JPH0638361A - 制御電源装置 - Google Patents

制御電源装置

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JPH0638361A
JPH0638361A JP4189406A JP18940692A JPH0638361A JP H0638361 A JPH0638361 A JP H0638361A JP 4189406 A JP4189406 A JP 4189406A JP 18940692 A JP18940692 A JP 18940692A JP H0638361 A JPH0638361 A JP H0638361A
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浩明 武田
Yoshio Mizuno
水野  善夫
Ikuo Takeuchi
郁夫 竹内
Mitsuru Amimoto
満 網本
Satoru Sugano
覚 菅野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作ミスがなく、安全性の優れた制御電源装
置を提供する。 【構成】 操作スイッチ13を押下すると、トランジス
タ10がオンしマイクロコンピュータ50が電源が供給
され、トランジスタ20がオンしリレーのコイル2−B
が付勢され接点2−Aが閉じ、DC/DCコンバータ5
に電力が供給される。この際、DC/DCコンバータ5
の出力電圧が所定値以上にならないと、マイクロコンピ
ュータ50はトランジスタ20をオフし、DC/DCコ
ンバータ5への電力供給が遮断される。また、DC/D
Cコンバータ5の出力電圧が所定値以上になり制御状態
になっても出力電流が所定値以上になると、これをマイ
クロコンピュータ50は電流検出回路21により検出
し、トランジスタ20をオフし、DC/DCコンバータ
5への電力供給が遮断される。このようにして、電源異
常の際、電源遮断操作を忘れ安全性を欠くということが
なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置等に用い
られる制御電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチング電源等の制御電源の
保護回路として、電源出力の過電流を検出したり、過電
圧を検出してDC/DCコンバータ部の発振を制御して
電源回路が故障しないよう保護することはよく知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述の従
来例では、例えば電源の負荷が故障してショート状態と
なった場合、過電流検出により電源部は保護されるが、
この電源から電力供給される装置全体としては、故障し
た異常な状態であるにもかかわらず、通電されたままに
なっており、(a)不要なエネルギを消費しつづける。
また(b)装置の操作部の表示なども消灯してしまうの
で、操作者は装置の電源が切れていると勘ちがいしやす
く、そのまま放置されてしまう恐れがあるが、装置に異
常が生じている状態なので、放置されることは安全性の
点で好ましいものではない。
【0004】更に、電源の投入・遮断の指示を、押しボ
タンスイッチのような操作スイッチで行う場合、この操
作スイッチが(c)何らかの異常で閉状態のままとなっ
てしまった場合、電源が入りっぱなしとなってしまい安
全性に欠ける。また、(d)操作者が電源をオフしてす
ぐにまた電源をオンしようとした場合、電磁リレー駆動
用の電源が十分充電されないため動作しなくなってしま
う恐れもある。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、前述のような操作ミスがなく、安全性の優れ
た制御電源装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、制御電源装置を次の(1)〜(7)の
とおりに構成する。
【0007】(1)少くとも出力電流が制御される制御
電源部と、この制御電源部の動作状態を検出する動作状
態検出手段と、この動作状態検出手段の出力に応じて前
記制御電源部の出力を制御する第1の制御手段と、前記
制御電源部へ電力を投入・遮断する投入・遮断手段と、
前記動作状態検出手段の出力に応じて前記投入・遮断手
段を遮断制御する第2の制御手段とを備えた制御電源装
置。
【0008】(2)動作状態検出手段は、制御電源部の
出力の低電圧および過電流を検出することを含むもので
ある前記(1)記載の制御電源装置。
【0009】(3)動作状態検出手段は、制御電源部の
過温度を検出することを含むものである前記(1)記載
の制御電源装置。
【0010】(4)出力が制御される制御電源部と、こ
の制御電源部へ電力を投入・遮断する電磁リレーと、こ
の電磁リレーの投入・遮断を指示する操作スイッチと、
前記電磁リレーを投入するための電磁リレー用電源と、
前記電磁リレーの投入準備状態を検出する電磁リレー投
入準備状態検出手段と、前記操作スイッチによる投入指
示の際、前記投入準備状態検出手段の出力に応じて前記
電磁リレーの投入を行う電磁リレー投入手段とを備えた
制御電源装置。
【0011】(5)投入準備状態検出手段は、操作スイ
ッチの復帰を検出するものである前記(4)記載の制御
電源装置。
【0012】(6)電磁リレー投入準備状態検出手段
は、電磁リレー遮断後、電磁リレー用電源の電圧確立に
要する時間が経過していることを検出するものである前
記(4)記載の制御電源装置。
