JPH0637621A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0637621A
JPH0637621A JP4187924A JP18792492A JPH0637621A JP H0637621 A JPH0637621 A JP H0637621A JP 4187924 A JP4187924 A JP 4187924A JP 18792492 A JP18792492 A JP 18792492A JP H0637621 A JPH0637621 A JP H0637621A
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JP
Japan
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output
voltage
level
circuit
type mos
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JP4187924A
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Inventor
Kazuaki Ochiai
和明 落合
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力バッファに接続された外部負荷の変化に
応じて自動的に出力電流を切り替えることができる半導
体記憶装置を提供する。 【構成】 電源とグランドとの間に直列接続されたトラ
ンジスタの対9,12;10,13;11,14を有し、上
記各対のトランジスタの間の接続点を共通に接続して構
成された出力バッファ1を備える。この共通の接続点に
出力端子4がつながっており、出力バッファ1はこの出
力端子4に出力電圧を出力する。出力端子4に出力され
た出力電圧Voutと所定の基準電圧Vref,Vref′との大
小を判定して、この判定結果を表す検出信号を出力する
電圧検知回路2,2′を備える。上記検出信号を受け
て、電圧検知回路2,2′が所定の判定結果を表す検出
信号を出力するように、出力バッファ1のトランジスタ
のオン,オフを切り替える制御を行う制御回路3,3′を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
する。より詳しくは、出力バッファを有し、出力バッフ
ァに接続される外部負荷の大きさに応じて自動的に出力
電流の大きさを切り換えることができる半導体記憶装置
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の半導体記憶装置の出力バッファは、電源とグランドと
の間に直列接続された一対のトランジスタからなり、こ
の各トランジスタのゲートに受ける電圧に応じて出力端
子(上記トランジスタの間の接続点)に出力電圧を出力す
る。上記トランジスタのサイズ(電流能力)は所定レベル
に設定されているため、従来は、上記出力端子に異なる
外部負荷が接続される場合であっても、外部負荷を充電
する速度や出力電流の大きさ(以下、単に「出力電流の大
きさ」という。)がほぼ一定となり、外部負荷に応じて出
力電流の大きさを切り替えることができないという問題
があった。
【0003】そこで、この発明の目的は、出力バッファ
に接続された外部負荷の変化に応じて自動的に出力電流
を切り替えることができる半導体記憶装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の半導体記憶装置は、電源とグランドとの
間に直列接続されたトランジスタの対を上記電源と上記
グランドとの間に並列に複数有し、上記各対のトランジ
スタの間の接続点を共通に接続して構成され、この共通
接続点につながる出力端子に出力電圧を出力する出力バ
ッファと、上記出力端子に出力された出力電圧と所定の
基準電圧との大小を判定して、この判定結果を表す検出
信号を出力する電圧検知回路と、上記検出信号を受け
て、上記電圧検知回路が所定の判定結果を表す検出信号
を出力するように、上記出力バッファのトランジスタの
オン,オフを切り替える制御を行う制御回路を備えたこ
とを特徴としている。
【0005】また、上記電圧検知回路は、上記出力端子
