JPH0637662U - 電動弁 - Google Patents

電動弁

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JPH0637662U
JPH0637662U JP7983992U JP7983992U JPH0637662U JP H0637662 U JPH0637662 U JP H0637662U JP 7983992 U JP7983992 U JP 7983992U JP 7983992 U JP7983992 U JP 7983992U JP H0637662 U JPH0637662 U JP H0637662U
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JP
Japan
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valve
opening
fitting
seal portion
motor
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Application number
JP7983992U
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English (en)
Inventor
俊幸 落合
Original Assignee
エヌテーシー工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動弁を、閉弁時のシール性が良好に保持さ
れるようにしながら、開弁作動時の始期における急激な
流量変化をなくし、かつ、開弁した後の開度の調整によ
る流量制御が開度の変化に対し比例的に行なわれるよう
にして、この流量制御が適確に行なえるように構成す
る。 【構成】 電動弁の弁口aの周縁部に装設する弁座bに
対向させる弁体Vを、前記弁座bのシール部40に対向
する弁部材50と、その弁部材50が前記シール部40
に衝合した状態時に弁口aの内腔に嵌入するよう弁部材
50の外面側に組付ける弁金具51とにより形成し、そ
の弁金具51の周縁部を円弧状の彎曲面510に形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調機器の制御作動等に用いられる電動弁についての改良に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従前の電動弁Aは、図1に示している如く、外面側に一次側に接続する流入口 10と二次側に接続する流出口11とを具備する弁箱1内に、前記流入口10と 流出口11との連通を遮断する隔壁12を設けて、それに、軸線方向を上下方向 とした弁口aを開設し、その弁口aのまわりの上面側に、環状に連続するフラッ トな弁座bを形設し、この弁座bの上面に、下面側をフラットに形成した円盤状 の弁体Vを対向させ、この弁体Vの軸芯部位を上下に貫通して座板20およびナ ット21により該弁体Vに一体的に連結する弁軸2の上端側を上方に延出し、そ の上端側を弁箱1の上部側に螺合して組付けたねじ軸3に回転自在に連繋し、そ のねじ軸3を弁箱1の上面側に組付けたモーターMの出力軸mに、軸方向に自在 に摺動し回転方向には係合するよう連繋して、そのモーターMを正・逆に駆動す ることで、ねじ軸3に正・逆に回転させて上下に動かして弁軸2を昇降させ、こ れに連結する弁体Vを弁座bに対して進退させることにより、弁口aを開閉する とともに開度を所望に調整するように構成してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如く構成してある電動弁Aは、弁口aのまわりのフラットな環状の弁座 bに、下面側をフラットに形成した弁体Vを対向させていることから、閉弁は適 確に行なわれるが、開弁したときに、開弁作動の始期の流量変化が急激で、開弁 作動の途中からは、流量変化が著しく小さくなるので、開度を調整して行なう流 量制御が困難な問題がある。
【0004】 このことから、電動弁Aの弁座bおよび弁体Vを、図2に示している如く、弁 体Vをコーン状に形成し、隔壁12に開設せる弁口aのまわりに形成する弁座b を、弁口aの口壁を前記コーン状の弁体Vの外周面と対応する漏斗状に成形する ことで、流量制御が楽に行なえるようにする手段か試みられているが、このよう にすると、閉弁時のシール性が悪い問題が生じ、さらに、流れ抵抗が大きくなっ て流量制御の効率を悪くし、しかも、流量変化が直線にならない問題がでてくる 。
【0005】
【目的】
本考案は、従来手段に生じているこれらの問題を解決するためになされたもの であって、閉弁時のシール性が良好に保持されるようにしながら、開弁作動時の 始期における急激な流量変化をなくし、かつ、開弁した後の開度の調整による流 量制御が開度の変化に対し比例的に行なわれるようにして、この流量制御が適確 に行なえるようになるよう電動弁を構成する新たな手段を提供することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そして、本考案においては、この目的を達成するための手段として、弁箱内の 周縁に弁座を具備する弁口に対しモーターの作動により弁体が進退する電動弁に おいて、弁体を弁座のシール部に対向する弁部材と、その弁部材が前記シール部 に衝合した状態時に弁口の内腔に嵌入するよう弁部材0の外面側に装設する弁金 具とにより形成し、その弁金具の周縁部を円弧状の彎曲面に形成したことを特徴 とする電動弁を提起するものである。