【0013】(7)電磁リレー投入準備状態検出手段
は、電磁リレー用電源の電圧確立を検出するものである
前記(4)記載の制御電源装置。
【0014】
【作用】前記(1)〜(3)の構成により、制御電源部
の特定の動作状態に応じて、制御電源部への電力は遮断
される。前記(4)〜(7)の構成により、電磁リレー
投入準備状態検出手段により投入準備完了を検出し、電
磁リレーが投入される。
【0015】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。
【0016】(実施例1)図1は、実施例1である“複
写機の制御電源装置”の回路図である。
【0017】図1において、1は一般商用電源であり、
ここから電源コンセント等を介して複写機にAC電力が
供給される。2−Aは電源スイッチを構成する電磁リレ
ー(以下リレーという)2の接点であり、リレー2のコ
イルは2−Bで示されている。リレー2は、ノーマルオ
ープンタイプであり、コイル2−Bに通電することによ
り接点2−Aを閉成し、定着ヒータ3aなどを含む1次
負荷3や整流平滑回路4に電力を供給することができ
る。なお、図1には1接点(1回路)リレーを用いた例
を示しているが、2接点(2回路)タイプのリレーで構
成し、AC電源の両入力ともオン/オフするようにして
もよい。
【0018】整流平滑回路4に入力されたAC電圧は、
ここで整流平滑され、DC電圧に変換された後、DC/
DCコンバータ5に入力される。DC/DCコンバータ
5では入力されたDC電圧を絶縁し安定化してDC低圧
電圧VO・57を出力する。このVO・57は、表示用
のLEDや、コピーキー等のキー入力スイッチを含む操
作部6、およびモータやソレノイドからなる駆動系7へ
送られる。また、この低圧電源は、ダイオード18のア
ノードへも供給され、さらには、マイクロコンピュータ
50の入力端子IP2・51にも供給される。21は、
DC/DCコンバータ5の出力電流を検出する電流検出
回路で、所定の電流より高い電流となると、“1”レベ
ルの信号を出力し、この出力はマイクロコンピュータ5
0の入力ポートIP4へと供給される。
【0019】一方、商用電源1にはトランス8が接続さ
れ、絶縁されたトランス8の2次側出力は整流平滑部9
に送られる。そして整流平滑部9で整流平滑され、所望
電圧のDC電圧に変換される。整流平滑部9の出力は、
ダイオード16のアノードおよびスイッチングトランジ
スタ10のエミッタへ供給されている。
【0020】スイッチングトランジスタ10のベース
は、抵抗11を介して、操作スイッチ13へ接続されて
いる。この操作スイッチ13は、使用者が複写機の電源
のオン/オフを指示するためのものであり、使用者が押
している間だけ接点が閉成するタイプのものである。
【0021】また、この操作スイッチ13の抵抗11側
は、複写機全体の制御を司る電子回路部分を構成するマ
イクロコンピュータ50の入力ポートIP1・54へ接
続されている。このため、マイクロコンピュータ50
は、操作スイッチ13の操作状態を読み取ることができ
る。
【0022】一方、スイッチングトランジスタ10のベ
ースは、抵抗12を介して、トランジスタ14のコレク
タへ接続され、トランジスタ14のエミッタは接地さ
れ、ベースはマイクロコンピュータ50の出力ポートで
あるOP1・53へ接続されている。
【0023】更に、スイッチングトランジスタ10のコ
レクタは、レギュレータ15の入力に接続されており、
このレギュレータ15で安定化され、例えばDC5Vの
高安定化電力を出力する。DC5V電力は、マイクロコ
ンピュータ50の電源入力端子Vccへ接続されてい
る。
【0024】マイクロコンピュータ50は、DC/DC
コンバータ5の制御用ハードウェアを内蔵している。ま
たDC/DCコンバータ5の出力電圧VOが入力ポート
IP2・51に入力されており、DC/DCコンバータ
5の出力電圧VOのレベルをマイクロコンピュータ50
は検知することができる。そして、入力される電圧検知
信号に応じて、出力ポートOP3・52の出力を制御
(例えばPWM制御)する。この出力ポートOP3・5
2の出力によりDC/DCコンバータ5の出力を定電圧
制御する。なお、この出力ポートOP3・52の出力を
停止させたり、出力させたりする等の制御は、マイクロ
コンピュータ50に内蔵したメモリに格納されているプ
ログラムを起動することによって行われる。
【0025】一方、ダイオード16のカソードは、抵抗
17を介して、ダイオード18のカソード,コンデンサ
19およびリレー2のコイル2Bの一方に接続されてい
る。リレー2のコイル2−Bの他方は、トランジスタ2
0のコレクタに接続され、トランジスタ20のベースは
マイクロコンピュータ50の出力ポートOP2・55に
接続され、エミッタは接地されている。
【0026】また、操作部6は、コピーキー等の操作ス
イッチを含み、その出力はマイクロコンピュータ50の
入力ポートIP3・56に入力され、マイクロコンピュ
ータ50は操作部6の操作スイッチの動作状態を読み込
むことができる。
【0027】以上の構成を備える本実施例の動作を以下
に説明する。初期状態などで複写機が稼動していない時
(操作スイッチ13を操作する前)においても、AC電
力はトランス8に供給通電されており、整流平滑部9か
らは所定のDC電圧が出力されている。この整流平滑部
9よりのDC電圧はダイオード16,抵抗17を介し
て、コンデンサ19に供給された状態となっており、コ
ンデンサ19は充電されている。
【0028】一方、スイッチングトランジスタ10はオ
