JPH0638403A - 無停電電源装置の制御方法 - Google Patents

無停電電源装置の制御方法

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JPH0638403A
JPH0638403A JP4191933A JP19193392A JPH0638403A JP H0638403 A JPH0638403 A JP H0638403A JP 4191933 A JP4191933 A JP 4191933A JP 19193392 A JP19193392 A JP 19193392A JP H0638403 A JPH0638403 A JP H0638403A
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JP
Japan
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section
voltage
converter
power supply
load
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JP4191933A
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Inventor
Toshinobu Nozaki
俊信 野崎
Takashi Sano
尚 佐野
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直送無瞬断切換機能を有する無停電電源装置
において、直送切換時に発生する電圧の切れ込みを無く
し、無停電電源装置に接続された負荷の誤動作を防止す
る。 【構成】 交流/直流変換部、フィルタ部、蓄電池、直
流/交流変換部、直送バイパス部、及び切換スイッチか
ら成る無停電電源装置において、切換スイッチを直流/
交流変換部側より直送バイパス部側に切り換えた際に、
一時的に交流/直流変換部を停止し、直流電圧制御によ
る商用電圧の切れ込みを無くし、フィルタ部の電流が0
になってからたたび交流/直流変換部による直流電圧制
御を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無停電電源装置におい
て、商用電力を受電し、交流電圧を直流電圧に変換する
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に無停電電源装置の構成の一例を示
す。通常は入力部7より商用電力を受電し、交流/直流
変換部1にて直流に変換し、フィルタ部2のリアクトル
21, コンデンサ22を介して平滑化された直流電力が、直
流/交流変換部4により再び交流電力に変換され、切換
スイッチ6を介して出力部8より負荷に供給される。商
用電力が停電した場合には、蓄電池3より直流電力が直
流/交流変換部4に供給され、出力部8は無停電の状態
となる。
【0003】また、交流/直流変換部1、フィルタ部
2、蓄電池3、及び直流/交流変換部4の保守・点検を
行う場合、もしくは故障が生じた場合には、入力部7よ
り受電した商用電力を直送バイパス部5を介して、切換
スイッチ6を直送バイパス側に無瞬断にて切り換えて、
出力部8へ電力を供給する。
【0004】直流/交流変換部4の変換効率を高くし、
出力電圧波形の歪率を小さくするためには、直流/交流
変換部4の入力電圧は商用電力に変動が生じても一定で
ある方が望ましい。
【0005】また、交流/直流変換部1が蓄電池3の充
電機能を兼ねている場合は、蓄電池3の充電電圧に交流
/直流変換部1の出力電圧を合わせる必要があるので、
直流電圧制御機能を有する必要がある。
【0006】交流/直流変換部1の具体的な構成の一例
を図4に示す。三相交流を受電して逆阻止3端子サイリ
スタ11, 12, 13, 14, 15, 16にて整流ブリッジを構成し
た例である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2は図3及び図4に
て示した無停電電源装置の構成により運転した波形の例
を示している。
【0008】商用電圧 101が入力部7に印加される。該
商用電圧 101に対して直流電圧制御を行うためのサイリ
スタゲート信号 102が、逆阻止サイリスタ11〜16に印加
される。サイリスタゲート信号の図中に示した11〜16の
番号は、図4に示した逆阻止3端子サイリスタと対応し
ている。
【0009】商用電圧 101の図中に示したαは直流電圧
制御を行うための制御角で、この角度を変化させること