【0007】
【実施例】
次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面符号は、従前手段のものと同効 の構成部材については同一の符号を用いるものとする。
【0008】 図3は本考案を実施せる電動弁Aの縦断正面図で、同図において、1は弁箱、 aは弁口、bは弁座、Vは弁体、2は弁軸、3はねじ軸、Mはモーターを示す。
【0009】 弁箱1は外周側に、一次側に接続する接続管に形成した流入口10と二次側に 接続する接続管に形成した流出口11を形成し、内部には、前記流入口10と流 出口11との連通を遮断する隔壁12を設けて、これに上下に貫通する弁口aを 設けた通常のもので、上部側には、前記弁口aを開閉する弁体Vを上下に動かす ねじ軸3を螺合させた筒状部1aが装着され、その筒状部1aの上端部にモータ ーMが組付けてある。
【0010】 しかして、弁座bは、弁口aの周縁の上面側に形設するが、図4に示している 如く、弁口aを形成する口縁の上面側となる部位に、環状に連続する突条により なるシール部40を形成して、そのシール部40に弁体Vが衝合することで、閉 弁するように構成してある。この弁座bに形成するシール部40は、図5に示し ている如く、フラットな形状に形成する場合がある。
【0011】 そして、弁体Vは、それの軸芯部を貫通する弁軸2の下端部に、座板20およ びナット21を介して一体的に連結し、その弁軸2の上端側を、弁箱1上部に設 けた筒状部1a内に螺合するねじ軸3に連繋し、そのねじ軸3を前記筒状部1a の上端部に組付けたモーターMの出力軸mと軸方向には自在に摺動し回転方向に は一体的に係合するよう連繋して、モーターMを正・逆に回転させることで、弁 座bに対して進退させるようにすることについては、従来手段のものと同様であ るが、前述の図4に示している如く、ゴム材等の弾性資材により下面側がフラッ トな円盤状に成形した弁部材50を、前述の弁座bの環状の突条よりなるシール 部40よりも幾分大径に形成して弁軸2の下端部に連結し、このフラットな弁部 材50の下面側で幾分中心に寄る部位に、前記弁部材50の下面が前述の弁座b のシール部40に接合した状態時に、そのシール部40の内側に形成される弁口 aの内腔に嵌入していく弁金具51を組付けておき、かつ、その弁金具51の周 縁部を、その弁金具51の板厚が略半径rとなる曲率をもって彎曲する彎曲面5 10に形成してあって、これにより、閉弁時に弁座bのシール部40に衝合して シール作用を行なうフラットな弁部材50と開弁時に弁座bのシール部40の内 側の弁口aの口縁と対向して流量制御を行なわす周縁に彎曲面510を設けた弁 金具51との二者に分けた構成としてある。
【0012】 次に図6は別の実施例を示している。この実施例は、弁体Vは前述の図4およ び図5に示した実施例の弁体Vと変わりないが、弁座bの構成を変えた例である 。
【0013】 即ち、弁座bを、弁口aの周縁の上面側に形設する際、図6に示している如く 、環状に連続する突条により形成せるシール部40の内側部位に、そのシール部 40よりも一段下降して弁口aの中心部に向け棚段状に突出する環状突起部41 を形設して、閉弁時に弁体Vと接合してシール作用を行なわすシール部40と、 開弁時に弁体Vの外面と対向して流量制御作用を行なう環状突起部41との二者 により構成するようにしてある。
【0014】 しかして、弁体Vは、それの軸芯部位を貫通する弁軸2の下端部に、座板20 およびナット21を介して一体的に連結し、その弁軸2の上端側を、弁箱1上部 に設けた筒状部1a内に螺合するねじ軸3に連繋し、そのねじ軸3を前記筒状部 1aの上端部に組付けたモーターMの出力軸mと軸方向には自在に摺動し回転方 向には一体的に係合するよう連繋して、モーターMを正・逆に回転させることで 、弁座bに対して進退させるようにすること、およびゴム材等の弾性資材により 下面側がフラットな円盤状に成形した弁部材50を、前述の弁座bの環状の突条 よりなるシール部40よりも幾分大径に形成して弁軸2の下端部に連結し、この 弁部材50の下面側で幾分中心に寄る部位に、前記弁部材50の下面の周縁部が 前述の弁座bのシール部40に接合した状態時に、そのシール部40の内側に形 成される弁口aの内腔に嵌入していく弁金具51を組みつけておき、かつ、その 弁金具51の周縁部を、その弁金具51の板厚が略半径rとなる曲率をもって彎 曲する彎曲面510に形成して、これにより、閉弁時に弁座bのシール部40に 衝合してシール作用を行なう弁部材50と開弁時に弁座bの弁口aの口縁と対向 して流量制御を行なわすよう周縁に彎曲面510を設けた弁金具51との二者に 分けた構成とすることについては、前述の図4および図5に示す実施例と変わり がない。しかし、流量制御を行なう弁金具51の周縁の彎曲面510と対向する 弁口aの口縁は、シール部40の内側に形設した環状突起部41の口縁となって いる。
【0015】 このように構成せる実施例装置は次のように作用する。 モーターMを、別の所望の場所に設置しておく制御装置による制御作動で、正 転または逆転させて、弁軸2を下降させ弁体Vを弁座bに対し接近させていけば 、弁体Vの弁部材50が、弁座bの環状のシール部40に衝合していくことで、 閉弁が良好なシール性を保持して行なわれるようになる。
