JPH0638238Y2 - 流体輸送管 - Google Patents

流体輸送管

Info

Publication number
JPH0638238Y2
JPH0638238Y2 JP6110985U JP6110985U JPH0638238Y2 JP H0638238 Y2 JPH0638238 Y2 JP H0638238Y2 JP 6110985 U JP6110985 U JP 6110985U JP 6110985 U JP6110985 U JP 6110985U JP H0638238 Y2 JPH0638238 Y2 JP H0638238Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
self
pipe
fluid transport
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6110985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61177274U (ja
Inventor
和夫 貞光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP6110985U priority Critical patent/JPH0638238Y2/ja
Publication of JPS61177274U publication Critical patent/JPS61177274U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0638238Y2 publication Critical patent/JPH0638238Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ガス或はガスを含む液状体等の流体を輸送す
るのに好適な流体輸送管に関するものである。
[考案の概要] 本考案は、プラスチックからなる内管の外周に補強層及
び保護層が順次設けられてなる流体輸送管において、 前記保護層を、前記補強層の外周に設けた自己融着性コ
ンパウンド層と、その外周に設けた通気性押え層とで形
成することにより、 保護層の下に蓄積するガスを自己融着性コンパウンド層
を破り通気性押え層を通して放圧させ、放圧後は自己融
着性コンパウンド層の自己修復作用により自己修復させ
るようにしたものである。
[従来の技術] 流体輸送管としては、鉄製の管が一般的であるが、海底
輸送管や陸上送ガス管等としてはプラスチックを用いた
管が用いられるようになっている。これらの管は、単に
プラスチック管単独のものもあるが、内部を流れる流体
の圧力が高い場合には、プラスチックからなる内管の外
周に金属の補強条を螺旋巻きして補強層を形成し、耐圧
力を高めることが行われている。しかし、金属の補強層
は海水や周辺土の環境により腐蝕し、その効果が失われ
るため補強層の上にプラスチック管よりなる保護層を設
けて保護することが行われている。
この場合、プラスチックの内管はガスを完全に遮断する
ことができず、拡散によりガスが透過し、外部に設けれ
たプラスチック管よりなる保護層においてもガスは透過
して出て行くが、長期間の間にはプラスチックよりなる
内管とプラスチック等よりなる保護層との間にガスが蓄
積し、その圧力がプラスチック管よりなる保護層の長期
の耐圧力を越えると破壊し、保護層の役目を果さなくな
る。
そこで、プラスチック管よりなる保護層を、通気性の良
好な材料を用いて形成したり、該保護層に局部的に薄い
部分を設けてガスの透過を促進させたり、接続部にレリ
ーフ弁をつけたりすることが行われている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、プラスチック管よりなる保護層を通気性
の良い例えばシリコンゴムで形成しても、例えば外部温
度が約4℃、内部温度が約90℃である場合には、プラス
チックよりなる内管とプラスチック管よりなる保護層と
の間に蓄積するガスの圧力が約200kg/cm2以上になると
プラスチック管よりなる保護層は破壊され、役目を果さ
なくなる問題点があった。局部的に薄い部分を設けてガ
スを透過し易くした場合でも、内圧でその薄い部分が破
壊されてしまった場合には、同様に保護層の役目を果さ
なくなる。一方、レリーフ弁は長期の信頼性が乏しい問
題点がある。
本考案の目的は、ガスの放出を良好に行なわせることが
でき、放圧を行なっても支障を生じない流体輸送管を提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本考案の構成を、実施例に
対応する第1図及び第2図を参照して説明すると、本考
案はプラスチックからなる内管2の外周に補強層3及び
保護層6が順次設けられてなる流体輸送管において、前
記保護層6は前記補強層3の外周に設けられた自己融着
性コンパウンド層4と、その外周に設けられた通気性押
え層5とから成っていることを特徴とするものである。
[考案の作用] このような流体輸送管においては、自己融着性コンパウ
ンド層4の内側でガス圧が上昇したときには、そのガス
圧が上昇した箇所で内圧により自己融着性コンパウンド
層4が破れて通気性押え層5を通り放圧が行なわれる。
放圧が終わると、破れた自己融着性コンパウンド層4は
自己修復される。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示したものである。図示の
ように、本実施例の流体輸送管は、鋼又はステンレスで
作られたインターロック管1の外側に、プラスチックで
作られた内管2が設けられ、その外周に補強層3が2層
にわたって設けられ、その外側には自己融着性コンパウ
ンド層4と通気性押え層5とが設けられ、これら自己融
着性コンパウンド層4と通気性押え層5とで保護層6を
なしている。
内管2は、例えば、ナイロン,ポリエチレン,エチレン
プロプレンラバー,熱可塑性ゴム,ニトリルゴム,ブチ
ルゴム,弗素系樹脂等で形成する。
補強層3としては、例えば、鋼帯,鋼線,異形状鋼条
体,FRPロッド,ステンレス鋼帯,ステンレス鋼線,異形
状ステンレス鋼条体,アラミド繊維,ポリエステル繊
維,FRPロッド等で形成できる。該補強層3としては、通
常、円周方向の補強のための短ピッチ補強層と、軸方向
の補強のための長ピッチ補強層との2層構造とするが、
ピッチを両者の中間に選ぶと1層のみで補強を行なうこ
ともできる。
自己融着性コンパウンド層4は、通常、自己融着性テー
プの粘着層であって、ブチルゴム,ポリエチレン,粘着
付与剤,油などからなるコンパウンドや、熱可塑性ゴ
ム,ブチルゴム,液状ゴム,粘着付与剤などからなるコ
ンパウンド、その他の粘着性樹脂,アスファルト,ピッ
チ,ゴム,粘着付与剤などからなるコンパウンド等で形
成する。該自己融着性コンパウンド層4は、熱可塑性の
ものである場合には押出し被覆で形成することもでき、
或はシート状に成形して巻付けて形成することもでき
る。
通気性押え層5は、例えばポリプロピレンヤーン、ポリ
エチレンひも,ジュート,ガラスロービング,ポリエス
テルロープなどの各種ひも状体の非金属性のものが好ま
しい。或は、例えば2mm×2mmの空隙部を有するようにポ
リエチレンひもで作った織布を巻付けて形成することも
できる。
第3図及び第4図は本考案の他の実施例を示したもので
ある。なお、前述した第1図及び第2図と対応する部分
は同一符号を付して示している。本実施例では、孔8を
分散させて設けた通気性押えテープ5Aの片面にカレンダ
ーロールで自己融着性コンパウンド層4を例えば0.2mm
の厚さに設けたラミネートテープ9を補強層3の外周
に、自己融着性コンパウンド層4が内側となるように巻
付けて、補強層3の外周に自己融着性コンパウンド層4
と通気性押え層5を設けた例を示したものである。
このようにしても前述した実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る流体輸送管は、プラス
チック製の内管を補強している補強層の外周に自己融着
性コンパウンド層を設け、その外周に通気性押え層を設
けたので、自己融着性コンパウンド層の内側でガス圧が
上昇すると、そのガス圧が上昇した箇所で自己融着性コ
ンパウンド層が破られて通気性押え層を通り放圧を行な
わせることができ、放圧が終ると破れた自己融着性コン
パウンド層を自己修復することができる。従って、保護
効果を長期にわたり保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る流体輸送管の一実施例
の一部縦断側面図及び一部横断面図、第3図及び第4図
は本考案に係る流体輸送管の他の実施例の横断面図及び
段剥ぎ状態の部分斜視図、第5図はこの実施例で用いた
ラミネートテープ横断面図である。 2……内管、3……補強層、4……自己融着性コンパウ
ンド層、5……通気性押え層、6……保護層、8……
孔、5A……通気性押えテープ、9……ラミネートテー
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックからなる内管の外周に補強層
    及び保護層が順次設けられてなる流体輸送管において、
    前記保護層は前記補強層の外周に設けられた自己融着性
    コンパウンド層と、その外周に設けられた通気性押え層
    とから成っていることを特徴とする流体輸送管。
JP6110985U 1985-04-25 1985-04-25 流体輸送管 Expired - Lifetime JPH0638238Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6110985U JPH0638238Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25 流体輸送管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6110985U JPH0638238Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25 流体輸送管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61177274U JPS61177274U (ja) 1986-11-05
JPH0638238Y2 true JPH0638238Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=30589078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6110985U Expired - Lifetime JPH0638238Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25 流体輸送管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0638238Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61177274U (ja) 1986-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6971250B2 (ja) 器具、圧力容器、及び、圧力容器を形成するための方法
US4681783A (en) Tubular lining material for pipe lines
EP0205621B1 (en) Lining material for pipes
US3462177A (en) Flexible hose and coupling therefor
US5488975A (en) Multiple layer flexible hose construction incorporating gas barrier
JPH0613916B2 (ja) フレキシブルホース
US20210041043A1 (en) Method of Lining Pipe with High Strength Liner, High Strength Liner, and Pipe Lined with High Strength Liner
JPH028188B2 (ja)
US20140116566A1 (en) Pipe liner and method of relining a sewer pipe
US7069956B1 (en) Marina piping
CZ297628B6 (cs) Sestava zahrnující potrubí a hadici, kterou je potrubí vylozeno, a zpusob výroby
US5720404A (en) Female-molded underground storage tank and method of making
US3266527A (en) Hose structure
EP0539429B1 (en) Composite pipe with one or more layers of strip material wound around an inner pipe and reel provided with such a composite pipe wound onto it
US4562934A (en) Glass fiber reinforced resin tank with particular joint structure
JPH0638238Y2 (ja) 流体輸送管
US5462191A (en) Double-walled underground storage tank
EP3070392A1 (en) Apparatus and method for providing an interstitial space
JP2630919B2 (ja) 管路の内張り材
JPH1089547A (ja) 埋設用可撓性二重管
JP2005121186A (ja) 漏水防止用パッキング
JP2912254B2 (ja) Frp製二重殻タンク及びその製造方法
JPH0274321A (ja) 管路の内張り材
JP2543391B2 (ja) ホ―ス
JPS6128156Y2 (ja)