JPH0637182A - 集積回路の配置設計方式 - Google Patents

集積回路の配置設計方式

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JPH0637182A
JPH0637182A JP4188304A JP18830492A JPH0637182A JP H0637182 A JPH0637182 A JP H0637182A JP 4188304 A JP4188304 A JP 4188304A JP 18830492 A JP18830492 A JP 18830492A JP H0637182 A JPH0637182 A JP H0637182A
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Katsunori Tani
勝則 谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 近接制約や順序制約を扱い得ると共に、所用
時間を合理的に短縮し得る集積回路の配置設計方式を提
供するものである。 【構成】 素子群に関する近接制約を表現するPノード
と、素子群に関する順序制約を表現するQノードとから
構成されるPQ木データ構造を作成するPQ木作成処理
1の段階を経たPQ木データ構造に基づいて、制約を満
たす初期配置を決定する初期配置処理2と、初期配置を
改良する配置改良処理3とを行う。一方、PQ木データ
構造を配置改良処理3の段階から呼び出して動的に変更
する木構造変更処理4の段階を有することにより、回路
内の素子全部を一度に配置改良の対象にせずに対象とす
る素子を効率良く限定しながら配置改良を行わせてい
る。これにより、近接制約や順序制約を厳密に対処する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、与えられた近接制約及
び順序制約を満たし、素子間の総配線長等の評価値が最
小となる1次元配置を求める集積回路の配置設計方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の集積回路の配置設計方式
は、特に水平方向の一次元配置を対象としたものでは、
ミニカット法や逐次改良法等が採用されている。
【0003】ミニカット法は、回路内の素子群を互いに
跨る接続の数が最小となるように2つの素子群に分割す
る操作を、分割される2つの集合(部分回路)の各々に
対して再帰的に適用することによって配置順序を決定す
るものである。
【0004】即ち、図10を参照すれば、与えられた回
路に含まれる素子の集合をNとし、素子間の接続関係を
Eとした場合、先ず図10(a)に示すように垂直分割
線10によるNの分割{N1 ,N2 }(但し、集合概念
でN1 ,N2 の結びがNであり、N1 ,N2 の交わりが
空集合φとなる)において、N1 とN2 とに跨る接続関
係E12(Eに含まれる)の総数|E12|が最小となるも
のを求める。
【0005】この段階で、図10(b)に示す如く、分
割線E12に対応する垂直分割線10の左側には分割線E
1112が詳細化され、右側には分割線E2122が詳細化さ
れ、分割線E1112に基づいてその左右にN1 の素子群で
あるN11,N12を、又分割線E2122に基づいてその左右
にN2 の素子群であるN21,N22を配置する概略配置P
を決定できる。
【0006】引き続き、上述した素子群で構成される部
分回路に対し、同様な操作を再帰的に適用することで、
図10(c)に示す如く、配置Pにおける分割線E1112
の左側には分割線E111112が、右側には分割線E121122
が順次詳細化され、又配置Pにおける分割線E2122にも
左側には分割線E211212が、右側には分割線E221222
順次詳細化される。最終的には図10(c)に示す如
く、N内の素子N111 ,N112 ,N121 ,N122 ,N
211 ,N212 ,N221 ,及びN222 の配置順序が完全に
定まる。
【0007】一方、逐次改良法は、何らかの方法によっ
て求められ、寄与された初期配置に対し、総配線長等の
評価値が減少されるように素子間の配置位置交換を繰り
返すことによって配置順序を決定するものである。例え
ば、先ずランダムな配置を初期配置とすると、次いで任
意に2つの素子を選択し、それらの配置位置を交換した
ときの評価値が減少するときに限り、これら2つの素子
を交換する操作を行う。即ち、この逐次改良法によれ
ば、評価値の減少が不可能になるまで同様な操作が続け
られることになる。
【0008】ところで、上述したミニカット法は、処理
時間が短い上、その結果の質も優れたものになる。しか
