JPH05207680A - 無停電電源装置の切換方式 - Google Patents

無停電電源装置の切換方式

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JPH05207680A
JPH05207680A JP4009245A JP924592A JPH05207680A JP H05207680 A JPH05207680 A JP H05207680A JP 4009245 A JP4009245 A JP 4009245A JP 924592 A JP924592 A JP 924592A JP H05207680 A JPH05207680 A JP H05207680A
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JP
Japan
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inverter
current
power supply
output
power source
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Application number
JP4009245A
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English (en)
Inventor
Shogo Sugawara
章吾 菅原
Toshinobu Nozaki
俊信 野崎
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無停電電源装置を、直送給電からのインバー
タ給電への切換時に、直送とインバータとの一時的並列
状態を簡単に制御し、安定な切換を実現する。 【構成】 インバータが給電すべき電流を算出し、この
電流に対して所定のバンド幅を設け、インバータ電流が
そのバンド幅を越えないようオン−オフ制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータと商用電源と
の切換方式に関するもので、さらに詳細には商用電源か
らインバータへの切換方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の切換回路を示す。同図にお
いて、1は商用電源であるが、非常用発電機などでもよ
い。2,3は交流遮断器である。交流遮断器2と半導体
スイッチ4は負荷5へ給電可能なように構成されてい
る。以後この給電状態を商用給電と言う。
【0003】また、6はインバータで、半導体スイッチ
で構成され、高調波分を含んだ交流を出力する。無停電
電源装置では、インバータ6の入力段に交流−直流変換
部、及び蓄電池などが構成要素となるが、本発明には無
関係なので説明及び図示を省略する。
【0004】インバータ6の出力から高調波分を除去す
るために、リアクトル7とコンデンサ8とで構成されて
いるフィルタを介して、交流遮断器3を経由して負荷5
へ給電可能なように構成されている。この給電状態を以
後インバータ給電と言う。
【0005】インバータ給電から商用給電への切り換え
は、インバータ6を停止し、同時に半導体スイッチ4を
オンすることで行い、逆の場合にはインバータ6を予め
運転し、フィルタ8の電圧を商用電源1の電圧付近に保
った状態で、交流遮断器3あるいはこれに代わる半導体
スイッチをオンし、同時に半導体スイッチ4のゲートを
オフにすることで、半導体スイッチ4の電流は電源転流
しながら商用給電からインバータ給電に切り換わる。
【0006】この種の無停電電源装置では、インバータ
6を商用電源1に同期運転させながら相互を切り換える
ことが一般的ある。
【0007】さて、インバータ6には一般にオンオフ機
能可制御スイッチ(電気学会発行:“半導体電力変換回
路”第9頁参照)が使用されるから、停止と同時に前記
スイッチの電流も零となり、半導体スイッチ4をオンす
ることで給電系統が切り換わる。
【0008】ところが、半導体スイッチ4にはオン機能
可制御スイッチ(前記“半導体電力変換回路”参照)
が、サージ電流耐量や経済性の点から使用され易く、商
用給電からインバータ給電に切り換わる際、半導体スイ
ッチ4の電流が電源転流により零になるためには、最長
で商用電源1の半サイクル期間必要である。この期間は
商用電源1とインバータ6が並列接続状態にあり、両者
の電圧差(位相差)とリアクトル7で決まる電流が相互
間に流れる。
【0009】従来は、インバータ6の性能とリアクトル
7の容量等の関係から出力電圧が負荷5に障害を与える
電圧になるほどの電流は流れず、従って積極的な対策も
施されていなかった。
【0010】最近は、インバータ6に対し高速応答で高
精度かつ低波形歪みであるべきと言う要求が強まり、イ
ンバータ6の出力インピーダンスは定常的にも過渡的に
も非常に小さくせざるを得なくなっている。このような
インバータ6と商用電源1とを、たとえ半サイクルと言
えども並列接続すると、わずかな電圧差であっても両者
間に大きな電流が流れて、これが負荷5に対しては電圧
変動となって現れ、時には負荷5の健全な運転を妨げる
ことになり、はなはだ好ましくない。
【0011】この対策として、商用給電からインバータ
給電へ切り換える際、商用電源1とインバータ6とを並
列運転し、負荷電流を商用給電からインバータ給電に徐
々に移行し、商用電源1の電流が零(もしくは微小)に
なったところで半導体スイッチ4をオフすると言う方法
も考えられる。しかしながら、わずか半サイクル期間の
ために高価な部品を多数使用し、複雑な制御が必要であ
るので、良策とは言い難い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑みてなされたもので、簡単な制御で商用給電からイ
ンバータ給電への切り換えを実現できる方式を提供しよ
うとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの本発明の手段は、負荷への給電をインバータと商用
電源とを切り換えて行う無停電電源装置において、イン
バータを商用電源と同期運転させておき、商用給電から