に出力された出力電圧と、上側基準電圧および下側基準
電圧とについて大小を判定し、上記制御回路は、上記電
圧検知回路が上記出力電圧が上記上側基準電圧よりも大
きいことを表す検出信号を出力するように、または、上
記電圧検知回路が上記出力電圧が上記下側基準電圧より
も小さいことを表す検出信号を出力するように、上記出
力バッファのトランジスタのオン,オフを切り替える制
御を行うのが望ましい。
【0006】
【作用】図1に例示する出力端子4に外部負荷が接続さ
れているものとする。また、出力バッファ1内で、電源
側に接続されている1つのトランジスタがオンして、出
力端子4に出力電圧が出力されているものとする。ま
ず、電圧検知回路2が、上記出力端子4に出力された出
力電圧と所定の基準電圧との大小を判定して、この判定
結果を表す検出信号を出力する。次に、制御回路3が、
上記検出信号を受けて、電圧検知回路2が所定の判定結
果(例えば、「出力電圧が基準電圧よりも大きい」という
結果)を表す検出信号を出力するように、上記出力バッ
ファ1のトランジスタのオン,オフを切り替える制御を
行う。上記判定結果が「出力電圧が基準電圧よりも大き
い」という結果でない場合、上記オンしているトランジ
スタに加えて、出力バッファ1内の電源側に接続されて
いるさらに1つのトランジスタをオンさせる。この状態
で、電圧検知回路2は、再び上記出力端子に出力された
出力電圧と上記基準電圧との大小を判定して、この判定
結果を表す検出信号を出力する。制御回路3は、この検
出信号を受けて、受けた検出信号が表す判定結果が「出
力電圧が基準電圧よりも大きい」という結果でない場
合、上記オンしている2つのトランジスタに加えて、出
力バッファ1内の電源側に接続されているさらに1つの
トランジスタをオンさせる。このようにして、制御回路
3は、電圧検知回路2が「出力電圧が基準電圧よりも大
きい」という判定結果を出力するまで、出力バッファ1
内の複数のトランジスタのオン,オフを切り替える制御
を行う。したがって、外部負荷の変化に応じて、出力バ
ッファ1の出力電流の大きさが適正に切り替えられる。
なお、当然ながら、制御回路3が出力バッファ1内のト
ランジスタのオン,オフを切り替える動作は、電圧検知
回路2が「出力電圧が基準電圧よりも小さい」という結果
を表す検出信号を出力するように設定されていても良
い。
【0007】また、上記電圧検知回路は、上記出力端子
に出力された出力電圧と所定の上側基準電圧,下側基準
電圧とのそれぞれについて大小を判定し、上記制御回路
は、上記電圧検知回路が上記出力電圧が上記上側基準電
圧よりも大きいことを表す検出信号を出力するように、
または、上記電圧検知回路が上記出力電圧が上記下側基
準電圧よりも小さいことを表す検出信号を出力するよう
に、上記出力バッファのトランジスタのオン,オフを切
り替える制御を行う場合、出力端子に出力された出力電
圧は上記上側基準電圧と下側基準電圧との間の値をとら
ないように制御される。したがって、外部負荷が変化し
たとしても、上記出力電圧は確実に高レベルまたは低レ
ベルのいずれかのレベルをとる。この結果、外部負荷の
変化による誤動作が防止される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の半導体記憶装置を実施例に
より詳細に説明する。
【0009】図2は、この発明の第1実施例の半導体記
憶装置の出力回路を示している。図示のように、この出
力回路は、相補の関係にあるデータ信号DATA,DA
TA#を受けるNAND(否定論理積)ゲート5,6と、
電源とグランドとの間に直列接続されたN型MOSトラ
ンジスタの対9,12;10,13;11,14を複数有
し、かつ、上記各対のMOSトランジスタの間の接続点
が共通に接続されている出力バッファ1と、この出力バ
ッファ1内の上記共通の接続点につながる出力端子4を
備えている。この例では、上記各MOSトランジスタ9
〜14のサイズは同一に設定されている。また、この出
力回路は、対称をなす電圧検知回路2,2′と、制御回
路3,3′を備えている。電圧検知回路2,2′は、それ
ぞれ上記出力端子4に出力された出力電圧Voutと所定
の基準電圧Vref,基準電圧Vref′との大小を判定し
て、この判定結果を表す検出信号を出力する。制御回路
3,3′は、上記検出信号を受けて、上記電圧検知回路
