JPH0638103U - 提灯の火袋 - Google Patents

提灯の火袋

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JPH0638103U
JPH0638103U JP7457892U JP7457892U JPH0638103U JP H0638103 U JPH0638103 U JP H0638103U JP 7457892 U JP7457892 U JP 7457892U JP 7457892 U JP7457892 U JP 7457892U JP H0638103 U JPH0638103 U JP H0638103U
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JP
Japan
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cover
fluorescent lamp
fire bag
lantern
light
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Application number
JP7457892U
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Inventor
喜章 市川
Original Assignee
株式会社コモリ
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 火袋1においては、枠体4の外周に覆体5が
貼られ、この枠体4内に螢光ランプ10が取り付けられ
ている。この枠体4は上下両口輪2,3間に設けられ、
この下側口輪3上に取り付けられたソケット6に枠体4
内で螢光ランプ10が接続されている。螢光ランプ10
の光は自然光に近く、輝きの低い拡散光である。従っ
て、螢光ランプ10から自然光に近い柔らかい光が火袋
1の全体に平均的に拡散し、この螢光ランプ10では覆
体5に影が生じない。そのため、火袋1の覆体5におい
て、材質(例えば絹張り)や絵柄の美しさ、特に色彩の
美しさが損なわれず、それらが鮮明に浮き出て提灯とし
ての豪華さが増す。さらに、螢光ランプ10の放射熱は
少ないため、火袋1の覆体5の焼けを防止する。 【効果】 火袋1の覆体5に影が生じにくくなり、覆体
5の美しさを鮮明に浮き出たせるとともに、覆体5の焼
けも防止することができる。従って、提灯としての商品
価値が高くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は吊下げ提灯や足付き提灯などにおいて、その火袋の光源に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
図3又は図4に示す従来の提灯においては、その火袋1内の光源として白熱電 球11が用いられている。この白熱電球11は炎の形をしたバルブ11aと口金 11bとを有し、枠体4内で下側口輪3上に立設された支柱12の上端部にこの 白熱電球11の口金11bが螺合されてこの白熱電球11のバルブ11aと支柱 12とにより蝋燭状に形取られている。
【0003】 このような白熱電球11においては、バルブ11a内が真空になっているか、 又はバルブ11a内に不活性ガスが封入され、このバルブ11a内の中央に金属 フィラメントが取り付けられている。そして、この金属フィラメントを流れる電 流により金属フィラメントが白熱状態に熱せられた時可視光が放出されるように なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような白熱電球11による光は、自然光に比べて、長波長の赤味の光の成 分を多く含む性質を有する。また、白熱電球11は点光源に近く、口金11bの 方向を除いて、金属フィラメントを中心とする球形の各方向へほぼ均等な配光を 持つ。さらに、比較的、放射熱や消費電力は大きく、寿命は短い。
【0005】 このような特徴を有する白熱電球11を提灯の光源として利用すると、下記の 様に種々の欠点が生ずる。第1に、長波長の赤味の光の成分を多く含んだ高輝度 の光であるため、火袋1の覆体5に対する演色性が悪くなる。すなわち、人が提 灯の外側に立ってこの火袋1を見る時、その人と白熱電球11とを結ぶ垂立平面 が火袋1の覆体5を横切る線に沿って帯状の影が縦方向に観察でき、その線から 左右方向へ離れる程その影は次第に薄くなるように観察できる。このような帯状 の影ができると、覆体5の材質(例えば絹張り)や絵柄の美しさが大変損なわれ 、特に色彩的美しさが極度に低下して商品価値が落ちる。この現象は点光源に近 いことにも起因している。
【0006】 第2に、放射熱が大変大きいため、火袋1の覆体5に焼けが生じ易くなる。そ の点でも商品価値の低下を来たす。 本出願人は提灯の火袋の光源としての白熱電球が種々の欠点を有することに鑑 み、提灯の火袋の特殊性を十分に考慮して、提灯の火袋の光源として多く用いら れている白熱電球に替わる光源を提供した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
後記する実施例の図面に示すように、本考案に係る火袋1においては、枠体4 の外周に覆体5が貼られ、この枠体4内に螢光ランプ10が取り付けられてい る。この枠体4は上下両口輪2,3間に設けられ、この下側口輪3上に取り付け られたソケット6等の電気的接続部に枠体4内で螢光ランプ10が接続されてい る。
【0008】
【作用】
螢光ランプ10の光は自然光に近く、輝きの低い拡散光である。従って、螢光 ランプ10から自然光に近い柔らかい光が火袋1の全体に平均的に拡散し、この 螢光ランプ10では覆体5に影が生じない。そのため、火袋1の覆体5において 、材質(例えば絹張り)や絵柄の美しさ、特に色彩の美しさが損なわれず、それ らが鮮明に浮き出て提灯としての豪華さが増す。