フ状態であり、マイクロコンピュータ50へは電源が供
給されていない。このため、出力ポートOP2・55に
はなにも出力されておらず、トランジスタ20もオフ状
態である。したがって、リレー2のコイル2−Bには通
電されておらず、リレー2の接点2−Aは開放状態であ
り、1次負荷3や、整流平滑回路4等には、商用電源1
から切り離され、AC電力は供給されていない状態であ
る。
【0029】次にこのような状態時に操作スイッチ13
が押されたときの動作について説明する。操作スイッチ
13が押されると、その接点が閉成され、抵抗11を介
して、スイッチングトランジスタ10にベース電流が流
れ、スイッチングトランジスタ10がオンし、レギュレ
ータ15に整流平滑部9よりの電力が供給され、マイク
ロコンピュータ50にDC電源Vcc(本実施例ではD
C5V)が供給される。このため、マイクロコンピュー
タ50に電源が供給され、詳細を後述する動作を開始す
る。そしてマイクロコンピュータ50はその出力ポート
OP1・53をオンし、トランジスタ14をオンさせ
る。
【0030】トランジスタ14をオンさせると、スイッ
チングトランジスタ10には抵抗12を介してベース電
流が流れ、その後、操作スイッチ13接点が開放状態と
なっても、スイッチングトランジスタ10のベースには
トランジスタ14側よりベース電流が供給される状態と
なる。このため、以後は出力ポートOP1・53がオフ
されない限りマイクロコンピュータ50には電源が供給
され続けることになる。
【0031】マイクロコンピュータ50は、出力ポート
OP1・53をオンした後、出力ポートOP2・55を
オンし、トランジスタ20をオンさせる。この結果、コ
ンデンサ19に充電されていた電荷により、リレー2の
コイル2−Bが通電し、リレー2が動作して接点2−A
が閉成する。この結果、リレーの接点2−Aが閉成する
のに必要な動作時間をすぎた後、1次負荷3,整流平滑
回路4に電源が供給される。そして、DC/DCコンバ
ータ5にも整流平滑回路4よりのDC電力が供給され
る。
【0032】マイクロコンピュータ50は、リレー2の
接点2−Aが閉成するのに必要な動作時間をすぎた後
(DC/DCコンバータ5に整流平滑回路4よりのDC
電力が安定的に供給された後)、出力ポートOP3・5
2を制御状態にし、IP2・51へ入力される信号にし
たがって、DC/DCコンバータ部5の出力を定電圧制
御する。その結果、操作部6および駆動系7に定電圧の
電力が供給される。
【0033】また、DC/DCコンバータ5の出力が立
ちあがると、ダイオード18を介して、リレーのコイル
2−Bにも電力が供給される。すなわち、リレー2のコ
イル2−Bは、起動時はコンデンサ19にチャージされ
ていた電荷により、その後はDC/DCコンバータ5の
出力により、駆動電力の供給を受け、リレー2の接点2
−Aの閉成状態を維持することになる。また、抵抗17
を高抵抗に設定することにより、トランス8よりの供給
電力によりリレー2を駆動し続ける必要を無くすことが
できる。このため、トランス8の容量を、略マイクロコ
ンピュータ50の駆動用電力を供給するのみの容量とす
ることができ、そのトランス容量を小さくできる。
【0034】次に、このようにして複写機の稼動を行
い、種々の動作が終了し、使用者が複写機の電源を切ろ
うとして、再度、操作スイッチ13を押したときの動作
について説明する。全ての電源回路が動作状態のときに
操作スイッチ13が押されると、その接点が閉成状態と
なり、マイクロコンピュータ50への入力ポートIP1
・54がローレベルとなる。マイクロコンピュータ50
はこの入力ポートIP1・54の状態を調べ、ここがロ
ーレベルとなったことを検知して、操作スイッチ13が
押されたことを認識する。
【0035】そして、操作スイッチ13の接点が開放状
態となると、まず、出力ポートOP3・52をオフして
DC/DCコンバータ5の動作を停止させ、操作部6,
駆動系7等への電力供給を停止する。その後、出力ポー
トOP2・55をオフしてトランジスタ20をオフし、
リレー2のコイル2−Bへの通電を停止する。リレー2
のコイル2−Bへの通電が停止されると、接点2−Aが
開放状態となり、その結果、1次負荷3および整流平滑
回路4へも電力が供給されなくなり、DC/DCコンバ
ータ5への電力供給も停止される。
【0036】そして、マイクロコンピュータ50は最後
に出力ポートOP1・53をオフとし、トランジスタ1
4をオフしてスイッチングトランジスタ10をオフとす
る。その結果、マイクロコンピュータ50への電源Vc
cの供給も停止され、マイクロコンピュータ50の動作
も停止する。また、電源部の異常を検出した場合も同一
手順で停止する。
【0037】次に、図2のフローチャートを参照して、
以上に説明したマイクロコンピュータ50の電源制御を
中心とした動作の詳細を説明する。
【0038】前述の如く、操作スイッチ13が押される
とマイクロコンピュータ50に電源が供給される。する
と、マイクロコンピュータ50は図2に示すステップ7
1より動作を開始する。ステップ71はイニシャルルー
チンであり、マイクロコンピュータ50に内蔵された不
図示の各レジスタ類の初期設定、不図示の内蔵RAMの
イニシャライズ,クリヤ等を行う。
【0039】次にステップ72で、入力ポートIP1・
54がIP1=0か否か、すなわち、操作スイッチ13
が押されているかどうかを判別する。この状態の時には
操作スイッチ13が押され、接点が閉成された状態すな
わち“0”のため、ステップ72よりステップ73に進