2,2′が所定の判定結果を表す検出信号を出力するよ
うに、上記出力バッファ1のトランジスタ9〜14のオ
ン,オフを切り替える制御を行う。図2中、86,87,
45〜64はインバータ、9〜32はN型MOSトラン
ジスタ、33〜44はP型MOSトランジスタを示して
いる。
【0010】この出力回路は、全体として次のように動
作する。
【0011】初期状態では、Doff信号がLレベルにあ
り、NANDゲート5,6の出力はHレベルにある。こ
れにより、制御回路3内のN型MOSトランジスタ2
1,24がオンして、ラッチ回路の一部を構成するイン
バータ48,52の出力はそれぞれLレベルにラッチさ
れている。この結果、P型MOSトランジスタ37,3
9がオンするとともに、それぞれインバータ49,53
を介してN型MOSトランジスタ22,25がオンして
いる。同様に、制御回路3′内のN型MOSトランジス
タ27,30がオンして、ラッチ回路の一部を構成する
インバータ56,60の出力はそれぞれLレベルにラッ
チされている。この結果、P型MOSトランジスタ4
1,43がオンするとともに、それぞれインバータ57,
61を介してN型MOSトランジスタ28,31がオン
している。
【0012】(1)まず、相補の関係にあるDATA、D
ATA#信号のうちDATA側がHレベルにあるものと
する。この場合、Doff信号がHレベルになることでN
ANDゲート5がLレベルを出力し、それを受けてイン
バータ86がHレベルを出力する。
【0013】このインバータ86のHレベルの出力によ
って、出力バッファ1内のN型トランジスタ9がオンし
て、出力端子4にHレベルが出力される。また、NAN
Dゲート5がLレベルを出力することによって、制御回
路3内でN型MOSトランジスタ21,24がオフし、
さらに、電圧検知回路2内でインバータ63を介してN
型MOSトランジスタ17がオンする。また、制御回路
3内では、出力端子4への充電が完了するのを待つため
の遅延回路72を通して、P型MOSトランジスタ40
がオンするとともに、インバータ54を介してN型MO
Sトランジスタ26がオンする。
【0014】この状態で、電圧検知回路2は、出力電圧
Voutを所定の基準電圧、例えば上側基準電圧(Hレベル
電圧の下限値)Vrefと比較する。すなわち、N型MOS
トランジスタ16のゲートにかかる出力電圧Voutが、
N型MOSトランジスタ15のゲートにかかる基準電圧
Vrefより低い場合(Vout<Vref)、P型MOSトラン
ジスタ34がオンしてインバータ45へHレベルの電圧
が出力される。この結果、インバータ45の出力(検出
信号)はLレベルとなる。逆に、N型MOSトランジス
タ16のゲートにかかる出力電圧Voutが、N型MOS
トランジスタ15にかかる基準電圧Vrefよりも高い場
合(Vout>Vref)、P型MOSトランジスタ34はオフ
しインバータ45へはLレベルが出力される。この結
果、インバータ45の出力はHレベルとなる。
【0015】電圧検知回路2のインバータ45の出力が
Lレベルであった場合、制御回路3では、そのLレベル
の出力がN型MOSトランジスタ26,P型MOSトラ
ンジスタ40およびN型MOSトランジスタ25,P型
MOSトランジスタ39を通って、ラッチ回路の一部を
構成するインバータ52に入力される。これで、ラッチ
回路の他の一部を構成するインバータ51によりインバ
ータ52の出力はHレベルに固定される。このインバー
タ52のHレベルの出力によって、出力バッファ1内の
N型MOSトランジスタ11がオンする。これにより、
出力端子4に出力できる電流容量が増加する。また、イ
ンバータ52のHレベルの出力によって、P型MOSト
ランジスタ39がオフするとともに、インバータ53を
介してN型MOSトランジスタ25がオフして、電圧検
知回路2からの信号をカットする。さらに、出力端子4
への充電が完了するのを待つための遅延回路71を通っ
て、P型MOSトランジスタ38がオンするとともに、
インバータ50を介してN型MOSトランジスタ23が
オンする。出力バッファ1内のN型MOSトランジスタ
11がオンしてもまだ出力端子4の電圧Voutが基準電
圧Vrefよりも低い場合は、電圧検知回路2のインバー
タ45の出力が、今度はN型MOSトランジスタ23,
P型MOSトランジスタ38およびN型MOSトランジ
