JPH063734Y2 - フェ−ルセ−フ付エアサスペンション回路 - Google Patents

フェ−ルセ−フ付エアサスペンション回路

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JPH063734Y2
JPH063734Y2 JP11678187U JP11678187U JPH063734Y2 JP H063734 Y2 JPH063734 Y2 JP H063734Y2 JP 11678187 U JP11678187 U JP 11678187U JP 11678187 U JP11678187 U JP 11678187U JP H063734 Y2 JPH063734 Y2 JP H063734Y2
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JP
Japan
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pressure
air
tank
output
valve
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JP11678187U
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孝 戸塚
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、少くとも後車軸にエアスプリングを具えたト
ラック、トラクタ、バス等エアサスペンション車のフェ
ールセーフ付エアサスペンション回路に関するものであ
る。
〈従来の技術と問題点〉 従来のエアサスペンション車のブレーキ装置の一例を、
便宜上本考案の一実施例を示した第1図及び第2図を援
用して説明する。図中符号1は後車軸と車台フレームと
の間に介装された周知のリヤエアスプリングであって、
同エアスプリング1はレベリングバルブ2を介してエア
サスペンション用タンク3に接続され、上記レベリング
バルブ2の作動によって、車両の荷重即ち積車状態の如
何に拘わらず車高を実質的に一定に保つように制御され
る。従ってリヤエアスプリング1内の圧縮空気の圧力
は、実質的に後車軸の負荷に比例している。上記エアサ
スペンション用タンク3は、車両に搭載されたコンプレ
ッサ(図示省略)に逆止弁4を介して連結され、同コン
プレッサによって内部の圧縮空気が充填される。以上が
エアサスペンション系である。
エアサスペンション用タンク3には、逆止弁5,6を介
してフロントとリヤのブレーキ用エアタンク7,8が互
いに並列に連結され、同エアタンク7,8には、運転者
によって操作されるブレーキバルブ9の空気圧信号に応
答して作動するブレーキ用ブースタ10,11が連結さ
れている。上記ブースタ10,11は、圧縮空気を作動
媒体として、ブレーキ液を加圧する倍力装置であって、
その出力液圧は、第1図にリヤ側のみ点線で示したよう
に、周知のロードセンシングバルブ12により圧力を制
御されてリヤブレーキのホイルシリンダ13に供給され
る。以上がブレーキ系である。なお、本考案と直接関係
がないので、図示は省略されているが、フロントのブレ
ーキ用ブースタ10の出力液圧はフロントホイールシリ
ンダに直接供給されており、更に、エアスプリングは後
車軸のみならず、前車軸にも通例設けられる。
上記ロードセンシングバルブ12は、運転者がブレーキ
バルブ9を操作したとき、前述したように後車軸の負荷
を表わすエアスプリング1内の圧縮空気圧力に応じて、
次のように作動する。即ち、縦軸に出力液圧Poをとり、
横軸に入力液圧PI(ブースタ11の出力液圧)をとって
示した第2図の特性図に例示されているように、空車時
にはS1点まで、50%積車時にはS2点まで、100%積
車時にはS3点まで、夫々入力液圧PIと出力液圧Poとが、
リヤエアスプリングの圧縮空気で動作するダブルチェッ
クバルブ4により等しい割合で増加するが、上記各点の
状態においてブレーキバルブ9の踏み込みにより入力液
圧PIが増大すると、出力液圧Poは夫々線A1・A2・A3に沿
って増加し、換言すれば、出力液圧Poの増加率が低減す
る。この結果、後車軸の負荷状態に応じ後輪の早期ロッ
