JPH0637757B2 - 抄紙プロセス制御装置 - Google Patents

抄紙プロセス制御装置

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JPH0637757B2
JPH0637757B2 JP60065967A JP6596785A JPH0637757B2 JP H0637757 B2 JPH0637757 B2 JP H0637757B2 JP 60065967 A JP60065967 A JP 60065967A JP 6596785 A JP6596785 A JP 6596785A JP H0637757 B2 JPH0637757 B2 JP H0637757B2
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真人 山本
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は坪量に基づいて種口流量を制御する抄紙プロセ
ス制御装置において、生産量の変更シーケンスに伴う種
口流量の変更制御の特性改善に関する。
<従来技術> 第3図は抄紙気の全体構成図で、1は種箱、2は種口
弁、3は種口流量センサ、4はファンポンプ、5はスト
ックインレット、6はスライスリップ、7はワイヤーパ
ート、8はサクションボックス、9はスプレーパート、
10はドライヤ、11はカレンダ、12はリール、13はリール
に巻取られる製品となる紙、14は白水を集めるサイロで
ある。15は製品13を幅方向に走査してその坪量及び水分
率を測定する坪量センサで、例えばβ線坪量計と近赤外
線水分計とを組合せたもので実現される。16は制御装置
でありセンサ15よりの情報を処理して製品を幅方向の絶
乾プロフィルを計算し、設定プロィルとの偏差を演算し
種口弁2、スライスリップ6を操作するスライススクリ
ューや水分率を管理するドライヤ10に対して操作信号を
発信する。evは種口弁への操作信号、eqは制御装置16に
与えられる種口流量センサ3の出力で種口流量Qに対応
する。
第4図は基本的な動作説明図で、横軸は紙幅lを、縦軸
は絶乾坪量BDを表わす。S1,S2,……Snはスライススク
リュー群の対応位置を示す。Epは坪量センサ15よりの情
報に基づいて計算で求められた1測定バッチの絶乾坪量
の測定プロフィル、 はその平均値、Spは希望する絶縁坪量の設定プロフィル
である。
とSpとの偏差に基づく演算による操作信号evにより、種
口弁2の開度が操作され種口流量Qが制御される。
とSpが一致した状態において測定プロフィルEpと設定プ
ロフィルSpとの偏差ε1,ε2,……εnに基づいてスラ
イススクリューの操作を介してスライススリップ6の開
度パターンが制御され、吐出紙料の変化で坪量のプロフ
ィルを変化させ、設定プロフィルに一致させる。
このような抄紙プロセス制御装置において、紙の生産量
変更(例えば抄速や坪量の変更)をする場合は、種口弁
2を操作してマスバランスを制御する。生産量(R),抄
速(v),坪量(BD)間の関係は、 R=v×BD (1) で表わされ、種口流量QはQ∞Rで表わされる。従って
生産量R1のときの種口流量をQ1としたとき、生産量をR2
に上げたときの種口流量Q2は、 で表わされるので、(2)式のQ2になるように種口弁2が
操作される。
種口弁2の操作は、定常状態において とSpが一致するように制御される自動制御の場合は、自
動制御部17の出力でその開度が操作され、生産量変更の
場合は、種口流量Qが新しい流量値に落着くまではシー
ケンス制御部18の出力に切替えて操作される。この理由
は自動制御により生産量変更を実施した場合は系のむだ
時間により新しい生産量に安定するまで極めて長時間を
要し、その間の製品が不良品となってしまうため、短時
間で新しい種口流量に変更させて自動制御に移行させる
シーケンス制御が必要とされる。
この種口流量の変更シーケンスは、単純に考えた場合、
定常の調節手段を導入して種口流量信号epを測定値と
し、新しい流量を設定値として調節手段の操作出力で種
口弁2を制御する系で実現可能と考えられるが、種口流
量センサ3に問題がある。
即ち種口弁を流れる紙料はバルブを含むスラリであり、
センサとしては管路に障害物の無い電磁流量計が一般に
用いられるが、スラリ液のため大きなノイズが重量しや
すく、このノイズを消すため大きな時定数を有する1次
遅れダンピングを介して検出される。従ってこの信号を
測定値として調節手段で種口弁開度を制御した場合整定