スタ22,P型MOSトランジスタ37を通り、ラッチ
回路の一部を構成するインバータ48に入力される。こ
れで、ラッチ回路の他の一部を構成するインバータ47
によりインバータ48の出力はHレベルに固定される。
この出力により、出力バッファ1内のN型MOSトラン
ジスタ10がオンする。これにより、出力端子4に出力
できる電圧容量がさらに増加する。また、インバータ4
8のHレベルの出力によりP型MOSトランジスタ37
がオフするとともに、インバータ49を介してN型MO
Sトランジスタ22がオフして、電圧検知回路2からの
信号をカットする。
【0016】出力端子4の電圧Voutが基準電圧Vrefを
超えた場合(Vout>Vref)、出力端子4に出力できる電
力容量を増やす必要はない。このとき、電圧検知回路2
のインバータ45の出力はHレベルとなって、制御回路
3は動作しない。
【0017】なお、Doff信号がLレベルになるとNA
NDゲート5,6はHレベルを出力するため、N型MO
Sトランジスタ21,24,27,30がオンし、また、
N型MOSトランジスタ17,20がそれぞれインバー
タ63,64を介してオフすることによって、出力端子
4への出力はオフされる。
【0018】(2)次に、相補の関係にあるDATA,D
ATA#信号のうちDATA#側がHレベルである場合
は、Doff信号がHレベルになることでNANDゲート
6がLレベルを出力し、それを受けてインバータ87が
Hレベルを出力する。
【0019】このインバータ87の出力によって、出力
バッファ1内のN型トランジスタ12がオンして、出力
端子4にLレベルが出力される。また、NANDゲート
6がLレベルを出力することによって、制御回路3′内
でN型MOSトランジスタ27,30がオフし、さら
に、電圧検知回路2′内でインバータ64を介してN型
MOSトランジスタ20がオンする。また、制御回路
3′内では、出力端子4への充電が完了するのを待つた
めの遅延回路74を通して、P型MOSトランジスタ4
4がオンするとともに、インバータ62を介してN型M
OSトランジスタ32がオンする。
【0020】この状態で、電圧検知回路2'は、出力電
圧Voutを所定の基準電圧、例えば下側基準電圧(Lレベ
ル電圧の上限値)Vref′と比較する。すなわち、N型M
OSトランジスタ19のゲートにかかる出力電圧Vout
が、N型MOSトランジスタ18のゲートにかかる基準
電圧Vref'より低い場合(Vout<Vref′)、P型MOS
トランジスタ35がオンしてインバータ46へLレベル
の電圧が出力される。この結果、インバータ46の出力
(検出信号)はHレベルとなる。逆に、N型MOSトラン
ジスタ19のゲートにかかる出力電圧Voutが、N型M
OSトランジスタ18にかかる基準電圧Vref'よりも高
い場合(Vout>Vref′)、P型MOSトランジスタ35
はオフしインバータ46へはHレベルが出力される。こ
の結果、インバータ46の出力はLレベルとなる。
【0021】電圧検知回路2'のインバータ46の出力
がLレベルであった場合、制御回路3′では、そのLレ
ベルの出力がN型MOSトランジスタ32,P型MOS
トランジスタ44およびN型MOSトランジスタ31,
P型MOSトランジスタ43を通って、ラッチ回路の一
部を構成するインバータ60に入力される。これで、ラ
ッチ回路の他の一部を構成するインバータ59によりイ
ンバータ60の出力はHレベルに固定される。このイン
バータ60のHレベルの出力によって、出力バッファ1
内のN型MOSトランジスタ14がオンする。これによ
り、出力端子4に出力できる電力容量(負極性)が増加す
る。また、インバータ60のHレベルの出力によって、
P型MOSトランジスタ43がオフするとともに、イン
バータ61を介してN型MOSトランジスタ31がオフ
して、電圧検知回路2'からの信号をカットする。さら
に、出力端子4への充電が完了するのを待つための遅延
回路73を通って、P型MOSトランジスタ42がオン
するとともに、インバータ58を介してN型MOSトラ
ンジスタ29がオンする。出力バッファ1内のN型MO
Sトランジスタ14がオンしてもまだ出力端子4の電圧
が基準電圧Vref'よりも高い場合は、電圧検知回路2'
のインバータ46の出力が、今度はN型MOSトランジ
