JPH0575487U - 自動給水装置の保護装置 - Google Patents

自動給水装置の保護装置

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JPH0575487U
JPH0575487U JP1362792U JP1362792U JPH0575487U JP H0575487 U JPH0575487 U JP H0575487U JP 1362792 U JP1362792 U JP 1362792U JP 1362792 U JP1362792 U JP 1362792U JP H0575487 U JPH0575487 U JP H0575487U
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正浩 中西
久範 水野
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株式会社川本製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コスト、低所用スペ−スで確実に電動機を
保護することができる自動給水装置の保護装置を提供す
ること。 【構成】 圧力スイッチまたは流量スイッチの検出信号
に応じて電動機の運転を制御し、この電動機に連結され
た給水ポンプを介して給水される給水量を自動制御して
いる自動給水装置において、電動機14を開閉するトラ
イアック19と、電動機14に内蔵された自動復帰型過
負荷保護装置16の動作状態を検出するフォトカプラP
C1と、このフォトカプラPC1により自動復帰型過負
荷保護装置16が動作したことを検出するとトライアッ
クを開作動させる制御部20とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は給水量を自動制御する自動給水装置の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
給水管路に圧力スイッチや流量スイッチを設けて水の需要状態を検出し、この 需要状態に応じて電動機の運転を制御し、電動機に連結されている給水ポンプを 介して供給される給水量を自動的に制御している自動給水装置が広く知られてい る。
【0003】 このような自動給水装置に用いられる電動機の過負荷運転により焼損を防止す るため、機械式の熱動型過負荷保護装置や変流器を備えた電子式の過電流保護装 置等の電動機保護装置が使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、機械式の熱動型過負荷保護装置は、繰り返し動作における耐久性が無 く、長期間その状態が継続すると接点が溶着し、電動機が焼損してしまう危険性 がある。また、この熱動型過負荷保護装置の動作点は周囲温度の影響が大きいた め、周囲温度によって保護装置が動作したりしなかったりするため、保護動作が 不確実であるという問題点がある。
【0005】 また、変流器を備えた電子式の過電流保護装置では、電動機を流れる電流を検 出するための変流器や電気信号に変換する電子回路が必要となるため、制御部分 のスペ−スが大きくなり、コストが余分にかかる等の問題点がある。また、電子 式の過電流保護装置は、周囲温度の影響を受けないため、電動機の周囲温度が高 温になると負荷(電流値)による温度上昇に周囲温度の影響が加算されるため、 電動機の焼損に対する裕度がなくなるという問題点がある。
【0006】 電気用品取締り法の基準により電動機の開閉制御用に半導体素子を用いた場合 、半導体素子が制御能力を失った時(短絡時)にも電動機が焼損することが無き こととあるため、変流器を備えた電子式の過電流保護装置では直接電動機を開閉 するすることができないため、半導体素子が短絡した場合には電動機を保護する ことはできない。
【0007】 このため、電子式の過電流保護装置と機械式の熱動型過負荷保護装置を併用し 、半導体素子が短絡した場合には電動機を保護することができるように構成する ことが考えられるが、両装置を併用することによりコストが高くなるばかりでな く、所用スペ−スが増大するという問題点がある。
【0008】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は低コスト、低所用スペ −スで確実に電動機を保護することができる自動給水装置の保護装置を提供する ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係わる自動給水装置の保護装置は、圧力検出部または流量検出部の検 出信号に応じて電動機の運転を制御し、この電動機に連結された給水ポンプを介 して給水される給水量を自動制御している自動給水装置において、上記電動機を 開閉する開閉手段と、上記電動機に内蔵された自動復帰型過負荷保護装置の動作 状態を検出する動作状態検出手段と、この動作状態検出手段により上記自動復帰 型過負荷保護装置が動作したことを検出すると上記開閉手段を開作動させる制御 手段とを具備する。