しながら、このミニカット法は上位レベルでの分割の良
否が下位レベルに大きな影響を与え、局所的(最下位レ
ベル近く)に非効率的な配置が発生し易くなるという欠
点がある。又、逐次改良法の場合は、種々の評価値に応
用できる長所があるが、その反面、良い結果を得る為に
は多大な処理時間を要するという欠点がある。
【0009】そこで、一般的な集積回路の配置設計方式
では、これら2つの手法を組み合わせ,即ち、先ずミニ
カット法で初期配置を行った後、次いで逐次改良法を適
用している。尚、指定された素子群を近接させて配置し
なければならない近接制約がある場合、上述した2つの
手法では指定された素子群を結ぶ接続に対して大きな重
み(偏り)を与えることで疑似的に対処している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した集積回路の配
置設計方式の場合、ミニカット法と逐次改良法とを組み
合わせた場合に最良の結果が得られるが、この方式では
近接制約を扱うことができても、接続関係に重み付けと
いう疑似的な手段を用いている為、厳密には制約遵守を
保証することができない。この重みの付与を行う場合、
接続数が多めに(配線長が長め)に評価されることがあ
る。こうした場合には、ミニカット法では指定された素
子群を分ける分割を行い難くなり、逐次改良法では近接
制約に反するような交換を行い難くなるという問題を生
じる。
【0011】ところで、一般にレイアウト設計における
配置位置の制御は非常に重要視されている。例えばトラ
ンジスタレベルが対象となるセル設計では、或る1つの
論理ゲートを構成するトランジスタ群に関しては一つに
まとめて配置される方が望ましいこと(順序が或る程度
決まっている場合もある)が多かったり、或いは回路構
成上から近接,或いは離反させて配置させた方が望まし
いトランジスタ群も存在している。
【0012】ところが、従来の配置設計で扱い得るもの
は、このような配置位置に関する種々の制約条件がある
にも拘らず近接制約だけであり、部分的に配置順序を決
定する順序制約には対処できないという問題がある。こ
れに加え、配置改良では逐次改良法が単一の場合と同じ
素子レベルで行われる為、この配置改良が収束するまで
に要する時間が依然として非常に長くかかるという問題
がある。
【0013】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、近接制約や順序制約を
扱い得ると共に、所用時間を合理的に短縮し得る集積回
路の配置設計方式を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回路内
の素子群を与えられた近接制約及び順序制約を満たして
列状に並べる集積回路の配置設計方式において、制約及
び配置順序を表現するPQ木データ構造を作成するPQ
木作成処理段階と、PQ木データ構造に基づいて制約を
満たす初期配置を決定する初期配置処理段階と、初期配
置を改良する配置改良処理段階と、PQ木データ構造を
配置改良処理段階から呼び出して動的に変更する木構造
変更処理段階とを有する集積回路の配置設計方式が得ら
れる。
【0015】又、本発明によれば、上記集積回路の配置
設計方式において、PQ木データ構造は、PノードとQ
ノードとから構成され、該Pノードにより素子群に関す
る近接制約が表現され、該Qノードにより素子群に関す
る順序制約が表現される集積回路の配置設計方式が得ら
れる。
【0016】
【作用】本発明の集積回路の配置設計方式は、素子群に
関する近接制約を表現するPノードと、素子群に関する
順序制約を表現するQノードとから構成されるPQ木デ
ータ構造に基づいて配置設計を行っているので、近接制
約や順序制約を厳密に対処することができる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の集積回路の配
置設計方式について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例である集積回路の配置設計方式
の基本構成をブロック図により示したものである。
【0018】この配置設計方式は、PQ木作成処理1段
階と、初期配置処理2段階と、配置改良処理3段階と、
木構造変更処理4段階とから構成される。PQ木作成処
理1段階では制約及び配置順序を表現するPQ木データ
構造を作成し、初期配置処理2段階では、PQ木データ
構造に基づいて制約を満たす初期配置を決定する。又、
配置改良処理3段階では初期配置の改良を行い、木構造
変更処理4段階ではPQ木データ構造を配置改良処理段
階から呼び出して動的に変更する。