み、出力ポートOP1・53をオンし、マイクロコンピ
ュータ50への動作電源Vccが引きつづき供給される
状態を維持させる。
【0040】続いてステップ74で出力ポートOP2・
55をオンし、リレー2のコイル2−Bに通電し、接点
2−Aを閉成させる。そしてステップ75でリレー動作
に要する時間(本実施例では接点2−Aの動作時間であ
る20msec)の間ウエイトし、この時間ウエイトし
た後ステップ76の処理へ進む。
【0041】ステップ76では、出力ポートOP3・5
2を制御状態にし、DC/DCコンバータ5の出力を立
ち上げる。次にステップ84でDC/DCコンバータ5
の出力が立上がるのに必要な時間30msecウエイト
する。
【0042】次にステップ85で入力ポートIP2・5
5の入力レベルが所定の電圧より高いか判定(動作状態
の検出)する。すなわちDC/DCコンバータ5の出力
が正常に立上がったか否か判別する。NOならば異常な
のでステップ81へと飛び後述の電源オフシーケンスを
実行する。ステップ85でYESならば正常であるので
ステップ77へと進む。ステップ77で再びIP1=0
か否かを判別し、ここで操作スイッチ13の操作が終了
し、操作スイッチ13が開放されるのを監視する。操作
スイッチ13が離されると、IP1=1となり、ステッ
プ78,ステップ79,ステップ86の処理を実行す
る。
【0043】ステップ78は複写機の制御ルーチンであ
り、操作部6の表示制御やコピー動作等の制御処理を行
うルーチンである。ステップ79は入力ポートIP1・
54が0か否かを判別し、NOの場合にはステップ78
の処理を続行させるステップである。
【0044】ステップ86は入力ポートIP4・57が
1か否かを判別(動作状態の検出)する。YESならば
過大な電流が流れる異常であり、次にステップ81以降
の電源オフシーケンスを実行する。NOならばステップ
78へと戻る。
【0045】このようにして複写機としての動作を続
け、その稼動が終了すると、操作者は操作スイッチ13
を押下する。すると入力ポートIP1・54が0とな
り、ステップ79,ステップ80の処理に進む。ステッ
プ80でIP1=1となるまで、すなわち、操作スイッ
チ13が離されるまで待つ。操作スイッチ13の操作が
終わりIP1=1となるとステップ81へ進み、出力ポ
ートOP3・52をオフし、DC/DCコンバータ5を
停止させる。
【0046】次にステップ82で出力ポートOP2・5
5をオフし、リレー2のコイル2−Bへの通電を停止
し、リレー接点2−Aを開放状態とし、1次負荷3,整
流平滑回路4,DC/DCコンバータ5への電力供給を
停止させる。続くステップ83で出力ポートOP1・5
3をオフし、マイクロコンピュータ50の電源をオフす
るように制御する。
【0047】電源の立下りには多少時間がかかるため、
次にステップ71,72の処理を続けながらやがて、マ
イクロコンピュータ50は停止する。
【0048】以上説明したように、本実施例によれば電
源部の異常すなわち出力の過電流を検出して、複写機の
ほとんどの部分の電源を切ってしまうので、省エネルギ
や安全性を向上することができる。また、電源の動作開
始時に電源の出力が正常に立上がるか否かも判断してい
るので、電源各部の様々な故障にも対応でき、安全性は
申し分のないものとなる。
【0049】(実施例2)次に図3の回路図により、実
施例2の説明をする。図において図1と同一機能のもの
は同一符号を付与してある。簡単のため図1と異なる部
分のみ説明する。図中、60はDC/DCコンバータ5
内の温度を検出する温度センサで、DC/DCコンバー
タ5内の不図示のトランスに取りつけられている。その
出力はマイクロコンピュータ50の入力ポートIP5・
61に供給され、マイクロコンピュータ50はDC/D
Cコンバータの温度を検出できるようになっている。
【0050】次に図4のフローチャートにより動作を説
明する。図4において、図2と同一のものには同一の番
号が付与してある。簡単のため図2と異なる部分のみ説
明する。
【0051】ステップ87において、入力ポートIP5
・61のレベルをみて、所定の温度t℃以上か否か判別
(動作状態の検出)する。YESならばDC/DCコン
バータ部5が異常温度(過温度)なので、ステップ81
以降の電源オフシーケンスを実行する。ステップ87で
NOならばステップ78へと戻る。
【0052】以上説明したように本実施例では、DC/
DCコンバータ5の温度を検出し、異常の場合は電源を
切ることができ、多少のコストアップはあるものの更な
る安全性が期待できる。
【0053】また、図4のフローチャートの説明からわ
かるように、マイクロコンピュータ50が、例えばウォ
ッチドッグタイマを有し、その結果によってリセットし
たような場合にも電源が切れる構成となっている。
【0054】(実施例3)図5は実施例3の回路であ
る。図5において、1は一般商用電源であり、ここから
電源コンセント等を介して装置にAC電力が供給され
る。2−Aは電源スイッチを構成するリレー2の接点で
あり、リレー2のコイルは2−Bで示されている。リレ
ー2は、ノーマルオープンタイプであり、コイル2−B
に通電することにより接点2−Aを閉成し、定着ヒータ
3aなどを含む1次負荷3や整流平滑回路4に電力を供
給することができる。なお、図5には1接点リレーを用
いた例を示しているが、2接点タイプのリレーで構成
し、AC電源の両入力ともオン/オフするようにしても
よい。
【0055】整流平滑回路4に入力されたAC電圧は、
ここで整流平滑され、DC電圧に変換された後、DC/