【0010】
【作用】
動作状態検出手段により電動機に内蔵された自動復帰型過負荷保護装置が動作 したことが検出されると、開閉手段により電動機を開作動させるようにしている 。
【0011】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の一実施例について説明する。図1は自動給水装置 に用いられる電動機の保護装置を示す電気回路図、図2は自動給水装置の全体的 概略構成を示す図である。
【0012】 図1において、11は入力端子台である。この入力端子台11に設けられた端 子P1,P2間には単相100Vの交流電源12が接続される。この端子P1は 電線L1を介して出力端子台13に設けられた端子P3に接続される。この出力 端子台13には端子P3の他に端子P4,P5が設けられている。
【0013】 14は単相誘導電動機である。この電動機14の主コイル15の一端は引出線 L2を介して端子P3に接続され、その他端は電線L3を介して端子P4に接続 されると共に、自動復帰型の過負荷保護装置16,引出線L4を介して端子P5 に接続される。 主コイル15の両端間には補助コイル17とコンデンサ18とが直列接続され ている。
【0014】 また、端子P2と端子P5間を接続する電線L5には無接点開閉素子として、 例えばトライアック19が設けられている。このトライアック19の一端と端子 P4間は抵抗r1とダイオ−ドD1が直列に接続される。このダイオ−ドD1の 両端子間にはフォトカプラPC1の一次側のダイオ−ドD2が接続されている。 このフォトカプラPC1の二次側は制御部20内に設けられている。
【0015】 トライアック19の両端にはそれぞれ抵抗r2,r3の一端が接続され、抵抗 r2,r3の他端間にはフォトサイリスタ21が接続される。このフォトサイリ スタ21は制御部20に設けられたダイオ−ド22により制御される。なお、ト ライアック19のゲ−トにはフォトサイリスタ21の一端が接続されている。 また、制御部20にはリセットスイッチ23が接続されている。制御部20は リセットスイッチ23が操作されるとダイオ−ド22に電流を流す制御を行う。 さらに、制御部20には後述する圧力スイッチ24,流量スイッチ25からの 検出信号が入力されている。
【0016】 次ぎに、図2を参照して自動給水装置の全体的概略構成について説明する。図 2において、31は水源である。この水源31にはポンプ32の吸込み管33の 一端が浸されている。このポンプ32は図1に示した電動機14により駆動され る。このポンプ32の吐出管34には吐出管34を介して流れる最小流量を検出 するための流量スイッチ25が介装される。さらに、吐出管34には圧力タンク 35、圧力スイッチ24が接続されると共に、吐出管34の端部には水栓36が 接続される。圧力スイッチ24はと吐出管34の圧力が設定圧力以下になるとオ ン信号を制御部20に出力する。
【0017】 制御部20は上述した制御の他に圧力スイッチ24からオン信号が入力される と電動機14を駆動し、流量スイッチ25からオフ信号が入力され流量が最小流 量より小さくなると電動機14を停止させる制御を行っている。さらに、制御部 20はフォトカプラPC1の二次側に流れる電流を検出するとダイオ−ド22に 電流を流さない制御を行っている。
【0018】 次に、上記のように構成された本考案の一実施例の動作について説明する。ま ず、自動給水装置の基本的動作について図2を参照しながら説明する。水栓36 を開くと、吐出管34の圧力が低下している。そして、吐出管34の圧力が設定 圧力以下になると、圧力スイッチ24からオン信号が制御部20に出力される。 制御部20はこのオン信号に応答してダイオ−ド22に電流を流す制御を行う。 このため、フォトサイリスタ21に電流が流れ、トライアック19のゲ−トにト リガ信号が入力され、トライアック19が導通し、電動機14の両端に接続され る端子P3,P5間に交流電源12が供給される。この結果、電動機14が回転 され、ポンプ32が駆動される。従って、水源31に溜められている水がポンプ 32で吸い上げられた後、吐出管34を介して水栓36から供給される。
【0019】 このように通常状態において、電動機14が過負荷で動作していなければ、過 負荷保護装置16は閉じたままである。このため、フォトカプラPC1の一次側 のダイオ−ドD2には電流は流れない。従って、フォトカプラPC1の二次側に は電流は流れない。このため、制御部20はダイオ−ド22に電流を流し続ける 制御を行う。
【0020】 ところで、水栓36の開度が大きくなり、その使用頻度も多くなると、電動機 14の負荷が過負荷になることがある。このようなときに、過負荷保護装置16 は開状態となる。このため、フォトカプラPC1の一次側のダイオ−ドD2に電 流が流れ、フォトカプラPC2の二次側に電流が流れる。
