JPH0638070B2 - 生化学測定装置 - Google Patents

生化学測定装置

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JPH0638070B2
JPH0638070B2 JP15852085A JP15852085A JPH0638070B2 JP H0638070 B2 JPH0638070 B2 JP H0638070B2 JP 15852085 A JP15852085 A JP 15852085A JP 15852085 A JP15852085 A JP 15852085A JP H0638070 B2 JPH0638070 B2 JP H0638070B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、尿糖計などの生化学測定装置の校正手段に
関する。
(ロ)従来の技術 従来、この種の生化学測定装置としては、試験片(薬剤
を塗布した紙片を先端部に固着した合成樹脂等の細長い
薄板で、一般にスティックと呼ばれている)を被検査液
に浸漬した後、測定装置の試験片挿入部に挿入し、試験
片挿入部を被蓋する蓋体を閉じ、発光部から試験片に光
を照射し、試験片よりの反射光又は透過光を受光部で検
知し、その検知された受光量をマイクロコンピュータ等
で処理し、測定結果をLED発光素子などで外部に表示
するようになっている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかるに、このものでは、発光部や受光部にゴミが付着
したり、測定回路の素子等の経時変化あるいは電源電圧
の変動等により、測定装置の感度等が変動し、正確な測
定だできないおそれがある。
そこで、別途に保管又は携帯した標準試験片を測定装置
の試験片挿入部に挿入し、装置を測定状態とし、正しい
値が表示されるよう調整する校正操作を定期的に行わな
ければならなかった。
このような校正操作を行うのは面倒であり、正確な測定
を実施するためには、たびたび校正操作を行う必要があ
り、煩わしかった。
また、標準試験片を紛失しないよう管理しておく必要が
あり、標準試験片を紛失すると、校正操作が行えなくな
る不便があった。
さらに、このような校正操作の必要でない、高い安定性
を有する測定装置を製作しようとすれば、高品質の素子
や各種の補償回路が必要となり、測定装置は高価なもの
になっていた。
この発明は、上記不都合に鑑みてなされたものであり、
校正操作を行う手間が不要で、測定精度が高く、その
上、安価な生化学測定装置を提供することを目的として
いる。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 上記問題点を解決するための手段として、生化学測定装
置内には、蓋体と連動するしゃへい部材を設け、このし
ゃへい部材に設けた標準色部が発光部及び受光部に臨む
ように位置させると共に、この標準色部よりの受光量に
基づいて校正する校正手段を備えてなるものであり、測
定操作の際、蓋体を開閉する毎に標準色部が発光部及び
受光部に臨むよう位置させられ、その度、自動的に校正
が行われる。
(ホ)実施例 この発明の一実施例を、第1図乃至第5図に基づいて、
以下に説明する。
1は生化学測定装置本体(以下装置本体と略称)であ
り、上面には電源スイッチ11、測定スイッチ12及び
表示部13が設けられている。
2は、装置本体1前面と適切な間隔をおいて平行に設け
られた板状部材で、その上部は装置本体1上面と一体に
なっている。この板状部材2中央には試験片挿入部21
を凹設し、試験片挿入部21奥面には窓孔22を穿設す
る。板状部材2と装置本体1前面の間の空間は、後述の
しゃへい部材が収納されるスリット部3となし、装置本
体1前面には、前記窓孔22を臨む窓孔31が穿設され
ている。
さらに、装置本体1前面には、前記板状部材2等を保護
するカバー4が取付けられている。このカバー4中央に
は、下端がカバー4に軸51で軸承される蓋体5が設け
られている。蓋体5は、前記試験片挿入部21を被蓋す
る略平板状のものであり、先端はカバー4の上面と揃う
屈曲部53となし、中央には試験片10を挿通する切り
口部54を設けている。蓋体5の下端側部には、蓋体5
と共に回動するカム52が設けられると共に、内面には
試験片挿入部21に挿入された試験片10を押圧する、
ゴム、スポンジ等からなる押圧片55を設けてある。
前記スリット部3内には、扇形状のしゃへい部材6が軸
61によって回動自在に取付けられている。しゃへい部
材6には、レバー片62が突設され、このレバー片62
先端には、しゃへい部材6と垂直なピン63が立設さ
れ、さらにピン63の先端にはカム52の表面を押圧す
るカム押圧片64が設けられている。
しゃへい部材6は、ピン63及び板状部材2裏面に突設
されたピン23を押圧するバネ65によって、常にP方
