JPH0637769U - プラズマ診断装置 - Google Patents

プラズマ診断装置

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JPH0637769U
JPH0637769U JP7336492U JP7336492U JPH0637769U JP H0637769 U JPH0637769 U JP H0637769U JP 7336492 U JP7336492 U JP 7336492U JP 7336492 U JP7336492 U JP 7336492U JP H0637769 U JPH0637769 U JP H0637769U
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JP
Japan
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plasma
probe
probe electrode
chamber
plasma processing
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Withdrawn
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JP7336492U
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English (en)
Inventor
隆雄 田端
孝浩 中東
浩哉 桐村
浩 村上
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プローブによるプラズマ診断装置であって、
非測定時におけるプローブ電極の汚染を、プラズマ処理
室におけるプラズマを消す必要なく、換言すれば被処理
物のプラズマ処理中でも抑制できるプラズマ診断装置を
提供する。 【構成】 プラズマ診断用のプローブ2と、所定プラズ
マにより被処理物に目的とする処理を施すプラズマ処理
室7に開閉可能の弁6を介して接続したプローブ電極退
避室1とを含み、プローブ2は、退避室1に付設してあ
り、プローブ電極21をプラズマ処理室7内のプラズマ
測定位置P1又は退避室1内の位置P2のいずれかに選
択的に配置できる可動式プローブに構成してあるプラズ
マ診断装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラズマCVD装置等のプラズマを利用する成膜装置や、プラズマ を利用するエッチング装置等のプラズマ処理装置において生成されるプラズマの 状態を測定乃至診断するためのプラズマ診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラズマの状態は電子密度、プラズマ粒子のエネルギー状態を示す電子温度や イオン温度等のプラズマパラメータを測定することによって知ることができる。 このプラズマパラメータを測定する方法は、プローブ法と電磁波法に大別され る。
【0003】 プローブ法は、診断対象プラズマ中にプローブ電極を挿入してプラズマからの 電流を抽出し、これを解析することによりプラズマパラメータを知る方法であり 、電磁波法は、マイクロ波、レーザ等をプラズマ中に入射することで得られるそ れらの相互作用の結果から、或いはプラズマから放射される光を分光検知するこ とでプラズマパラメータを知る方法である。
【0004】 前記両方法のうち、プローブ法は、これを実施するプローブが比較的簡単で安 価に入手できることから広く用いられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかるプローブ法を実施する従来のプローブは、そのプローブ 電極が、常時、プラズマ処理室内に配置され、プラズマの挙動を知るための測定 を行うときだけでなく、非測定時にもそのまま放置されたままとされるので、プ ローブ電極が汚染され易く、その汚染のために抽出電流が影響を受け、プラズマ 診断の精度が低下したり、プラズマ診断が困難になるという問題があった。
【0006】 また、この問題を解決するためにプローブ電極を清掃するにあたっては、被処 理物へのプラズマ処理を停止しなければならず、そのため、処理に悪影響がでた り、時間のロスが多かった。 プローブ法を実施するプローブには、そのプローブ電極を測定位置又は退避位 置に選択的に配置できる可動式プローブもあるが、この可動式プローブを用いる ときでも、そのプローブ電極の測定位置、退避位置は共にプラズマ処理室内にお かれるので、プローブ電極が常時、プラズマ処理室内に放置されることに変わり はなく、前記と同様の問題があった。