【0021】 制御部20はフォトカプラPC1の二次側に電流が流れたことを検知すると、 ダイオ−ド22に電流を流さない状態を保持する。ダイオ−ド22に電流が流れ なくなると、フォトサイリスタ21に電流は流れなくなるので、トライアック1 9は非導通する。従って、電動機14は停止する。 このようにして、過負荷保護装置16により電動機14の過負荷が検出される と、電動機14は強制的に停止される。
【0022】 その後、電動機14が冷えて自己復帰型の過負荷保護装置16が閉状態に回復 しても、トライアック19は非導通状態を保持されるので、電動機14は運転を 開始することはない。
【0023】 オペレ−タは過負荷保護装置16の動作原因を取り除いてから、リセットスイ ッチ23をオンすると、制御部20はダイオ−ド22に電流を流す制御を行う。 この結果、再度電動機14が運転を開始する。
【0024】 このように、一度過負荷保護装置16が開作動すると、リセットスイッチ23 をオンさせるまでは電動機14を停止するよう構成したので、自動復帰型の過負 荷保護装置16が閉状態に復帰したり開状態になったりして接点が溶着し、電動 機が焼損するのを防止することができる。
【0025】 なお、通常状態において水栓36を開いてから水栓36の開度が小さくなり、 吐出管34を流れる流量が最小流量より少なくなると、流量スイッチ25の出力 はオン信号からオフ信号に切り替わる。この信号の切り替えに同期して、制御部 20はダイオ−ド22に電流を流す制御を停止する。この結果、電動機14の両 端に接続される端子P3,P5には交流電源12が供給されなくなるので、ポン プ32の駆動は停止される。
【0026】 なお、上記実施例ではポンプ32の駆動源として単相誘導電動機14を使用し た場合について述べたが、単相誘導電動機14の代わりに3相誘導電動機を用い た自動給水装置における過負荷保護装置は図3に示す構成により同様に実施する ことができる。図3において、41は3相誘導電動機、42,43はクリクソン 、44は制御部である。クリクソン43が開作動すると、フォトカプラPC1の 一次側に電流が流れる。制御部44は図示しないフォトカプラPC1の二次側に 電流が流れることを検出すると、電磁接触器の励磁コイル45、46に電流を流 さない制御を行う。こりにより、リレ−スイッチRY1,RY2が開き、電動機 41が非駆動される。図1と同様にリセットスイッチの操作により電動機41の 駆動が復帰される。
【0027】 なお、図1においてトライアック19の代わりに図3で示したような電磁接触 器を用いても良いし、図3の電磁接触器の代わりに図1で示したようなトライア ックを使用するようにしても良い。
【0028】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、低コスト、低所用スペ−スで確実に電 動機を保護することができる自動給水装置の保護装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる自動給水装置に用い
られる電動機の保護装置を示す電気回路図。
【図2】自動給水装置の全体的概略構成を示す図。
【図3】他の実施例に係わる電動機の保護装置を示す電
気回路図。
【符号の説明】
14…単相誘導電動機、16…過負荷保護装置、19…
トライアック、20…制御部、24…圧力スイッチ、2
5…流量スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力検出部または流量検出部の検出信号
    に応じて電動機の運転を制御し、この電動機に連結され
    た給水ポンプを介して給水される給水量を自動制御して
    いる自動給水装置において、 上記電動機を開閉する開閉手段と、 上記電動機に内蔵された自動復帰型過負荷保護装置の動
    作状態を検出する動作状態検出手段と、 この動作状態検出手段により上記自動復帰型過負荷保護
    装置が動作したことを検出すると上記開閉手段を開作動
    させる制御手段とを具備したことを特徴とする自動給水
    装置の保護装置。
JP1992013627U 1992-03-16 1992-03-16 自動給水装置の保護装置 Expired - Lifetime JP2581172Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61283793A (ja) * 1985-06-10 1986-12-13 Yashima Denki Kk 井戸ポンプ制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61283793A (ja) * 1985-06-10 1986-12-13 Yashima Denki Kk 井戸ポンプ制御装置

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