DCコンバータ5に入力される。DC/DCコンバータ
5では入力されたDC電圧を絶縁し安定化したDC低圧
電圧に変換する。
【0056】DC/DCコンバータ5により安定化され
た低圧DC電力は、表示用のLEDや、コピーキー等の
キー入力スイッチを含む操作部6、およびモータやソレ
ノイドからなる駆動系7へ送られる。また、この低圧電
源は、ダイオード18のアノードへも供給されている。
【0057】一方、商用電源1にはトランス8が接続さ
れ、絶縁されたトランス8の2次側出力は整流平滑部9
に送られる。そして整流平滑部9で整流平滑され、所望
電圧のDC電圧に変換される。整流平滑部9の出力は抵
抗17およびスイッチングトランジスタ10のエミッタ
へ供給されている。
【0058】スイッチングトランジスタ10のベース
は、抵抗11を介して操作スイッチ13へ接続されてい
る。この操作スイッチ13は、使用者が複写機の電源の
オン/オフを指示するためのものであり、使用者が押し
ている間だけ接点が閉成するタイプのものである。1例
としてタクトスイッチが使用される。
【0059】また、この操作スイッチ13の抵抗11側
は、ダイオード21のカソード側に接続され、ダイオー
ド21のアノード側はトランジスタ22のベースにつな
がる。トランジスタ22のエミッタは電源Vccに、コ
レクタは一端が接地された抵抗R23の他端につながる
と共に、複写機全体の制御を司る電子回路部分を構成す
るマイクロコンピュータ50の入力ポートIP1・54
へ接続されている。このため、マイクロコンピュータ5
0は、操作スイッチ13の操作状態を読み取ることがで
きる。
【0060】一方、スイッチングトランジスタ10のベ
ースは、抵抗12を介して、トランジスタ14のコレク
タへ接続され、トランジスタ14のエミッタは接地さ
れ、ベースはマイクロコンピュータ50の出力ポートで
あるOP1・53へ接続されている。
【0061】更に、スイッチングトランジスタ10のコ
レクタは、レギュレータ15の入力に接続されており、
このレギュレータ15で安定化され、例えばDC5Vの
高安定化電力を出力する。DC5V電力は、マイクロコ
ンピュータ50の電源入力端子Vccへ供給されてい
る。
【0062】マイクロコンピュータ50は、DC/DC
コンバータ5の制御用ハードウェアを内蔵しており、D
C/DCコンバータ5の電圧検知信号が入力ポートIP
2・51に入力されている。そして、入力される電圧検
知信号に応じて、出力ポートOP3・52の出力を制御
(例えばPWM制御)する。この出力ポートOP3・5
2の出力によりDC/DCコンバータ5の出力を定電圧
制御する。なお、この出力ポートOP3・52の出力を
停止させたり、出力させたりする等の制御は、マイクロ
コンピュータ50に内蔵したメモリに格納されているプ
ログラムにより行う。また、入力ポートIP2・51の
レベルによりDC/DCコンバータ5が正常に動作して
いないことも検出できる。
【0063】一方抵抗17の一端は、ダイオード18の
カソード,コンデンサ19の一端およびリレー2のコイ
ル2Bの一端に接続されている。リレー2のコイル2−
Bの他端は、トランジスタ20のコレクタに接続され、
トランジスタ20のベースはマイクロコンピュータ50
の出力ポートOP2・55に接続され、エミッタは接地
されている。
【0064】また、操作部6は、コピーキー等の操作ス
イッチを含み、その出力はマイクロコンピュータ50の
入力ポートIP3・56に入力され、マイクロコンピュ
ータ50は操作部6の操作スイッチ(図示せず)の動作
状態を読み込むことができる。
【0065】以上の構成を備える本実施例の動作を以下
に説明する。まず複写機が稼動していない状態の説明を
する。コンセントが商用電源1に差し込まれていると、
AC電力はトランス8に供給通電されており、整流平滑
部9からは所定のDC電圧が出力されている。この整流
平滑部9よりのDC電圧は抵抗17を介して、コンデン
サ19に供給された状態となっており、コンデンサ19
は充電されている。
【0066】一方、スイッチングトランジスタ10はオ
フ状態であり、マイクロコンピュータ50へは電源が供
給されていない。このため、出力ポートOP2・55に
はなにも出力されておらず、トランジスタ20もオフ状
態である。従って、リレー2のコイル2−Bには通電さ
れておらず、リレー2の接点2−Aは開放状態であり、
1次負荷3や、整流平滑回路4等には、商用電源1から
切り離され、AC電力は供給されていない状態である。
【0067】次にこのような状態時に操作スイッチ13
が押されたときの動作について説明する。操作スイッチ
13が押されると、接点13が閉成され、抵抗11を介
して、スイッチングトランジスタ10に、ベース電流が
流れ、スイッチングトランジスタ10がオンし、レギュ
レータ15に整流平滑部9よりの電力が供給され、マイ
クロコンピュータ50にDC電源Vcc(本実施例では
DC5V)が供給される。このため、マイクロコンピュ
ータ50に電源が供給され、詳細を後述する動作を開始
する。そしてマイクロコンピュータ50はその出力ポー
トOP1・53をオンし、トランジスタ14をオンさせ
る。
【0068】トランジスタ14をオンさせると、スイッ
チングトランジスタ10には抵抗12を介してベース電
流が流れ、その後、操作スイッチ13の接点は開放状態
となっても、スイッチングトランジスタ10のベースに
はトランジスタ14側よりベース電流が供給される状態
となる。このため、以後は出力ポートOP1・53がオ
フされない限りマイクロコンピュータ50には電源が供