までに長時間を要することとなり、シーケンス制御の本
来の目的を達することができない。そこで通常は調節手
段によらず、流量変更のための設定信号を流量/弁開度
変更手段を介して直接種口弁2に与えて弁開度を新しい
流量値を与える開度に制御するオーブンループ方式がと
られる。
しかしながら種口弁は一般に高精度の操作を実行するた
め及びスラリ液を扱う必要上、電動式のポール弁が用い
られるが、その弁開度と流量の関係が第5図に示すよう
に非直線的であるため、設定信号の与え方が非直線的と
なり、流量変化の大きい領域ではオーブンループ方式に
よる設定を精度良く実現するのが困難である。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明の目的は、オープンループ方式による種口弁を弁
開度制御を実施しながら高精度に種口流量を管理するこ
とができる制御装置を提供することにある。
<問題点を解決するための手段> このような目的を達成する本発明は、生産量を変更する
シーケンス時に、流量変更設定信号(e)に基づいて
種口弁(2)を操作して種口流量を変更する抄紙プロセ
スにおいて、時間と共に増加又は減少する上記流量変更
設定信号を発生する設定手段(181)と、この設定手
段の出力を受けて上記種口弁の開度を操作する種口弁操
作手段(183)と、上記種口流量を測定する流量セン
サ(3)と、このセンサ出力信号により重畳するノイズ
を除去する時定数により、当該センサ出力信号を平滑す
る第1フィルタ手段(184)と、この第1フィルタ手
段と同一の時定数を有し、上記流量変更設定信号を平滑
する第2フィルタ手段(185)と、これら第1並びに
第2フィルタ手段の出力の差(Δq)を、上記種口弁操
作手段の流量変更設定信号に加算すると共に、この出力
の差(Δq)に基づいて前記種口弁操作手段の利得を補
正する補正手段(186)とを具備することを特徴とし
ている。
<作用> 種口弁の操作によって流量が設定信号どうりに変化して
いる場合は同一時定数の第1,第2フィルタ手段の出力
は等しく差はゼロであるが、流量が設定信号とずれると
両フィルタ手段の出力に差を生じ、この差が補正信号と
して種口弁操作手段の入力に加算されて補正操作が実行
され、種口流量が設定信号に追従するように制御され
る。
<実施例> 第1図は本発明の主要部であるシーセンス制御部の構成
図、第2図はその動作説明図である。シーケンス制御部
18において、180 はシーケンス制御手段で、生産量の変
更指令Ecを受けて設定手段181 を駆動し、現在の種口流
量Q1より生産量変更後に要求される種口流量Q2に時間と
共に増加又は減少する流量変更設定信号esを発生させる
と共にスイッチ手段182 を駆動し、種口弁操作手段183
の入力信号を自動制御部17の操作出力eaより流量変更設
定信号esに切替える。evは種口弁操作手段183の出力を
示す。184は種口流量センサ3の出力eqを平滑する第1
フィルタ手段、eq′はその出力、185は設定手段181の出
力esを平滑する第2フィルタ手段、es′はその出力を示
し、両フィルタ手段184,185はその時定数が同一に選定
されている。即ち流量センサの出力eqの重量ノイズが充
分除去可能な第1フィルタ手段の時定数に第2フィルタ
手段の時定数を合せるように構成されている。
186は補正手段であり、第1,第2フィルタ手段の出力e
q′,es′の差を演算する減算手段187この減算手段の出
力Δqを流量変更設定信号esに加算する加算手段188及び
Δqに基づいて種口弁操作手段183の利得を補正する演算
手段189よりなり、加算手段188の出力(es+Δp)がス
イッチ手段182を介して種口弁操作手段183の入力に供給
される。
190は切替判断手段で、第1フィルタ手段の出力eq′と
流量変更設定信号esの差が一定値以内に接近した時点で
切替判断信号ebを発生する。この信号を受けてシーケン
ス制御手段180はスイッチ手段182を駆動して自動制御に
切替える。
第2図は動作説明図であり、時刻t0〜t5の期間に流量変
更設定値esをQ1からQ2に3段ステップで変更した場合で
ある。第2フィルタ手段185の出力es′は実線で示すよ
うに、esに対して1次遅れて追従する。これに対して一
点鎖線で示すeq′は、種口流量Qがesに一致して変化し
ている場合はes′と同じ応答をするが、一致していない
場合は図示のごとくes′とずれた信号となる。es′と
eq′の差Δqは加算手段188によりesに加算されるので、
種口弁操作手段183への入力は点線で示す(es+Δq)と
