JPH0638267U - Ｌｅｄアレー光源取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、ネジ、接着剤等の部品材を使用
せずにＬＥＤのアレー光源を取り付け可能なＬＥＤアレ
ー光源取付構造を目的にしている。 【構成】 押し出し成型によりレンズ一体構造に形成し
た成形レンズ枠１１に、ＬＥＤ１２を実装した基板１３
を挿着して固定し、ネジ、接着剤等の部品材を使用せず
にＬＥＤのアレー光源を取り付けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ＯＡ機器用のフアクシミリ読み取り光源、プリンタ用のイレース 光源、ＰＰＣ用のイレース光源、除電用光源及び連続的にＬＥＤの点灯により表 示を確認する用途に使用する一般のライン光源に適用されるＬＥＤアレー光源取 付構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種ＬＥＤアレー光源取付構造は、図１４〜１６に図示したように、 ＬＥＤチップ或いはチップタイプＬＥＤ１と限流抵抗２としてチップタイプの抵 抗を表面実装した基板３を、両面接着テープを介して基台４の金属板例えば、放 熱性がよく加工性の良いアルミ材に接着し固定している。

【０００３】 また、図１７、１８のように、ＬＥＤチップ或いはチップタイプＬＥＤとチッ プタイプの抵抗を表面実装した基板３をネジ５止めにより基台４に固定している 。なお、６は反射板、７はレンズをあらわしている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、前記従来の技術では、Ａ．ネジ取付け部を必要とするため、基板に余 分にスペースの確保が必要である。また、基台の金属板にネジを取り付けるため のタッピングネジ用の穴加工或いは、ネジ用のタップ切り加工を必要とするとい う問題点がある。

【０００５】 Ｂ．両面接着テープで取り付ける場合、プリント板の板端等基準に合わせては りつける必要があり、また、一度取り付けると取り外すことが困難であるという 問題点がある。

【０００６】 そこで、本考案は上記従来の技術の問題点に鑑み案出されたもので、ネジ、接 着剤等の部品材を使用せずにＬＥＤのアレー光源を取り付け可能なＬＥＤアレー 光源取付構造の提供を目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるＬＥＤアレー光源取付構造におい ては、押し出し成型によりレンズ一体構造に形成した成形レンズ枠に、ＬＥＤを 実装した基板を挿着して固定し、ネジ、接着剤等の部品材を使用せずにＬＥＤの アレー光源を取り付けてなる。

【０００８】

【作用】

基板は、成形レンズ枠１１を樹脂の弾力を利用しＢ、Ｃ方向に極僅か広げるこ とにより基板１３をはめ込むため、ＬＥＤアレー光源は、接着剤或いは、ネジ等 の基板固定用の部品材を省くことができ、また、取り付け場所が複雑であっても 、ＬＥＤアレー光源の長手方向に同一形状であれば、すなわち、断面形状が長手 方向全体に渡って同一であれば、取付け部の形状は押し出し成型により比較的精 度よく形成できる。

【０００９】

【実施例】

実施例について図１から図１３を参照して説明すると、成形レンズ枠１１は、 押し出し成型によるレンズ一体構造に成形され、予め一部に取付凹部１５及び突 起１６を設けて、ＬＥＤ１２を実装した基板１３を挿着して固定するものであり 、成型レンズ１１と基板１３は、成形レンズ枠１１を樹脂の弾力を利用しＡ、Ｂ 方向に極僅か広げることにより基板１３をはめ込むものである。

【００１０】 この成形レンズ枠１１は、第１実施例の図１、図２のように下部を絞った断面 形状の成形レンズ枠１１、第２実施例の図３、図４のように山形に形成した成形 レンズ枠１１ａ、第３実施例の図５、図６のようにＵ字状に形成された成形レン ズ枠１１ｂに形成されている。

【００１１】 また、レンズ形状は図１０のように上部を平板状１１ｅ、図１１のように一部 を内方に膨らませ肉厚１１ｆ、図１２のように図１１と逆に外方に膨らませ肉厚 １１ｇ、図１３のように内外方に膨らませ肉厚１１ｈに形成されている。

【００１２】 更に、第４実施例の図７の成形レンズ枠１１ｃ、第５実施例の図８の成形レン ズ枠１１ｄように、基板１２を包囲するように形成し、このうち図８の場合は下 部に基台１４の取付溝１４ａに嵌合する取付部１７が形成されている。

【００１３】 また、第６実施例の図９のように、レンズ１１と反射枠１５を別部材で形成し てもよい。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。 Ａ．ＬＥＤアレー光源の取付けには、基板は成形レンズ枠に一体的に挿着され ているため、接着剤或いは、ネジ等の基板固定用の部品材を省くことができる。

【００１５】 Ｂ．取り付け場所が複雑であっても、ＬＥＤアレー光源の長手方向に同一形状 であれば、すなわち、断面形状が長手方向全体に渡って同一であれば、取付け部 の形状は押し出し成型により比較的精度よく形成できる。

【００１６】 Ｃ．長い部分の取付け部が成型によって形成され、取付け部を設けることによ り、製品自体の強度を増すことができる。

【００１７】 Ｄ．可撓性のある製品の固定が容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 第１実施例の成形レンズ枠の断面図である。

【図２】 第１実施例の成形レンズ枠の側面図である。

【図３】 第２実施例の成形レンズ枠の断面図である。

【図４】 第２実施例の成形レンズ枠の側面図である。

【図５】 第３実施例の成形レンズ枠の断面図である。

【図６】 第３実施例の成形レンズ枠の側面図である。

【図７】 第４実施例の成形レンズ枠の断面図である。

【図８】 第５実施例の成形レンズ枠の断面図である。

【図９】 第５実施例の断面図である。

【図１０】 レンズの断面図である。

【図１１】 レンズの断面図である。

【図１２】 レンズの断面図である。

【図１３】 レンズの断面図である。

【図１４】 従来の取付構造の断面図である。

【図１５】 従来の取付構造の平面図である。

【図１６】 従来の基板の側面図である。

【図１７】 従来の別の取付構造の断面図である。

【図１８】 従来の同じく取付構造の平面図である。

【符号の説明】

１１ 成形レンズ枠 １２ ＬＥＤ １３ 基板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 押し出し成型によりレンズ一体構造に形
   成した成形レンズ枠に、ＬＥＤを実装した基板を挿着し
   て固定し、ネジ、接着剤等の部品材を使用せずにＬＥＤ
   のアレー光源を取り付けてなるＬＥＤアレー光源取付構
   造。