【0019】ここで、PQ木データ構造は素子群に関す
る近接制約を表現するPノードと、素子群に関する順序
制約を表現するQノードとから構成されるもので、PQ
木はPノード,Qノードの2種類の内部ノードを持つ順
序木(各内部ノードの子供に左から右への順序が付いて
いる木)を示すものである。因みに、Pノードでは子供
の順序の任意交換が、又Qノードでは子供の順序の反転
のみがそれぞれ可能である。従って、素子群Gに関する
近接制約はGの各素子を子供とするPノードとして、又
この素子群Gに関する順序制約は指定された順序でGの
各素子を子供に持つQノードとしてそれぞれ表現され
る。
【0020】図3はPノード6の一例を示したもので、
図4はQノード7の一例を示したものである。図3に示
すPノード6では、近接制約を図示の如くA〜Dの4つ
の素子5にまとめて表現する。又、図4に示すQノード
7では、順序制約をA〜Dの4つの素子5にA,B,
C,Dの順に対応させて表現する。
【0021】更に、素子群間に近接制約及び順序制約の
制約が課せられる場合は、各素子群に対応する内部ノー
ドを子供とするPノード及びQノードの組み合わせによ
って表わされる。この場合のPQ木データ構造は、例え
ば各素子5に2つの順序制約としてABC(ABCの
順)及びDEF(DEFの順)が存在し、これら6つの
素子5間に近接制約が存在するならば、図5に示すよう
になる。
【0022】即ち、このPQ木データ構造では、2つの
Pノード7によってそれぞれA〜Cの3つの素子5の順
序制約と、D〜Fの3つの素子5の順序制約とを表現す
ると共に、これら2つのQノード7の近接制約をPノー
ド6で表現している。
【0023】このように各制約を内部ノードにより表現
した後、制約を表現する最も上位の各内部ノードと、制
約が課せられていない各素子を子供に持つPノードとを
付加して1つのPQ木にまとめれば、例えば回路全体に
おけるPQ木の全データ構造を図6に示す如く表現する
ことができる。
【0024】因みに、Pノードが持つ子供の数が所定値
Tを越えている場合には、図7に示すように、別のPノ
ードを適宜追加して、子供の数をT個以下になるように
しておけば良い。図7では所定値T=4の場合を示して
おり、追加されたPノードを疑似Pノード8として示し
ている。更に、この場合は近接制約を表すPノードを初
期的にQノードとしておけば、このQノードを疑似Qノ
ードと称することができる。
【0025】図2は、本発明の集積回路の配置設計方式
の処理手順を具体的に説明する為に示したフローチャー
トである。配置設計方式では、先ず与えられた回路及び
配置制約に基づいて上述したPQ木(そのデータ構造)
を作成するPQ木作成処理を行う(ステップS1)。次
に、PQ木データ構造に基づいて、根に近いPノード或
いは疑似Pノードから順に、その子供の順序をミニカッ
ト法を用いて求めてることにより、初期配置処理を行う
(ステップS2)。
【0026】この初期配置処理(ステップS2)では、
与えられた全ての制約を満たす1つの配置順序を求め
る。即ち、ここでは各内部ノードでの子供の順序を根に
近いPノード或いは疑似Pノードから順に、そのノード
の子供に対応する素子から成る回路に対してミニカット
法を適用して求めて決定する。上述したPQ木作成処理
(ステップS1)で回路を表すPQ木データ構造が作成
されているから、各内部ノードでの子供の順序は、PQ
木が持つ葉(素子に対応する)を左から順に並べるだけ
で全制約を満たす配置順序として一義的に得られる。
尚、Qノード及び疑似Qノードの子供の反転/非反転は
任意に決定して良い。
【0027】引き続き、初期配置処理(ステップS2)
により求められた初期配置を出発点として、配置順序の
変更を行い、総配線長等の評価値が小さくなるような配
置順序を見い出す配置改良処理(ステップS3〜S6及
びS13)を行う。ここで配置順序はPQ木データ構造
が持つ各内部ノードでの子供の順序によって定まるた
め、配置順序の変更は内部ノード単位で行われる。
【0028】即ち、各内部ノードに対し、子供の順序変
更によって得られる評価値の最大減少量(以下、「ゲイ
ン」と呼ぶ)を計算し(ステップS3)、この結果、最
大のゲインを持つノードを優先し、最大ゲインとなる子
供の配置変更を行っていく。具体的に云えば、ゲインの
最大値が零より大きいか否か(正となるか否か)を判定
し(ステップS4)、ゲインの最大値が零より大きけれ
ば最大ゲインを持つ内部ノードを選択し(ステップS
5)、最大ゲインをもたらしたものの配置変更を施し、
それに応じてゲインを再計算し(ステップS6)、その
後、ゲインの最大値が零より大きいか否かの判定(ステ
ップS4)の前にリターンする。
【0029】要するに、この配置改良処理は、正のゲイ