インバータ給電に切り換える際、インバータが出力すべ
き電流を算出し、この電流に対して所定のバンド幅以内
にインバータの電流を制御することである。
【0014】
【作用】インバータ電流は、インバータが出力すべき電
流に対して、所定のバンド幅を越えることはないから、
商用電源とインバータ間に過大な電流が流れることはな
く、従ってこれによる出力電圧の変動も極めて少ない。
【0015】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。図3と同一
の構成要素には同じ符号を付してその説明は省略する。
9,10及び11はそれぞれ負荷5,コンデンサ8及びイン
バータ6の電流を検出するための電流検出器であり、各
出力をそれぞれiL ,iC 及びiI で表している。イン
バータ6の出力すべき電流iI はiL +iC で求められ
る。12は制御信号を得るための演算点で、iL +iC
I =εを求める。13は±Δiの検出値を持つ比較器
で、ε>+Δiの時インバータ6の電流を増加させる出
力を出し、ε<−Δiの時インバータ6の電流を減少さ
せる出力を出すよう構成する。
【0016】この構成により、インバータ6の電流はi
L +iC に対して所定の幅、すなわち±Δiの範囲内に
制御される。本図では、本発明の説明(すなわち切換時
の制御)に必要な部分だけを示しており、インバータ6
の通常の制御ブロックは図示していない。
【0017】インバータ6の出力にトランスを付加し、
その励磁電流ie が無視できない場合には、インバータ
電流iI はiL +iC +ie で算出されるので、比較器
13の入力はε=iL +iC +ie −iI とすればよい。
【0018】図2に商用給電からインバータ給電への切
換時の各電流波形の関係を模擬的に示す。同図におい
て、iL +iC とiI とで囲まれた部分の電流が切換時
に商用電源とインバータ間に流れる電流である。
【0019】このような方式で、インバータ電流を最長
でも半サイクル期間制御すると、やがて商用電源1の電
流が零になり半導体スイッチ4はオフし、インバータ6
からの給電状態になる。この状態ではiI =iL +iC
すなわちε=0となり(トランスの無い場合)、比較器
13は動作しなくなる。従ってこの状態では比較器13によ
る制御を切り離してもよいが、インバータ6の負荷電流
に対する一つの保護手段として切り離さずに残しておい
てもよい。
【0020】
【発明の効果】以上、本発明によれは、インバータが出
力すべき電流を算出し、この電流に対して所定のバンド
幅を設定し、このバンド幅以内にインバータ電流を制御
するので、商用電源とインバータ間に流れる電流は設定
したバンド幅以内の電流となって、従来のごとき過大な
電流にはなり得ない。従って、負荷電圧は過大電流によ
る電圧変動を受けることがなく、負荷へ安定な電力を供
給できその効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無停電電源装置の一実施例のブロ
ック線図である。
【図2】この実施例を説明するための電流波形図であ
る。
【図3】従来例の無停電電源装置を示すブロック線図で
ある。
【符号の説明】
1 商用電源 2,3 交流遮断器 4 半導体スイッチ 5 負荷 6 インバータ 7 リアクトル 8 コンデンサ 9,10,11 電流検出器 12 演算点 13 比較器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータを商用電源と同期させてお
    き、負荷への給電をインバータと商用電源とを切り換え
    て行う無停電電源装置において、商用電源からインバー
    タ給電へ切り換える際に、インバータが出力すべき電流
    を算出し、この電流に対して所定のバンド幅以内にイン
    バータ電流を制御することを特徴とする無停電電源装置
    の切換方式。
JP4009245A 1992-01-22 1992-01-22 無停電電源装置の切換方式 Pending JPH05207680A (ja)

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JP4009245A JPH05207680A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 無停電電源装置の切換方式

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JP4009245A JPH05207680A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 無停電電源装置の切換方式

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JPH05207680A true JPH05207680A (ja) 1993-08-13

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JP4009245A Pending JPH05207680A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 無停電電源装置の切換方式

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151291A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 電力供給装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151291A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 電力供給装置
JP4606999B2 (ja) * 2005-11-28 2011-01-05 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力供給装置

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