JP2581172Y2 - 自動給水装置の保護装置 - Google Patents

自動給水装置の保護装置

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JP2581172Y2
JP2581172Y2 JP1992013627U JP1362792U JP2581172Y2 JP 2581172 Y2 JP2581172 Y2 JP 2581172Y2 JP 1992013627 U JP1992013627 U JP 1992013627U JP 1362792 U JP1362792 U JP 1362792U JP 2581172 Y2 JP2581172 Y2 JP 2581172Y2
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JP1992013627U
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正浩 中西
久範 水野
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株式会社川本製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は給水量を自動制御する自
動給水装置の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給水管路に圧力スイッチや流量スイッチ
を設けて水の需要状態を検出し、この需要状態に応じて
電動機の運転を制御し、電動機に連結されている給水ポ
ンプを介して供給される給水量を自動的に制御している
自動給水装置が広く知られている。
【0003】このような自動給水装置に用いられる電動
機の過負荷運転により焼損を防止するため、機械式の熱
動型過負荷保護装置や変流器を備えた電子式の過電流保
護装置等の電動機保護装置が使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、機械式の熱動
型過負荷保護装置は、繰り返し動作における耐久性が無
く、長期間その状態が継続すると接点が溶着し、電動機
が焼損してしまう危険性がある。また、この熱動型過負
荷保護装置の動作点は周囲温度の影響が大きいため、周
囲温度によって保護装置が動作したりしなかったりする
ため、保護動作が不確実であるという問題点がある。
【0005】また、特開昭61−283793号公報に
示すように変流器13を備えた電子式の過電流保護装置
では、電動機を流れる電流を検出するための変流器13
や電気信号に変換する過電流検出回路14のような電子
回路が必要となるため、制御部分のスペ−スが大きくな
り、コストが余分にかかる等の問題点がある。また、電
子式の過電流保護装置は、周囲温度の影響を受けないた
め、電動機の周囲温度が高温になると負荷(電流値)に
よる温度上昇に周囲温度の影響が加算されるため、電動
機の焼損に対する裕度がなくなるという問題点がある。
【0006】電気用品取締り法の基準により電動機の開
閉制御用に半導体素子を用いた場合、半導体素子が制御
能力を失った時(短絡時)にも電動機が焼損することが
無きこととあるため、変流器を備えた電子式の過電流保
護装置では直接電動機を開閉するすることができないた
め、半導体素子が短絡した場合には電動機を保護するこ
とはできない。
【0007】このため、電子式の過電流保護装置と機械
式の熱動型過負荷保護装置を併用し、半導体素子が短絡
した場合には電動機を保護することができるように構成
することが考えられるが、両装置を併用することにより
コストが高くなるばかりでなく、所用スペ−スが増大す
るという問題点がある。
【0008】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は低コスト、低所用スペ−スで確実に電動
機を保護することができる自動給水装置の保護装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係わる自動給水
装置の保護装置は、圧力検出部または流量検出部の検出
信号に応じて電動機の運転を制御し、この電動機に連結
された給水ポンプを介して給水される給水量を自動制御
している自動給水装置において、上記電動機を開閉する
開閉手段と、上記電動機に内蔵され、電動機の過負荷時
に開き、電動機の冷態時に閉じる機械式自動復帰型過負
荷保護装置の動作状態を検出する動作状態検出手段と、
この動作状態検出手段により上記機械式自動復帰型過負
荷保護装置が開いたことを検出すると上記開閉手段を開
作動させる制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】