【0007】 そこで本考案は、第1に、プローブによるプラズマ診断装置であって、非測定 時におけるプローブ電極の汚染をプラズマ処理室におけるプラズマを消す必要な く、換言すれば被処理物のプラズマ処理中でも抑制できるプラズマ診断装置を提 供することを目的とする。 また、本考案は、第2に、かかる目的を達成できるうえ、被処理物のプラズマ 処理中でもプローブ電極を清掃することができるプラズマ診断装置を提供するこ とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記第1の目的に従い、プラズマ診断用のプローブと、所定プラズマ により被処理物に目的とする処理を施すプラズマ処理室に開閉可能の弁を介して 接続したプローブ電極退避室とを含み、前記プローブは、その本体を前記退避室 に付設してあり、プローブ電極を前記プラズマ処理室内のプラズマ測定位置又は 前記退避室内のいずれかに選択的に配置できる可動式プローブに構成してあるこ とを特徴とするプラズマ診断装置を提供する。
【0009】 また、本考案は前記第2の目的に従い、かかる本考案装置において、前記プロ ーブ電極退避室に排気手段と、プローブ電極清掃用ガスを導入する手段と、該退 避室に導入されるプローブ電極清掃用ガスをプラズマ化する電力供給手段とを設 けたものを提供する。 本考案に係るプラズマ診断装置におけるプローブは、従来から知られているプ ローブと同様、診断対象プラズマ中にプローブ電極を挿入してプラズマからの電 流を抽出し、これを解析することによりプラズマパラメータを知るものである。
【0010】 前記プローブ電極清掃用のガスとしては、アルゴン(Ar)ガス、キセノン( Xe)ガス、その他の希ガス等が考えられるが、要するに、被処理物のプラズマ 処理に悪影響を与えず、プラズマ化されることでプローブ電極上に堆積した汚染 物をスパッタリングして除去できるものであればよい。
【0011】
【作用】
本考案の第1の目的を達成するプラズマ診断装置によると、プラズマの非測定 時、プローブ電極はプローブ電極退避室内へ後退せしめられ、該室が弁にて閉じ られ、プラズマ処理室から隔てられることで、たとえ、プラズマ処理室内におい て被処理物のプラズマ処理を続行するときでも、プローブ電極の汚染が抑制され る。
【0012】 プラズマ測定時には、弁が開けられてプローブ電極退避室とプラズマ処理室が 連通せしめられ、プローブ電極がプラズマ処理室内の測定位置へ挿入され、プラ ズマ診断が行われる。 本考案の第2の目的を達成するプラズマ診断装置によると、プローブ電極が前 記退避室内に退避している間に、必要に応じ、該室内へプローブ電極清掃用のガ スが導入され、プラズマ化されることで、プローブ電極上の堆積汚染物がスパッ タリング清掃される。この清掃の間もプラズマ処理室において、プラズマ処理を 続行できる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図1は1実施例であるプラ ズマ診断装置の概略断面図である。 この装置は、被処理物に目的の処理を施すプラズマ処理室7に開閉可能の弁6 を介して連設したプローブ電極退避室1と、この退避室に本体を付設したプロー ブ2とを含んでいる。
【0014】 プローブ2の本体はプローブ電極21、この電極を支持する部分22、部分2 2を昇降させる駆動部23を備えており、これらにはコントローラ24が接続さ れている。 駆動部23は図示しない駆動モータ及びネジ送り機構を含み、該モータの正転 又は逆転運転で電極支持部分22を昇降させ、それよってプローブ電極21をプ ラズマ処理室7内の測定位置P1又は退避室1内の位置P2のいずれかに任意に 配置できるものである。
【0015】 コントローラ24は、プローブ電極21への所定のプラズマ測定用電圧の印加 、プラズマからこの電極で抽出した電流の解析、プローブ電極清掃用電圧の印加 、駆動部23の動作の制御を行うものである。 かかるプローブ2はプローブ電極清掃用ガスのプラズマ化のための電圧をプロ ーブ電極21に印加できるように構成してある。他の点は既に知られているもの と同様の構成である。
【0016】 退避室1は石英ガラスにて形成されており、これには開閉弁31を介して排気 ポンプ32が配管接続されているとともに、開閉弁41を介してプローブ電極清 掃用ガス源42が配管接続されている。退避室1の外周には誘導コイル51が巻 設され、このコイルにはRF電源52が接続されている。 なお、プラズマ処理室7には、図面には示していないが、被処理物を支持する ホルダ(電極)、これに対向する電極、成膜用或いはエッチング用等のガス導入 手段、排気手段等、被処理物に目的とするプラズマ処理を施すに必要な手段が設 けられている。また、処理の種類に応じ、ホルダ又は対向電極のいずれか一方に はマッチングボックスを介してRF電源が接続され、他方は接地される等の処置 が施される。
【0017】 このプラズマ処理室7自体は既に知られているものでよいから、詳細な説明は 省略する。 プラズマの非測定時、プローブ電極21はプローブ電極退避室1内の位置P2 へ後退せしめられ、該室が弁6にて閉じられ、プラズマ処理室7から隔てられる 。かくして、プラズマ処理室7内において被処理物のプラズマ処理を続行すると きでも、プローブ電極21の汚染が抑制される。