により交流/直流変換部1の出力電圧を制御することが
できる。
【0010】交流/直流変換部出力電圧 103は、商用電
圧 101に対しサイリスタゲート信号102に示したタイミ
ングで逆阻止3端子サイリスタ11〜16を点弧させた時
の、交流/直流変換部1の出力電圧波形である。
【0011】出力部8に負荷を接続した状態で交流/直
流変換部1によって直流電圧制御を行うと、サイリスタ
ゲート信号 102によって逆阻止3端子サイリスタ11〜16
が点弧するタイミングで、入力部7の電圧に悪影響を与
える。入力電圧 104はこの悪影響を受けた波形であり、
本例は三相のうちの一相のみを示している。
【0012】入力電圧 104には商用電圧 101の正弦波形
に対し、逆阻止3端子サイリスタ11〜16の点弧のタイミ
ングにて電圧に切れ込みが生じている。この電圧の切れ
込みは、逆阻止3端子サイリスタ11〜16が点弧の瞬間に
急に電流を流し出すために、商用電源の系統インピーダ
ンスによって、一時的に電圧降下が生じるため発生す
る。しかしながら、出力部8に負荷が接続されていない
状態では、交流/直流変換部1には微小な電流しか流れ
ないので、商用電源の系統インピーダンスでは一時的な
電圧降下を生じなくなり、入力部7の電圧は商用電圧 1
01と同様な正弦波となる。
【0013】通常無停電電源装置は直流/交流変換部4
側より負荷に電力が供給される。直流/交流変換部4の
出力電圧 106は入力電圧 104の波形に影響されず正弦波
であるので、負荷には正弦波が供給される。切換スイッ
チ6の切換信号 105に示すタイミングにて切換スイッチ
6を直流/交流変換部4側から直送バイパス部5側に切
り換える。しかしながら、切換スイッチ6を直送バイパ
ス部5に切り換えてから有る期間だけ、出力電圧 107に
示すような波形となる。これは、入力電圧 104の波形が
直送バイパス部5,切換スイッチ6を介して負荷に印加
されるためである。
【0014】切換スイッチ6を直送バイパス部5に切り
換えてから、ある期間だけ出力電圧107に切れ込みが入
る原因は、直流/交流変換部4より負荷に電流を供給し
ている間はフィルタ部2のリアクトル21に電流が流れ、
エネルギーが蓄積された状態になっている。該リアクト
ル21にエネルギーが蓄積された状態で切換スイッチ6を
直送バイパス部5に切り換えても、リアクトル21の電流
108は図示のように急には減少せず、リアクトル21に電
流が流れている期間は逆阻止3端子サイリスタ11〜16の
点弧と同時に急に電流が流れ出すモードが存在し、入力
部7の電圧には切れ込みが生じ出力部8は出力電圧 107
のような波形となる。
【0015】一般に、無停電電源装置の負荷はコンピュ
ータ及びオンラインの電子機器である。このような電子
機器に対し、出力電圧 107に示す電圧を印加すると誤動
作の原因となる。例えば金融機関のコンピュータ及びオ
ンラインの電子機器が誤動作し停止に至ると社会的な影
響を与える。社会的な影響の実例が日経コンピュータ19
90年7月16日号第80〜95頁に掲載されている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する方
法として、直流/交流変換部4より負荷に電力を供給し
ている状態で、切換スイッチ6を直送バイパス部5側に
切り換えると同時に、交流/直流変換部1に印加してい
た制御信号をオフ状態にし交流/直流変換部1を停止さ
せる。
【0017】フィルタ部2のリアクトル21に流れている
電流が0になってから再び交流/直流変換部1が直流電
圧制御を開始するように制御信号を印加する。
【0018】
【作用】上記制御を行うことにより、直送バイパス部5
より負荷に電力を供給し、且つリアクトル21に電流が流
れている期間に交流/直流変換部1が直流電圧制御を行
わなくなるので、該交流/直流変換部1に急に電流が流
れ出すモードが無くなって、商用電源の系統インピーダ
ンスは一時的な電圧降下を生じなくなるため、入力部7
の電圧は切れ込みが無い正弦波となる。入力部7の電圧
が正弦波となることにより、直送バイパス部5を介して
負荷に供給される電圧も正弦波となる。
【0019】
【実施例】図1は本発明による無停電電源装置の制御方
法によった場合の波形例を示している。切換スイッチ6
の切換信号 105に示すタイミングにて切換スイッチ6を
直流/交流変換部4側から直送バイパス部5側に切り換
えると同時に、サイリスタゲート信号 202をオフの状態
にし、交流/直流変換部1を停止の状態にする。交流/
直流変換部1には電流が流れなくなるので、入力電圧 2
04には切れ込みが発生しなくなり、この入力電圧 204が