スタ29,P型MOSトランジスタ42およびN型MO
Sトランジスタ28,P型MOSトランジスタ41を通
り、ラッチ回路の一部を構成するインバータ56に入力
される。これで、ラッチ回路の他の一部を構成するイン
バータ55によりインバータ56の出力はHレベルに固
定される。この出力により、出力バッファ1内のN型M
OSトランジスタ13がオンする。これにより、出力端
子4に出力できる電力容量(負極性)がさらに増加する。
また、インバータ56のHレベルの出力によりP型MO
Sトランジスタ41がオフするとともに、インバータ5
7を介してN型MOSトランジスタ28がオフして、電
圧検知回路2'からの信号をカットする。
【0022】出力端子4の電圧Voutが基準電圧Vref′
を下回った場合(Vout<Vref')、出力端子4に出力で
きる電流容量を増やす必要はない。このとき、電圧検知
回路2'のインバータ46の出力はHレベルとなって制
御回路3'は動作しない。
【0023】この出力回路は、上記(1)(2)の動作によ
って出力電流の大きさを切り替えることができ、出力端
子4に出力された出力電圧Voutが上側基準電圧Vrefと
下側基準電圧Vref′との間の値をとらないように制御
することができる。したがって、外部負荷が変化したと
しても、出力電圧Voutは確実にHレベルまたはLレベ
ルのいずれかのレベルをとることができる。この結果、
外部負荷の変化による誤動作を防止することができる。
【0024】図3は、この発明の第2実施例の半導体記
憶装置の出力回路を示している。
【0025】図示のように、この出力回路は、相補の関
係にあるデータ信号DATA,DATA#を受けるNA
ND(否定論理積)ゲート5,6と、電源とグランドとの
間に直列接続されたN型MOSトランジスタの対20
1,205;202,206;203,207;204,20
8を複数有し、かつ、上記各対のMOSトランジスタの
間の接続点が共通に接続されている出力バッファ101
と、この出力バッファ101内の上記共通の接続点につ
ながる出力端子4を備えている。この例では、上記各対
をなすN型MOSトランジスタのトランジスタサイズ
は、N型MOSトランジスタ201,205のサイズを
1nとした場合、それぞれMOSトランジスタ202,2
06が2n、MOSトランジスタ203,207が4n、
MOSトランジスタ204,208が8nに設定されてい
る(ただし、トランジスタサイズの組み合わせは、これ
だけとは限らない。)。また、この出力回路は、対称を
なす電圧検知回路102,102′と、制御回路103,
103′を備えている。電圧検知回路102,102′
は、それぞれ上記出力端子4に出力された出力電圧Vou
tと所定の基準電圧Vref,基準電圧Vref′との大小を判
定して、この判定結果を表す検出信号を出力する。制御
回路103,103′は、上記検出信号を受けて、上記
電圧検知回路102,102′が所定の判定結果を表す
検出信号を出力するように、カウンタ回路7によって上
記出力バッファ101のトランジスタ201〜208の
オン,オフを切り替える制御を行う。図3中、250〜
253はNAND(否定論理積)ゲート、209〜216
はN型MOSトランジスタ、220〜225はP型MO
Sトランジスタ、230〜233,235〜238はイ
ンバータを示している。
【0026】上記制御回路103,103′内のカウン
タ回路7は、一般的なものであり、例えば図4に示すよ
うに、インクリメント回路8(図5に示す)を4つ直列に
接続して構成され、入力信号INC#を計数して出力端
子OUT1〜OUT4に4桁のパルス信号を出力する。
各インクリメント回路8は、図5に示すように、N型M
OSトランジスタ401,402と、このN型MOSト
ランジスタとそれぞれ対をなすP型MOSトランジスタ
410,411と、インバータ420〜427と、NA
ND(否定論理積)ゲート430,431からなってい
る。インバータ423とNANDゲート430、インバ
ータ425とNANDゲート431とはそれぞれラッチ
回路を構成している。図6に示すように、初期状態(時
刻T0)では、インクリメント信号INC#とリセット信
号RSTはいずれもHレベルにある。したがって、図5
に示すトランジスタ対401,410はオフする一方、
トランジスタ対402,411はオンしている。また、
