JPH0637337A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH0637337A
JPH0637337A JP18938092A JP18938092A JPH0637337A JP H0637337 A JPH0637337 A JP H0637337A JP 18938092 A JP18938092 A JP 18938092A JP 18938092 A JP18938092 A JP 18938092A JP H0637337 A JPH0637337 A JP H0637337A
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JP
Japan
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voltage
semiconductor integrated
integrated circuit
ref
divided
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JP18938092A
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Shinya Yoshida
慎也 吉田
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/08Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind
    • H01L27/0814Diodes only

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的一般的な半導体集積回路製造プロセス
で製造することができ、分割電圧の精度をより向上させ
る。 【構成】 電圧分割回路10において、合計n 個の接合
型ダイオードD1〜Dnは、その順電流方向が全て同一
方向となるように直列に接続されている。又、該直列接
続されたものの両端に、その順電流方向とは逆方向とな
るようにレファレンス電圧VREF が接続されている。分
割電圧は端子V0〜Vn から得られる。前記レファレン
ス電圧VREF の前記分割電圧への電圧分割は、前記接合
型ダイオードD1〜Dn の電圧−電流特性を用いて行っ
ている。これら接合型ダイオードD1〜Dn は一般的な
半導体集積回路製造プロセスで作り込むことができる。
又、その特性も比較的安定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電圧であるレファ
レンス電圧VREF の分割電圧を得る電圧分割回路を備え
た半導体集積回路に係り、特に、比較的一般的な半導体
集積回路製造プロセスで製造することができ、前記分割
電圧の精度をより向上させることができる半導体集積回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の制御装置や計測装置では、センサ
等からのアナログ信号をデジタル信号に変換するために
A/D(analag to digital )変換器が広く用いられて
いる。半導体集積回路化されたA/D変換器には、高精
度・低速変換速度の積分型A/D変換器や、中精度・中
速変換速度の逐次比較型A/D変換器や、超高速変換速
度・低精度の並列比較型A/D変換器が知られている。
【0003】図7は、並列比較型A/D変換器の入力部
分の回路図である。
【0004】この図7において、電圧分割回路10の端
子VREF+と端子VREF-とには、直流電圧であるレファレ
ンス電圧VREF の、それぞれプラスあるいはマイナスが
接続されている。該電圧分割回路10は、該レファレン
ス電圧VREF の分割電圧を得るものである。該電圧分割
回路10は、所定数個n の抵抗R1〜Rn が直列に接続
されている。
【0005】又、該直列接続されたものの両端は、それ
ぞれ、前記端子VREF+と前記端子V REF-とに接続されて
いる。又、前記抵抗R1〜Rn のそれぞれの接続点から
は、それぞれ前記分割電圧を得ることができる。
【0006】この図7において、A/D変換されるアナ
ログ信号は端子VINに入力される。又、入力された該ア
ナログ信号は、合計(n +1)個の各コンパレータC0
〜Cn それぞれの比較信号端子へと入力される。一方、
これらのコンパレータC0〜Cn の基準信号入力端子に
は、前記電圧分割回路10からの前記分割電圧が入力さ
れている。これらのコンパレータC0〜Cn それぞれ
は、前記比較信号入力端子の電圧が前記基準信号入力端
子の電圧より高い場合には、それぞれの出力S0〜Sn
がH状態となる。
【0007】このように、前記図7に示される並列比較
型A/D変換器は、前記電圧分割回路10から出力され
る異なる前記分割電圧毎に、A/D変換対象の前記アナ
ログ信号を並列に比較するというものである。従って、