直送バイパス部5、切換スイッチ4部6を介して出力部
8に送られるので、出力電圧 208は全く切れ込みが発生
しない正弦波となる。
【0020】交流/直流変換部1が停止すると、リアク
トル21に流れていた電流はリアクトル21の電流 208に示
すように次第に減少し、やがて0になる。サイリスタゲ
ート信号 202に示したように、リアクトル21の電流が0
になってから、再び交流/直流変換部1に制御信号を印
加し、交流交流/直流変換部1出力電圧 203に示すよう
に直流電圧制御を開始する。リアクトル21に流れる電流
の有無は、シャントや直流変流器(DCCT)により容易に検
出することができる。
【0021】交流/直流変換部1が停止していても、直
流/交流変換部4の入力には蓄電池3が接続されている
ため、該直流/交流変換部4は負荷に交流電圧を供給で
き、この期間に切換スイッチ6を直流/交流変換部4側
に切り換えてもなんら問題は無い。
【0022】図4に示した交流/直流変換部の構成例は
逆阻止3端子サイリスタにて構成した例であるが、自己
消弧能力のある半導体を用いたPWMコンバータにおい
ても同様の現象が生じるため、本発明による制御方法に
よって出力電圧に生じる切れ込みを無くすることができ
る。PWMコンバータについては、電気学会技術報告
(II部)第 345号「高性能半導体電力変換方式」の21〜
24頁に記載されているので、ここでの説明は省略する。
【0023】
【発明の効果】図1に示すような制御方法を用いること
により、無停電電源装置の出力部8の出力電圧は切れ込
みの無い正弦波となり、負荷として出力部8に接続され
るコンピュータ及びオンライン電子機器は誤動作を起こ
さなくなり、正常な状態で稼働することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御方法による無停電電源装置の各部
制御波形の例を示している。
【図2】従来の制御方法による無停電電源装置の各部制
御波形の例を示している。
【図3】無停電電源装置の構成の一例を示すブロック線
図である。
【図4】交流/直流変換部1の具体的な構成の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 交流/直流変換部 2 フィルタ部 21 リアクトル 22 コンデンサ 3 蓄電池 4 直流/交流変換部 5 直送バイパス部 6 切換スイッチ 7 入力部 8 出力部 11〜16 逆阻止3端子サイリスタ 101 商用電圧波形 102 従来のサイリスタゲート信号波形 103 従来の交流/直流変換部出力電圧波形 104 従来の入力電圧波形 105 切換スイッチ6の切換信号波形 106 直流/交流変換部4の出力電圧波形 107 従来の出力電圧波形 108 従来のリアクトル21の電流波形 202 本発明によるサイリスタゲート信号波形 203 本発明による交流/直流変換部出力電圧波形 204 本発明による入力電圧波形 207 本発明による出力電圧波形 208 本発明によるリアクトル21の電流波形

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電圧を直流電圧に変換するための直流
    電圧制御機能を有する直流/交流変換部と、直流電圧を
    平滑するためのフィルタ部と、商用電源が停電した際に
    電力を供給するための蓄電池と、直流を再び交流に変換
    するための直流/交流変換部と、保守点検時及び故障発
    生時に負荷に電力を供給するための直送バイパス部と、
    負荷に電力を供給する部分を直流/交流変換部もしくは
    直送バイパス部のいずれかに切り換えるための切換スイ
    ッチ部とから成る無停電電源装置において、 直流/交流変換部より負荷に電力を供給している際に、
    切換スイッチを直送バイパス側に切り換えると同時に交
    流/直流変換部を停止の状態にすることを特徴とする無
    停電電源装置の制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の無停電電源装置の制御方法
    において、交流/直流変換部を停止させた後、フィルタ
    部を流れる電流が0になってから再び交流/直流変換部
    の直流電圧制御を開始することを特徴とする無停電電源
    装置の制御方法。
JP4191933A 1992-07-20 1992-07-20 無停電電源装置の制御方法 Pending JPH0638403A (ja)

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