JP2002308079A - ハイドロリック式の車両ブレーキ装置 - Google Patents

ハイドロリック式の車両ブレーキ装置

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JP2002308079A JP2002099205A JP2002099205A JP2002308079A JP 2002308079 A JP2002308079 A JP 2002308079A JP 2002099205 A JP2002099205 A JP 2002099205A JP 2002099205 A JP2002099205 A JP 2002099205A JP 2002308079 A JP2002308079 A JP 2002308079A
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    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/40Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition comprising an additional fluid circuit including fluid pressurising means for modifying the pressure of the braking fluid, e.g. including wheel driven pumps for detecting a speed condition, or pumps which are controlled by means independent of the braking system
    • B60T8/4072Systems in which a driver input signal is used as a control signal for the additional fluid circuit which is normally used for braking
    • B60T8/4081Systems with stroke simulating devices for driver input
    • B60T8/409Systems with stroke simulating devices for driver input characterised by details of the stroke simulating device

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両減速と車両コントロール可能性を改善す
る。 【解決手段】 非人力エネルギ源とホイールブレーキと
の間の常用ブレーキ弁装置13〜20と、人力エネルギ
による補助制動のためのマスタブレーキシリンダ22と
が設けられており、運転モード切換弁25〜28が常用
ブレーキ運転のために遮断位置へ制御可能であり、常用
ブレーキ弁装置が開ループ制御・閉ループ制御装置29
によって制御可能であり、車両制動へ寄与する割合の大
きい方の車軸のホイールブレーキと、対応する常用ブレ
ーキ弁装置との間にシリンダピストンユニット30,3
1が接続されており、車両制動へ寄与する割合が大きい
方の車軸の両ホイールブレーキ3,4が第1のマスタブ
レーキシリンダ室24に接続されており、車両減速へ寄
与する割合が小さい方の車軸のホイールブレーキ5,6
が第2のマスタブレーキシリンダ室23に対応してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の第1の車軸
と第2の車軸とに分配されている4つのホイールのため
のホイールブレーキを備えたハイドロリック式、つまり
液圧式の車両ブレーキ装置であって、ハイドロリック式
の非人力エネルギ源と、該非人力エネルギ源とホイール
ブレーキとの間にそれぞれ配置された、電気的に制御可
能な常用ブレーキ弁装置と、該常用ブレーキ弁装置を使
用してハイドロリック的な非人力エネルギを用いた常用
ブレーキによる制動を実施するための、ブレーキペダル
につき操作可能なブレーキ値発生器と、運転者の筋力に
基づいた人力エネルギを用いた補助制動を実施するため
の、ブレーキペダルにより操作可能な2回路式のマスタ
ブレーキシリンダとが設けられており、該マスタブレー
キシリンダと、該マスタブレーキシリンダから圧力媒体
を供給され得るホイールブレーキとの間に、各ブレーキ
回路毎に、通常では通流位置をとる運転モード切換弁が
配置されており、該運転モード切換弁が、常用ブレーキ
運転のために遮断位置へ制御可能であり、少なくとも前
記常用ブレーキ弁装置が、開ループ制御・閉ループ制御
装置によって制御可能であり、両車軸のホイールブレー
キの、車両制動全体へ寄与する割合が互いに異なるよう
に設計されており、車両制動へ寄与する割合の大きい方
の車軸に設けられたホイールブレーキと、対応する電気
的に制御可能な常用ブレーキ弁装置との間に、各1つの
シリンダピストンユニットが接続されており、車両制動
へ寄与する割合の大きい方のホイールブレーキが、マス
タブレーキシリンダに接続されている形式のものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第196
36432号明細書および国際公開第98/31576
号パンフレットに基づき、ハイドロリック式の車両ブレ
ーキ装置が公知である。この公知の車両ブレーキ装置に
は、車両の第1の車軸と第2の車軸とに分配されている
