JPH0638743Y2 - チェンブロック式滑車バランサー - Google Patents

チェンブロック式滑車バランサー

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Publication number
JPH0638743Y2
JPH0638743Y2 JP1985011580U JP1158085U JPH0638743Y2 JP H0638743 Y2 JPH0638743 Y2 JP H0638743Y2 JP 1985011580 U JP1985011580 U JP 1985011580U JP 1158085 U JP1158085 U JP 1158085U JP H0638743 Y2 JPH0638743 Y2 JP H0638743Y2
Authority
JP
Japan
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pulley
chain
small
balancer
weight
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1985011580U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61127035U (ja
Inventor
泰男 横田
俊三 玉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Dengyo Inc
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Dengyo Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電車線の張力を自動的に調整するバランサーに
関するものである。
〔従来の技術〕 従来の滑車式バランサーはワイヤーを用いているので、
大小の滑車を巡る部分が捲取りと捲戻しの繰り返し応力
により疲労し、特に小滑車を巡る部分は湾曲度がきつい
ので疲労がはげしい。このため従来品は絶えず油を塗布
することを要し、油が無くなると摩擦や銹により小滑車
を巡る部分に素線切れを生じ、このためワイヤーが切断
し、電車線が線路上に垂れ下がって大事故が発生すると
いう問題点がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、耐久性を有し、特に油切れによる断線を無く
して、保守の省力化と大事故の発生を防止する、構造が
簡単でかつ汎用性を有する電車線用バランサーを提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、滑止めを有する大小の滑車を同軸上に固定し
てブラケットに承持させ、重錘に連なるチェンを大滑車
に捲付けてその周縁に固定し、電車線の引止めヨークに
連なるチェンを前記小滑車とこの小滑車の下方で、ブラ
ケットに支持したアーム下端に設けた補助滑車とに逆S
字形に巡って捲付け、このチェンの先端をたるませたの
ち前記アームに固定し、かつ前記大滑車を渦巻形に作っ
て重錘のトルクを増大するようにしたことを要旨とす
る。
〔作用〕
本考案の電車線用バランサーは、電車線の張力が低下す
ると重錘が大滑車を回転させ電車線の引止めヨークに連
なるチェンを小滑車とこれに従動する補助滑車の回転に
より巻取って電車線の緩みを除く。
一方、電車線が緊張し過ぎると大滑車及び小滑車並びに
小滑車に従動する補助滑車を上記とは逆方向に回転して
電車線の引止めヨークに連なるチェンを繰り出して電車
線の張力を適正に維持する。
上記の場合において、大滑車の回転量に応じて重錘によ
るトルクが変化して電車線の張力を適正に維持する。ま
た、電車線の引止めヨークに連なるチェンは、その予想
必要長を補助滑車とアームの間に単にたるませておくだ
けでよく、電車線の長さ等により小滑車及び補助滑車の
形状を変更する必要がない。
〔実施例〕
第1〜3図に示す実施例において、1は地面Aに樹立し
た支柱で、倒V字形に結合したブラケット2,3をバンド
4,5により支柱1の頂部に取り付け、手前側と向こう側
のブラケット2,2の先端に枢軸6を架着し、支柱の中腹
部に設けたブラケット7,7に案内杆8,8を連結する。
10は中心に吊り杆11を挿通した重錘で、両端の突片12,1
2に案内杆8,8を嵌挿し、重錘10をブラケット7,7の間で
昇降自由に装架する。13は引止めヨークで、碍子14とワ
イヤ15を介して電車線(図示なし)に連なっている。以
上の構成は公知の電車線用バランサーとほぼ同じである
から詳細な説明を省略する。
16は細巾の溝車状を呈する大滑車で、枢軸6に遊嵌して
ブラケット2,3に支持させ、上半周に捲付けたリングチ
ェン(以下チェンという)17の前端(左端)を前縁中央
の止め孔18に固定し、チェン17の後部を下方へ垂れ下が
らせて重錘の吊り杆11に連結する。ここに大滑車16はそ
の溝底面を巡って細溝(図示なし)を切っており、チェ
ン17をこの細溝に喰い込ませてすべりをなくす。またこ
の大滑車は止め孔18から時計方向に次第に半径を増加す
る渦巻形に作り、チェン17が捲取られるに従って重錘10
によるトルクが次第に増加するようにしておく。
20,20は細巾の溝車状を呈する2つの小滑車で、大滑車1
6の両側面に同軸に添わせかつ一体に結合して枢軸6に
遊嵌し、引止めヨーク13に連結した2本のリングチェン
(単にチェンという)21,21をこの小滑車20,20に上部か
ら後部に掛け、溝底面を巡る細溝22にチェン21を喰い込
ませてすべりをなくす。
23はブラケット2の先端に結合したアームで、まっすぐ
に下方へ伸ばして中腹部をステイ24によりブラケット3