NANDゲート430,431はLレベルの入力(インバ
ータ422を介して)を受けてHレベルを出力し、イン
バータ423,425の出力はそれぞれLレベルになっ
ている。そして、出力端子OUTn(n=1〜4)には、イ
ンバータ426,427を介して、インバータ425と
同じLレベルが出力されている(以下同様)。(次段への
インクリメント信号INCn#はHレベルとなってお
り、初期状態では、次段のインクリメント回路もこの段
と全く同様の状態にある。)。動作時には、図6に示す
ように、RST信号がLレベルとなり、NANDゲート
430,431が活性状態となる。この状態で、INC
#信号がLレベルになると(時刻T1)、図5に示したト
ランジスタ対401,410がオンして、インバータ4
23の出力はHレベルに切替わる。一方、トランジスタ
対402,411はオフして、インバータ425の出力
はLレベルのままに保たれる。次に、INC#信号がH
レベルになると(時刻T2)、トランジスタ対401,41
0がオフして、インバータ423の出力はLレベルのま
まに保たれる。一方、トランジスタ対402,411は
オンして、インバータ425の出力はHレベルに切替わ
る。次に、INC#信号がLレベルになると(時刻
3)、トランジスタ対401,410がオンしてインバ
ータ423の出力はLレベルに切替わる。一方、トラン
ジスタ対402,411はオフして、インバータ425
の出力はHレベルのままに保たれる。次に、INC#信
号がHレベルになると(時刻T4)、トランジスタ対40
1,410がオフして、インバータ423の出力はLレ
ベルのままに保たれる。一方、トランジスタ対402,
411はオンして、インバータ425の出力はLレベル
に切替わる。このようにして、各インクリメント回路8
は、入力されたインクリメント信号のパルス数を半分に
減少させて出力する。この結果、図6に示すように、周
期が異なるパルス信号が各出力端子OUTnに出力され
る。
【0027】この出力回路は、全体として次のように動
作する。
【0028】(1′)まず、相補の関係にあるDATA,
DATA#信号のうちDATA側がHレベルにあるもの
とする。この場合、DoffがHレベルになることでNA
NDゲート5がLレベルを出力する。
【0029】このNANDゲート5のLレベルの出力を
受けて電圧検知回路102内のN型MOSトランジスタ
211がオンする。これで先ず電圧検知回路102が動
作する。また、制御回路103内のカウンタ回路7も動
作状態となる。
【0030】この状態で、電圧検知回路102は、出力
電圧Voutを所定の基準電圧、例えば上側基準電圧(Hレ
ベル電圧の下限値)Vrefと比較する。出力電圧Voutが
基準電圧Vrefに達していなければ(Vout<Vref)、電
圧検知回路102はHレベルの検出信号を出力する。最
初は、出力電圧Voutは出ていないため、電圧検知回路
102はHレベルを出力する。制御回路103内のNA
NDゲート250は、電圧検知回路102のHレベルの
出力を受けてLレベルを出力する。このNANDゲート
250のLレベルの出力は2つに分かれて、1つは直接
NANDゲート251に入力される。もう1つは、イン
バータ231〜233を介して逆データであるHレベル
となってNANDゲート251に入力される。また、そ
の逆データであるHレベルが遅延回路272を通して、
N型MOSトランジスタ212のゲートへ入力され、N
型MOSトランジスタ212はオンする。これにより、
NANDゲート250の1つの入力ゲートがLレベルと
なって、NANDゲート250はHレベルを出力する。
この一連のサイクルによって、NANDゲート251
は、インバータ231〜233の遅延時間分だけLレベ
ルの電圧を出力し、この結果、NANDゲート251
は、インバータ231〜233の遅延時間分だけLレベ
ルのパルス電圧INC#をカウンタ回路7へ出力する。
なお、NANDゲート251がLレベルを出力している
間、P型MOSトランジスタ224はオンして、遅延回
路271を介して所定時間経過後にNANDゲート25
0の1つのゲートをHレベルにする(遅延回路271
は、カウンタ回路7が動作して出力電圧Voutが確定
し、電圧検知回路102が判定を行なうまで、NAND
ゲート250を動作させない働きをする。)。インバー