4つのホイールのためのホイールブレーキと、ハイドロ
リック式の非人力エネルギ源と、該非人力エネルギ源と
ホイールブレーキとの間にそれぞれ配置された、電気的
に制御可能な常用ブレーキ弁装置と、該常用ブレーキ弁
装置を使用してハイドロリック的な非人力エネルギによ
って常用ブレーキによる制動を実施するための、ブレー
キペダルにつき操作可能なブレーキ値発生器と、ブレー
キペダルによって操作可能な、人力エネルギによって補
助制動を実施するための2回路式のマスタブレーキシリ
ンダとが設けられている。このマスタブレーキシリンダ
は、第1のマスタブレーキシリンダ室と第2のマスタブ
レーキシリンダ室とを有しており、この場合、マスタブ
レーキシリンダと、このマスタブレーキシリンダから圧
力媒体を供給され得るホイールブレーキとの間には、各
ブレーキ回路毎に1つの、通常では通流位置をとる運転
モード切換弁が配置されている。この運転モード切換弁
は常用ブレーキ運転のために遮断位置へ切り換わるよう
に制御可能である。さらに、少なくとも常用ブレーキ弁
装置は開ループ制御・閉ループ制御装置によって制御可
能となる。この場合に、第1のブレーキ回路には、前車
軸のホイールブレーキが、第2のブレーキ回路には、後
車軸のホイールブレーキがそれぞれ対応している。電流
消失時、ひいては開ループ制御・閉ループ制御装置の不
作動時では、電気的に制御可能な常用ブレーキ弁装置が
作動不能となり、そして通常では通流位置をとる運転モ
ード切換弁を通じて、両車軸の4つのホイールブレーキ
が2回路式のマスタブレーキシリンダに接続される。こ
れにより、ブレーキペダルに加えられる人力もしくは踏
み力につき、4つの全てのホイールブレーキを制動し、
ひいては車両の全てのホイールを制動することができ
る。この場合、当業者であれば、装備されるべき車両お
よびこの車両のために想定され得る積載例から出発し
て、フロントホイールブレーキとリアホイールブレーキ
へのブレーキ力の分配を各ブレーキ構成部分の寸法の選
択により設定することができる。開ループ制御・閉ルー
プ制御装置は、たとえばSAETechnical P
apers Series No.960991、タイ
トル「Electrohydraulic Brake
System−TheFirst Approach
to a Brake−by−Wire−Techn
ology」の第111頁に記載の「Safety C
oncept」に倣って調整されていてよく、この場
合、この開ループ制御・閉ループ制御装置は1つの常用
ブレーキ弁装置が故障した場合に、非人力エネルギを使
用して残りの3つのホイールを制動した方がより短い制
動距離が得られるのか、あるいはまた人力エネルギを使
用して4つのホイールを制動した方がより短い制動距離
が得られるのかを求め、そしてこのような検出の後に、
より短い制動距離を得るために必要となる弁を制御する
か、または放置する。この場合に付言しておくと、たと
えば滑りやすい凍結路面または積雪した路面では、非人
力エネルギを用いた運転で3つのホイールブレーキの使
用下に非対称的な制動を実施するよりも、人力エネルギ
を用いて4つのホイールを制動した方が、車両が一層容
易にコントロール可能となるので好都合となり得る。非
人力エネルギを用いた運転時では、ハイドロリック的な
圧力媒体中に溶けた空気またはガスがハイドロリック的
な圧力媒体での圧力低下時に空気泡またはガス泡の形成
を招くことを完全に阻止することはできない。ハイドロ
リック的な圧力媒体中の空気泡またはガス泡は、この圧
力媒体を圧縮性にしてしまうので、非人力エネルギを用
いた常用ブレーキ運転から、人力エネルギを用いた補助
ブレーキ運転への突発的な移行が行われると、空気泡ま
たはガス泡がマスタブレーキシリンダの使用下に人力エ
ネルギによって圧縮されてしまうという不都合が生じる
恐れがある。マスタブレーキシリンダはブレーキペダル
ストローク毎に所定の制限されたポンプ容量しか有しな
いので、空気泡またはガス泡の弾性に基づいてホイール
ブレーキ圧が、車両の減速のために本来望まれる高さに
まで増大しなくなることを阻止することができない。
【0003】国際公開第98/28174号パンフレッ
トに基づき公知のハイドロリック式の車両ブレーキ装置
では、第1の車軸と第2の車軸とに分配された4つのホ
イールのためのホイールブレーキと、ハイドロリック式
の非人力エネルギ源と、該非人力エネルギ源とホイール
ブレーキとの間にそれぞれ配置された、電気的に制御可
能な常用ブレーキ弁装置と、該常用ブレーキ弁装置を使
用してハイドロリック的な非人力エネルギを用いた常用
ブレーキによる制動を実施するための、ブレーキペダル
につき操作可能なブレーキ値発生器と、人力エネルギを
用いた補助制動を実施するための、ブレーキペダルによ
り操作可能な2回路式のマスタブレーキシリンダとが設
けられている。このマスタブレーキシリンダと、このマ
スタブレーキシリンダから圧力媒体を供給され得るホイ
ールブレーキとの間には、ブレーキ回路毎に、通常では
通流位置をとる運転モード切換弁が配置されており、こ
の運転モード切換弁は常用ブレーキ運転のために遮断位
置へ切換制御可能であり、少なくとも常用ブレーキ弁装
置は開ループ制御・閉ループ制御装置によって制御可能
であり、両車軸のホイールブレーキの、車両制動全体へ
寄与する割合が互いに異なるように設計されており、車
両制動へ寄与する割合の大きい方の車軸に設けられたホ
イールブレーキと、対応する電気的に制御可能な常用ブ
レーキ弁装置との間には、各1つのシリンダピストンユ
ニットが組み込まれている。車両制動へ寄与する割合の
大きい方のホイールブレーキは、マスタブレーキシリン
ダの両ブレーキ回路に対応した運転モード切換弁に接続
されている。この公知のハイドロリック式の車両ブレー
キ装置には、次のような利点がある。すなわち、この車
軸のホイールブレーキおよび2回路式のマスタブレーキ
シリンダは、常用ブレーキ運転のためにポンプを用いて
加圧可能で、かつ圧力アキュムレータ内に蓄圧可能であ
り、それゆえにたとえば圧力低下時に空気泡および/ま
たはガス泡を含有する恐れのある圧力媒体からハイドロ
リック的に遮断されている。この点で、ポンプを用いて
輸送可能な圧力媒体から遮断された、マスタブレーキシ
リンダと、対応する両ホイールブレーキとから成る組み
合わせは、コンベンショナルなハイドロリック式の車両
ブレーキ装置と同等の信頼度もしくは確実度を有してい
ると云える。マスタブレーキシリンダからの圧力媒体に
よって一方の車軸のホイールブレーキしか制動可能でな
いので、マスタブレーキシリンダからの圧力媒体を用い
た制動のためには、通常、より大きく負荷される方の車
軸に相当する車軸が選択される。
【0004】米国特許第5941608号明細書の図5
により、別のハイドロリック式の車両ブレーキ装置が公
知である。この公知の車両ブレーキ装置は、4つの車両
ホイールを一方では常用ブレーキ弁装置の使用下に非人
力エネルギを用いて制動し、他方では2回路式のマスタ
ブレーキシリンダの使用下に人力エネルギを用いて制動
するために調整されている。この場合、4つのシリンダ
ピストンユニットが設けられており、これらのシリンダ
ピストンユニットは4つのホイールブレーキを、ポンプ
により加圧可能でかつ常用ブレーキ弁装置によってシリ
ンダピストンユニットのピストンに抗して個別に制御可
能となる圧力媒体から遮断するために働く。これによ
り、マスタブレーキシリンダと、このマスタブレーキシ
リンダ内に含まれた圧力媒体とを用いて、4つのホイー
ルブレーキにブレーキ圧が信頼性良く形成可能となる。
しかし、このために必要となる技術的な手間は、上記米
国特許第5941608号明細書の図1または図4に示
されたハイドロリック式のブレーキ装置よりも大きくな
ることは明らかである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式のハイドロリック式の車両ブレーキ装置を
改良して、大きな技術的な手間をかける必要なしに、改
善された車両減速が得られると同時に、車両が一層良好
にコントロール可能となるような車両ブレーキ装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、車両制動へ寄与する割合が大きい
方の車軸の両ホイールブレーキが、第1のマスタブレー
キシリンダ室に接続されており、車両減速へ寄与する割
合が小さい方の車軸のホイールブレーキが、マスタブレ
ーキシリンダの第2のマスタブレーキシリンダ室に対応
しているようにした。
【0007】
【発明の効果】本発明によるハイドロリック式の車両ブ
レーキ装置は、上記米国特許第5941608号明細書
の図5に示されているハイドロリック式の車両ブレーキ
装置よりも廉価に形成されており、しかも車両ブレーキ
装置内にガス泡および/または空気泡が存在しない場合
には、車両減速へあまり寄与しない方の車軸のホイール
ブレーキ、つまり車両制動へ寄与する割合の小さい方の
車軸のホイールブレーキを用いた制動を可能にするの
で、上記国際公開第98/28174号パンフレットに
記載のハイドロリック式の車両ブレーキ装置に比べて、
改善された車両減速が得られると同時に、車両のたいて
いは改善されたコントロール可能性も得られる。
【0008】請求項2以下に記載の構成により、ハイド
ロリック式の車両ブレーキ装置の有利な改良が可能とな
る。
【0009】請求項2に記載の構成により次のような利
点が得られる。すなわち、1つのブレーキ回路の各ホイ
ールブレーキシリンダのために専用の運転モード切換弁
が設けられていることに基づき、技術的な故障が発生し
た場合には、たとえば1つのホイールブレーキだけがマ
スタブレーキシリンダから遮断されて、もはや制動のた
めには寄与しなくなる。請求項3に記載の構成によって
も、非常時に車両減速全体のためにあまり寄与しないホ
イールブレーキを備えた方の車軸に関して、同様の利点
が得られる。請求項4に記載の構成により、単に1つの
運転モード切換弁を用いるだけで1つの車軸の2つのホ
イールブレーキにマスタブレーキシリンダから圧力媒体
を供給することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0011】図1に示した液圧式もしくはハイドロリッ
ク式の車両ブレーキ装置2は、4つのホイールブレーキ
3,4,5,6を有しており、これらのホイールブレー
キ3,4,5,6は第1の車軸(図示しない)と第2の
車軸(図示しない)とに分配されている。ハイドロリッ
ク式の車両ブレーキ装置2はさらにハイドロリック式の
外部エネルギ源もしくは非人力エネルギ源を有してお
り、この非人力エネルギ源はリザーバタンク7と、電動
モータ8により駆動されるポンプ9と、蓄圧器もしくは
圧力アキュムレータ10と、圧力センサ11と、安全弁
12とから成っている。ハイドロリック式の車両ブレー
キ装置2はさらに、この非人力エネルギ源とホイールブ
レーキ3,4,5,6との間にそれぞれ配置された電気
的に制御可能な常用ブレーキ弁装置13,14,15,
16,17,18,19,20と、ブレーキペダル21
によって操作可能な2回路式のマスタブレーキシリンダ
22とを有しており、このマスタブレーキシリンダ22
は、ホイールブレーキ3,4,5,6へのブレーキ媒体
供給のための第1のマスタブレーキシリンダ室23と第
2のマスタブレーキシリンダ室24とを備えている。ハ
イドロリック式の車両ブレーキ装置2はさらに、第2の
マスタブレーキシリンダ室24とホイールブレーキ3,
4との間にそれぞれ標準状態もしくは通常状態で通流位
置をとる運転モード切換弁25;26を有しており、さ
らに第1のマスタブレーキシリンダ室23とホイールブ
レーキ5,6との間にそれぞれ標準状態もしくは通常状
態で通流位置をとる別の運転モード切換弁27;28を
有している。ハイドロリック式の車両ブレーキ装置2は
さらに、開ループ制御・閉ループ制御装置29を有して
いる。さらに、両車軸のホイールブレーキの、車両制動
全体へ寄与する割合が互いに異なるように設計されてお
り、この場合、車両制動へ寄与する割合の大きい方の車
軸(図示しない)のホイールブレーキには、それぞれシ
リンダピストンユニット30,31が対応配置されてい
る。シリンダピストンユニット30,31はそれぞれ1
つのシリンダ32と、このシリンダ32内で摺動可能な
ピストン33と、このピストン33のための戻しばね3
4とを有している。戻しばね34がシリンダ32内で支
持されている個所では、各シリンダ32がホイールブレ
ーキ3もしくはホイールブレーキ4に接続されている。
戻しばね34の作用によりピストン33が出発位置もし
くは初期位置をとっている個所では、各シリンダ32が
各常用ブレーキ弁装置13,14;15,16に接続さ
れている。たとえば、ホイールブレーキ3,4は乗用車
の前車軸に所属している。このような前車軸は乗用車で
は非常時において、車両制動へ寄与する割合が大となる
ように設計されている車軸である。
【0012】常用ブレーキ弁装置13,14;15,1
6は、一方ではポンプ9または圧力アキュムレータ10
からシリンダピストンユニット30内へ圧力媒体を導入
するために働き、他方ではシリンダピストンユニット3
0から無圧のリザーバタンク7へ圧力媒体を導出するた
めに働く。この場合、常用ブレーキ弁装置13は方向切
換弁タイプの2ポート弁として形成されている。この弁
はばね35によって閉鎖位置へ向かって制御可能であ
り、そして電磁石36によって任意の種々の開度に開放
可能である。常用ブレーキ弁装置13はしばしば「ブレ
ーキ圧増圧弁」とも呼ばれる。同じホイールブレーキ3
に対応配置された常用ブレーキ弁装置14は、やはり2
ポート弁として形成されており、この弁のばね37は常
用ブレーキ弁装置14を通常状態で開放しており、この
弁の電磁石38は、常用ブレーキ弁装置14を部分的に
または完全に閉鎖するために働く。互いに対応するそれ
ぞれ2つの正方形の形で描かれた常用ブレーキ弁装置1
3,14の外側には、規格ISO1219に基づき、構
造的に規定された開放横断面の0%〜100%の無段階
の調節可能性もしくは連続的な切換可能性を表す記号で
ある平行線が記入されている。図1から判るように、常
用ブレーキ弁装置15,17,19は既に説明した常用
ブレーキ弁装置13と同形式に形成されている。さらに
図1から判るように、常用ブレーキ弁装置16は既に説
明した常用ブレーキ弁装置14と同形式に形成されてい
る。常用ブレーキ弁装置18,20は常用ブレーキ弁装
置17,19と同形式に形成されており、したがって常
用ブレーキ弁装置18,20は通常状態で閉じられてい
る。念のため付言しておくと、当業者であれば、常用ブ
レーキ弁装置13と常用ブレーキ弁装置14とから成る
ペアならびに常用ブレーキ弁装置15と常用ブレーキ弁
装置16とから成るペア等を、車両ブレーキ装置の分野
で自体公知の、3つのポートと3つの弁位置とを有する
弁、つまり3ポート3位置弁により代えることもでき
る。これにより、たとえば2つの電磁石36,38の代
わりに、種々異なる電流強さを供給され得る唯一つの電
磁石を使用するだけで十分となる。さらに付言しておく
と、それぞれ一対の正方形により記号化された常用ブレ
ーキ弁装置13〜20の代わりに、唯一つの四角形によ
り記号化された、いわゆる圧力制御弁を組み込むことも
可能である。その場合、このような圧力制御弁によっ
て、ポンプ9もしくは圧力アキュムレータ10と各シリ
ンダ32との間の圧力差および各シリンダ32と無圧の
リザーバタンク7との間の圧力差が調節可能となる。電
流供給の目的で、常用ブレーキ弁装置13〜20の電磁
石36,38は開ループ制御・閉ループ制御装置29に
接続されており、このことは常用ブレーキ弁装置20,
13について電気的な線路により表されている。
【0013】ホイールブレーキ3,4は、車両減速へ寄
与する割合の大きい方の前車軸に対応配置されているの
で、ホイールブレーキ5,6は車両の後車軸(図示しな
い)に設けられたリアホイールブレーキである。これら
のリアホイールブレーキ5,6には常用ブレーキ弁装置
17;19によってポンプ9もしくは圧力アキュムレー
タ10から直接に圧力媒体が供給可能であり、さらにこ
れらのリアホイールブレーキ5,6は常用ブレーキ弁装
置18,20によって無圧のリザーバタンク7に接続可
能であるので、一方ではホイールブレーキ5,6内にブ
レーキ圧が形成され得るようになっており、他方ではこ
のブレーキ圧が消滅させられるようになっている。
【0014】図1に示した実施例で使用される、出口圧
を入口圧に対して所定の比率に調整する「定比弁(St
etigventil)」タイプの常用ブレーキ弁装置
13〜20には、次のような利点がある。すなわち、ホ
イールブレーキ3〜6へ導入される圧力媒体流またはホ
イールブレーキ3〜6から導出される圧力媒体流が、連
続的に、つまり所定の比率に加速可能でかつ連続的に減
速可能となる。このことはホイールブレーキ3〜6にお
けるブレーキ圧の調節時に好都合となり、しかもノイズ
低減作用を発揮する。このような常用ブレーキ弁装置と
は異なり、運転モード切換弁25,26,27,28
は、比較的単純に形成されている。なぜならば、運転モ
ード切換弁25,26,27,28はホイールブレーキ
圧を変えるために働くものではないからである。
【0015】ホイールブレーキ3,4,5,6における
ブレーキ圧の、既に説明した調節が可能となるようにす
るためには、自体公知の形式でホイールブレーキ3,
4,5,6にそれぞれ1つの専用のブレーキ圧センサ3
9が対応配置されている。これらのブレーキ圧センサ3
9は、ホイールブレーキ6のブレーキ圧センサ39につ
いて示したように、電気的な線路を介して開ループ制御
・閉ループ制御装置29に接続されているので、ホイー
ルブレーキ3,4,5,6内に存在するホイールブレー
キ圧は実際値として、評価のために開ループ制御・閉ル
ープ制御装置29に提供される。
【0016】第1のマスタブレーキシリンダ室23に
は、別の圧力センサ40が接続されている。この圧力セ
ンサ40は概略的に図示したように、開ループ制御・閉
ループ制御装置29に接続されている。付加的にかつ非
常時では冗長のために、ブレーキペダル21によって間
接的に調節可能なストロークセンサ41がマスタブレー
キシリンダ22に配置されている。これに対して補足的
に、マスタブレーキシリンダ22には、同じくブレーキ
ペダル21によって制御可能に「ストップランプスイッ
チ42」が配置されていてよい。ストロークセンサ41
もストップランプスイッチ42も、開ループ制御・閉ル
ープ制御装置29に接続されているので、この開ループ
制御・閉ループ制御装置29はストロークセンサ41と
ストップランプスイッチ42とから信号を受け取ること
ができる。ブレーキペダル21と、両センサ40,41
とから成る組み合わせは、「ブレーキ値発生器」と呼ば
れる。たとえば、短いペダルストロークはストロークセ
ンサ41によって検出され、ブレーキペダル21に加え
られる大きな力は圧力センサ40によって間接的に測定
される。
【0017】図示されていない電流供給装置が開ループ
制御・閉ループ制御装置29に整然とした状態で電流を
供給し、かつこの開ループ制御・閉ループ制御装置29
が整然とした状態で作動していると、圧力センサ11か
らの圧力の大きさを表わす信号が開ループ制御・閉ルー
プ制御装置29によって監視され、そして圧力信号の大
きさに関連して、たとえば圧力アキュムレータ10をポ
ンプ9によってリザーバタンク7からの圧力媒体で後充
填するために電動モータがスイッチオンされる。予め意
図された圧力高さが達成されると、開ループ制御・閉ル
ープ制御装置29は電動モータ8を遮断する。これによ
り、圧力アキュムレータ10を有するハイドロリック式
の非人力エネルギ源は、常用ブレーキ弁装置13〜20
を使用して制動を行うためにいつでも使用できる状態に
準備されている。
【0018】ハイドロリック式の非人力エネルギ源が使
用可能状態にあることは、圧力センサ11を介して検知
可能となる。ハイドロリック式の非人力エネルギ源が使
用可能状態にある場合に、ブレーキペダル21が操作さ
れ、ひいてはストップランプスイッチ42が閉じられる
と、運転モード切換弁25,26,27,28が電磁的
に遮断位置へ制御される。これにより、両マスタブレー
キシリンダ室23,24はホイールブレーキ3,4,
5,6からハイドロリック的に遮断されている。引き続
きブレーキペダル21が操作され、しかもこの場合、第
1のマスタブレーキシリンダ室23と連通した、たとえ
ば公知先行技術から選択可能な形式の、たとえば「ブレ
ーキ操作シミュレータ」と呼ばれるシリンダピストンス
プリングユニット43が用いられると、圧力センサ40
は圧力信号を、ストロークセンサ41はストローク信号
を、それぞれ開ループ制御・閉ループ制御装置29へ送
出する。開ループ制御・閉ループ制御装置29は自体公
知の形式で調整されており、この場合、この開ループ制
御・閉ループ制御装置29は、存在する圧力センサ信号
とストロークセンサ信号とにおいてブレーキ圧センサ3
9からの初期のゼロ・ホイールブレーキ圧表示を制御偏
差として認識し、かつこの制御偏差に相応して、ホイー
ルブレーキ内でのブレーキ圧増圧のために規定された常
用ブレーキ弁装置13,15、17,19を、少なくと
も部分的に開放させる方向で制御するようになってい
る。このときに、常用ブレーキ弁装置14,16は閉じ
られかつ運転モード切換弁25,26,27,28はそ
の閉鎖位置へ制御されるので、常用ブレーキ弁装置1
3,15,17,19を通ってホイールブレーキ3〜6
へ流入する全ての圧力媒体はブレーキ圧の増大を生ぜし
める。このとき、連続的にホイールブレーキ圧センサ3
9によって開ループ制御・閉ループ制御装置29にフィ
ードバックが行われるので、開ループ制御・閉ループ制
御装置29は、運転者によるブレーキペダルの操作によ
り圧力センサ40および/またはストロークセンサ41
の使用下に規定される値にホイールブレーキ値が近づき
つつあることを認識する。もちろん、開ループ制御・閉
ループ制御装置29は選択的に、圧力センサ40からの
圧力表示から出発してソフトウエアおよびコンピュータ
につき、前側のホイールブレーキ3,4についてホイー
ルブレーキ圧を算出するように調整されていてもよい。
その場合、この前側のホイールブレーキ3,4、つまり
フロントホイールブレーキのホイールブレーキ圧は、フ
ロントホイールブレーキおよびリアホイールブレーキへ
の全ブレーキ力のブレーキ力分配に関して、後側のホイ
ールブレーキ5,6について規定されたホイールブレー
キ圧とは異なっている。開ループ制御・閉ループ制御装
置29のこのような構成は有利になる。なぜならば、同
じ車両でも、積載可能性が大きく異なれば種々異なる重
心位置および場合によっては極めて高い重心位置が生じ
るからである。
【0019】念のためさらに付言しておくと、ホイール
回転センサ(図示しない)およびたとえばヨーレートセ
ンサ(図示しない)によって開ループ制御・閉ループ制
御装置29は、走行時のホイールの過剰制動もしくはオ
ーバブレーキングまたは悪い軌道保持を検知し得るよう
になり、ひいては公知先行技術から知ることのできる制
御アルゴリズムに基づき、ブレーキスリップ低減あるい
は非対称的な制動による補正ヨーモーメントを生ぜしめ
ることができる。しかし、ブレーキスリップコントロー
ルおよび運転者を支援するヨーモーメント発生は公知先
行技術に属するので、これらについての詳しい説明は省
略する。
【0020】このようなハイドロリック式の車両ブレー
キ装置を装備した車両の運転中に、たとえば開ループ制
御・閉ループ制御装置29への電流供給が故障すると、
常用ブレーキ弁装置13〜20はもはや制御可能ではな
くなり、図1に示した基本位置に留まるか、またはこれ
らの基本位置へ戻る。開ループ制御・閉ループ制御装置
29のための電流が供給されなくなると、運転モード切
換弁25〜28も基本位置をとるか、または基本位置へ
戻される。これにより、図1から判るように、第2のマ
スタブレーキシリンダ室24とホイールブレーキ3,4
との連通および第1のマスタブレーキシリンダ室23と
ホイールブレーキ5,6との連通が存在する。すなわ
ち、ブレーキペダル21の操作により、両マスタブレー
キシリンダ室23,24からホイールブレーキ3,4な
らびにホイールブレーキ5,6へ圧力媒体を圧送するこ
とができ、これにより人力エネルギだけを用いて車両減
速が可能となる。
【0021】まず、無圧のリザーバタンク7と常用ブレ
ーキ弁装置13,15,17,19との間に空気泡およ
びガス泡が封入されておらず、さらにホイールブレーキ
5,6内にも空気泡およびガス泡が存在していないもの
と仮定すると、この場合には、公知先行技術に基づき公
知のシリンダピストンユニット30,31の働きによ
り、いずれにせよ、ホイールブレーキ3,4および第2
のマスタブレーキシリンダ室24内の圧力媒体はガス泡
不含または空気泡不含となる。この場合、ブレーキペダ
ル21が操作されると、ブレーキペダル21に供給され
た全ての人力エネルギは全てのホイールブレーキ3〜6
において、車両を減速させるためのホイールブレーキ圧
を生ぜしめる。
【0022】次に、車両の減速のためにホイールブレー
キ3,4程には寄与し得ないホイールブレーキ5,6、
つまり車両減速へ寄与する割合の小さい方のホイールブ
レーキ5,6内にガス泡または空気泡が含まれていると
仮定すると、この場合には、ホイールブレーキ5,6内
の圧力媒体に含まれているガスまたは空気の容量に応じ
て、ホイールブレーキ3,4におけるよりも小さなブレ
ーキ圧しか成立しなくなる。このことは、それ自体例外
的にしか予期され得ない不都合である。しかし、この不
都合には次のような利点が対峙している。すなわち、既
に明細書冒頭で述べたように、車両減速へ最も良好に寄
与するホイールブレーキが確実に使用可能となると共
に、まだ人力ブレーキ運転時に2つの別のホイールブレ
ーキが車両減速を補助し得る。このことは特に滑りやす
い凍結路面では好都合となる。なぜならば、凍結路面で
は、たとえば乗用車の前輪、つまりフロントホイールが
たとえば慣用のブレーキ装置によって制動された場合
に、フロントホイールが後輪、つまりリアホイールに比
べて著しく早期にロックする傾向があるからである。既
に明細書冒頭で述べたように、これにより国際公開第9
8/28174号パンフレットに記載のハイドロリック
式の車両ブレーキ装置に比べて減速利得が達成されてい
る。このような公知の車両ブレーキ装置は法律上の規定
を充足しているので、図1に示したハイドロリック式の
車両ブレーキ装置の構成により、極めて廉価に改良が達
成されることが判る。
【0023】図1に示した実施例では、各ホイールブレ
ーキ3,4,5,6と、それぞれ対応するマスタブレー
キシリンダ室23;24との間に、それぞれ専用の運転
モード切換弁25;26;27;28が配置されている
ので、たとえばブレーキ圧を形成するか、もしくはブレ
ーキ圧を増大させる常用ブレーキ弁装置のうちの1つ、
つまり常用ブレーキ弁装置13または15または17ま
たは19がもはや開放位置へ制御され得なくなった場合
に、運転モード切換弁25;26;27;28のうちの
1つを開放位置へ制御し、これにより、たとえば全ホイ
ールのうちの3つのホイールブレーキをハイドロリック
的な非人力エネルギによって操作可能となるようにし、
そして残った1つのホイールブレーキにはマスタブレー
キシリンダ室23;24のいずれか一方から圧力が供給
可能となるようにすることが可能となる。その場合、1
つのホイールブレーキにおけるブレーキ力の部分的消失
しか生じない。その結果、車両減速の軽度の低減しか認
められず、それと同時に生じるヨーモーメントは、なお
車両運転者による操舵またはスタビリティコントロール
によって補償可能となる。
【0024】図2に示したハイドロリック式の車両ブレ
ーキ装置2aの第2実施例は、以下の点で図1に示した
第1実施例とは異なっている。すなわち、第2実施例で
は、2つのリアホイールブレーキ5,6の間に、電気的
に制御可能なタイプの、通常では開いているブレーキ圧
補償弁50が配置されており、図1の実施例で使用され
た運転モード切換弁28は不要にされている。これによ
り、ブレーキペダル21に加えられる人力エネルギによ
るブレーキ運転では、ブレーキ圧を形成しかつブレーキ
力を発生させるために、開いている運転モード切換弁2
7によってリアホイールブレーキ5に圧力媒体が供給さ
れると共に、開いているブレーキ圧補償弁50によって
リアホイールブレーキ6にも圧力媒体が供給される。車
軸、つまりこの場合には後車軸(図示しない)の両ホイ
ールブレーキ5,6の間に配置されたこのようなブレー
キ圧補償弁50は、国際公開第98/28174号パン
フレットに記載の公知先行技術であるので、この構成の
利点についての詳しい説明は省略する。ハイドロリック
的な非人力エネルギを用いた通常の常用ブレーキ運転が
行われる場合、つまり前記車軸のいずれのホイールにも
ホイールロックの危険が存在していない場合では、ホイ
ールブレーキ5,6へのブレーキ圧供給のためには常用
ブレーキ弁装置17を操作すれば十分である。その後
に、ホイールブレーキ5,6の共通のブレーキ圧を、意
図された程度にまで低下させるためには、たとえば常用
ブレーキ弁装置18だけを操作するだけで十分となる。
この場合に、両ブレーキ圧センサ39のいずれか一方の
ブレーキ圧センサからの圧力表示が使用される。しか
し、片側でホイールロック危険が生じた場合には、自体
公知の形式でブレーキ圧補償弁50を閉鎖することがで
きる。これにより、左側のホイールブレーキ5または右
側のホイールブレーキ6で、それぞれ他方のホイールブ
レーキとは別個に独立して、ブレーキ圧調節によりブレ
ーキ圧が可変となる。たとえば、開ループ制御・閉ルー
プ制御装置29aは、常用ブレーキ弁装置17の開放機
能が故障した場合に、常用ブレーキ弁装置19が両ホイ
ールブレーキ5,6内のブレーキ圧の調節のために操作
されるように調整されていてよい。開ループ制御・閉ル
ープ制御装置29aにより、当該常用ブレーキ弁装置の
操作が試みられても、圧力形成が行われないことが検知
されると、この開ループ制御・閉ループ制御装置29a
は、あらかじめ常用ブレーキ運転のために閉じられてい
た運転モード切換弁27を開放位置へ戻させる。これに
より、ブレーキペダル21に加えられた人力エネルギに
よってマスタブレーキシリンダ室23から圧力媒体が制
動のためにホイールブレーキ5,6内へ投入可能とな
る。この場合、ハイドロリック的な非人力エネルギを用
いた常用ブレーキ運転のためのブレーキ圧補償弁50に
基づき、常用ブレーキ弁装置17,19は冗長的な弁と
なることが判る。この点では、常用ブレーキモードにお
ける信頼度もしくは確実度が高められている。故障に基
づき、リアホイールブレーキ5,6の常用ブレーキ弁装
置17,18,19,20の全てが、図示の基本位置に
留まったままとなっても、相変わらず両リアホイールブ
レーキ5,6のためには人力エネルギを用いた補助ブレ
ーキ運転が実施可能となる。
【0025】図3に示したハイドロリック式の車両ブレ
ーキ装置2bの第3実施例は、次の点で図2に示した第
2実施例とは異なっている。すなわち、第3実施例で
は、両シリンダピストンユニット30,31の間に、言
い加えれば両常用ブレーキ弁装置13,15の間にも、
付加的なブレーキ圧補償弁51が組み込まれている。こ
のブレーキ圧補償弁51は、既に説明したように各ホイ
ールブレーキ3;4におけるブレーキ圧の増圧のために
働く。この付加的なブレーキ圧補償弁51も通常事例で
は開いているので、両シリンダピストンユニット30,
31のピストン33は互いに正確に同じ程度に圧力で負
荷可能となる。すなわち、両ピストン33には、正確に
同レベルの圧力が供給可能となる。これにより、常用ブ
レーキ運転では、つまりまだホイールロックの危険が発
生していない場合では、共通の車軸の左側のホイールと
右側のホイールとがやはり同じブレーキ強さで制動さ
れ、車両のスムーズな操舵可能性を生ぜしめる。もちろ
ん、たとえば一方のホイールでのみホイールロックの危
険が生じた際にホイールブレーキ圧を両サイド毎に互い
に不等に、つまり互いに別個に独立して調節するために
は、ブレーキ圧補償弁51が閉鎖されなければならな
い。
【0026】これまでの説明では、シリンダピストンユ
ニット30,31が前側のホイールブレーキ、つまりフ
ロントホイールブレーキ3,4に対応していることを前
提としていた。なぜならば、フロントホイールブレーキ
に関しては、フロントホイールブレーキ3,4がたとえ
ば平均的な乗用車に相当している場合に、フロントホイ
ールブレーキ3,4の方がリアホイールブレーキ5,6
よりも車両減速へ寄与する割合が大きいと述べたからで
ある。しかし念のため付言しておくと、本発明によるハ
イドロリック式の非人力ブレーキ装置は、より重量のあ
る車両を制動するためにも、たとえばリアホイールにデ
ュアルタイヤを備えた貨物自動車もしくはトラックを制
動するためにも調整されているので、このような場合に
は、シリンダピストンユニット30,31がリアホイー
ルもしくはリアホイールのホイールブレーキに対応され
る。
【0027】さらに念のため付言しておくと、マスタブ
レーキシリンダ22の構成に応じては、ホイールブレー
キ3,4をマスタブレーキシリンダ室23に接続し、ホ
イールブレーキ5,6をマスタブレーキシリンダ室24
に接続することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すハイドロリック回路
図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すハイドロリック回路
図である。
【図3】本発明の第3実施例を示すハイドロリック回路
図である。
【符号の説明】
2,2a,2b 車両ブレーキ装置、 3,4,5,6
ホイールブレーキ、7 リザーバタンク、 8 電動
モータ、 9 ポンプ、 10 圧力アキュムレータ、
11 圧力センサ、 12 安全弁、 13,14,
15,16,17,18,19,20 常用ブレーキ弁
装置、 21 ブレーキペダル、 22 マスタブレー
キシリンダ、 23,24 マスタブレーキシリンダ
室、 25,26,27,28 運転モード切換弁、
29,29a、29b 開ループ制御・閉ループ制御装
置、 30,31 シリンダピストンユニット、 32
シリンダ、 33 ピストン、 34 戻しばね、 3
5 ばね、 36 電磁石、 37 ばね、 38 電
磁石、 39 ブレーキ圧センサ、 40 圧力セン
サ、 41ストロークセンサ、 42 ストップランプ
スイッチ、 43シリンダピストンスプリングユニッ
ト、 50,51 ブレーキ圧補償弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー クヴィラント ドイツ連邦共和国 バイルシュタイン ヘ ールヴェーク 24/3 Fターム(参考) 3D046 BB01 CC02 EE01 HH02 HH16 HH21 HH36 LL23 LL37 LL51 MM14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の車軸と第2の車軸とに分配されて
    いる4つのホイールのためのホイールブレーキを備えた
    ハイドロリック式の車両ブレーキ装置であって、ハイド
    ロリック式の非人力エネルギ源と、該非人力エネルギ源
    とホイールブレーキとの間にそれぞれ配置された、電気
    的に制御可能な常用ブレーキ弁装置と、該常用ブレーキ
    弁装置を使用してハイドロリック的な非人力エネルギを
    用いた常用ブレーキによる制動を実施するための、ブレ
    ーキペダルにつき操作可能なブレーキ値発生器と、人力
    エネルギを用いた補助制動を実施するための、ブレーキ
    ペダルにより操作可能な2回路式のマスタブレーキシリ
    ンダとが設けられており、該マスタブレーキシリンダ
    と、該マスタブレーキシリンダから圧力媒体を供給され
    得るホイールブレーキとの間に、各ブレーキ回路毎に、
    通常では通流位置をとる運転モード切換弁が配置されて
    おり、該運転モード切換弁が、常用ブレーキ運転のため
    に遮断位置へ制御可能であり、少なくとも前記常用ブレ
    ーキ弁装置が、開ループ制御・閉ループ制御装置によっ
    て制御可能であり、両車軸のホイールブレーキの、車両
    制動全体へ寄与する割合が互いに異なるように設計され
    ており、車両制動へ寄与する割合の大きい方の車軸のホ
    イールブレーキと、対応する電気的に制御可能な常用ブ
    レーキ弁装置との間に、各1つのシリンダピストンユニ
    ットが接続されており、車両制動へ寄与する割合が大き
    い方のホイールブレーキが、マスタブレーキシリンダに
    接続されている形式のものにおいて、車両制動へ寄与す
    る割合が大きい方の車軸の両ホイールブレーキ(3,
    4)が、第1のマスタブレーキシリンダ室(24または
    23)に接続されており、車両減速へ寄与する割合が小
    さい方の車軸のホイールブレーキ(5,6)が、マスタ
    ブレーキシリンダ(22)の第2のマスタブレーキシリ
    ンダ室(23または24)に対応していることを特徴と
    する、ハイドロリック式の車両ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 第1のマスタブレーキシリンダ室(2
    4)から圧力媒体を供給され得る各ホイールブレーキ
    (3,4)が、それぞれ1つの専用の運転モード切換弁
    (25,26)を介して、2回路式のマスタブレーキシ
    リンダ(22)に接続されている、請求項1記載のハイ
    ドロリック式の車両ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 第2のマスタブレーキシリンダ室(2
    3)から圧力媒体を供給され得る各ホイールブレーキ
    (5,6)が、それぞれ1つの専用の運転モード切換弁
    (27,28)を介して、2回路式のマスタブレーキシ
    リンダ(22)に接続されている、請求項1または2記
    載のハイドロリック式の車両ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 第2のマスタブレーキシリンダ室(2
    3)から圧力媒体を供給され得る両ホイールブレーキ
    (5,6)が、1つの運転モード切換弁(27)を介し
    て、2回路式のマスタブレーキシリンダ(22)に接続
    されており、ただし、前記両ホイールブレーキ(5,
    6)のうちの一方のホイールブレーキ(6)は、通常で
    は開放位置をとるブレーキ圧補償弁(50)によって間
    接的に、共通の運転モード切換弁(27)に接続されて
    いる、請求項1または2記載のハイドロリック式の車両
    ブレーキ装置。
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