このような並列型A/D変換器におけるアナログ信号か
らデジタル信号への変換精度は、前記電圧分割回路10
の前記分割電圧の精度に依存しており、又、前記抵抗R
1〜Rn の精度に依存するものとなっている。
【0008】従来、前述のような並列型A/D変換器を
半導体集積回路に作り込む場合、前記電圧分割回路10
の前記抵抗R1〜Rn には、例えば、ベース拡散抵抗や
イオン注入抵抗等の単結晶シリコン抵抗が用いらてい
た。又、例えば、前記抵抗R1〜Rn には、高濃度型や
低濃度型等の多結晶シリコン抵抗が用いられていた。こ
れら単結晶シリコン抵抗や多結晶シリコン抵抗は、比較
的一般的な半導体集積回路製造プロセスで製造すること
ができ、半導体集積回路として作られた前記並列型A/
D変換器のコスト低減等を図ることができる。
【0009】一方、前記並列型A/D変換器を半導体集
積回路に作り込む際に、前記電圧分割回路10の前記抵
抗R1〜Rn には、従来、金属薄膜抵抗が用いられるこ
とがあった。該金属薄膜抵抗は、その温度係数が低く、
又その抵抗値の精度も高く、前記電圧分割回路10に用
いた場合には、前記分割電圧の精度をより向上させるこ
とができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記単
結晶シリコン抵抗や前記多結晶シリコン抵抗等には、そ
の抵抗値の精度が低いという問題や、その温度係数が高
いという問題がある。又、これら単結晶シリコン抵抗や
多結晶シリコン抵抗等には、寄生容量や寄生ダイオード
等が形成されてしまい、又、接合FET(field effect
transistor )効果によって、その抵抗値が電圧依存性
となってしまうという問題もある。従って、前記電圧分
割回路10にこのような前記単結晶シリコン抵抗や前記
多結晶シリコン抵抗等を用いた場合には、前記分割電圧
の精度が低くなってしまったり、温度や電圧に依存して
変動してしまうという問題がある。
【0011】一方、前記金属薄膜抵抗には、比較的一般
的な半導体集積回路製造プロセスで製造することができ
ないという問題があった。又、該金属薄膜抵抗は半導体
集積回路との適合性が良好ではないという問題もあっ
た。従って、前記電圧分割回路10にこのような前記金
属薄膜抵抗を用いた場合には、コスト上昇等の問題が生
じてしまう。
【0012】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、直流電圧であるレファレンス電圧V
REF の分割電圧を得る電圧分割回路を備えた半導体集積
回路において、比較的一般的な半導体集積回路製造プロ
セスで製造することができ、前記分割電圧の精度をより
向上させることができる半導体集積回路を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を達成するための手段】本願の第1発明は、直流
電圧であるレファレンス電圧VREF の分割電圧を得る電
圧分割回路を備えた半導体集積回路において、所定数個
の接合型ダイオードを、その順電流方向が全て同一方向
となるように直列に接続し、該直列接続されたものの両
端に、その順電流方向とは逆方向となるように前記レフ
ァレンス電圧V REF を接続することにより、前記接合型
ダイオードが相互に接続された接続点から前記分割電圧
を得られるようにしたことにより、前記課題を達成した
ものである。
【0014】本願の第2発明は、直流電圧であるレファ
レンス電圧VREF の分割電圧を得る電圧分割回路を備え
た半導体集積回路において、所定数個のMOSダイオー
ドを、その順電流方向が全て同一方向となるように直列
に接続し、該直列接続されたものの両端に、その順電流
方向と同一方向となるように前記レファレンス電圧V
REF を接続することにより、前記MOSダイオードが相
互に接続された接続点から前記分割電圧を得られるよう
にしたことにより、前記課題を達成したものである。
【0015】
【作用】本発明では、比較的一般的な半導体集積回路製
造プロセスで作り込むことができる基本素子、例えば接
合型ダイオードやMOS(metal oxide semiconducto
r)ダイオードの電圧−電流特性に着目し、このような
基本素子をその順電流方向が全て同一方向となるように
直列に接続して、これを前述のような電圧分割回路に用
いるようにしている。即ち、該直列接続されたものの両
端に、前記レファレンス電圧VREF を接続するようにし
ている。このとき、直流電圧である該レファレンス電圧
REF の極性と前記直列接続されたものの順電流方向と
の関係、即ち同一方向であるかあるいは逆方向であるか
の関係は、前記接合型ダイオードや前記MOSダイオー
ドの電圧−電流特性に従って決められる。
【0016】このような接合型ダイオードやMOSダイ
オードを用いた前記電圧分割回路において、その前記分
割電圧は、用いられている接合型ダイオードあるいはM
OSダイオードの個々の特性や個数の比率に依存して定