タ233がLレベルを出力すると、NANDゲート25
1はHレベルを出力し、また、N型MOSトランジスタ
212はオフする。電圧検知回路102がHレベルを出
力している限り、制御回路103では上記一連のサイク
ルが繰り返され、パルス電圧INC#が次々にカウンタ
回路7に入力される。
【0031】上記パルス電圧INC#を受けたカウンタ
回路7は、まず、出力バッファ1内の1nのサイズであ
るN型MOSトランジスタ201をオンする。この状態
で、電圧検知回路102が出力端子4に出力された出力
電圧Voutと基準電圧Vrefとを比較する。出力電圧Vou
tが基準電圧Vrefに達していなければ、カウンタ回路7
がさらに動作して、今度は、1nのサイズのN型MOS
トランジスタ201がオフし、2nのサイズであるN型
MOSトランジスタ202をオンする。この状態で、依
然として出力電圧Voutが基準電圧Vrefに達していなけ
れば、カウンタ回路7がさらに動作して、1nのサイズ
であるN型MOSトランジスタ201と2nのサイズで
あるN型MOSトランジスタ202をオンする。次は、
1nのサイズであるN型MOSトランジスタ201と2n
のサイズであるN型MOSトランジスタ202をオフ
し、4nのサイズであるN型MOSトランジスタ203
をオンする。このように、4組のトランジスタ201〜
204で15通りの電流容量を設定することができる。
したがって、出力端子4に接続される外部負荷の変化に
応じて、出力電流の大きさを切り替えることができる。
【0032】出力端子4の電圧Voutが基準電圧Vrefを
下回った場合(Vout<Vref)、電圧検知回路102の出
力(検出信号)はLレベルとなって、制御回路103は動
作しない。また、Doff信号がLレベルになるとNAN
Dゲート5,6はHレベルを出力するため、電圧検知回
路102やカウンタ回路7がリセットされ、出力バッフ
ァ101内ののN型MOSトランジスタはオフする。こ
の結果、出力端子4への出力はオフされる。
【0033】(2′)次に、相補の関係にあるDATA,
DATA#信号のうちDATA#側がHレベルである場
合は、DoffがHレベルになることでNANDゲート6
がLレベルを出力する。
【0034】このNANDゲート6のLレベルの出力を
受けて電圧検知回路102′内のN型MOSトランジス
タ213がオンする。これで先ず電圧検知回路102′
が動作する。また、制御回路103′内のカウンタ回路
7も動作状態となる。
【0035】この状態で、電圧検知回路102′は、出
力電圧Voutを所定の基準電圧、例えば下側基準電圧(L
レベル電圧の下限値)Vref′と比較する。出力電圧Vou
tが基準電圧Vref′よりも高いときは(Vout>Vre
f′)、電圧検知回路102′はHレベルの検出信号を出
力する。最初は、出力電圧Voutは出ていないため、電
圧検知回路102はHレベルを出力する。
【0036】この後、上記(1′)の電圧検知回路10
2,制御回路103と同様に、電圧検知回路102′と
制御回路103′が動作して、4組のトランジスタ20
5〜209で15通りの電流容量を設定することができ
る。したがって、出力端子4に接続される外部負荷の変
化に応じて、出力電流の大きさを切り替えることができ
る。
【0037】出力端子4の電圧Voutが基準電圧Vref′
を下回った場合(Vout<Vref′)、電圧検知回路102
の出力(検出信号)はLレベルとなって、制御回路103
は動作しない。
【0038】この出力回路は、上記(1′)(2′)の動作
により出力電流の大きさを切り替えることができ、出力
端子4に出力された出力電圧Voutが上側基準電圧Vref
と下側基準電圧Vref′との間の値をとらないように制
御することができる。したがって、外部負荷が変化した
としても、第1実施例と同様に、出力電圧Voutは確実
にHレベルまたはLレベルのいずれかのレベルをとるこ
とができる。この結果、外部負荷の変化による誤動作を
防止することができる。
【0039】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の半
導体記憶装置は、電源とグランドとの間に直列接続され
たトランジスタの対を複数有し、上記各対のトランジス
タの間の接続点を共通に接続して構成され、この共通接
続点につながる出力端子に出力電圧を出力する出力バッ
