JPH0638563Y2 - 熱間圧延設備のテーブルローラ - Google Patents
熱間圧延設備のテーブルローラInfo
- Publication number
- JPH0638563Y2 JPH0638563Y2 JP1990033980U JP3398090U JPH0638563Y2 JP H0638563 Y2 JPH0638563 Y2 JP H0638563Y2 JP 1990033980 U JP1990033980 U JP 1990033980U JP 3398090 U JP3398090 U JP 3398090U JP H0638563 Y2 JPH0638563 Y2 JP H0638563Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- table roller
- ceramic
- alumina
- hot rolling
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 帯鋼のエッジが加熱するため設けられる誘導加熱装置を
備えた熱間圧延設備のテーブルローラに関する。
備えた熱間圧延設備のテーブルローラに関する。
従来技術 熱間圧延設備では、粗圧延工程と仕上圧延工程との間に
渦電流による誘導加熱装置を設け、仕上圧延工程に送ら
れる前の帯鋼のエッジを加熱して巾方向の温度を均一化
し、仕上圧延の均一化を行うようにしている。
渦電流による誘導加熱装置を設け、仕上圧延工程に送ら
れる前の帯鋼のエッジを加熱して巾方向の温度を均一化
し、仕上圧延の均一化を行うようにしている。
第３図はその一例を示すもので、テーブルローラ１で搬
送される帯鋼２の両エッジに対応した箇所に一対のイン
ダクター３がそれぞれ一定の間隔を存して設置され、誘
起される渦電流でエッジ部を加熱して帯鋼２の温度を巾
方向で均一化している。
送される帯鋼２の両エッジに対応した箇所に一対のイン
ダクター３がそれぞれ一定の間隔を存して設置され、誘
起される渦電流でエッジ部を加熱して帯鋼２の温度を巾
方向で均一化している。
考案が解決しようとする問題点 熱間圧延設備等の粗圧延工程と仕上圧延工程との間に配
置されるテーブルローラにおいては、誘導加熱装置によ
り誘起された渦電流が第２図に示すように、テーブルロ
ーラ１と帯鋼２間の電流経路にて循環しているが、帯鋼
２がテーブルローラ１より離れるとき、上記電流経路が
遮断されることによりスパークが発生し、テーブルロー
ラ１の表面にスパーク疵が発生することがある。テーブ
ルローラ表面にこうしたスパーク疵が発生すると、グラ
イダー等による研磨作業が必要となり、作業中、圧延を
休止せざるを得なくなるため生産性が低下する。
置されるテーブルローラにおいては、誘導加熱装置によ
り誘起された渦電流が第２図に示すように、テーブルロ
ーラ１と帯鋼２間の電流経路にて循環しているが、帯鋼
２がテーブルローラ１より離れるとき、上記電流経路が
遮断されることによりスパークが発生し、テーブルロー
ラ１の表面にスパーク疵が発生することがある。テーブ
ルローラ表面にこうしたスパーク疵が発生すると、グラ
イダー等による研磨作業が必要となり、作業中、圧延を
休止せざるを得なくなるため生産性が低下する。
本考案の目的は、テーブルローラと帯鋼との間で発生す
るスパークを防止し、テーブルローラ表面に付くスパー
ク疵を防止してスパーク疵の形成による研磨作業等の手
入れをなくし、これによる圧延の休止を招くことのない
ようにしたものである。
るスパークを防止し、テーブルローラ表面に付くスパー
ク疵を防止してスパーク疵の形成による研磨作業等の手
入れをなくし、これによる圧延の休止を招くことのない
ようにしたものである。
問題点の解決手段 本考案のテーブルローラはそのため、表面に耐熱性のあ
る絶縁層を設けたものである。すなわち本考案は、テー
ブルローラで搬送される帯鋼のエッジを加熱する誘導加
熱装置を備えた熱間圧延設備において、少なくとも表面
耐熱性を有する電気絶縁層を設けたことを特徴とするも
のである。
る絶縁層を設けたものである。すなわち本考案は、テー
ブルローラで搬送される帯鋼のエッジを加熱する誘導加
熱装置を備えた熱間圧延設備において、少なくとも表面
耐熱性を有する電気絶縁層を設けたことを特徴とするも
のである。
耐熱性を有する電気絶縁層としては、アルミナ系セラミ
ックの如きセラミックによるものが代表的な好ましい例
として挙げられる。
ックの如きセラミックによるものが代表的な好ましい例
として挙げられる。
作用 テーブルローラ表面が電気絶縁されていることによりテ
ーブルローラと帯鋼間に渦流による循環経路が形成され
なくなり、そのため帯鋼がテーブルロールより離れると
きにもスパークが発生しない。
ーブルローラと帯鋼間に渦流による循環経路が形成され
なくなり、そのため帯鋼がテーブルロールより離れると
きにもスパークが発生しない。
実施例 第１図は、第３図に示すテーブルローラ１のボディに耐
熱性と電気絶縁性に優れたセラミック、例えばアルミナ
系セラミックを直接溶射し、その表面にアルミナ系セラ
ミック層４を形成したテーブルローラ５を示すものであ
る。
熱性と電気絶縁性に優れたセラミック、例えばアルミナ
系セラミックを直接溶射し、その表面にアルミナ系セラ
ミック層４を形成したテーブルローラ５を示すものであ
る。
別の実施例では、テーブルローラのボディにアルミナ系
セラミックを照射する代りにアルミナ系セラミックを素
材とするスリーブが外嵌され、テーブルローラを被覆す
るようにされる。
セラミックを照射する代りにアルミナ系セラミックを素
材とするスリーブが外嵌され、テーブルローラを被覆す
るようにされる。
更に別の実施例では、表面にアルミナ系セラミックを溶
射した鋼管がテーブルローラに外嵌される。
射した鋼管がテーブルローラに外嵌される。
考案の効果 本考案のテーブルローラは以上のように、ボディの表面
に耐熱性を有する電気絶縁層を設けたもので、テーブル
ローラと帯鋼との間で発生するスパーク現象が防止さ
れ、テーブルローラ面に生ずるスパーク疵をなくすこと
ができる。そしてこの結果、スパーク疵の発生によるテ
ーブルローラ面の手入れが不要となり、手入れのために
要する圧延の休止をなくして生産性を上げることができ
る。