ンを持つ内部ノードがあれば評価値の減少が望めるの
で、そのような内部ノードがある限り配置変更を続ける
ものである。尚、この配置改良処理は、正のゲインを持
つ内部ノードが無くなり、配置改良が見込めなくなった
ら、次に説明する木構造変更処理(ステップS7〜S1
2)を呼び出し、これにより新たなPQ木データ構造が
得られたか否かを判定する処理(ステップS13)を含
むものである。因みに、この新たなPQ木データ構造が
得られたか否かの判定(ステップS13)の結果、得ら
れていればそのPQ木データ構造についても配置改良処
理を継続的に行い得るように、ゲインの最大値が零より
大きいか否かの判定(ステップS4)の前にリターンす
る。
【0030】木構造変更処理(ステップS7〜S12)
は、先の配置改良処理におけるゲインの最大値が零より
大きいか否かの判定(ステップS4)の結果、ゲインの
最大値が零以下となった場合に適用されるものである。
この木構造変更処理は、現行のPQ木データ構造が図8
に示すように、疑似Pノード8のうちのゲインが最大で
あるもののNに対して、Nの子供全てをNの親の子供と
してNを除去する変更か、或いは図9に示すように、疑
似Qノード9のうちのゲインが最大であるもののNに対
して、NをPノード6に変更する2通りの変更のうちの
一方或いは両方の実行が可能であれば、変更後のPQ木
データ構造を返す処理を行う。又、両方の変更が可能な
ときには、後文にて説明する如くNのゲインが大きい方
に対してのみ変更を施す。更に、両方の変更が不可能な
場合には、現行のPQ木データ構造をそのまま返す処理
を行う。
【0031】具体的に云えば、木構造変更処理では、ゲ
インの最大値が零以下となった場合を受け、先ず疑似P
ノードがあるか否かの判定(ステップS7)を行い、そ
の結果、疑似Pノードがあれば続いて疑似Qノードがあ
るか否かの判定(ステップS8)を行う。ここで、疑似
Qノードがあれば続いて疑似Pノードの最大ゲインが疑
似Qノードの最大ゲインよりも大きいか否かを判定(ス
テップS9)し、その結果、大きければ先の疑似Qノー
ドがあるか否かの判定(ステップS8)の結果において
無かった場合と同様に、疑似Pノードのうちのゲインが
最大であるもののNに対して、Nの子供全てをNの親と
してNを除去する木構造変更処理(ステップS10)を
行う。
【0032】一方、疑似Pノードがあるか否かの判定
(ステップS7)の結果、無かった場合にも、続いて独
立して疑似Qノードがあるか否かの判定(ステップS1
1)を行う。この結果、疑似Qノードがあれば、先の疑
似Pノードの最大ゲインが疑似Qノードの最大ゲインよ
りも大きいか否かを判定(ステップS9)の結果におい
て疑似Pノードの最大ゲインが疑似Qノードの最大ゲイ
ン以下であった場合と同様に、疑似Qノードのうちのゲ
インが最大であるもののNに対して、NをPノードに変
更する木構造変更処理(ステップS12)を行う。
【0033】又、先の疑似Qノードがあるか否かの判定
(ステップS11)の結果において疑似Qノードが無か
った場合,及び各木構造変更処理(ステップS11,S
12)の後には、これらの処理により上述した配置改良
処理にて説明した新たなPQ木データ構造が得られたか
否かを判定する処理(ステップS13)を行う。
【0034】このように、木構造変更処理(ステップS
11,S12)によって新たなPQ木データ構造が得ら
れたら、そのPQ木データ構造上でゲインを再計算し、
上述した配置改良を行うが、新たなPQ木データ構造が
得られなかった場合には、現在の配置順序を最終配置と
して全処理手順を終了する。
【0035】次に、本発明の集積回路の配置設計方式を
各種デバイスのレイアウト設計に適用した場合(応用
例)の概要について簡単に説明する。本発明をCMOS
セル設計におけるトランジスタ配置順序決定に対して適
用した場合には、幾つかのCMOS論理ゲートから成る
セルのトランジスタ配置順序を決定するに際し、各論理
ゲートに属するトランジスタ群をひとまとめにして配置
すれば良い。又、NANDゲートやNORゲートのよう
な基本論理ゲートの場合には、そのトランジスタ配置順
序は固定とすれば良い。
【0036】CMOS論理ゲートは、P型トランジスタ
とN型トランジスタとのペアの集合から構成されるの
で、1ペアを1素子とみなして各基本論理ゲートに属す
るペア群には順序制約を、それ以外の各ゲートに属する
ペア群には近接制約を課し、配置手法として上述した実
施例の手順を施せば所望の配置順序を求めることができ
る。ここで、配置改良時の評価値としては、セル幅或い
は総配線長を用いれば良い。本発明の配置設計方式によ
れば、近接制約や順序制約を扱うので、短時間で高精度
