JPH0637743B2 - パツケージ繊維製品の脱水・乾燥方法およびそれに用いる装置 - Google Patents
パツケージ繊維製品の脱水・乾燥方法およびそれに用いる装置Info
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- JPH0637743B2 JPH0637743B2 JP17752691A JP17752691A JPH0637743B2 JP H0637743 B2 JPH0637743 B2 JP H0637743B2 JP 17752691 A JP17752691 A JP 17752691A JP 17752691 A JP17752691 A JP 17752691A JP H0637743 B2 JPH0637743 B2 JP H0637743B2
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Description
繊維製品の脱水・乾燥方法およびそれに用いる装置に関
するものである。
ツケージ繊維製品を乾燥釜内に装填してブロワからの気
流で脱水・乾燥する場合、従来は図4に示すような装置
が用いられている。この装置は、2台のブロワ51,5
2と、加熱器2と、乾燥釜3と、冷却器4を備えてお
り、上記両ブロワ51,52から加熱器2,乾燥釜3,
冷却器4を経て再び上記両ブロワ51,52に還流する
気流によつて、上記乾燥釜3内に装填したチーズ5の脱
水・乾燥を行うことができるようになつている。すなわ
ち、まず、脱水工程時には、チーズ5に含浸されている
水分を強力に絞り出すために、切換コツク19を操作し
て乾燥釜3に送られた気流がチーズ5に対して外側から
内側に流れるように設定し、その状態で、切換弁55,
56を閉じ、切換弁57を開けて2台のブロワ51,5
2が直列に接続されるようにする。これにより、図4に
おいて矢印で示すように、ブロワ51で加圧された気流
がさらにブロワ52で加圧されて略2倍の風圧になり、
この高圧の気流を乾燥釜3内に送ることで、乾燥釜3内
に装填されているチーズ5の内外差圧を大きくして、チ
ーズ5中の水分を一気に絞り出し、チーズ5を短時間で
効果的に脱水することができる。つぎに、切換コツク1
9を操作して乾燥釜3に送られた気流がチーズ5に対し
て内側から外側に流れるように設定し、その状態で、切
換弁55,56を開け、切換弁57を閉じて2台のブロ
ワ51,52が並列に接続されるようにする。これによ
り、図5において矢印で示すように、気流が2台のブロ
ワ51,52から並列に加熱器2に送風され、風量が略
2倍になつた状態で熱風が乾燥釜3内に送られるため、
チーズ5を短時間で効果的に乾燥することができる。
置では、各ブロワ51,52にモータ53,54がそれ
ぞれ付設されているため、装置の据付面積を大きくする
必要があつた。
もので、装置の据付面積をコンパクトにすることのでき
るパツケージ繊維製品の脱水・乾燥方法およびそれに用
いる装置の提供をその目的とする。
め、本発明は、ブロワから送られた気流によつて乾燥釜
内に装填したパツケージ繊維製品の脱水・乾燥を行う方
法であつて、回転駆動源を内蔵する本体の左右から回転
軸が突出する両軸モータと、この両軸モータの各回転軸
に直結され羽根車を内蔵するケーシングとからなるブロ
ワを用い、各ケーシングに接続される配管に設けた切換
弁の切り換えによつて脱水工程時には各ブロワ間の気流
循環路を直列にすることにより高圧脱水を行い、乾燥工
程時には各ブロワ間の気流循環路を並列にすることによ
り大風量で乾燥を行うようにしたパツケージ繊維製品の
脱水・乾燥方法を第1の要旨とし、ブロワから送られた
気流によつて乾燥釜内に装填したパツケージ繊維製品の
脱水・乾燥を行う装置であつて、回転駆動源を内蔵する
本体の左右から回転軸が突出する両軸モータと、この両
軸モータの各回転軸に直結され羽根車を内蔵するケーシ
ングとからなるブロワを備え、各ケーシングに接続され
る配管に切換弁を設け、上記切換弁の切り換えによつて
各ブロワ間の気流循環路を直列にし、あるいは並列にし
うるよう構成したパツケージ繊維製品の脱水・乾燥装置
を第2の要旨とする。
根車とモータとが一対になつたブロワを2台設けるので
はなく、回転駆動源を内蔵する本体の左右から回転軸が
突出する両軸モータと、この両軸モータの各回転軸に直
結され羽根車を内蔵したケーシングとからなるブロワを
用いるようにしたものである。したがつて、本発明によ
れば、2台の羽根車を1台のモータで駆動することがで
き、装置の据付面積をコンパクトにすることができる。
く説明する。
示している。この脱水・乾燥装置の基本的な構造は図4
に示す装置と同じであり、同一部分に同一番号を付して
いる。
ワ1として、回転駆動源を内蔵する本体の左右から出力
軸(回転軸)7a,7bが突出した両軸モータ6と、こ
の両軸モータ6の各回転軸7a,7bに直結され羽根車
8,9を内蔵したケーシング10,11を備えた構成の
ものが用いられ、また、図1に示すように各ケーシング
10,11に接続される配管20〜26に切換弁16〜
18を設け、これら切換弁16〜18の切り換えによつ
て各ブロワ間の気流循環路を直列にし、あるいは並列に
しうるよう構成している。
タ6(このモータ6には回転駆動源として、ステータと
ロータが内蔵されている)は、ボルト36で支持板35
に固定されており、この支持板35は、基台33に取り
付けた支持台34に取り付けられている。また、上記モ
ータ6の本体6aの左右から出力軸7が突出しており、
この出力軸7の左右両端部7a,7bに、遠心式羽根車
8,9が、軸スリーブ41、固定金具44およびインペ
ラーナツト40を用いて、一体的に固定されている。上
記左右の羽根車8,9および出力軸7の両端部7a,7
bは、ケーシング10,11内に内蔵されており、ケー
シング10,11の下部は上記基台33上に取り付けら
れた支持板49にボルト48で固定されている。なお、
42はメカニカルシールで、出力軸7の両端部7a,7
bを回転自在に支受し、しかもこの部分を気密に保持し
ている。また、45は安全カバー、46はパツキンであ
る。
図1に示すように、途中で配管21,22に分岐し、一
方の配管21はケーシング10の吸込口12に接続さ
れ、他方の配管22はケーシング11の吸込口14に接
続されている。そして、上記配管22には切換弁16が
設けられている。また、ケーシング10の吐出口13か
