JP2549148Y2 - ループアンテナ - Google Patents

ループアンテナ

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JP2549148Y2
JP2549148Y2 JP1991055422U JP5542291U JP2549148Y2 JP 2549148 Y2 JP2549148 Y2 JP 2549148Y2 JP 1991055422 U JP1991055422 U JP 1991055422U JP 5542291 U JP5542291 U JP 5542291U JP 2549148 Y2 JP2549148 Y2 JP 2549148Y2
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JP
Japan
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loop antenna
antenna
wave filter
acoustic wave
surface acoustic
Prior art date
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JP1991055422U
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JPH0511515U (ja
Inventor
成彦 番場
一也 川端
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Transceivers (AREA)
  • Structure Of Receivers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ループアンテナの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ループアンテナは、周知のように磁界検
出型アンテナで、筐体に沿わせて放射導体(アンテナエ
レメント)を配設できることより、小型の携帯用無線機
等に用いられている。従来、かかる無線機では、図2に
示すようにループアンテナ5のエレメントのみ筐体6等
の外部に形成し、アンテナ5の給電端に設けられるバラ
ン7(平衡−不平衡変換器)やフィルタ8等の入力回路
9は、送受信回路10とともに当該筐体6の内部に設け
られている。
【0003】また、ループアンテナの給電方式において
は、ループアンテナ5が平衡入力型のアンテナであるこ
とから、前記送受信回路10が不平衡型で構成されてい
る場合は、通常、このループアンテナ5の給電端にバラ
ン7が挿入されるが、図3に示すようにループアンテナ
5のエレメントの一端Aを同軸線路11の外導体11a
に短絡させるとともに、このエレメントの一端Aをコン
デンサ12を介して同軸線路11の内導体11bに接続
してバラン7を省略するようにしたものも知られてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ループアンテナ5は、
磁界検出型アンテナよりアンテナエレメント5の内側の
空間13に、例えば前記入力回路9が設けられても放射
特性に対する影響が少ないが、上記従来の無線機は、バ
ラン7やフィルタ8等の入力回路9が筐体6内部に設け
られ、前記ループアンテナ5の内側空間13が有効に利
用されていない。
【0005】また、バラン7を省略するものでは、ルー
プアンテナ5のアンテナエレメントの形状が複雑とな
り、無線機筐体6に沿わせてアンテナを形成することが
困難となっている。
【0006】本考案は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、無線機の小型化を図ることのできるループア
ンテナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、ループ状の放射導体を含む面内の当該放
射導体の内側にフィルタが設けられたループアンテナで
あって、前記フィルタは、不平衡信号と平衡信号との信
号変換が可能な表面波フィルタで構成されているもので
ある。
【0008】
【作用】本考案によれば、ループアンテナの放射導体を
含む面内の当該放射導体の内側の空間を有効に利用して
表面波フィルタからなるフィルタがアンテナの給電端に
設けられている。ループアンテナの放射導体と表面波フ
ィルタとは、例えば受信装置の筐体側面に一体的にプリ
ント形成することができるので、筐体面からアンテナエ
レメント等を突出させることなくコンパクトに受信装置
を構成することが可能となる。
【0009】また、表面波フィルタは、不平衡信号と平
衡信号との信号変換が可能になっているので、不平衡電
流による受信感度の低下を生じることはない。また、別
途にバランを設ける必要がなく、この分入力回路の簡素
化も可能となる。
【0010】
【実施例】図1は、本考案に係るループアンテナの一実
施例を示す斜視図である。同図は、例えばページャ等に
使用される携帯用受信機1の筐体側面1a(絶縁体)に
ループアンテナ2が形成されたものである。また、ルー
プアンテナ2のアンテナエレメント2a(放射導体)の
内側には、表面波フィルタ3が形成されている。
【0011】前記ループアンテナ2のアンテナエレメン
ト2a及び表面波フィルタ3のエレメント3aは、例え
ばフォトエッチング、マスク印刷或いはマスク蒸着等に
より一体に筐体側面1aに形成される。
【0012】この表面波フィルタ3は、不平衡入力端3
1と平衡出力端32とを有し、この平衡入力端32は、
前記ループアンテナ2の給電端a−a′にプリントライ
ンにより接続されている。また、前記不平衡入力端31
の接地端子Gは筐体側面1aの内側のグランド板(シャ
ーシー)に接地され、出力端子Pには、筐体側面1aの
内側から同軸型の給電線4の信号線(中心導体)が接続