に各素子を配置させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の集積回
路の配置設計方法によれば、従来の配置方式では厳密に
対処できなかった近接制約や順序制約を扱い、配置改良
を効率的に行わせているので、短時間で高精度に各素子
を配置させることができるようになる。特に、回路内の
素子全部を一度に配置改良の対象にせず、疑似Pノード
や疑似Qノード等を導入して対象とする素子を合理的に
限定しながら改良効果を損わせること無く配置改良を行
っているので、各種デバイスのレイアウト設計に適用可
能であるという格別な長所を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である集積回路の配置設計方
式の基本構成を示したブロック図である。
【図2】図1に示す配置設計方式の処理手順を具体的に
説明する為に示したフローチャートである。
【図3】図1に示す配置設計方式のPQ木作成処理段階
にて作成されるPQ木データ構造に含まれるPノードに
よる近接制約の表現例を示したものである。
【図4】図1に示す配置設計方式のPQ木作成処理段階
にて作成されるPQ木データ構造に含まれるQノードに
よる順序制約の表現例を示したものである。
【図5】図1に示す配置設計方式のPQ木作成処理段階
にて作成されるPQ木データ構造に含まれるPノードと
Qノードとの組み合わせによる2つの順序制約間の近接
制約の表現例を示したものである。
【図6】図1に示す配置設計方式のPQ木作成処理段階
にて作成されるPQ木の全データ構造の表現例を示した
ものである。
【図7】図1に示す配置設計方式のPQ木作成処理段階
にて作成されるPQ木データ構造に含まれ得る疑似Pノ
ードの追加を説明するために示したものである。
【図8】図1に示す配置設計方式に含まれる木構造変更
処理段階における疑似Pノードに関する木構造変更処理
を説明するために示したものである。
【図9】図1に示す配置設計方式に含まれる木構造変更
処理段階における疑似Qノードに関する木構造変更処理
を説明するために示したものである。
【図10】従来の集積回路の配置設計方式の一例である
ミニカット法を説明するために示したもので、(a)は
その初期段階を示し、(b)はその中期段階を示し、
(c)はその後期段階を示したものである。
【符号の説明】
1 PQ木作成処理 2 初期配置処理 3 配置改良処理 4 木構造変更処理 5 素子 6 Pノード 7 Qノード 8 疑似Pノード 9 疑似Qノード 10 垂直分割線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路内の素子群を与えられた近接制約及
    び順序制約を満たして列状に並べる集積回路の配置設計
    方式において、制約及び配置順序を表現するPQ木デー
    タ構造を作成するPQ木作成処理段階と、前記PQ木デ
    ータ構造に基づいて前記制約を満たす初期配置を決定す
    る初期配置処理段階と、前記初期配置を改良する配置改
    良処理段階と、前記PQ木データ構造を前記配置改良処
    理段階から呼び出して動的に変更する木構造変更処理段
    階とを有することを特徴とする集積回路の配置設計方
    式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の集積回路の配置設計方式
    において、前記PQ木データ構造は、PノードとQノー
    ドとから構成され、該Pノードにより前記素子群に関す
    る近接制約が表現され、該Qノードにより前記素子群に
    関する順序制約が表現されることを特徴とする集積回路
    の配置設計方式。
JP4188304A 1992-07-15 1992-07-15 集積回路の配置設計方式 Withdrawn JPH0637182A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004028498A1 (en) * 2002-09-24 2004-04-08 The Boots Company Plc Dental compositions and methods

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WO2004028498A1 (en) * 2002-09-24 2004-04-08 The Boots Company Plc Dental compositions and methods

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