【0018】 プラズマ測定時には、弁6が開けられてプローブ電極退避室1とプラズマ処理 室7が連通せしめられ、プローブ電極21がプラズマ処理室7内の測定位置P1 へ挿入され、プラズマ診断が行われる。 プローブ電極21が退避室1内に退避している間に、必要に応じ、弁31が開 けられ、排気ポンプ32が運転されることで退避室1が所定真空度に排気されつ つ、弁41が開けられることで、ガス源42から該室内にプローブ清掃用ガスが 導入され、さらに、プローブ電極21に清掃用電圧が印加され、誘導コイル51 にRF電源から通電されることで、該ガスがプラズマ化され、このプラズマのも とでプローブ電極21上の堆積汚染物がスパッタリング清掃される。この清掃に より、プラズマ診断を精度よく行うことができる。また、この清掃の間も、プラ ズマ処理室7では被処理物のプラズマ処理を行うことができ、従来のようにプロ ーブ電極清掃による時間のロスが無く、プラズマ処理への清掃による悪影響もな い。
【0019】 プラズマ処理室7をプラズマCVDによる成膜装置に構成し、次の成膜条件で Siウェハ上にアモルファスシリコン膜を形成しつつ、換言すればプラズマは止 めず、処理室7内のプラズマを1回の測定時間を1分間(プローブ電極への印加 電圧−20V)として複数回測定する一方、非測定時毎に退避室1内でプローブ 電極21の清掃を次の清掃条件で行ったところ、図2に示す結果を得た。
【0020】 成膜条件 成膜ガス :SiH4 100sccm H2 400sccm ガス圧 :0.35Torr RFパワー:200W 清掃条件 清掃用ガス:アルゴン(Ar)ガス 200sccm ガス圧 :0.35Torr RFパワー:400W プローブ電極への印加電圧:−200V 清掃時間 :1分間/回 図2から分かるように、プラズマ測定の累積時間が増加しても、プローブ電極 21の清掃により検出電流は安定しており、プローブ電極汚染の影響が抑制され ていることが分かる。これによって、プラズマ診断の精度が所望のものに維持さ れる。
【0021】 なお、プローブ2の本体をプラズマ処理室7に直接付設し、プローブ電極21 を該処理室7内に設置した従来タイプのプラズマ診断装置を別途準備し、前記成 膜条件と同条件により成膜を行いつつ、1回の測定時間を同じく1分間(プロー ブ電極への印加電圧−20V)として、複数回プラズマ測定を行ったところ、図 3の結果となった。
【0022】 図3から分かるように、測定累積時間の増加に伴い、検出電流が変化している 。これは、プローブ電極21上に堆積汚染が生じているためと考えられる。
【0023】
【考案の効果】
本考案によると、プローブによるプラズマ診断装置であって、非測定時におけ るプローブ電極の汚染を、プラズマ処理室におけるプラズマを消す必要なく、換 言すれば被処理物のプラズマ処理中でも抑制できるプラズマ診断装置を提供する ことができる。
【0024】 また、請求項2記載の装置によると、さらに、被処理物のプラズマ処理中でも プローブ電極を清掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の概略断面図である。
【図2】図1の実施例によるプラズマ測定累積時間の増
加に伴う検出電流の変動を示すグラフである。
【図3】従来例によるプラズマ測定累積時間の増加に伴
う検出電流の変動を示すグラフである。
【符号の説明】
1 プローブ電極退避室 2 プローブ 21 プローブ電極 22 電極支持部分 23 駆動部 24 コントローラ 31 弁 32 排気ポンプ 41 弁 42 プローブ電極清掃用ガス源 51 誘導コイル 52 RF電源 6 弁 7 プラズマ処理室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村上 浩 京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電機 株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ診断用のプローブと、所定プラ
    ズマにより被処理物に目的とする処理を施すプラズマ処
    理室に開閉可能の弁を介して接続したプローブ電極退避
    室とを含み、前記プローブは、その本体を前記退避室に
    付設してあり、プローブ電極を前記プラズマ処理室内の
    プラズマ測定位置又は前記退避室内のいずれかに選択的
    に配置できる可動式プローブに構成してあることを特徴
    とするプラズマ診断装置。
  2. 【請求項2】 前記プローブ電極退避室に排気手段と、
    プローブ電極清掃用ガスを導入する手段と、該退避室に
    導入されるプローブ電極清掃用ガスをプラズマ化する電
    力供給手段とを設けた請求項1記載のプラズマ診断装
    置。
JP7336492U 1992-10-21 1992-10-21 プラズマ診断装置 Withdrawn JPH0637769U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190014467A (ko) * 2017-08-02 2019-02-12 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 프로브 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

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Effective date: 19970306