JPH0638486Y2 - 無線電話機のアンテナ構造 - Google Patents

無線電話機のアンテナ構造

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JPH0638486Y2
JPH0638486Y2 JP1985157865U JP15786585U JPH0638486Y2 JP H0638486 Y2 JPH0638486 Y2 JP H0638486Y2 JP 1985157865 U JP1985157865 U JP 1985157865U JP 15786585 U JP15786585 U JP 15786585U JP H0638486 Y2 JPH0638486 Y2 JP H0638486Y2
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JP
Japan
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antenna
loop
magnetic
laminated
coil
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JP1985157865U
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JPS6266410U (ja
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稔 高谷
行夫 広川
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は無線電話機のアンテナ構造に関する。
〔従来技術とその問題点〕
無線携帯電話機のアンテナとしては、通常ホイツプアン
テナが用いられている。しかし、電話機本体からの長い
突出物は電話機の携帯、操作、スペース等の点で何かと
不便である。
一般に携帯無線機においてそのケース、蓋等を利用して
ループアンテナを配置することは公知である。しかし、
この型のループアンテナは空心コイルであってインピー
ダンスが低く、また直接受信回路に接続されているため
にインピーダンス整合が実現できず感度が低い欠点があ
る。
〔考案の目的〕
本考案は、ループアンテナを内蔵した電話機において、
その携帯性、操作性を犠牲にしないでアンテナ感度を向
上させることを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、ケース内面又はプリント基板の周部に沿って
ループ状に導体箔等のアンテナを設けた携帯無線電話機
において、前記アンテナのループ内に開磁路構造(コイ
ル導体の内部はフェライト等の磁性体で構成し、コイル
導体外側は非磁性体で構成されている)の積層アンテナ
を設けて受信信号をピックアップすることを特徴とす
る。ループアンテナは電波をキャッチしてそのループ内
の電磁界強度を強める。積層アンテナでこれをピックア
ップする。積層アンテナは小さな専有面積でかつ多くの
巻き数を取れるので、入力インピーダンスが高くなり、
インピーダンス整合が取れるため受信感度が高くなる。
こうして、ループアンテナで信号を直接ピックアップす
る場合よりも受信感度が高くなる。
〔考案の構成〕
図面を参照して本考案の携帯電話機を詳しく説明する。
第1図は電話機の外観を示し、通常の電話のハンドセツ
トの形をしており、送話部1、受話部2、ダイヤルボタ
ン部3及びプラスチツクケース4を含む。第2図のよう
にケース4の内部には、送受話及びダイヤルパルス送出
回路5(周知なので詳細は省略)及び電源電池6が収容
されている。回路5及び電池6を取囲む形で、ケースの
周部に沿つて導電箔の条帯が固着されてループアンテナ
7を形成している。このループアンテナの一部は適当な
入力部コイルと結合させることにより回路5と結合させ
ることができる。
ループアンテナは例えばケース4の内面に、或いはプリ
ント基板の周辺に沿つて導電箔を貼りつけるとか、導電
ペーストを塗布乾燥するなどの方法で固着できる。アン
テナの効率はループの面積に比例するので、ケースの周
部に沿つてできる限り大きいループを形成させる。
ループアンテナを送受回路5に結合させる手段の1例と
して積層アンテナ8を用いることが考えられる。例えば
受信時を考えると、ループアンテナ7に誘起される受信
電流を積層アンテナ8によりピツクアツプさせ、これを
回路5に結合させる。本例では積層アンテナ自体もアン
テナとして役立ち、無線の送受を行いうる。換言する
と、ループアンテナ7は積層アンテナ周辺の電磁界を強
化し、それを積層アンテナがピツクアツプすることにな
る。
積層アンテナ8は従来公知の積層トランスと同様な方法
で構成できる。ただし、アンテナとして機能するには導
体コイルが作るループを貫く磁束の流れが開磁路になる
こと、すなわち空気中を通ることが必要である。積層ア
ンテナ8の製造例を第3図に示す。(A)ないし(Q)
は製造工程順を示す平面図であり、電気絶縁性フエライ
ト粉のペーストより磁性層を、Ag、Ag−Pd等の導体ペー
ストよりコイル用導体を作る。
まず同図(A)に示すように絶縁体層11を形成する。次
に、同図(B)に示すように、引出し端1Sを有するL字
形のコイル形成用導電パターン12をこの絶縁体層11上に
印刷する。次に、同図(C)に示すように絶縁体層11の
中央部分に高透磁率の磁性体パターン13を印刷する。本
実施例では磁性体パターン13と導電パターン12とがぴつ
たりと隣接した状態を図示するが、これは最も好ましい
態様を例示するものであり、以下においてもコイル形成
用導電体と磁性体パターン間のこの位置関係が保持され
るものとする。ただし、製造上の公差により磁性体パタ
ーン13と導電パターン12とが若干離間することもある
が、何等差支えない。次に、同図(D)に示すように、
導電パターン12の下半分および絶縁体層11の下半分(た
だし磁性体パターン13の部分を除く)を覆うU字形の非
磁性絶縁体層14を印刷し、次いで同図(E)に示すよう
に逆L字形のコイル形成用導電パターン15を、その一端
を導電パターン12の端部と重畳させて、印刷する。次
に、同図(F)に示すように磁性体パターン13上に同じ
く磁性体パターン16を印刷する。その後同図(G)に示