向に付勢されている。従って、押圧片64がカム52表
面を押圧し、カム52を回動させるため、蓋体5にも常
に閉方向に付勢されることになる。なお、カム52及び
押圧片64の形状は、しゃへい部材6が蓋体5の開閉に
対して等速で回転するように、形状を定めるとよい。
しゃへい部材6の装置本体1側に臨む面上には、円弧状
に配備される標準色部7が設けられている。標準色部7
には、P方向に向かって第1標準色部71、白色マーク
72、黒色マーク73及び第2標準色部74と区分され
ており、第1標準色部71と第2標準色部74は、互い
に光学物性値が異なる(なるべくその違いが大きい方が
よい)素材よりなるものである。
しゃへい部材6上の標準色部7の側端よりさらにP方向
へ回転したところには、しゃへい部材6がQ方向へ回転
した時、前記窓孔22、31とに連通する窓孔66が穿
設されている。
なお、しゃへい部材6は、前記スリット部3内に収納さ
れると共に、カバー4側方を被蓋するため、外乱光が標
準色部7及び装置本体1内に達するおそれがない。
9は、装置本体1内に設けられたスイッチ機構で、91
は先端が装置本体1の前面に突出すると共に、後端が装
置本体1内のプリント基板(または装置本体1内面)に
固定されたスイッチ95を押圧する押動軸である。
この押動軸91は、装置本体1前面に形成された挿通孔
15及び装置本体1内面に立設された支持体16によっ
て軸方向移動可能に支持され、また、押動軸91に設け
られたフランジ部93と支持体16前面の間に巻着され
たバネ94の弾発力によって、押動軸91は常に装置本
体1前方に向かって付勢され、先端がカム52に当接す
る。
測定回路の概要は、第4図に示すように、定量手段及び
校正手段としてのマイクロコンピュータ81を中心に構
成されている。LED発光素子よりなる発光部82は、
マイクロコンピュータ81の指令を受けたLEDドライ
バ83によってドライブされる。受光部84で検出され
た信号は、電流/電圧変換器85で電圧信号に変換さ
れ、さらにアナログ/デジタル変換器86によってデジ
タル信号に変換され、マイクロコンピュータ81に伝え
られる。マイクロコンピュータ81は、その信号を処理
し校正手続を行うか、あるいは測定を行い、その結果を
前記表示部13に表示する。電源スイッチ11、測定ス
イッチ12及びスイッチ95は、このマイクロコンピュ
ータ81に接続されている。
この実施例の測定装置の使用方法の一例と、その動作を
以下に説明する。
最初に、蓋体5を開け、未使用状態の試験片10を試験
片挿入部21にセットし、蓋体5を閉じる。この状態で
は、しゃへい部材6はQ方向に回動しきった位置にあ
り、窓孔66は窓孔22及び31と連通しており、発光
部82及び受光部84が試験片10に臨んでいる。
次に、電源スイッチ11をオンすると、発光部82はマ
イクロコンピュータ81の指令を受けたLEDドライバ
83によりドライブされ、以下の操作手順の間、光を照
射し続ける。
測定スイッチ12を押すと、未反応状態の試験片10が
示す値、いわゆるブランク値をマイクロコンピュータ8
1が測定し、記憶する。
試験片10を試験片挿入部21より引抜き、蓋体5を開
けていくと、カム52によって装置本体1内に押動され
た押動軸91が、バネ94の付勢力により前方へ突出す
るため、押動軸91の後端がスイッチ95より離れ、ス
イッチ95が開となる。マイクロコンピュータ81は、
この開状態を知ると、校正手続を開始する。
蓋体5が開いていくと、カム52の回動により押圧片6
4が上方に押上げられ、しゃへい部材6がP方向に回動
していき、第2標準色部74が、窓孔31を通して発光
部82及び受光部84に臨む。マイクロコンピュータ8
1は、受光部84よりの信号を処理し、第2標準色部7
4を測定値を記憶する。
さらに、蓋体5を開けていくと、しゃへい部材6が回動
していき、黒色マーク73と白色マーク72が、続いて
発光部82及び受光部84の前を横切る。黒色マーク7
3が通過する時は値が急に大きく落ち、次に白色マーク
72が通過する時は値が急にはね上がるので、マイクロ
コンピュータ81はこの挙動を察知し、第1標準色部7
1の測定を開始する。
蓋体5が完全に開いた状態では、しゃへい部材6は、第
3図に示すように、P方向に回動しきった状態となり、
第1標準色部71が発光部82及び受光部84に臨む。
マイクロコンピュータ81は、第1標準色部71の値を
記憶する。
ここで、蓋体5を閉じていくと、しゃへい部材6はQ方
向へ回動し、白色マーク72、黒色マーク73が続いて
発光部82及び受光部84の前を横切り、上に述べた挙
動と反対の挙動、すなわち値が大きくなった後、急に小
さくなる挙動が起こり、マイクロコンピュータ81は、
この挙動を察知すると、記憶されている第1標準色部7
1の値と第2標準色部74の値の差を取り、その差値に
基づいて測定回路の校正を行う。
このように差を取るのは、標準色部7が汚れた場合、2
つある標準色部71、74の汚れ具合は同じ程度である