まる。又、前記接合型ダイオードや前記MOSダイオー
ドの電圧−電流特性は、前述した従来の単結晶シリコン
抵抗や多結晶シリコン抵抗に比べて、その精度や温度係
数は良好である。特に、前記電圧分割回路に用いられて
いる個々の前記接合型ダイオードに印加される電圧や個
々の前記MOSダイオードに印加される電圧を配慮する
ことにより、前記分割電圧の精度はより向上させること
ができる。
【0017】この個々の前記接合型ダイオードや前記M
OSダイオードに印加される電圧とは、例えば6ビット
の並列型A/D変換器に用いられる前記電圧分割回路で
は、その前記レファレンス電圧VREF が例えば5Vであ
る場合には、(5V/(26−1)=約78m V)であ
る。又、例えば、8ビットの前記並列型A/D変換器に
用いられる前記電圧分割回路の場合、そのレファレンス
電圧VREF が10Vの場合、(10V/(28 −1)=
約39m V)となる。
【0018】なお、本発明の半導体集積回路が備える前
記電圧分割回路は、前述のような並列型A/D変換器の
入力部分に用いられるものに限定されるものではないこ
とは言うまでもない。例えば、D/A変換器等、前記レ
ファレンス電圧VREF の分割電圧を必要とする場合には
同様に用いることができる。
【0019】以上説明した通り、本発明の半導体集積回
路においては、比較的一般的な半導体集積回路製造プロ
セスで作り込むことができる前記接合型ダイオードや前
記MOSダイオードを用いて前記電圧分割回路を構成す
ることができる。又、前記単結晶シリコン抵抗や前記多
結晶シリコン抵抗等を用いた場合等に比べて、前記電圧
分割回路による前記分割電圧の精度をより向上させるこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0021】図1は、前記第1発明が適用された第1実
施例の電気回路図である。
【0022】この図1においては、前記第1発明が適用
された半導体集積回路の電圧分割回路10の電気回路図
が示されている。該電圧分割回路10では、合計n 個の
接合型ダイオードD1〜Dn が、その順電流方向が全て
同一方向となるように直列に接続されている。又、該直
列接続されたものの両端には、その順電流方向とは逆方
向となるようにレファレンス電圧VREF が接続されてい
る。この図1では、端子VREF+と端子VREF-とのそれぞ
れには、前記レファレンス電圧VREF の、それぞれプラ
スとマイナスとが接続されている。又、前記接合型ダイ
オードD1のカソードには端子V0が接続されている。
該接合型ダイオードD1のアノードには端子V1が接続
されている。前記接合型ダイオードD2のアノードには
端子V2が接続され、同様に、前記接合型ダイオードD
3〜Dn それぞれのアノードには、端子V3〜Vn が接
続されている。
【0023】本実施例で用いられている前記接合型ダイ
オードD1〜Dn の特性、例えば抵抗値、又、電圧−電
流特性や温度係数等は全て同一となっている。従って、
前記レファレンス電圧VREF は1/n に等分される。従
って、前記端子V1での分割電圧、即ち該端子V1の前
記端子V0に対する電位差は、(VREF /n )となる。
前記端子V2での分割電圧、即ち該端子V2と前記端子
V0との電位差は、(2×VREF /n )となる。同様
に、端子V3〜Vn それぞれにおける分割電圧は、(3
×VREF /n )〜VREF となる。このような各端子V1
〜Vn におけるそれぞれの分割電圧の前記レファレンス
電圧VREF に対する関係は、温度変動や前記レファレン
ス電圧VREF の変動があっても、ほぼ一定になってい
る。これは、前記接合型ダイオードD1〜Dn の特性が
互いに同一とされていることによる。
【0024】図2は、前記第2発明が適用された第2実
施例の電気回路図である。
【0025】この図2においては、前記第2発明が適用
された半導体集積回路の前記電圧分割回路の電気回路が
示されている。この第2実施例においては、合計n 個の
n チャネルMOSトランジスタT1〜Tn が、MOSダ
イオードとして用いられている。これらn チャネルMO
SトランジスタT1〜Tn それぞれについて、そのゲー
トはそのドレンに接続されている。又、これら合計n 個
のn チャネルMOSトランジスタT1〜Tn によるMO
Sダイオードは、その順電流方向が全て同一方向となる
ように直列に接続されている。又、該直列接続されたも
のの両端には、その順電流方向と同一方向となるよう
に、直流電圧であるレファレンス電圧VRE F が接続され
ている。又、これら合計n 個のn チャネルMOSトラン
ジスタT1〜Tn は、互いにその特性、例えば抵抗値、
又、電圧−電流特性(ゲートソース間電圧VGS−ドレン
ソース間電流IDS特性)や温度係数等は同一となってい
る。
【0026】なお、本第2実施例においては、前記レフ
ァレンス電圧VREF によって前記各n チャネルMOSト
ランジスタT1〜Tn それぞれに印加される電圧、即ち