クが防止され、制動時の操縦不安定が効果的に回避され
るのである。
しかし、エアサスペンション車の場合、エアサスペンシ
ョン用タンク3からエアスプリング1に到る空気回路に
欠陥が発生し、例えばエアスプリングのゴムベロースが
破損して内部の圧縮空気が漏洩すると、レベリングバル
ブ2の作動により所定の車高を維持すべくエアスプリン
グ1に対しタンク3内の圧縮空気が際限なく供給され、
やがて同タンクが実質的に空になる。このためロードセ
ンシングバルブ12に対する負荷信号が消失し、同バル
ブ12は空車時と同様の液圧制御を行うこととなる。従
って空車時以外、例えば100%積車状態で上記のよう
な欠陥が発生すると、後輪ブレーキは空車時に相当する
ブレーキ力を生起するに過ぎないので、明らかに制動能
力が不足する。
本考案は、従来のエアサスペンション車における上述の
不具合を解消し、サスペンション用圧縮空気系の欠陥時
にも、制動性能を十分に確保することができるブレーキ
制御装置を提供することを目的とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、後車軸と車台フレームとの間に介装されたエ
アスプリングと、上記エアスプリングに圧縮空気を供給
するエアサスペンション用タンクと、リヤブレーキ系に
圧縮空気を供給するリヤブレーキ用タンクと、上記エア
サスペンション用タンクの圧力と上記リヤブレーキ用タ
ンクの圧力とを入力側に接続され上記エアサスペンショ
ン用タンクの圧力が設定値以下に低下した場合に上記リ
ヤブレーキ用タンクの圧力を出力するコントロールバル
ブと、上記コントロールバルブの出力圧力と上記エアス
プリングの圧縮空気の圧力とを入力側に接続され上記コ
ントロールバルブの出力圧力がない場合にはエアスプリ
ングの空気圧力を出力すると共に上記コントロールバル
ブの出力圧力が発生した場合にはコントロールバルブの
出力圧力を出力するダブルチェックバルブと、上記ダブ
ルチェックバルブの出力圧力に応じてリヤブレーキの作
動流体の圧力を制御するロードセンシングバルブとを備
えることを特徴とする。
〈作用〉 本考案によれば、エアサスペンション系の欠陥により、
ロードセンシングバルブへの後車軸荷重を表わす空気圧
信号が消失したとき、上記コントロールバルブが自動的
に開いて、ブレーキタンク内の圧縮空気がロードセンシ
ングバルブに類似空気圧信号として供給されるから、後
輪ブレーキは恰も100%積車時のように強力に作動さ
れ、ブレーキ力の不測の低下を防止することができる。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を添付図面について具体的に説明す
る。(なお、従前の装置に関連して既に説明した事項に
ついては、重複説明を省略する。)本考案によれば、従
来の構成に、太線の配管部分及びコントロールバルブを
付加したものである。このコントロールバルブ15は3
個のポートが設けられており、エアサスペンション用タ
ンク3の出力側(エアサスペンション系)に連通された
制御ポート、リヤブレーキタンク8の出力側に連通され
た供給ポート、及びダブルチェックバルブ14に連通さ
れた出力ポートを有する。機能としては、エアサスペン
ション用タンク3から制御ポートに加わる圧力が低下し
た場合のみ供給ポートからの圧力が出力ポートに生ずる
というものである。
上述した構成において、エアサスペンション用タンク
3、レベリングバルブ2及びエアスプリング1を含むエ
アサスペンション系が健全に作動している通常時は、エ
アサスペンション用タンク3内に、設定圧力以上の圧縮
空気が存在し、この圧縮空気がコントロールバルブ15
の制御ポートに導入され、供給ポートと出力ポートとが
しゃ断される。この時リヤエアスプリング1の圧縮空気
がダブルチェックバルブ14に別系路にて供給されロー
ドセンシングバルブ12が第2図の特性に基づいて制御
される。
次に、エアサスペンション用タンク3からエアスプリン
グ1を含むエアサスペンション系に故障が発生し、例え
ば、エアスプリング1のゴムベローズが劣化して破裂す
ると、レベリングバルブ2は、車高を一定に保たせるよ
うにエアスプリング1に際限なく圧縮空気を供給するか
