋部4bとからなる。そして、 カートリッジ本体1を印象材充填器に装填すると、この充填器の射出用針の基端 部で、内部に向けて設けてある中空針が、合成ゴム部4aを貫通するようになっ ている。
【0010】 ところで、カートリッジ本体1は、合成樹脂にて筒状に成形してあり、先端開 口部に設けてある栓体4の外周にウエイト5が着脱可能に設けてある。ウエイト 5の形状は、図2に示すように全体的にリング状であって、内部に嵌合孔5aが 形成してあり、その外周は比重の高い金属5bで被覆したもので、その内部には 弾性質部材5cとして合成ゴム部が充填してあり、この嵌合孔にはカートリッジ 本体1の先端が着脱可能に嵌合するものである。そして、ウエイト5は、カート リッジ全体の比重を1以上にするものでなければならない。
【0011】 したがって、本考案に係るカートリッジ本体1は、下向きにしてその下端の栓 体4をウエイト5の嵌合孔5aに当て、そのまま押下すれば、この栓体の外周に このウエイトが嵌合し、そのまま加熱器内の湯内に投入すると、このウエイトに 嵌合した状態でこのカートリッジ本体1は栓体4を下端にして、この湯内に垂直 状態を保持した状態で挿置される。 そして、カートリッジ本体1内の充填材2 が所定温度に加熱されると、気泡は当然プランジャ3との接合部に集中し、その まま引き上げて栓体4に嵌合しているウエイト5を外し、充填器に装填すればよ い。ウエイト5を外すのは、適宜の角部に掛止して引くだけで容易に離脱するこ とができる。また、カートリッジ本体1とウエイト5との嵌合強度は、このカー トリッジ本体が加熱器の湯上に浮上するのを防止できる限度の軽いもので十分で ある。また、嵌合孔5は、図示のように貫通孔状態のものに限定されるものでは なく、溝、またはめくら孔状態のものでもよい。
【0012】 次に、他の実施例を図3,4により説明すると、ウエイト51には複数の嵌合 孔51a・・が形成してあり、 中央部に把持用の棒51bを立設したものであ る。この実施例では、複数のカートリッジ本体1の先端を嵌合孔51aに植設す ることができ、カートリッジ本体を植設した状態で把持用の棒51bを持って、 加熱器内に挿置したり、取り出したりすることができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、カートリッジ本体の破裂事故が防止され、印象材を加熱器で加熱す る場合に湯面上に浮上することなく垂直状態を保持することができるので、適正 な姿勢で加熱することができ、 歯形の採取を敏速に行うことができるものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図である。
【図2】ウエイトの断面図である。
【図3】他の実施例を示す平面図である。
【図4】図3のa−a断面図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ本体 2 印象材 3 プランジャ 4 栓体 5 ウエイト 5a 嵌合孔 51 ウエイト 51a 嵌合孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂にて成形した筒状カートリッジ
    本体の内部に歯科用寒天印象材を充填し、このカートリ
    ッジ本体内には印象材の後端に接合状態にプランジャを
    移動可能に挿置し、先端開口部を栓体で封止してなる印
    象材カートリッジタイプ用であって、 上記カートリッジ本体の上記先端開口部の外周に、上記
    カートリッジの比重を1以上にし、かつ上記カートリッ
    ジ本体の先端が着脱可能に嵌合する嵌合孔を有すること
    を特徴とする歯科用寒天印象材カートリッジタイプ用の
    ウエイト。
JP1992084351U 1992-11-13 1992-11-13 歯科用寒天印象材のカートリッジ Expired - Lifetime JP2542561Y2 (ja)

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JPH0638928U true JPH0638928U (ja) 1994-05-24
JP2542561Y2 JP2542561Y2 (ja) 1997-07-30

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63122068U (ja) * 1987-01-31 1988-08-08
JPH0237772U (ja) * 1988-09-06 1990-03-13

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63122068U (ja) * 1987-01-31 1988-08-08
JPH0237772U (ja) * 1988-09-06 1990-03-13

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