給され続けることになる。
【0069】また、操作スイッチ13が押された状態で
は、トランジスタ22にダイオード21を介してベース
電流が流れ、トランジスタ22がオンとなり、マイクロ
コンピュータ50の入力ポートIP1・54はハイレベ
ルとなる。操作スイッチ13が離されると入力ポートI
P1・54はローレベルとなる。
【0070】マイクロコンピュータ50は、出力ポート
OP1・53をオンした後、出力ポートOP2・55を
オンし、トランジスタ20をオンさせる。この結果、コ
ンデンサ19にチャージされていた電荷により、リレー
2のコイル2−Bに電流が通電され、リレー2が動作し
て接点2−Aが閉成する。この結果、リレーの接点2−
Aが閉成するのに必要な動作時間をすぎた後、1次負荷
3,整流平滑回路4に電源が供給される。そして、DC
/DCコンバータ5にも整流平滑回路4よりのDC電力
が供給される。
【0071】マイクロコンピュータ50は、リレー2の
接点2−Aが閉成するのに必要な動作時間をすぎた後
(DC/DCコンバータ5に整流平滑回路4よりのDC
電力が安定的に供給された後)、出力ポートOP3・5
2を制御状態にし、IP2・51へ入力される信号にし
たがって、DC/DCコンバータ5の出力を定電圧制御
する。その結果、操作部6および駆動系7に定電圧の電
力が供給される。
【0072】また、DC/DCコンバータ5の出力が立
ちあがると、ダイオード18を介して、リレーのコイル
2−Bにも電力が供給される。すなわち、リレー2のコ
イル2−Bは、起動時はコンデンサ19に充電されてい
た電荷により、その後はDC/DCコンバータ5の出力
により、駆動電力の供給を受け、リレー2の接点2−A
の閉成状態を維持することになる。したがって、比較的
大きな電流を消費するリレー2の駆動に関してトランス
8側からは起動時にコンデンサ19に充電する電流をと
るのみでよく、トランス8の容量を、略マイクロコンピ
ュータ50の駆動用電力を供給するのみの容量とするこ
とができ、そのトランス容量を小さくできる。
【0073】次に、このようにして複写機の稼動を行
い、種々の動作が終了し、使用者が複写機の電源を切ろ
うとして、再度、操作スイッチ13を押したときの動作
について説明する。全ての電源回路が動作状態のときに
操作スイッチ13が押されると、その接点が閉成状態と
なり、マイクロコンピュータ50への入力ポートIP1
・54がハイレベルとなる。マイクロコンピュータ50
はこの入力ポートIP1・54の状態を調べ、ここがハ
イレベルとなったことを検知して、操作スイッチ13が
押されたことを認識することができる。
【0074】そして、操作スイッチ13の接点が開放状
態となると、まず、出力ポートOP3・52をオフして
DC/DCコンバータ5の動作を停止させ、操作部6,
駆動系7等への電力供給を停止する。その後、出力ポー
トOP2・55をオフし、トランジスタ20をオフして
リレー2のコイル2−Bへの通電を停止する。リレー2
のコイル2−Bへの通電が停止されると、接点2−Aが
開放状態となる。その結果、1次負荷3および整流平滑
回路4へも電力が供給されなくなり、DC/DCコンバ
ータ5への電力供給も停止される。そして所定時間ウエ
イトして(操作スイッチ13が押されても何もしな
い)、コンデンサ19が十分充電されるようにする(後
述)。
【0075】そして、マイクロコンピュータ50は最後
に出力ポートOP1・53をオフとし、トランジスタ1
4をオフし、スイッチングトランジスタ10をオフとす
る。その結果、マイクロコンピュータ50への電源Vc
cの供給も停止され、マイクロコンピュータ50の動作
も停止する。
【0076】次に図6により前述のウエイトに関して説
明する。図6において縦軸は、コンデンサ19の電圧で
あり、横軸は時間軸である。複写機が動作中は、図の4
0に示す如く、電圧V1で一定となっている。電圧V1
はDC/DCコンバータ5の出力からダイオード18の
ドロップ分を引いた電圧でリレー2の定格電圧とほぼ等
しい電圧である。
【0077】時刻t0で前述の如く操作スイッチ13が
押されてトランジスタ20をオフし、リレーのコイル2
−Bへの通電を停止すると、電圧は抵抗17およびコン
デンサ19の値で決まる時定数で41部の如く電圧V2
へと充電されていく。電圧V2は整流平滑部9の出力電
圧であり、電圧V1より大きい適切な値となっている。
その後時刻t1の時に操作者により操作スイッチ13が
押されて、リレー2が通電を開始すると、破線43の如
く特定の時定数で電圧が下がっていく。そして時刻t2
でDC/DCコンバータ5の出力が立ち上がり電圧はV
4からV1へと上がる。この1番低くなるV4の電圧が
リレー2の保持電圧以上になるようにt0とt1の間を
設定してやれば投入動作は問題ない。
【0078】したがって、前述の如く、ウエイト時間
(t1−t0)を入れ電圧の確立を待つことにより、そ
の後いかなるタイミングで操作スイッチ13が押されて
もよいことになる。このウエイト時間は、1秒程度に設
定すれば、操作上問題のないレベルである。
【0079】次に図7のフローチャートによりマイクロ
コンピュータ50の電源制御を中心とした動作の詳細を
説明する。前述の如く、操作スイッチ13が押されると
マイクロコンピュータ50に電源が供給される。する
と、マイクロコンピュータ50は図7に示すステップ9
1より動作を開始する。ステップ91はイニシャルルー
チンであり、マイクロコンピュータ50に内蔵された不
図示の各レジスタ類の初期設定、不図示の内蔵RAMの
イニシャライズ,クリヤ等を行う。