ので、両者の差をとれば汚れによる誤差が相殺されるか
らである。従って、両者の差値は汚れに対してもほとん
ど変化することがなく、正確な校正が期待できる。
なお、最初に測定されたブランク値も、校正時に補正さ
れるように、マイクロコンピュータ81をプログラムし
ておく。
最後に、被検査液に浸漬されて呈色反応を起こした試験
片(図示せず)を試験片挿入部21に挿入し、蓋体5を
完全に閉止する。
この状態では、最初の状態と同じように、しゃへい部材
6がQ方向に回転しきった状態となり、窓孔22、3
1、66を通して、発光部82及び受光部84が試験片
に臨むと共に、押動軸91がカム52の回動により装置
本体1内へ押動され、その後端がスイッチ95を押し、
閉状態とする。マイクロコンピュータ81は、この閉状
態を察知すると校正手続を終了して、試験片測定状態と
なる。
ここで再び測定スイッチ12を押すと、マイクロコンピ
ュータ81は、呈色反応を起こした試験片の値と前に記
憶したブランク値とを演算処理し、被検査液中の特定化
学物質の濃度を表示部13に表示させる。これで1回の
測定操作が終了する。
この実施例では、標準色を2色設けているが、1つの標
準色部あるいは3つ以上の標準色部を設けることもでき
る。校正手続も、上記の手続に限定されるものではな
く、適宜変更できる。
また、蓋体5としゃへい部材6を連動させる手段はカム
に限らず、リンク又は歯車等を採用することもでき、蓋
体5としゃへい部材6のうち、両方又は一方を慴動させ
るよう構成してもよく、適宜設計変更できる。
(ヘ)発明の効果 この発明は、生化学測定装置内に蓋体と連動するしゃへ
い部材を設け、このしゃへい部材に少なくとも1つの標
準色部を設け、この標準色部を発光部及び受光部に臨む
よう位置させると共に、発光部及び受光部に臨んだ標準
色部よりの受光量に基づいて定量手段を校正するように
したものであるから、校正操作を測定操作と別に行う必
要がなく、標準試験片を生化学測定装置とは別に保管携
帯する手間が不要となり、便利である。
また、測定操作中、蓋体の開閉毎に生化学測定装置が校
正されるため、素子等の経時変化や電源電圧の変動に対
しても誤差を生じることがなく、常に精度の高い測定が
行える利点がある。
さらに、従来の生化学測定装置に若干の部品(しゃへい
部材等)を付加するだけでよいので、安価で高精度の生
化学測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、何れもこの発明の一実施例を示すものであり、
第1図は、生化学測定装置の一部を破断して内部を見せ
た要部拡大斜視図、第2図は,同じく一部を破断して内
部を見せた要部拡大側面図、第3図は、しゃへい部材の
背面図、第4図は、測定回路の概略を示すブロック図、
第5図は、生化学測定装置の全体斜視図である。 5:蓋体、6:しゃへい部材、 7:標準色部、10:試験片、 21:試験片挿入部、71:第1標準色部、 74:第2標準色部、82:発光部、 84:受光部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験片挿入部と、この試験片挿入部を被蓋
    する蓋体を備えると共に、前記試験片挿入部に挿入され
    た試験片に臨む発光部及び受光部と、被検査液に浸漬さ
    れて反応した試験片よりの受光量に応じた信号を前記受
    光部より受け、その受光量により被検査液中の特定の化
    学物質濃度の定量を行う定量手段とを含む生化学測定装
    置において、 前記生化学測定装置内には、蓋体と連動するしゃへい部
    材を設け、このしゃへい部材には少なくとも1つの標準
    色部を設け、この標準色部を発光部及び受光部に臨むよ
    う位置させると共に、発光部及び受光部に臨んだ標準色
    部よりの受光量に基づいて前記定量手段を校正する校正
    手段を備えたことを特徴とする生化学測定装置。
  2. 【請求項2】前記標準色部は、互いに光学的物性値の異
    なる複数の標準色部であると共に、前記校正手段は、こ
    れら標準色部よりの受光量の差値に基づいて校正を行う
    特許請求の範囲第1項記載の生化学測定装置。
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PL1921441T3 (pl) * 2006-11-07 2014-02-28 Hoffmann La Roche Sposób analizowania próbki na elemencie testowym i system analityczny
WO2015146238A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 テルモ株式会社 成分測定装置

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