【作用】動作状態検出手段により電動機に内蔵され、電
動機の過負荷時に開き、電動機の冷態時に閉じる機械式
自動復帰型過負荷保護装置が動作したことが検出される
と、開閉手段により電動機を開作動させるようにしてい
る。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本考案の一実施例につい
て説明する。図1は自動給水装置に用いられる電動機の
保護装置を示す電気回路図、図2は自動給水装置の全体
的概略構成を示す図である。
【0012】図1において、11は入力端子台である。
この入力端子台11に設けられた端子P1,P2間には
単相100Vの交流電源12が接続される。この端子P
1は電線L1を介して出力端子台13に設けられた端子
P3に接続される。この出力端子台13には端子P3の
他に端子P4,P5が設けられている。
【0013】14は単相誘導電動機である。この電動機
14の主コイル15の一端は引出線L2を介して端子P
3に接続され、その他端は電線L3を介して端子P4に
接続されると共に、機械式自動復帰型の過負荷保護装置
16,引出線L4を介して端子P5に接続される。この
機械式自動復帰型の過負荷保護装置16は、電動機14
が過負荷となると開き、電動機14が冷態時に閉じる例
えばバイメタルにより構成されている。
【0014】また、端子P2と端子P5間を接続する電
線L5には無接点開閉素子として、例えばトライアック
19が設けられている。このトライアック19の一端と
端子P4間は抵抗r1とダイオ−ドD1が直列に接続さ
れる。このダイオ−ドD1の両端子間にはフォトカプラ
PC1の一次側のダイオ−ドD2が接続されている。こ
のフォトカプラPC1の二次側は制御部20内に設けら
れている。
【0015】トライアック19の両端にはそれぞれ抵抗
r2,r3の一端が接続され、抵抗r2,r3の他端間
にはフォトサイリスタ21が接続される。このフォトサ
イリスタ21は制御部20に設けられたダイオ−ド22
により制御される。なお、トライアック19のゲ−トに
はフォトサイリスタ21の一端が接続されている。ま
た、制御部20にはリセットスイッチ23が接続されて
いる。制御部20はリセットスイッチ23が操作される
とダイオ−ド22に電流を流す制御を行う。さらに、制
御部20には後述する圧力スイッチ24,流量スイッチ
25からの検出信号が入力されている。
【0016】次ぎに、図2を参照して自動給水装置の全
体的概略構成について説明する。図2において、31は
水源である。この水源31にはポンプ32の吸込み管3
3の一端が浸されている。このポンプ32は図1に示し
た電動機14により駆動される。このポンプ32の吐出
管34には吐出管34を介して流れる最小流量を検出す
るための流量スイッチ25が介装される。さらに、吐出
管34には圧力タンク35、圧力スイッチ24が接続さ
れると共に、吐出管34の端部には水栓36が接続され
る。圧力スイッチ24はと吐出管34の圧力が設定圧力
以下になるとオン信号を制御部20に出力する。
【0017】制御部20は上述した制御の他に圧力スイ
ッチ24からオン信号が入力されると電動機14を駆動
し、流量スイッチ25からオフ信号が入力され流量が最
小流量より小さくなると電動機14を停止させる制御を
行っている。さらに、制御部20はフォトカプラPC1
の二次側に流れる電流を検出するとダイオ−ド22に電
流を流さない制御を行っている。
【0018】次に、上記のように構成された本考案の一
実施例の動作について説明する。まず、自動給水装置の
基本的動作について図2を参照しながら説明する。水栓
36を開くと、吐出管34の圧力が低下している。そし
て、吐出管34の圧力が設定圧力以下になると、圧力ス
イッチ24からオン信号が制御部20に出力される。制
御部20はこのオン信号に応答してダイオ−ド22に電
流を流す制御を行う。このため、フォトサイリスタ21
に電流が流れ、トライアック19のゲ−トにトリガ信号
が入力され、トライアック19が導通し、電動機14の
両端に接続される端子P3,P5間に交流電源12が供
給される。この結果、電動機14が回転され、ポンプ3
2が駆動される。従って、水源31に溜められている水
がポンプ32で吸い上げられた後、吐出管34を介して
水栓36から供給される。
【0019】このように通常状態において、電動機14
が過負荷で動作していなければ、過負荷保護装置16は
閉じたままである。このため、フォトカプラPC1の一
次側のダイオ−ドD2には電流は流れない。従って、フ
ォトカプラPC1の二次側には電流は流れない。このた
め、制御部20はダイオ−ド22に電流を流し続ける制
御を行う。
【0020】ところで、水栓36の開度が大きくなり、
その使用頻度も多くなると、電動機14の負荷が過負荷
になることがある。このようなときに、過負荷保護装置