ファと、上記出力端子に出力された出力電圧と所定の基
準電圧との大小を判定して、この判定結果を表す検出信
号を出力する電圧検知回路と、上記検出信号を受けて、
上記電圧検知回路が所定の判定結果を表す検出信号を出
力するように、上記出力バッファのトランジスタのオ
ン,オフを切り替える制御を行う制御回路を備えている
ので、外部負荷の変化に応じて出力電流の大きさを切り
替えることができる。
【0040】また、上記電圧検知回路は、上記出力端子
に出力された出力電圧と所定の上側基準電圧,下側基準
電圧とのそれぞれについて大小を判定し、上記制御回路
は、上記電圧検知回路が上記出力電圧が上記上側基準電
圧よりも大きいことを表す検出信号を出力するように、
または、上記電圧検知回路が上記出力電圧が上記下側基
準電圧よりも小さいことを表す検出信号を出力するよう
に、上記出力バッファのトランジスタのオン,オフを切
り替える制御を行う場合、出力端子に出力された出力電
圧が上記上側基準電圧と下側基準電圧との間の値をとら
ないように制御することができる。したがって、外部負
荷が変化したとしても、上記出力電圧に確実に高レベル
または低レベルのいずれかのレベルをとらせることがで
きる。この結果、外部負荷の変化による誤動作を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の半導体記憶装置の要部の構成を例
示するブロック図である。
【図2】 この発明の第1実施例の半導体記憶装置の出
力回路を示す図である。
【図3】 この発明の第2実施例の半導体記憶装置の出
力回路を示す図である。
【図4】 上記第2実施例の半導体記憶装置の出力回路
を構成するカウンタ回路を示す図である。
【図5】 上記カウンタ回路を構成するインクリメント
回路を示す図である。
【図6】 上記カウンタ回路の動作波形を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,101 出力バッファ 2,2′,102,102′ 電圧検知回路 3,3′,103,103′ 制御回路 4 出力端子 5,6,250〜253,430,431 NANDゲート 7 カウンタ回路 8 インクリメント回路 9〜32,201〜216,441,442 N型MOS
トランジスタ 33〜44,220〜225,410,411 P型MO
Sトランジスタ 45〜64,86,87,230〜233,235〜23
8,420〜427インバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源とグランドとの間に直列接続された
    トランジスタの対を上記電源と上記グランドとの間に並
    列に複数有し、上記各対のトランジスタの間の接続点を
    共通に接続して構成され、この共通接続点につながる出
    力端子に出力電圧を出力する出力バッファと、 上記出力端子に出力された出力電圧と所定の基準電圧と
    の大小を判定して、この判定結果を表す検出信号を出力
    する電圧検知回路と、 上記検出信号を受けて、上記電圧検知回路が所定の判定
    結果を表す検出信号を出力するように、上記出力バッフ
    ァのトランジスタのオン,オフを切り替える制御を行う
    制御回路を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記電圧検知回路は、上記出力端子に出
    力された出力電圧と、上側基準電圧および下側基準電圧
    とについて大小を判定し、 上記制御回路は、上記電圧検知回路が上記出力電圧が上
    記上側基準電圧よりも大きいことを表す検出信号を出力
    するように、または、上記電圧検知回路が上記出力電圧
    が上記下側基準電圧よりも小さいことを表す検出信号を
    出力するように、上記出力バッファのトランジスタのオ
    ン,オフを切り替える制御を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の半導体記憶装置。
JP4187924A 1992-07-15 1992-07-15 半導体記憶装置 Pending JPH0637621A (ja)

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