なり、189よりの補正信号で利得が補正される結果、操
作信号evは2点鎖線で示すように変化する。この補正が
連続的に行われることにより、eq′はes′と一致するよ
うに操作される。図では時刻t5にes′はeq′が一致して
いる様子を示す。
次に切替判断手段190は、流量変更信号esと第1フィル
タ手段eq′の差ΔPを監視しΔPが一定値以下に達した時
に流量変更操作が適正に完了したと判断し、信号ebをシ
ーケンス制御手段180に発信し、切替手段182を切替えて
自動制御に移行させる。監視結果、ΔPの値が異常に大
きいと、又は一定時間以上一定値以内に収まらない場合
は異常信号emをシーケンス制御手段180に発信し、警報
又は異常処理シーケンスを実行する。
尚判断のタイミングは第2図のこどくt3以後のes値を一
定にする場合はt3の時点で実行してもよいし、自動制御
への切替のタイミングの判断方法としてesに代えてes
を基準としてeq′を監視するようにしてもよい。その場
合のes′は、esのステップ幅をq,ステップの持続時間
をΔT,フィルタの時定数をτとしたとき、t0よりΔT後
の上es1′は、 t2時点での値es2′は、 同様にt3時点での値es3′は、 となり、この値es3′とeq′との比較で差ΔPが一定範囲
(±α)ならば流量変更が適正に完了したと判断してもよ
い。
以上説明したシーケンス制御部の各手段は、ハードウェ
アで実現することも可能であるが、コンピュータを用い
たソフトウェア的機能により実現することも容易であ
る。流量変更設定信号esはコンピュータ手段を用いた場
合は実施例のごとくステップ状に上昇又は下降する信号
となるが、アナログ手段で実現した場合は連続的な上
昇,下降直線又は曲線で実現することも可能である。
<効果> 以上説明したように、本発明によれば種口流量センサ出
力に充分なダンピングを施した信号を用いながら、種口
弁の開度制御をオープンループ方式で高精度に管理し、
生産量変更に伴う種口流量変更のシーケンスを短時間で
完了して自動制御に移行させることができ、不良製品の
発生を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すシーケンス制御部の構
成図、第2図はその動作説明図、第3図は抄紙プロセス
制御装置の全体構成図、第4図はその動作説明図、第5
図は種口弁の開度と流量の特性曲線図である。 1……種箱、2……種口弁、3……種口流量センサ、17
……自動制御部、18……シーケンス制御部、180……シ
ーケンス制御装置、181……設定手段、182……切替手
段、183……種口弁操作手段、184……第1フィルタ手
段、185……第2フィルタ手段、186……補正手段、190
……切替判断手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生産量を変更するシーケンス時に、流量変
    更設定信号(es)に基づいて種口弁(2)を操作して
    種口流量を変更する抄紙プロセスにおいて、 時間と共に増加又は減少する上記流量変更設定信号を発
    生する設定手段(181)と、 この設定手段の出力を受けて上記種口弁の開度を操作す
    る種口弁操作手段(183)と、 上記種口流量を測定する流量センサ(3)と、 このセンサ出力信号に重畳するノイズを除去する時定数
    により、当該センサ出力信号を平滑する第1フィルタ手
    段(184)と、 この第1フィルタ手段と同一の時定数を有し、上記流量
    変更設定信号を平滑する第2フィルタ手段(185)
    と、 これら第1並びに第2フィルタ手段の出力の差(Δq)
    を、上記種口弁操作手段の流量変更設定信号に加算する
    と共に、この出力の差(Δq)に基づいて前記種口弁操
    作手段の利得を補正する補正手段(186)と、 を具備することを特徴とする抄紙プロセス制御装置。
JP60065967A 1985-03-29 1985-03-29 抄紙プロセス制御装置 Expired - Lifetime JPH0637757B2 (ja)

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JPS61225391A JPS61225391A (ja) 1986-10-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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