(V REF /n )の電圧は、該それぞれのn チャネルMO
SトランジスタT1〜Tn のスレッショルド電圧VT
傍あるいは該スレッショルド電圧VT よりも高い電圧で
あることが好ましい。例えば前記レファレンス電圧V
REF が5Vであって、前記スレッショルド電圧VT
1.2Vである場合には、前記n チャネルMOSトラン
ジスタT1〜Tn の個数n は4個程度以下であることが
好ましい。
【0027】図3は、前記第2発明が適用された第3実
施例の半導体集積回路の前記電圧分割回路の電気回路図
である。
【0028】この図3に示される電圧分割回路10にお
いては、前記図2の前記n チャネルMOSトランジスタ
T1〜Tn によるMOSダイオードが、p チャネルMO
SトランジスタT1〜Tn によるMOSダイオードに置
換えられたものとなっている。この図3に示される第3
実施例の前記電圧分割回路においては、前記p チャネル
MOSトランジスタT1〜Tn それぞれについて、その
ゲートはそのソースに接続されている。
【0029】図4は、前記第2発明が適用された第4実
施例の半導体集積回路の前記電圧分割回路の電気回路図
である。
【0030】この図4に示される電圧分割回路10は、
前記図2の第2実施例の前記電圧分割回路10の、n チ
ャネルMOSトランジスタT1〜Tn によるMOSダイ
オードが、n チャネルDMOS(depletion metal oxid
e semiconductor )トランジスタT1〜Tn によるMO
Sダイオードに置換えられたものとなっている。該nチ
ャネルDMOSトランジスタT1〜Tn は、図6を用い
て後述するようにゲート下部のチャネル領域にイオン注
入によってバックゲートが形成され、そのスレッショル
ド電圧VT が低くされている。
【0031】本第4実施例においても、前記レファレン
ス電圧VREF によって前記各n チャネルDMOSトラン
ジスタT1〜Tn それぞれに印加される電圧は、そのス
レッショルド電圧VT 近傍、あるいはそのスレッショル
ド電圧VT より高い電圧であることが好ましい。本第4
実施例に用いられている前記n チャネルDMOSトラン
ジスタT1〜Tn は、前記第2実施例の前記n チャネル
MOSトランジスタT1〜Tn に比べてそのスレッショ
ルド電圧VT が低下されているので、同一の前記レファ
レンス電圧VREF において、より多くの分割電圧を得る
ことができる。即ち、用いる前記n チャネルDMOSト
ランジスタT1〜Tn の個数n を、前記第2実施例に比
べ、より多くすることができる。
【0032】図5は、前記第2実施例及び前記第4実施
例に用いられるMOSトランジスタの電圧VGS−電流I
DS特性を示すグラフである。
【0033】この図5においては、MOSダイオードと
して用いられている前記第2実施例及び前記第4実施例
のMOSトランジスタの、ゲートソース間電圧VGSと、
ドレンソース間電流IDSとの関係が示されている。この
図5において、実線Nは前記第2実施例の前記n チャネ
ルMOSトランジスタの特性であり、破線Dは前記第4
実施例の前記n チャネルDMOSトランジスタの特性で
ある。
【0034】この図5に示されるように、前記第4実施
例の前記n チャネルDMOSトランジスタの特性のグラ
フは、前記第2実施例のn チャネルMOSトランジスタ
の特性のグラフに比べ、左方に遷移している。従って、
そのスレッショルド電圧VTもより低下されている。こ
れら特性のグラフの左方への遷移の度合や前記スレッシ
ョルド電圧VT の低下の度合は、前記バックゲートへの
イオン注入の度合等によって定まる。
【0035】図6は、前記第4実施例に用いられる前記
n チャネルDMOSトランジスタの構造を示す断面図で
ある。
【0036】この図6において、N基板20には、ホウ
素イオン注入によってPウエル22が形成されている。
又、該Pウエル22には、ソース領域24と、ドレン領
域26と、ゲート28とによるn チャネルMOSトラン
ジスタが形成されている。又、前記ゲート28の下方に
はヒ素イオンの注入によりバックゲート30が形成され
ている。DMOSトランジスタにおけるMOSトランジ
スタに対するスレッショルド電圧VT の低下の度合は、
前記バックゲート30におけるその領域の大きさやその
イオン濃度に依存している。
【0037】又、前記スレッショルド電圧VT より高い
電圧VGSでの前記図5のグラフの傾きによって示される
MOSトランジスタの貫通電流の増加の度合は、そのM
OSトランジスタのゲート幅Wとゲート長Lとの比、即
ちW/L比によって定まる。
【0038】なお、前記n チャネルDMOSトランジス
タについては、前記図6に示される構造以外にも知られ
ている。例えば、前記図6の前記ソース領域24と前記
ドレン領域26と前記ゲート28との下方の基板上に、
Nウェルを形成し、これにより前記スレッショルド電圧
T を低下させるという構造のn チャネルDMOSトラ