ら、やがてエアサスペンション用タンク3内の圧力は著
しく低くなる。(通常、上記ゴムベローズが破裂する
と、圧縮空気の漏洩量が、コンプレッサからエアサスペ
ンション用タンク3への補給を上廻る。)そこで、コン
トロールバルブ15の制御ポートに供給されていた圧縮
空気の圧力が低下し、供給ポートと出力ポートがつなが
り、リヤブレーキタンク8内の圧縮空気がダブルチェッ
クバルブ14に供給され、ロードセンシングバルブ12
にこの圧縮空気が供給される。従って同バルブ12は、
リヤブレーキ即ちホイルシリンダ13への供給液圧を制
御する機能が解除され、実際の車両の積車状態とは無関
係に、リヤブレーキが、100%積車状態と同様に強力
に作動し、走行安全性が確保されるのである。
なお、上記実施例では、リヤブレーキには、液圧作動の
ホイルシリンダ13が例示され、従ってブースタ11
は、圧縮空気を作動媒体としてブレーキ液を加圧するタ
イプのものが示されているが、圧縮空気によって駆動さ
れるダイヤフラムの変位を出力として取出す圧縮空気式
倍力装置を用いて、ドラムブレーキのS型カムを直接駆
動するようにしたリヤブレーキでもよい。
また、第1図ではエアサスペンション用タンク3の次に
互いに並列なフロントブレーキタンク7とリヤブレーキ
タンク8とが接続されているが、コンプレッサに対して
エアサスペンション用タンク3とリヤブレーキタンクと
を並列に接続してもよい。
更に、コントロールバルブ15の供給ポートは、エアサ
スペンション用タンク3、レベリングバルブ2、エアス
プリング1、更にエアスプリング1とダブルチェックバ
ルブ12とを接続する配管等、エアサスペンション系の
何処に接続してもよい。
〈考案の効果〉 エアスプリングや配管の破損等エアサスペンション系の
欠陥時に、ロードセンシングバルブのブレーキ流体圧力
制御を解除することにより、制動能力の低下を防止し得
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略構成図、第2図は
第1図におけるロードセンシングバルブのブレーキ流体
圧力制御作用を示す特性図である。 図中、 1はリヤエアスプリング、 2はレベリングバルフ、 3はエアサスペンション用タンク、 7はフロントブレーキタンク、 8はリヤブレーキタンク、 12はロートセンシングバルブ、 13はリヤホイールシリンダ、 14はダブルチェックバルブ、 15はコントロールバルブである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後車軸と車台フレームとの間に介装された
    エアスプリングと、上記エアスプリングに圧縮空気を供
    給するエアサスペンション用タンクと、リヤブレーキ系
    に圧縮空気を供給するリヤブレーキ用タンクと、上記エ
    アサスペンション用タンクの圧力と上記リヤブレーキ用
    タンクの圧力とを入力側に接続され上記エアサスペンシ
    ョン用タンクの圧力が設定値以下に低下した場合に上記
    リヤブレーキ用タンクの圧力を出力するコントロールバ
    ルブと、上記コントロールバルブの出力圧力と上記エア
    スプリングの圧縮空気の圧力とを入力側に接続され上記
    コントロールバルブの出力圧力がない場合にはエアスプ
    リングの空気圧力を出力すると共に上記コントロールバ
    ルブの出力圧力が発生した場合にはコントロールバルブ
    の出力圧力を出力するダブルチェックバルブと、上記ダ
    ブルチェックバルブの出力圧力に応じてリヤブレーキの
    作動流体の圧力を制御するロードセンシングバルブとを
    備えることを特徴とするフェールセーフ付エアサスペン
    ション回路。
JP11678187U 1987-07-31 1987-07-31 フェ−ルセ−フ付エアサスペンション回路 Expired - Lifetime JPH063734Y2 (ja)

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JPS6422571U JPS6422571U (ja) 1989-02-06
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