【0080】次にステップ92で、入力ポートIP1・
54がIP1=1か否か、すなわち、操作スイッチ13
が押されているかどうかを判別する。この状態の時には
操作スイッチ13が押され、接点が閉成された状態のた
め、ステップ92よりステップ93に進み、出力ポート
OP1・53をオンし、マイクロコンピュータ50への
動作電源Vccが引きつづき供給される状態を維持させ
る。
【0081】次にステップ94で入力ポートIP1・5
4が0か否か、すなわち操作スイッチ13が開放された
か判別(リレー投入準備状態検出)する。通常の動作で
はやがて操作者により操作スイッチ13が開放され、ス
テップ94でYESとなり、ステップ95以降へと進
む。一方、操作スイッチ13が何らかの異常で閉状態に
なりっぱなしになった場合は94→94のループを繰り
返し実行するのみで、以降のステップに進まないので電
源が入りっぱなしになることがない。
【0082】ステップ94でYESの場合、次にステッ
プ95で出力ポートOP2・55をオンし、リレー2の
コイル2−Bに通電し、接点2−Aを閉成させる。そし
てステップ96でリレー動作に要する時間(本実施例で
は接点2−Aの動作時間である20msec)の間ウエ
イトし、この時間ウエイトした後ステップ97の処理へ
進む。ステップ97では、出力ポートOP3・52を制
御状態にし、DC/DCコンバータ5の出力を立ち上げ
る。ステップ97の処理が終るとステップ98に進む。
【0083】ステップ98は複写機の制御ルーチンであ
り、操作部6の表示制御やコピー動作等の制御処理を行
うルーチンである。ステップ99は入力ポートIP1・
54が1か否かを判別し、NOの場合にはステップ98
の処理を続行させるステップである。
【0084】このようにして複写機としての動作を続
け、複写機の稼動が終了すると、操作者は操作スイッチ
13を押下する。すると入力ポートIP1・54が1と
なり、ステップ100の処理に進む。ステップ100で
は出力ポートOP3・52をオフしDC/DCコンバー
タ部5を停止させる。次にステップ101で出力ポート
OP2・55をオフし、リレー2のコイル2−Bへの通
電を停止し、リレー接点2−Aを開放状態とし、1次負
荷3,整流平滑回路4への電力供給を停止させる。次に
ステップ102で1秒ウエイト(リレー投入準備状態検
出)し、前述の如く操作スイッチ13の再操作に備え
る。
【0085】続くステップ103で出力ポートOP1・
53をオフし、マイクロコンピュータ50の電源をオフ
するように制御する。電源の立ち下がりには多少時間が
かかるため、次にステップ91,92の処理を続けなが
らやがて、マイクロコンピュータ50は停止する。
【0086】前記ステップ102のウエイト時間を設け
ないときは、リレー2の遮断直後(例えば1秒以内)に
操作スイッチ13が押されると、トランジスタ20がオ
ンし一旦リレー接点2−Aは閉成するが、DC/DCコ
ンバータ5の出力が立上がる前にリレーコイル2−Bの
電圧が保持電圧より低下してしまうので、リレー接点2
−Aは開成し、正常に動作しなくなる。
【0087】しかし、本実施例では、ステップ102す
なわち電源オフ時に1秒間のウエイト時間を設け、この
間は操作スイッチ13が操作されても受けつけないよう
にしているので、この間に、次のリレー2駆動のための
準備すなわちコンデンサ19の電圧の確立を行うので、
簡単な構成で操作性を落とすことなく電源の確実なオン
/オフ機能を実現できる。
【0088】(実施例4)図8は実施例4の回路図であ
り、図5と同一機能の部分には同一の符号が付されてい
る。ここでは簡単のため図5からの変更部分のみ説明す
る。
【0089】58はコンパレータであり、その+入力は
コンデンサ19につながり、もう一方の−入力は所定の
電圧Vrefの電圧源59につながる。コンデンサ19
の電圧の方が電圧Vref59よりも高いときコンパレ
ータ58は“1”レベルを出力し、逆の場合には“0”
レベルを出力する。またコンパレータ58の出力はマイ
クロコンピュータ50の入力ポートIP4・57に供給
され、マイクロコンピュータ50はコンパレータ58の
出力レベルを判別できる。
【0090】電圧Vref59は、リレー2を駆動し始
めてもその電圧が保持電圧以上になるような適切な値に
設定されている。すなわち、入力ポートIP4・57が
“1”レベルになればリレー2を駆動してもよい、すな
わちリレー投入準備完了ということになる。
【0091】次に図9のフローチャートにより動作の説
明をする。図において、図7と同一の部分には同一の番
号を付与してある。スタートからステップ94までの動
作は図7と同様なので説明を省略する。ステップ104
では入力ポートIP4・57が“1”か否かを判別し
(リレー投入準備状態の検出)、YESならばステップ
95へと進み、NOならば104→104のループを繰
り返し、リレー2を駆動してもよいタイミングまで待つ
ことになる。ステップ95,96,97,98,99,
100,101の動作は図7と同様なので説明を省略す
る。
【0092】ステップ105でIP1=0かを判別し、
NOならば105→105のループを繰り返し、操作者
により操作スイッチ13が離されるのを待つ。ステップ
105でYESならばステップ103へと進み、出力ポ
ートOP1・53をオフし、マイクロコンピュータ50
の電源をオフするよう制御する。電源の立下りには多少
時間がかかるため、次にステップ91,92の処理を続
けながらやがてマイクロコンピュータ50は停止する。
【0093】本実施例では、リレー2の駆動源の電圧を