16は開状態となる。このため、フォトカプラPC1の
一次側のダイオ−ドD2に電流が流れ、フォトカプラ
C1の二次側に電流が流れる。
【0021】制御部20はフォトカプラPC1の二次側
に電流が流れたことを検知すると、ダイオ−ド22に電
流を流さない状態を保持する。ダイオ−ド22に電流が
流れなくなると、フォトサイリスタ21に電流は流れな
くなるので、トライアック19は非導通する。従って、
電動機14は停止する。このようにして、過負荷保護装
置16により電動機14の過負荷が検出されると、電動
機14は強制的に停止される。
【0022】その後、電動機14が冷えて機械式自己復
帰型の過負荷保護装置16が閉状態に回復しても、トラ
イアック19は非導通状態を保持されるので、電動機1
4は運転を開始することはない。
【0023】オペレ−タは過負荷保護装置16の動作原
因を取り除いてから、リセットスイッチ23をオンする
と、制御部20はダイオ−ド22に電流を流す制御を行
う。この結果、再度電動機14が運転を開始する。
【0024】このように、一度過負荷保護装置16が開
作動すると、リセットスイッチ23をオンさせるまでは
電動機14を停止するよう構成したので、機械式自動復
帰型の過負荷保護装置16が閉状態に復帰したり開状態
になったりして接点が溶着し、電動機が焼損するのを防
止することができる。
【0025】なお、通常状態において水栓36を開いて
から水栓36の開度が小さくなり、吐出管34を流れる
流量が最小流量より少なくなると、流量スイッチ25の
出力はオン信号からオフ信号に切り替わる。この信号の
切り替えに同期して、制御部20はダイオ−ド22に電
流を流す制御を停止する。この結果、電動機14の両端
に接続される端子P3,P5には交流電源12が供給さ
れなくなるので、ポンプ32の駆動は停止される。
【0026】なお、上記実施例ではポンプ32の駆動源
として単相誘導電動機14を使用した場合について述べ
たが、単相誘導電動機14の代わりに3相誘導電動機を
用いた自動給水装置における過負荷保護装置は図3に示
す構成により同様に実施することができる。図3におい
て、41は3相誘導電動機、42,43はクリクソン、
44は制御部である。クリクソン43が開作動すると、
フォトカプラPC1の一次側に電流が流れる。制御部4
4は図示しないフォトカプラPC1の二次側に電流が流
れることを検出すると、電磁接触器の励磁コイル45、
46に電流を流さない制御を行う。こりにより、リレ−
スイッチRY1,RY2が開き、電動機41が非駆動さ
れる。図1と同様にリセットスイッチの操作により電動
機41の駆動が復帰される。
【0027】なお、図1においてトライアック19の代
わりに図3で示したような電磁接触器を用いても良い
し、図3の電磁接触器の代わりに図1で示したようなト
ライアックを使用するようにしても良い。
【0028】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、低
コスト、低所用スペ−スで確実に電動機を保護すること
ができる自動給水装置の保護装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる自動給水装置に用い
られる電動機の保護装置を示す電気回路図。
【図2】自動給水装置の全体的概略構成を示す図。
【図3】他の実施例に係わる電動機の保護装置を示す電
気回路図。
【符号の説明】
14…単相誘導電動機、16…過負荷保護装置、19…
トライアック、20…制御部、24…圧力スイッチ、2
5…流量スイッチ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力検出部または流量検出部の検出信号
    に応じて電動機の運転を制御し、この電動機に連結され
    た給水ポンプを介して給水される給水量を自動制御して
    いる自動給水装置において、 上記電動機を開閉する開閉手段と、 上記電動機に内蔵され、電動機の過負荷時に開き、電動
    機の冷態時に閉じる機械式自動復帰型過負荷保護装置の
    動作状態を検出する動作状態検出手段と、 この動作状態検出手段により上記機械式自動復帰型過負
    荷保護装置が開いたことを検出すると上記開閉手段を開
    作動させる制御手段とを具備したことを特徴とする自動
    給水装置の保護装置。
JP1992013627U 1992-03-16 1992-03-16 自動給水装置の保護装置 Expired - Lifetime JP2581172Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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