【0009】 さらに、蛍光ランプ10の放射熱は少ないため、火袋1の覆体5の焼けを防止 する。
【0010】
【実施例】
まず、本考案を吊下げ提灯に具体化した第1実施例を図1を参照にして説明す る。
【0011】 丸形提灯の火袋1は上下両口輪2,3間でひごにより縦横に組んだ枠体4を有 し、この枠体4は上下両口輪2,3間で伸縮自在になっている。この枠体4の外 周には絹や化繊等の布からなる覆体5が貼られている。
【0012】 前記下側口輪3の底壁3a上に電気的接続部としてのソケット6が載設されて いる。このソケット6の下側に突設された雄ねじ部7がこの底壁3aから下方へ 突出し、この底壁3aの下側でこの雄ねじ部7に雌ねじ体8が螺合されてソケッ ト6が底壁3a上に固定されている。このソケット6から導出された電気配線9 が下側口輪3の底壁3aの外側に引き出されている。
【0013】 ボール形螢光ランプ10は球形バルブ10aと支持碗10bと口金10cとを 有し、この口金10cが前記ソケット6上に螺合されて螢光ランプ10が枠体4 内に取り付けられている。
【0014】 螢光ランプ10はガラス管内の水銀蒸気の電離により光が発生し、ガラス管壁 内の螢光被膜を励起して紫外放射を可視光に変換した管状放電灯である。この螢 光ランプ10は従来技術で述べた白熱電球11と比較して種々の長所がある。す なわち、螢光ランプ10の光は白熱電球11の光よりも自然光に近く、輝きの低 い拡散光である。従って、螢光ランプ10のバルブ10aから自然光に近い柔ら かい光が火袋1の全体に平均的に拡散し、従来技術で述べた白熱電球11による 影がこの螢光ランプ10では覆体5に生じない。そのため、火袋1の覆体5にお いて、材質(例えば絹張り)や絵柄の美しさ、特に色彩の美しさが損なわれず、 それらが鮮明に浮き出て提灯としての豪華さが増す。
【0015】 さらに、螢光ランプ10の放射熱は同じ光束を出す白熱電球11の放射熱と比 較して約5分の1で済み、火袋1の覆体5の焼けを防止することができる。その 他、消費電力や寿命についても、螢光ランプ10は白熱電球11と比較して顕著 な長所を有する。
【0016】 図2に示すように第2実施例に係る提灯の火袋1は円柱形状をなし、その形状 に合わせて螢光ランプ10が直管形状になっているとともに、その螢光ランプ1 0の口金(図示せず)がソケット6に挿着されている。なお、螢光ランプ10の 上端部にカバー6aが被せられている。
【0017】 前記第1実施例に係るボール形螢光ランプ10とこの第2実施例に係るものと を比較すると、バルブ10aの形状が異なるため、それぞれ配光も異なるが、螢 光ランプ10による光である点は同様である。従って、この第2実施例に係る提 灯の火袋1においても、前記第1実施例に係る提灯の火袋1と同様な長所を有す る。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る提灯の火袋1によれば、その光源として螢光ランプ10を用いて いるので、火袋1の覆体5に影が生じにくくなり、覆体5の美しさを鮮明に浮き 出たせるとともに、覆体5の焼けも防止することができる。従って、提灯として の商品価値が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る提灯を示す一部切欠き概略正
面図である。
【図2】第2実施例に係る提灯を示す一部切欠き概略正
面図である。
【図3】従来例1に係る提灯を示す一部切欠き概略正面
図である。
【図4】従来例2に係る提灯を示す一部切欠き概略正面
図である。
【符号の説明】
1 火袋、2 口輪、3 口輪、4 枠体、5 覆体、
6 電気的接続部としてのソケット、10 螢光ラン
プ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体(4)の外周に覆体(5)を貼った
    提灯の火袋において、 この枠体(4)内に螢光ランプ(10)を取り付けたこ
    とを特徴とする提灯の火袋。
  2. 【請求項2】 上下両口輪(2,3)間に設けた枠体
    (4)の外周に覆体(5)を貼った提灯の火袋におい
    て、下側口輪(3)内に電気的接続部(6)を設け、枠
    体(4)内で螢光ランプ(10)をこの電気的接続部
    (6)に接続したことを特徴とする提灯の火袋。
  3. 【請求項3】 請求項2において、電気的接続部をソケ
    ット(6)としたことを特徴とする提灯の火袋。
JP7457892U 1992-10-26 1992-10-26 提灯の火袋 Pending JPH0638103U (ja)

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JP7457892U JPH0638103U (ja) 1992-10-26 1992-10-26 提灯の火袋

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JPH0638103U true JPH0638103U (ja) 1994-05-20

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ID=13551204

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02102B2 (ja) * 1984-11-07 1990-01-05 Komanii Kk
JPH0241306B2 (ja) * 1984-01-17 1990-09-17
JPH0711293U (ja) * 1993-07-21 1995-02-21 積水化学工業株式会社 スリッター
JP4096905B2 (ja) * 2004-03-26 2008-06-04 松下電工株式会社 空気調和機

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