されている。なお、給電線4の外導体は、前記グランド
板に接続されている。また、給電線4は、この筐体内部
に設けられる受信回路(不図示)に接続され、前記ルー
プアンテナ2の受信信号を前記表面波フィルタ3を介し
て受信回路に導くようになっている。
【0013】上記構成において、ループアンテナ2は、
周知のように磁界検出型アンテナで、アンテナエレメン
ト2aで囲まれた空間を電波の磁界成分が鎖交すると、
この磁界成分の変位に応じてアンテナエレメント2aに
電流が流れ、電波を受信する。そして、この受信信号
は、前記給電端a−a′から表面波フィルタ3に入力さ
れ、この表面波フィルタ3で所望の周波数の信号が選択
されるとともに、不平衡型の信号に変換されて前記出力
端子Pから給電線4を介して受信回路に出力される。
【0014】上記のように、本考案は、ループアンテナ
2が磁界検出型アンテナであって、アンテナエレメント
2aで囲まれた空間、特にアンテナエレメント2aと同
一面内の領域5に導体が設けられている場合にも導体に
よる放射特性(又は受信特性)への影響が少ないことか
ら、この領域5にフィルタ3を設け、アンテナエレメン
ト2aとフィルタ3等からなる入力回路とをコンパクト
に構成するようにしたものである。これにより受信機1
の内部回路が簡単になり、受信機1の小型化が可能にな
っている。
【0015】特に、フィルタ3を表面波フィルタで構成
したので、ループアンテナ2及び表面波フィルタ3が受
信機1の筐体側面1aに一体に形成され、筐体から突出
することなく構成できる利点がある。また、ループアン
テナ2及び表面波フィルタ3は、フォトエッチング等に
より一体的に形成できるので、低コストで簡単に製造す
ることができる利点もある。
【0016】また、不平衡入出力型の表面波フィルタ3
とバラン(平衡−不平衡変換器)とからなる入力回路を
前記ンテナエレメント2a内の領域5に設けることもで
きるが、本実施例では、不平衡入力を平衡出力に変換し
て出力する表面波フィルタ3を用いているので、バラン
を介在させることなく表面波フィルタ3とループアンテ
ナ2を接続することができ、アンテナの入力回路を簡単
に構成することができる。また、受信機の筐体に不平衡
電流が流れないので、不平衡電流による受信感度の低下
を招くこともない。
【0017】なお、上記実施例では、受信機1の筐体側
面1aにループアンテナ2及び表面波フィルタ3を設け
る例を示したが、ループアンテナ2及び表面波フィルタ
3をシート状の支持部材に形成してアンテナ単体として
構成してもよい。
【0018】また、前記ループアンテナ2及び表面波フ
ィルタ3は、基板にプリントする構成に限らず、線条の
ループアンテナ2の内側空間に、薄型の表面波フィルタ
3のユニットをそのループアンテナと略同一の平面内に
構成するようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ループアンテナの放射導体の内側のスペースを有効に利
用して表面波フィルタからなるフィルタを設けるように
したので、受信機内の回路構成が簡単となり、受信機の
小型化が可能となる。特にループアンテナの放射導体と
表面波フィルタのエレメントとが受信機の筐体側面に一
体的に形成できるので、製造が簡単となり、コストの低
減となる。
【0020】更に、不平衡−平衡変換型の表面波フィル
タを用いているので、アンテナの給電端にバランを挿入
する必要がなく、この分アンテナ及び入力回路の構成が
簡単になるとともに、不平衡電流による受信感度の低下
を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るループアンテナが適用される受信
機の一実施例を示す斜視図である。
【図2】従来のループアンテナを用いた受信機の構成を
示す図である。
【図3】従来のループアンテナの給電方法の一実施例を
示す図である。
【符号の説明】
1 受信機 1a 筐体側面 2 ループアンテナ 3 表面波フィルタ 4 給電線 5 ループアンテナで囲まれた領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 1/38 H04B 1/38 (56)参考文献 特開 昭54−120592(JP,A) 特開 昭60−203010(JP,A) 特開 平4−196826(JP,A) 実開 昭58−59208(JP,U) 実開 昭62−66410(JP,U) 実開 昭58−96351(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ状の放射導体を含む面内の当該放
    射導体の内側にフィルタが設けられたループアンテナで
    あって、前記フィルタは、不平衡信号と平衡信号との信
    号変換が可能な表面波フィルタで構成されていることを
    特徴とするループアンテナ。
JP1991055422U 1991-07-17 1991-07-17 ループアンテナ Expired - Lifetime JP2549148Y2 (ja)

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JP1991055422U JP2549148Y2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 ループアンテナ

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JPH0511515U JPH0511515U (ja) 1993-02-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000158923A (ja) * 1998-11-27 2000-06-13 Pacific Ind Co Ltd タイヤ空気圧警報装置
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