ンジスタがある。このような構造のn チャネルDMOS
トランジスタでは、前記図6の構造のn チャネルDMO
Sトランジスタにおける前述のようなバックゲート30
の形成が不要であり、このための前述のヒ素イオン注入
工程を省くことができる。本願の第2発明の前記MOS
ダイオードには、このような構造のn チャネルDMOS
トランジスタをも用いることができることは言うまでも
ない。
【0039】以上説明した通り、前記第1実施例〜第4
実施例によれば、比較的一般的な半導体集積回路製造プ
ロセスで作り込むことができる接合型ダイオードやMO
Sダイオードを用いて電圧分割回路を作り込むことがで
きる。又、その特性は、前記単結晶シリコン抵抗や前記
多結晶シリコン抵抗を用いたものに比べ、精度をより向
上させることができる。又、従来の電圧分割回路におい
て用いられていた抵抗では、その電流量に耐えるだけの
抵抗配線幅が必要であり、集積回路面積が大きくなりが
ちであった。特に、8ビットの並列比較型A/D変換器
では、このような抵抗を合計255個も必要となり、集
積回路面積の増大という問題が生じてしまう。しかしな
がら、前記第2実施例〜第4実施例のようなMOSダイ
オードを用いた場合には、その電流量は前記W/L比に
よって定まるものであり、集積回路面積をより低減する
ことができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、直
流電圧である前記レファレンス電圧V REF の分割電圧を
得る電圧分割回路を備えた半導体集積回路において、比
較的一般的な半導体集積回路製造プロセスで製造するこ
とができ、前記分割電圧の精度をより向上させることが
できる半導体集積回路を提供することができるという優
れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第1発明が適用された第1実施例の半導
体集積回路の電圧分割回路の電気回路図
【図2】本願の第2発明が適用された第2実施例の半導
体集積回路の電圧分割回路の電気回路図
【図3】本願の第2発明が適用された第3実施例の半導
体集積回路の電圧分割回路の電気回路図
【図4】本願の第2発明が適用された第4実施例の半導
体集積回路の電圧分割回路の電気回路図
【図5】前記第2実施例に用いられるn チャネルMOS
トランジスタ及び前記第4実施例に用いられる前記n チ
ャネルDMOSトランジスタの特性を示すグラフ
【図6】前記第4実施例に用いられる前記n チャネルD
MOSトランジスタの構造を示す断面図
【図7】従来の電圧分割回路を用いたA/D変換器の入
力部分の電気回路図
【符号の説明】
10…電圧分割回路 C0〜Cn …コンパレータ D1〜Dn …接合型ダイオード T1〜Tn …MOSトランジスタ VREF+…レファレンス電圧VREF のプラスが接続される
端子 VREF-…前記レファレンス電圧VREF のマイナスが接続
される端子 V0〜Vn …分割電圧の端子 VIN…A/D変換されるアナログ信号の入力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧であるレファレンス電圧VREF
    分割電圧を得る電圧分割回路を備えた半導体集積回路に
    おいて、 所定数個の接合型ダイオードを、その順電流方向が全て
    同一方向となるように直列に接続し、 該直列接続されたものの両端に、その順電流方向とは逆
    方向となるように前記レファレンス電圧VREF を接続す
    ることにより、 前記接合型ダイオードが相互に接続された接続点から前
    記分割電圧を得られるようにしたことを特徴とする半導
    体集積回路。
  2. 【請求項2】直流電圧であるレファレンス電圧VREF
    分割電圧を得る電圧分割回路を備えた半導体集積回路に
    おいて、 所定数個のMOSダイオードを、その順電流方向が全て
    同一方向となるように直列に接続し、 該直列接続されたものの両端に、その順電流方向と同一
    方向となるように前記レファレンス電圧VREF を接続す
    ることにより、 前記MOSダイオードが相互に接続された接続点から前
    記分割電圧を得られるようにしたことを特徴とする半導
    体集積回路。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記MOSダイオードが、DMOSダイオードであるこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
JP18938092A 1992-07-16 1992-07-16 半導体集積回路 Pending JPH0637337A (ja)

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Cited By (2)

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