に耐熱性を有する電気絶縁層を設けたもので、テーブル
ローラと帯鋼との間で発生するスパーク現象が防止さ
れ、テーブルローラ面に生ずるスパーク疵をなくすこと
ができる。そしてこの結果、スパーク疵の発生によるテ
ーブルローラ面の手入れが不要となり、手入れのために
要する圧延の休止をなくして生産性を上げることができ
る。
第１図は本考案に係るテーブルローラの断面図、第２図
は従来のテーブルローラにおける渦電流の流れを示す
図、第３図は誘導加熱装置部の概略図である。 １、５……テーブルローラ、２……帯鋼 ３……インダクター ４……アルミナ系セラミック層
は従来のテーブルローラにおける渦電流の流れを示す
図、第３図は誘導加熱装置部の概略図である。 １、５……テーブルローラ、２……帯鋼 ３……インダクター ４……アルミナ系セラミック層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−68106（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−317911（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−245911（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−71410（ＪＰ，Ｕ)
Claims (5)
- 【請求項１】テーブルローラで搬送される帯鋼のエッジ
を加熱する誘導加熱装置を備えた熱間圧延設備におい
て、少なくとも表面」に耐熱性を有する電気絶縁層を設
けたことを特徴とするテーブルローラ。 - 【請求項２】電気絶縁層はセラミックによって形成され
る請求項１記載のテーブルローラ。 - 【請求項３】セラミックはアルミナ系セラミックである
請求項２記載のテーブルローラ。 - 【請求項４】セラミックはアルミナ系セラミックをロー
ラボディに溶射することによって形成される請求項１記
載のテーブルローラ。 - 【請求項５】セラミックはアルミナ系セラミックを溶射
した鋼管を外嵌することによって形成される請求項１記
載のテーブルローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990033980U JPH0638563Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 熱間圧延設備のテーブルローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990033980U JPH0638563Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 熱間圧延設備のテーブルローラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03126208U JPH03126208U (ja) | 1991-12-19 |
| JPH0638563Y2 true JPH0638563Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=31538057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990033980U Expired - Lifetime JPH0638563Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 熱間圧延設備のテーブルローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638563Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004530049A (ja) * | 2001-06-15 | 2004-09-30 | エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 特に炉で加熱された金属のストリップ材料を搬送するためのローラテーブルローラ |
| WO2004089041A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | トランスバース型誘導加熱装置 |
| CN100406147C (zh) * | 2004-09-08 | 2008-07-30 | 三菱电机株式会社 | 横置式感应加热装置及横置式感应加热系统 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20080236235A1 (en) * | 2004-01-21 | 2008-10-02 | Yoshimichi Hino | Heat-Treatment Apparatus for Steel Plate and Manufacturing Line of Steel Plate Having the Heat-Treatment Apparatus |
-
1990
- 1990-03-29 JP JP1990033980U patent/JPH0638563Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004530049A (ja) * | 2001-06-15 | 2004-09-30 | エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 特に炉で加熱された金属のストリップ材料を搬送するためのローラテーブルローラ |
| WO2004089041A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | トランスバース型誘導加熱装置 |
| CN100406147C (zh) * | 2004-09-08 | 2008-07-30 | 三菱电机株式会社 | 横置式感应加热装置及横置式感应加热系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03126208U (ja) | 1991-12-19 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |