JPH063822A - 立体画像表示盤の製造方法 - Google Patents

立体画像表示盤の製造方法

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JPH063822A
JPH063822A JP16469192A JP16469192A JPH063822A JP H063822 A JPH063822 A JP H063822A JP 16469192 A JP16469192 A JP 16469192A JP 16469192 A JP16469192 A JP 16469192A JP H063822 A JPH063822 A JP H063822A
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JP16469192A
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Yoshio Nishimura
善雄 西村
Shigeru Danjo
滋 檀上
Fujiaki Yamakawa
藤明 山河
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】基材との密着性が高く、耐屈曲性に優れた立体
画像パターンを有する立体画像表示盤の製造方法を提供
する。 【構成】基材1上に画像層2を形成し、該画像層2をマ
スクを通して露光して硬化させ、未硬化部分を除去して
所定の立体画像パターンを形成する表示盤の製造方法に
おいて、上記画像層2を、(a)オクチルアクリレート
35〜50重量%、エチルアクリレート45〜60重量
%、及びビニルピロリドン5〜10重量%からなる共重
合体1〜30重量%と、(b)光硬化性組成物99〜7
0重量%を構成成分とする光硬化性樹脂組成物から形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材上の所定位置に任
意の画像パタ−ンが形成された立体画像表示盤の製造方
法に関する。このような表示盤は、例えば、各種装置の
計器盤、地図、風景画等を配した表示盤、車両用スピー
ドメータの文字盤等に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、表示盤の文字および数字など
の画像は、基材上に印刷によって形成されるものが一般
的であり、通常、平面的な画像であることが多い。とこ
ろが、近年、商品に対する高級化指向の高まりや多様化
の要求に合わせて、これらの表示画像に質感を付与し、
装飾性、視認性を向上させるため、画像の立体化が検討
されている。
【0003】表示画像を立体化するための方法として、
例えば、厚肉印刷による立体感の付与、ホットスタンピ
ングによる凹凸の転写などが考えられるが、いずれも画
像の形成方法が複雑で量産性に乏しいという欠点があ
る。また、例えば、型を利用した成形によれば量産は可
能であるが、微細な模様に対する適用が難しい。
【0004】量産性及び装飾性に優れた立体画像の形成
方法として、例えば、特開平2−122220号公報
に、基材上に光硬化性樹脂層を形成し、該光硬化性樹脂
層をネガマスクにより、所定の部分を露光、硬化させ、
未硬化部分を現像除去することにより、凹凸模様を形成
して立体画像表示盤を製造する方法が開示されている。
また、表示盤として使用する場合には、機器への組み込
みの際の変形や、機器運転中の振動等種々の応力に耐え
る必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表示盤
を立体化し画像パターンの厚みが増すと、その分変形に
対する応力が増加するため、平面画像に比べて画像部と
基材との間での剥離が生じ易くなるため、屈曲に耐える
十分な密着性を付与することは困難であった。本発明
は、上記欠点に鑑みてなされたものであり、その目的
は、基材との密着性が高く、耐屈曲性に優れた立体画像
パターンを有する表示盤の製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の立体画像表示盤
の製造方法は、基材上に画像層を形成し、該画像層をマ
スクを通して露光して硬化させ、未硬化部分を除去して
所定の立体画像パターンを形成する表示盤の製造方法に
おいて、上記画像層を、(a)オクチルアクリレート3
5〜50重量%、エチルアクリレート45〜60重量
%、及びビニルピロリドン5〜10重量%からなる共重
合体1〜30重量%と、(b)光硬化性組成物99〜7
0重量%を構成成分とする光硬化性樹脂組成物から形成
することを特徴とし、そのことにより、上記目的が達成
される。
【0007】本発明について以下に説明する。
【0008】本発明で画像層に使用される共重合体
(a)は、オクチルアクリレート35〜50重量%、エ
チルアクリレート45〜60重量%及びビニルピロリド
ン5〜10重量%からなるものであって、基材との密着
性を高めるために使用される。上記共重合体(a)の重
量平均分子量は、小さくなると現像工程でアルカリ水溶
液に侵されて膨潤し、大きくなるとアルカリ水溶液で現
像できなくなるので、10万〜100万の範囲が好まし
い。
【0009】本発明で画像層に使用される光硬化性組成
物(b)は、光硬化性を有するものであれば特に限定さ
れるものではないが、例えば、バインダーポリマー、光
重合性オリゴマー、及び光重合開始剤からなる樹脂組成
物が好ましい。
【0010】上記バインダーポリマーとしては、フィル
ム性、貼付性から(メタ)アクリル系ポリマーが好適で
あり、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸−n−ブチル、
(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸オ
クチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリ
ル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸−2−
クロルエチル、α−クロル(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ジメ
チルアミノエチルなどの(メタ)アクリル酸エステル類
と、(メタ)アクリル酸との共重合体が好ましい。
【0011】バインダーポリマー中の(メタ)アクリル
酸の量は、少なくなると、アルカリ水溶液に対して不溶
となって現像ができなくなり、逆に多くなると溶媒また
は他の成分との相溶性が低下し、解像性も低下するの
で、(メタ)アクリル酸エステル類65〜85重量%に
対して、(メタ)アクリル酸が15〜35重量%添加さ
れるのが好ましい。
【0012】また、バインダーポリマーの重量平均分子
量は、小さくなると、いわゆるコールドフローを起こし
易くなり、逆に大きくなると、アルカリ水溶液への溶解
性が低下して現像し難くなり、解像性も低下するので、
5万〜30万の範囲が好ましい。
【0013】上記光重合性オリゴマーとしては、例え
ば、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポ
リオールアクリレート等が挙げられ、ウレタンアクリレ
ートが好ましい。上記ウレタンアクリレートとしては、
例えば、下記一般式(I)で示されるものが好適に用い
られる。
【0014】
【化1】
【0015】式 (I)において、R1 及びR2 は水素又
はメチル基、Yは炭素数2〜20の2価の炭化水素基、
qは1〜15の整数、R3 は炭素数1〜10の炭化水素
基、pは1〜100の整数である。ここで、Yで示され
る2価の炭化水素基としては、直鎖、分枝鎖、脂環式ま
たは芳香族等の部分から構成される炭化水素基、例え
ば、ヘキサメチレン基、トリレン基、イソホロン基、テ
トラメチルキシリレン基、ナフチレン基等が挙げられ
る。
【0016】式 (I)で示されるウレタンアクリレート
の重量平均分子量は、小さくなると樹脂の柔軟性が低下
して、本発明の効果が得られなくなり、大きくなると現
像時間が長くなるので1,500〜10,000の範囲
が好ましい。
【0017】上記ウレタンオリゴマーの製法は、任意の
方法が採用されてよく、例えば、ジイソシアネートとジ
オールを、求める化合物の組成比に合う割合で混合して
反応させ、末端にイソシアネート基をもつウレタンオリ
ゴマーを形成した後、水酸基をもつ(メタ)アクリレー
トを添加して末端にあるイソシアネート基と反応させれ
ばよい。この際、必要ならば、酢酸エチル、メチルエチ
ルケトン、トルエンなどの有機溶剤に溶解して反応させ
てもよく、さらにジブチルスズジラウレートなどの触媒
を添加してもよい。
【0018】光重合性オリゴマーの量は、少なくなると
露光、現像後の画像層の柔軟性が低下し、逆に多くなる
とコールドフローが起こり易くなると共に解像性が低下
するので、前記バインダーポリマー100重量部に対し
て、5〜150重量部が好ましく、より好ましくは10
〜100重量部である。
【0019】本発明で使用される光重合開始剤として
は、紫外線、可視光線などの活性光線により上記光重合
性ポリマーを活性化し、重合を開始させる性質を有する
ものであればよい。
【0020】紫外線で活性化するものとしては、例え
ば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、ベンゾ
フェノン、ジメチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケ
トン、ベンジルアントラキノン、t−ブチルアントラキ
ノン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラ
キノン、2−アミノアントラキノン、2−クロロアント
ラキノンなどの芳香族カルボニル化合物;チオキサント
ン、2−エチルチオキサントン、2−クロロチオキサン
トン、2,4−ジエチルチオキサントンなどのチオキサ
ントン類;ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、キュメンハ
イドロパーオキサイドなどの過酸化物類;ベンゼンジア
ゾニウムなどの(ジ)アゾ化合物類など公知のものを使
用することができる。
【0021】光重合開始剤の量は、画像パターンの厚さ
や照射光量を考慮して決定される。例えば、工程上露光
時間を短縮する必要がある場合は、光重合開始剤の量を
多くする必要があるので、光重合開始剤の添加量は、前
記バインダーポリマー100重量部に対して、0.1〜
10重量部が好ましい。
【0022】本発明で使用される画像層は、上記共重合
体(a)と光硬化性組成物(b)を構成成分とする光硬
化性樹脂組成物から形成されており、組成物中の共重合
体(a)の量は少なくなると基材との密着性が低下し、
多くなると現像工程で使用するアルカリ水溶液に侵され
て膨潤するので、1〜30重量%に限定される。
【0023】また、本発明で使用される組成物に、テト
ラエチレングリコールジアクリレートなどの光重合性モ
ノマー;ジオクチルフタレート、トリエチレングリコー
ルジアセテート、p−トルエンスルホンアミド、N−エ
チルトルエンスルホンアミド等の可塑剤;ヒドロキノ
ン、p−メトキシフェノール等の熱重合禁止剤;安定
剤;紫外線吸収剤;酸化防止剤;メチルエチルケトン、
トルエン等の溶媒などが添加されてもよい。
【0024】本発明で使用される基材としては、特に限
定されるものではないが、一般には、アクリル樹脂、ポ
リカ−ボネ−ト、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等のプラスチック板状体;ガラス板;セラミック
板;金属板等が好適に用いられ、用途により可撓性、透
明性、耐熱性等の必要特性を考慮して選択される。ま
た、これらの基材上に予め任意の画像を印刷しておいて
もよい。
【0025】以下に、本発明の立体画像表示盤の製造方
法について、図1及び図2を参照しながら説明する。
【0026】図1において、1は基材であり、2は画像
層である。この画像層2は、例えば、上記共重合体
(a)と光硬化性組成物(b)を構成成分とする光硬化
性樹脂組成物を、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)などの合成樹脂フィルム上に溶剤キャスティングし
て一定の厚さの光硬化性樹脂フィルムを作製し、該フィ
ルムを基体1上に熱ラミネート法等で積層して形成す
る。
【0027】このとき、光硬化性樹脂フィルムをの厚さ
を厚くしようとすると、該フィルム中に含まれる溶剤の
蒸発が妨げられるので好ましくなく、通常、乾燥後の厚
さが50〜200μmの範囲となるのが好ましい。従っ
て、例えば、厚さ500μmの光硬化性画像層2を得る
ためには、例えば、厚さ100μmの光硬化性樹脂フィ
ルムを、熱ラミネート法などによって基材1上に5枚積
層すればよい。
【0028】上記画像層2の厚さは、薄くなると立体感
のある画像が表現できなくなり、厚くなると微細な画像
を表現するのが難しくなるので、0.3〜2mmが好ま
しい。
【0029】上記基体1上に立体画像パタ−ンを形成す
る方法としては、例えば図2に示すように、基材1上に
積層された画像層2に、所定の画像パタ−ンを得るため
のネガ型フォトマスク3を重ね合わせた後、ネガ型フォ
トマスク3上より光を照射し、画像層2の画像パタ−ン
化される部分のみを硬化させた後、未硬化部分を現像に
より除去する方法が挙げられる。このようにして、図2
に示すように、画像層2に、ネガ型フォトマスク3に対
応した立体画像パターン4が形成された立体画像表示盤
を得る。
【0030】本発明の表示盤を構成する立体画像パタ−
ンは、光硬化性画像層2を、上述のようにして露光、現
像して得られるが、露光するための光源としては、特に
限定されるものではなく、従来公知のものが使用でき、
例えば、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ等が好適
に用いられる。
【0031】また、現像する際に用いられる現像液とし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、濃度
0.5〜5重量%の炭酸ナトリウム水溶液が用いられ
る。また、現像装置については、特に制限はなく、公知
のものが使用可能である。
【0032】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて説明する。
【0033】(実施例1)
【0034】〔光重合性オリゴマーの調製〕滴下漏斗、
温度計、冷却管およびメカニカルスタラーを備えた5リ
ットルの4つ口フラスコにヘキサメチレンジイソシアネ
ート504g(3mol)と、溶媒として乾燥メチルエ
チルケトン(MEK)826gおよびジブチルスズジラ
ウレート(触媒)1gを加えて攪拌しながらポリエチレ
ングリコール916g(2mol、平均分子量:45
8)を加えて5時間還流した。次いで、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート232g(2mol)を滴下し、さ
らに5時間還流して反応させた後、MEKを蒸発させ
て、光重合性オリゴマーを調製した。
【0035】〔共重合体(1)の調製〕滴下漏斗、温度
計、冷却管およびメカニカルスタラーを備えた5リット
ルの4つ口フラスコにオクチルアクリレート400g
(2.2mol)、エチルアクリレート550g(5.
5mol)、ビニルピロリドン50g(0.45mo
l)と、溶媒として乾燥酢酸エチル1000gを加えて
攪拌しながら、酢酸エチル50mlに溶解させたラウロ
イルパーオキサイド3gを1時間間隔で滴下して、10
時間加熱還流し、ビニルピロリドン5重量%の共重合体
(重量平均分子量Mw:80万)溶液を調製した。
【0036】〔共重合体(2)の調製〕滴下漏斗、温度
計、冷却管およびメカニカルスタラーを備えた5リット
ルの4つ口フラスコにオクチルアクリレート400g
(2.2mol)、エチルアクリレート500g(5m
ol)、ビニルピロリドン100g(0.9mol)
と、溶媒として乾燥酢酸エチル1000gを加えて攪拌
しながら、酢酸エチル50mlに溶解させたラウロイル
パーオキサイド3gを1時間間隔で滴下して、10時間
加熱還流し、ビニルピロリドン10重量%の共重合体
(重量平均分子量Mw:80万)溶液を調製した。
【0037】〔光硬化性樹脂組成物の調製〕 (1)バインダーポリマー 100重量部 (メタクリル酸メチル:メタクリル酸ブチル:メタクリル酸 =50:25:25〔重量比〕、Mw:15万) (2)光重合性オリゴマー 75重量部 (3)光重合性モノマー(成分:テトラエチレングリコール 75重量部 ジアクリレート) (4)光重合開始剤(成分:ベンジルジメチルケタール、 2.5重量部 チバガイギー社製「イルガキュアー651」) (5)共重合体(1) 44.6重量部 上記各成分を250重量部のMEKに溶解させて、光硬
化性樹脂組成物溶液を調製した。尚、(1) 〜(5) の全成
分中における共重合体(1)の構成比率は、15重量%
である。
【0038】〔光硬化性樹脂フィルムの作製〕上記で調
製した光硬化性樹脂組成物溶液を、厚さ75μmのPE
Tフィルム上に流延し、80℃で10分間乾燥して、乾
燥厚さ100μmの光硬化性樹脂フィルムを作製した。
【0039】〔立体画像表示盤の作製〕基材として、厚
さ500μmのポリカーボネート・シートを用い、この
シート上に、上記で作製した光硬化性樹脂フィルムを熱
ラミネート法によって5枚積層し、厚さ500μmの画
像層を形成した。次いで、文字、目盛りに対応する部分
以外を遮蔽するフォトマスクを画像層上に重ね、超高圧
水銀灯により1000mJ/cm2 の強さの紫外線を照
射した。紫外線の照射により、画像層を露光、硬化させ
た後、該樹脂層の露光面を、30℃、1%の炭酸ナトリ
ウム水溶液で現像して、ライン/スペースが500μm
の凸状となった画像パターンを有する立体画像表示盤を
得た。
【0040】〔剥離強度〕上記で得られ立体画像表示盤
の密着性を評価するために、立体画像表示盤を1インチ
幅に切断して試験片とした。この試験片の画像パターン
と基材とが180度の方向に剥離する剥離試験(剥離速
度:50mm/分)を行い、その測定結果を表1に示し
た。
【0041】〔屈曲試験〕上記で得られ立体画像表示盤
の密着性を評価するために、立体画像表示盤を1インチ
幅に切断して試験片とし、この試験片を直径2mmの丸
棒の周囲に、断面形状がU型となるように巻き付けて、
画像パターンと基材の剥離の有無を観察し、その結果を
表1に示した。
【0042】〔膨潤性評価〕立体画像表示盤の作製にお
いて、露光、硬化させた画像層を、30℃、1%の炭酸
ナトリウム水溶液で現像した後、画像パターン端面の膨
潤状況を観察し、その結果を表1に示した。
【0043】(実施例2、3)共重合体(1)の構成比
率を表1に示すように変えたこと以外は、実施例1と同
様にして、光硬化性樹脂組成物を調製した後、実施例1
と同様にして、基材に画像パターンを形成し、剥離強
度、屈曲試験及び膨潤性評価を行い、その結果を表1に
示した。
【0044】(実施例4〜6)共重合体(1)に代えて
共重合体(2)を配合し、その構成比率を表1に示すよ
うに変えたこと以外は、実施例1と同様にして、光硬化
性樹脂組成物を調製した後、実施例1と同様にして、基
材に画像パターンを形成し、剥離強度、屈曲試験及び膨
潤性評価を行い、その結果を表1に示した。
【0045】(比較例1)共重合体を配合しなかったこ
と以外は、実施例1と同様にして、光硬化性樹脂組成物
を調製した後、実施例1と同様にして、基材に画像パタ
ーンを形成し、剥離強度、屈曲試験及び膨潤性評価を行
い、その結果を表1に示した。
【0046】(比較例2、3)共重合体(1)の構成比
率を表1に示すように変えたこと以外は、実施例1と同
様にして、光硬化性樹脂組成物を調製した後、実施例1
と同様にして、基材に画像パターンを形成し、剥離強
度、屈曲試験及び膨潤性評価を行い、その結果を表1に
示した。
【0047】(比較例4、5)共重合体(2)の構成比
率を表1に示すように変えたこと以外は、実施例1と同
様にして、光硬化性樹脂組成物を調製した後、実施例1
と同様にして、基材に画像パターンを形成し、剥離強
度、屈曲試験及び膨潤性評価を行い、その結果を表1に
示した。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、基材と立体画像パター
ンとの密着性を高めて、立体画像パターンの変形時に発
生する応力によって立体画像パターンが剥離するのを防
止し、耐屈曲性に優れた立体画像表示盤を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において、基材上に形成された画像層に
露光する状況を示す模式断面図である。
【図2】本発明において、基材上に形成された立体画像
パターンを示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 画像層 3 ネガ型フォトマスク 4 立体画像パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01D 13/02 C 6947−2F G03F 7/027 502 G09F 9/00 361 6447−5G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に画像層を形成し、該画像層をマス
    クを通して露光して硬化させ、未硬化部分を除去して所
    定の立体画像パターンを形成する表示盤の製造方法にお
    いて、上記画像層を、(a)オクチルアクリレート35
    〜50重量%、エチルアクリレート45〜60重量%、
    及びビニルピロリドン5〜10重量%からなる共重合体
    1〜30重量%と、(b)光硬化性組成物99〜70重
    量%を構成成分とする光硬化性樹脂組成物から形成する
    ことを特徴とする立体画像表示盤の製造方法。
JP16469192A 1992-06-23 1992-06-23 立体画像表示盤の製造方法 Pending JPH063822A (ja)

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