ら延びる配管23と、ケーシング11の吐出口15から
延びる配管24は、下流側で合流して配管26となり、
加熱器2に接続されている。そして、上記配管23には
切換弁17が設けられている。また、上記配管23に
は、上記切換弁17とケーシング10の吐出口13との
間で、バイパス配管25の一端側が接続され、他端側は
配管22に合流し、ケーシング11の吸込口14に接続
されている。上記バイパス配管25には切換弁18が設
けられている。
釜3内のチーズ5を脱水・乾燥する。すなわち、まず、
チーズ5を脱水する工程では、切換コツク19を操作し
て乾燥釜3に送られた気流がチーズ5に対して外側から
内側に流れるように設定する。ついで、切換弁16,1
7を閉、切換弁18を開とすると、図1の矢印で示すよ
うに、各ブロワ間の気流循環路が直列になる。すなわ
ち、冷却器4から流出した気流は配管20,21を通つ
てケーシング10内に流入し、羽根車8の回転により高
圧気流となつて配管23に送られたのち、バイパス配管
25を通つてケーシング11内に流入する。そして、ケ
ーシング11内に流入した気流は羽根車9でさらに高圧
気流とされて配管24に送られたのち、配管26を通つ
て加熱器2に送られる。このような直列の気流循環路に
より両羽根車8,9で加圧圧縮された気流は高圧とな
り、この高圧の気流を乾燥釜3に送ることにより、チー
ズ5の内外差圧を大きくすることができ、チーズ5に含
浸されている水分を一気に絞り出して、チーズ5を短時
間で効果的に脱水することができる。
切換コツク19を操作して乾燥釜3に送られた熱風がチ
ーズ5に対して内側から外側に流れるように設定する。
その状態で、切換弁16,17を開、切換弁18を閉と
すると、図2の矢印で示すように、各ブロワ間の気流循
環路が並列になる。すなわち、冷却器4から流出した気
流は配管20を通つたのち、配管21,22を通つてケ
ーシング10,11内にそれぞれ流入する。そして、各
ケーシング10,11内に流入した気流は羽根車8,9
で配管23,24に送られたのち、配管26で合流して
加熱器2に送られる。このように、気流を各ケーシング
10,11から並列に送り出したのち合流させるため、
風量が略2倍になつた状態で熱風として乾燥釜3に送ら
れ、チーズ5を短時間で効果的に乾燥することができ
る。
根車とモータが一組になつたブロワが2台必要であつた
ところ、両軸モータ1台で構成したため、装置の据付面
積がコンパクトになつた。
は2台必要であつたモータが1台で済むため、装置の据
付面積をコンパクトにすることができる。しかも、上記
据付面積がコンパクトになる分、配管等を短くすること
ができ設置場所の有効活用を図ることが可能となる。
図である。
説明図である。
る。
説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ブロワから送られた気流によつて乾燥釜
内に装填したパツケージ繊維製品の脱水・乾燥を行う方
法であつて、回転駆動源を内蔵する本体の左右から回転
軸が突出する両軸モータと、この両軸モータの各回転軸
に直結され羽根車を内蔵するケーシングとからなるブロ
ワを用い、各ケーシングに接続される配管に設けた切換
弁の切り換えによつて脱水工程時には各ブロワ間の気流
循環路を直列にすることにより高圧脱水を行い、乾燥工
程時には各ブロワ間の気流循環路を並列にすることによ
り大風量で乾燥を行うようにしたことを特徴とするパツ
ケージ繊維製品の脱水・乾燥方法。 - 【請求項2】 ブロワから送られた気流によつて乾燥釜
内に装填したパツケージ繊維製品の脱水・乾燥を行う装
置であつて、回転駆動源を内蔵する本体の左右から回転
軸が突出する両軸モータと、この両軸モータの各回転軸
に直結され羽根車を内蔵するケーシングとからなるブロ
ワを備え、各ケーシングに接続される配管に切換弁を設
け、上記切換弁の切り換えによつて各ブロワ間の気流循
環路を直列にし、あるいは並列にしうるよう構成したこ
とを特徴とするパツケージ繊維製品の脱水・乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17752691A JPH0637743B2 (ja) | 1991-06-22 | 1991-06-22 | パツケージ繊維製品の脱水・乾燥方法およびそれに用いる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17752691A JPH0637743B2 (ja) | 1991-06-22 | 1991-06-22 | パツケージ繊維製品の脱水・乾燥方法およびそれに用いる装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571063A JPH0571063A (ja) | 1993-03-23 |
JPH0637743B2 true JPH0637743B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=16032467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17752691A Expired - Fee Related JPH0637743B2 (ja) | 1991-06-22 | 1991-06-22 | パツケージ繊維製品の脱水・乾燥方法およびそれに用いる装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637743B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101039689B1 (ko) * | 2009-01-29 | 2011-06-08 | 김두복 | 염색사 건조 장치 |
CN105887392A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-08-24 | 广东溢达纺织有限公司 | 染带脱水装置、染带机和染带脱水方法 |
-
1991
- 1991-06-22 JP JP17752691A patent/JPH0637743B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0571063A (ja) | 1993-03-23 |
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