に連結し、このアーム23を手前側と向こう側に設けて中
腹部の片持ち軸25に小径の補助滑車26を遊嵌する。この
補助滑車26は小滑車と同じ直径で同じ形状に作り、溝底
面を巡る細溝(図示なし)にチェン21を喰い込ませてす
べりをなくす。チェン21は小滑車20と補助滑車26を逆S
字形に巡り、それぞれの溝底面の細溝によりすべりを阻
止し、補助滑車26の下方にたるみをもたせてアーム23の
下端の止め孔27に固定する。
本考案の一実施例は以上の構成からなり、電車線の引止
めヨーク13に連なるチェン21,21は小滑車20,20と補助滑
車26,26を逆S字形に巡り、各滑車の溝底面の細溝に喰
い込んですべりを阻止され、重錘10に連なるチェン17は
小滑車20,20と同軸かつ一体の大滑車16に掛けられてお
り、重錘10がチェン17,21と大小の滑車16,20を介して電
車線を適度に緊張させている。本実施例において電車線
が緩むとき重錘10が大小の滑車16,20を時計方向に回転
させ、引止めヨーク13を引張って電車線の緩みを除き、
電車線が緊張しすぎると大小の滑車16,20が反時計方向
に回転してチェン17を捲取り、チェン21,21を緩めて引
止めヨーク13を左方へ動かすことにより電車線の余分な
緊張を除く。大滑車16は時計方向に次第に半径を増加す
る渦巻形をなすから、大滑車が反時計方向に回転すると
重錘10によるトルクが増加するので、電車線が緩みすぎ
ることはない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、従来のワイヤーに代えて、電車線の引
止めヨークに連ねてチェンを用いたので、従来のバラン
サーと比較して耐久性があり、特に従来のバランサーの
ように油切れによる断線のおそれがなくなるため、油の
塗布間隔を長くでき、保守の省力化と大事故の発生を防
止することができる。
また、電車線の引止めヨークに連なるチェンは、小滑車
とこれに従動する補助滑車の間で確実に保持されるとと
もに摩耗等がなく、また、チェンは、その予想必要長を
補助滑車とアームの間に単にたるませておくだけでよ
く、電車線の長さ等により小滑車及び補助滑車の形状を
変更する必要がなく、簡単かつコンパクトな構造でもっ
て汎用性を有するものである。
さらに、大滑車を渦巻形に形成したので、大滑車の回転
量に応じて重錘によるトルクが変化し、電車線の張力を
適正に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図は要部
の拡大平面図、第3図は小滑車の部分拡大断面図であ
る。 1は支柱、2と3はブラケット、10は重錘、13は引止め
ヨーク、16は大滑車、17はチェン、20は小滑車、21はチ
ェン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−22336(JP,U) 特公 昭59−17024(JP,B2) 実公 昭42−18029(JP,Y1) 実公 昭34−6007(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】滑止めを有する大小の滑車を同軸上に固定
    してブラケットに承持させ、重錘に連なるチェンを大滑
    車に捲付けてその周縁に固定し、電車線の引止めヨーク
    に連なるチェンを前記小滑車とこの小滑車の下方で、ブ
    ラケットに支持したアーム下端に設けた補助滑車とに逆
    S字形に巡って捲付け、このチェンの先端をたるませた
    のち前記アームに固定し、かつ前記大滑車を渦巻形に作
    って重錘のトルクを増大するようにしたチェンブロック
    式滑車バランサー。
JP1985011580U 1985-01-29 1985-01-29 チェンブロック式滑車バランサー Expired - Lifetime JPH0638743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985011580U JPH0638743Y2 (ja) 1985-01-29 1985-01-29 チェンブロック式滑車バランサー

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JP1985011580U JPH0638743Y2 (ja) 1985-01-29 1985-01-29 チェンブロック式滑車バランサー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61127035U JPS61127035U (ja) 1986-08-09
JPH0638743Y2 true JPH0638743Y2 (ja) 1994-10-12

Family

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JP1985011580U Expired - Lifetime JPH0638743Y2 (ja) 1985-01-29 1985-01-29 チェンブロック式滑車バランサー

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822336U (ja) * 1981-08-07 1983-02-12 三和テッキ株式会社 架線の流れ防止型滑車式張力バランサ
JPS5917024A (ja) * 1982-07-19 1984-01-28 Hitachi Ltd 低温用回転機の転り軸受

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61127035U (ja) 1986-08-09

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