【0016】 次に、閉弁状態からモーターMを逆に作動させて弁軸2を上昇させ、弁体Vを 弁座bから引き離して開弁作動を行なわせると、まず、弁体Vの弁部材50の下 面が弁座bの環状のシール部40から離れて開弁し、同時に弁口aの内腔に嵌入 していた弁部材50の下面の弁金具51が上昇して、弁口aの内腔に対する嵌入 深さを次第に浅くしていき、その弁金具51の周縁の円弧状の彎曲面510と弁 口aの口縁との間の距離dを、図7の作用の説明図にあるように拡げ、この間に 形成される流路wの断面積を次第に拡げていく。
【0017】 このことから、モーターMの作動による開弁作動により弁体Vの弁部材50が 弁座bのシール部40から離れて開弁した後は、弁体Vの弁金具51の周縁の円 弧状の彎曲面510と弁座bの弁口aの口縁との間の距離dの変化によって変動 する前記流路wの断面積により流量が制御されるようになる。
【0018】 そして、この流路wの断面積の変動は、それを決定する前記距離dの変動が、 前記図7に示しといる如く、弁金具51の上下の移動距離Dに略比例するように なる。従って、開弁後における弁体Vの昇降作動による流量変化が、図8の図表 において連続する鎖線に示している如く、略直線に沿う変化となって、同図8の 図表において連続する実線に示している従前のフラットな弁体を用いたときの流 量変化に比して、流量制御の性能を著しく改善したものとなる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による電動弁は、弁体Vを、閉弁時のシールのた めの弁部材50と、流量制御のための周縁部を円弧状の彎曲面510に形成した 弁金具51とに分けているのだから、閉弁時のシール性が良好に保持されるよう にしながら、開弁作動時の始期における急激な流量変化をなくし、かつ、開弁し た後の開度の調整による流量制御が開度の変化に対し比例的に行なわれるように して、この流量制御が適確に行なえるようになる電動弁が得られる。
【0020】 また、弁体Vに対向する弁座bを、閉弁時のシールのために前記弁部材50に 対応させる環状の突条よりなるシール部40と、流量制御のために前記シール部 40の内側位置に形設して前述の弁金具51と対応する環状突起部41とに分け ることで、閉弁時のシール性を良好にしながら、流量制御が適確に行なえるよう にするのを一層効果的にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の電動弁の一部破断した正面図である。
【図2】別の形態の従前の電動弁の要部の縦断正面図で
ある。
【図3】本考案を実施せる電動弁の一部破断した正面図
である。
【図4】同上電動弁の要部の拡大した縦断正面図であ
る。
【図5】同上電動弁の別の実施例の要部の拡大した縦断
正面図である。
【図6】同上電動弁のさらに別の実施例の要部の拡大し
た縦断正面図である。
【図7】同上電動弁の流量制御作用の説明図である。
【図8】同上電動弁および従前の電動弁の流量制御の特
性を現わす図表である。
【符号の説明】
A…電動弁、a…弁口、b…弁座、V…弁体、M…モー
ター、m…出力軸、r…半径、w…流路、d・D…距
離、1…弁箱、1a…筒状部、10…流入口、11…流
出口、12…隔壁、2…弁軸、20…座板、21…ナッ
ト、3…ねじ軸、40…シール部、41…環状突起部、
50…弁部材、51…弁金具、510…彎曲面。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱1内の周縁に弁座bを具備する弁口
    aに対しモーターMの作動により弁体Vが進退する電動
    弁において、弁体Vを弁座bのシール部40に対向する
    弁部材50と、その弁部材50が前記シール部40に衝
    合した状態時に弁口aの内腔に嵌入するよう弁部材50
    の外面側に装設する弁金具51とにより形成し、その弁
    金具51の周縁部を円弧状の彎曲面510に形成したこ
    とを特徴とする電動弁。
  2. 【請求項2】 弁箱1内の周縁に弁座bを具備する弁口
    aに対しモーターMの作動により弁体Vが進退する電動
    弁において、弁口aの周縁部に装設する弁座bを、環状
    に連続するシール部40とそれの内側位置に弁口aの中
    心部に向け棚段状に突出する環状突起部41とにより形
    成し、弁体Vを前記シール部40に対向する弁部材50
    と、その弁部材50が前記シール部40に衝合した状態
    時に弁口aの内腔に嵌入するよう弁部材50の外面側に
    組付ける弁金具51とにより形成し、その弁金具51の
    周縁部を円弧状の彎曲面510に形成したことを特徴と
    する電動弁。
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Cited By (3)

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JP2019006088A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置

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