すように、今度は上半分に磁性体パターン16の部分を除
くように逆U字形の非磁性絶縁体層17を印刷し、次に同
図(H)に示すように、略逆コ字形の導電パターン18
を、その一端を導電パターン15の端部と重畳させて、印
刷し、その他端を右側面に露出させ、引出し端1Fを形成
する。かくして、引出し端1Sおよび1Fを有する開磁路型
のコイルの1次のコイルが導電パターン12、15および18
によつて形成されたことになる。通常は、コイルの巻回
数は図示の場合より多いから、第3図(B)ないし
(G)の工程(ただし引出し端は形成しない)を所定の
巻回数になるまで繰返し、所定巻回数になつたら同図
(H)の工程を実施することになる。次に、同図(I)
に示すように磁性体パターン16の部分を除く全面に絶縁
体層19を印刷し、次いで同図(J)に示すように磁性体
パターン16上に磁性体パターン20を印刷する。次に、同
図(K)に示すように左側面に引出し端2Sを有する逆L
字形のコイル用導電パターン21を印刷する。次に、同図
(L)に示すように、磁性体パターン20の部分を除く上
半分を覆う逆U字形の非磁性絶縁体層22を印刷し、その
後同図(M)に示すようにL字形の導電パターン23を、
その一端を導電パターン21の端部と重畳させて、印刷す
る。次に、同図(N)に示すように、磁性体パターン20
の部分を除く下半分を覆うU字形の非磁性絶縁体層24を
印刷し、次いで同図(O)に示すように略コ字形の導電
パターン25を、その一端を導電パターン23の端部に重畳
させて、印刷し、その他端を左側面に露出させ、引出し
端2Fを形成する。かくして、引出し端2Sおよび2Fを有す
る開磁路型のコイルの2次コイルが導電パターン21、23
および25によつて形成されたことになる。この2次コイ
ルの場合にも第3図(K)ないし(N)の工程(ただし
引出し端は形成しない)を所定の巻回数になるまで繰返
した後同図(O)の工程を実施することになる。最後
に、同図(P)に示すように全面に絶縁体層26を印刷
し、積層を終了する。この積層体を所定の温度および時
間で焼成して一体化された焼結体とし、さらに同図
(Q)に示すように、引出し端1S、1F、2S、2Fに外部接
続端子27S、27F、28S、28Fを被着、焼付け、かくして積
層型平板アンテナを得る。第4図は第3図(Q)を3−
3線にて切断した積層型平板アンテナの断面図である。
第5図は積層アンテナの等価回路図である。導電パター
ンは磁性体の部分から外方へ露出した形になつているか
ら、アンテナとして必要な開磁路構造が得られている。
なお、積層アンテナの併用は望ましいとは言え、他の結
合手段を用いても良いことは勿論である。
〔作用効果〕
以上のように、本考案はループアンテナを携帯用電話機
の内部に設けたから、携帯性が改善され、外観が良く、
操作性も良くなる。またループを許される範囲で大きく
ケース周部近くに沿つてめぐらせることにより感度の良
いループアンテナとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の携帯用電話機の斜視図、第2図は同電
話機の内部構造を示す図、第3図は積層アンテナの製造
工程を示す工程図、第4図は同積層アンテナの断面図、
及び第5図は同積層アンテナの等価回路図である。 4:ケース 5:回路 6:電池 7:ループアンテナ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−158702(JP,A) 実開 昭58−85380(JP,U) 実開 昭58−88457(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線電話機のケース内面またはプリント基
    板の周部に沿ってループ状にアンテナを設け、前記アン
    テナのループ内に、複数の磁性層と、それらの外周に隣
    接する複数の非磁性層と、複数の約半ターン分の導体片
    とを、該導体片が前記磁性層にほぼ隣接するようにして
    且つ導体片が前記非磁性層を間に介在して周回するコイ
    ルを形成するようにして積層した交互積層体よりなる開
    磁路構造の積層アンテナを設け、これを受信回路に接続
    したことを特徴とする無線電話機のアンテナ構造。
  2. 【請求項2】前記ループ状アンテナは導体箔又は導電ペ
    ーストを固着したものである前記第1項記載の無線電話
    機のアンテナ構造。
JP1985157865U 1985-10-17 1985-10-17 無線電話機のアンテナ構造 Expired - Lifetime JPH0638486Y2 (ja)

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JPS6266410U JPS6266410U (ja) 1987-04-24
JPH0638486Y2 true JPH0638486Y2 (ja) 1994-10-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5151094A (en) * 1990-03-20 1992-09-29 Sage Products, Inc. Suction swab
JP2549148Y2 (ja) * 1991-07-17 1997-09-30 株式会社村田製作所 ループアンテナ
JP6031970B2 (ja) * 2012-11-26 2016-11-24 株式会社村田製作所 アンテナコイル、部品内蔵基板および通信端末装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5885380U (ja) * 1981-12-03 1983-06-09 パイオニア株式会社 プリント基板
JPS5888457U (ja) * 1981-12-10 1983-06-15 パイオニア株式会社 受信機
JPS59171441U (ja) * 1983-04-28 1984-11-16 株式会社日立国際電気 小形携帯無線機のアンテナ取付け・接続構造

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JPS6266410U (ja) 1987-04-24

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