検知するという簡単な構成を追加することにより、以下
の効果がある。
【0094】a.実施例3では1秒間操作スイッチ13
を受けつけない時間があったが、それをなくすことがで
きる。
【0095】b.コンセントが抜かれている状態からコ
ンセントが入れられて、同時に操作スイッチ13が押さ
れたような場合においても確実に動作する。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作ミスがなくなり、安全性が向上する。詳しくは、請
求項1〜3の発明では、制御電源部の出力の過電流等に
より制御電源部への電力供給が遮断されるので、制御電
源部の異常の際に電源を遮断するのを忘れ(操作ミスと
いえる)、不要なエネルギを消費することがなくなり、
また安全性が向上する。請求項4〜7の発明では、制御
電源部へ電力を投入する電磁リレーに関し、その投入準
備の完了を待って投入が行われるので、投入を指示する
スイッチが閉じたままとなったときに、制御電源部の電
源が入りっぱなしになって安全性を欠くということがな
く、また電源遮断直後に電源の再投入を指示して(従来
例では操作ミスといえる)投入不能になるといったこと
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の回路図
【図2】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図3】 実施例2の回路図
【図4】 実施例2の動作を示すフローチャート
【図5】 実施例3の回路図
【図6】 実施例3の“ウエイト”の説明図
【図7】 実施例3の動作を示すフローチャート
【図8】 実施例4の回路図
【図9】 実施例4の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
2(2−A,2−B) リレー 20 トランジスタ 21 電流検出回路 50 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 網本 満 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 菅野 覚 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも出力電流が制御される制御電源
    部と、この制御電源部の動作状態を検出する動作状態検
    出手段と、この動作状態検出手段の出力に応じて前記制
    御電源部の出力を制御する第1の制御手段と、前記制御
    電源部へ電力を投入・遮断する投入・遮断手段と、前記
    動作状態検出手段の出力に応じて前記投入・遮断手段を
    遮断制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とす
    る制御電源装置。
  2. 【請求項2】 動作状態検出手段は、制御電源部の出力
    の低電圧および過電流を検出することを含むものである
    ことを特徴とする請求項1記載の制御電源装置。
  3. 【請求項3】 動作状態検出手段は、制御電源部の過温
    度を検出することを含むものであることを特徴とする請
    求項1記載の制御電源装置。
  4. 【請求項4】 出力が制御される制御電源部と、この制
    御電源部へ電力を投入・遮断する電磁リレーと、この電
    磁リレーの投入・遮断を指示する操作スイッチと、前記
    電磁リレーを投入するための電磁リレー用電源と、前記
    電磁リレーの投入準備状態を検出する電磁リレー投入準
    備状態検出手段と、前記操作スイッチによる投入指示の
    際、前記投入準備状態検出手段の出力に応じて前記電磁
    リレーの投入を行う電磁リレー投入手段とを備えたこと
    を特徴とする制御電源装置。
  5. 【請求項5】 投入準備状態検出手段は、操作スイッチ
    の復帰を検出するものであることを特徴とする請求項4
    記載の制御電源装置。
  6. 【請求項6】 電磁リレー投入準備状態検出手段は、電
    磁リレー遮断後、電磁リレー用電源の電圧確立に要する
    時間が経過していることを検出するものであることを特
    徴とする請求項4記載の制御電源装置。
  7. 【請求項7】 電磁リレー投入準備状態検出手段は、電
    磁リレー用電源の電圧確立を検出するものであることを
    特徴とする請求項4記載の制御電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006230069A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Nikon Corp 携帯電子機器
US10389247B2 (en) 2017-06-30 2019-08-20 Sanken Electric Co., Ltd. Power conversion device and control circuit including stop transitioning to stop state

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006230069A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Nikon Corp 携帯電子機器
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