JPH0637132Y2 - コーナー連結具 - Google Patents

コーナー連結具

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JPH0637132Y2
JPH0637132Y2 JP1988121543U JP12154388U JPH0637132Y2 JP H0637132 Y2 JPH0637132 Y2 JP H0637132Y2 JP 1988121543 U JP1988121543 U JP 1988121543U JP 12154388 U JP12154388 U JP 12154388U JP H0637132 Y2 JPH0637132 Y2 JP H0637132Y2
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JP
Japan
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JP1988121543U
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JPH0243303U (ja
Inventor
亮一 金森
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はサッシなどのコーナー連結部に用いるコーナ
ー連結具に関する。
従来技術 アルミ形材で角度切りを行い、同一部材(第9図のa,
b)を接合する場合、コーナー部にはコーナー連結具
(同c)を用いて連結することが多い。この様な連結具
は合成樹脂の成形品、アルミダイキャスト成形品、アル
ミ砂型鋳物、アルミの押し出し成形品の輪切り品などが
あるが、前二者は成形に際しての金型が高価なため、多
量生産向きであり、後二者は、金型にそれ程費用がかか
らないので、少量生産向きである。そのため、連結具を
製造する場合、これを必要とする、例えばサッシの生産
量や該サッシに要求される気密程度などの機能に応じ
て、材質と生産手段が選択されている。
しかし、従来、少量生産の場合に寸法精度と共にコーナ
ー部のシール性が良いコーナー連結具が無い。砂型鋳物
の場合、特に寸法精度を満足し難く、また、複雑な形状
のものを作り難いために、サッシの組みたて寸法が狂
い、サッシ本来の機能に悪い影響をあたえている。アル
ミ形材の輪切り品の場合(第9図)は、側面に形材の空
洞部(d)が現れて、その部分にシール材を受ける面が
なく、コーナーシールが必要な場合にシールが不完全に
なる難点を有している。
さらに、前記した従来の連結具はいずれも生産時に接合
角度が固定してしまい、接合しようとする形材の接合角
度が変更されるとまったく新しい金型から作る必要があ
り融通性に欠けている。
考案が解決しようとする課題 この考案は廉価に生産でき、接合しようとする形材の接
合角度と、該形材の断面のある程度の大小に関して融通
性を備え、形材にスムーズに嵌合することができ、シー
ル材を施しやすいコーナー連結具の提供を課題とする。
課題を解決するための手段 二つの形材のそれぞれの端部に嵌合することにより、二
つの形材を角度をもって接合するコーナー連結具に関す
る。
コーナー連結具は、接合しようとする形材の断面に対し
一回り小さい断面を有する押し出し形材のピースから形
成される。
ピースは側面にその長手方向に伸び、接合しようとする
形材の内面に接して形材の内面とピース外面との間に空
間を形成する複数の突条を備える。
ピースには、その側面の一方から他方側に向けたV字形
切欠きと、ピースの他方側側面で前記V字形切欠きの先
端部に当たる個所の突条に切欠きが形成されている。
V字形切欠きの開き角度は前記接合しようとする形材の
接合角度と等しくされている。
ピースはV字形切欠きの切断面を突き合わせて折り曲げ
られると共に、突条の先端より外方に突出しないように
ピース外面から取り付けられた固定具によって折り曲げ
状態に固定されている。
作用 ピースの側面にV字形切欠きを形成し、該V字形切欠き
の先端部に当たる個所において突条に切欠きを形成し、
V字形切欠きの切断面を突き合せ、固定具で折り曲げ状
態に固定した構成は、V字形切欠きの開き角度を変える
ことにより、同じ構造のピースから種々な接合角度に適
合するコーナー連結具の生産を可能とする。
ピース側面(外面)の突条は、接合しようとする形材の
断面に大小に、コーナー連結具を突条の突出量の範囲で
適合させ、また、接合しようとする形材の内面とピース
側面との間に空間を形成する。
そして、固定具の露出部を突条から外方に突出しないよ
うに装着したことにより、固定具が形材の内面とピース
側面との間の空間内に収納され、形材に嵌合する際に引
っ掛からない。
実施例 第2図はテラス窓1にトップライト屋根2を取付けるサ
ンルームの枠構造を示し、テラス窓1とトップライト屋
根2は、テラス窓1の両袖部に装着したトップライト用
台形枠3を介して組み付けられる。
トップライト屋根2の垂木4とその前部の支柱部5、ト
ップライト用台形枠3の妻垂木6とその前部のコーナー
柱部7は、それぞれアルミの同じ形材を角度切りし、内
部にコーナー連結具8(第3図)を用いて所定の角度で
接合されている。
コーナー連結具8は第4図に示す押し出し形材9を適宜
長さに切断したピース10(第5図)から作る。
押し出し形材9は断面が接合しようとする形材(前記a,
b)の断面に対し一回り小さい相似形の断面を有し、各
側面の両側にフィン11を備えている。該フィン11は押し
出し形材9の軸s方向に延びている。また、この実施例
では1側面の内面にタッピングホール12が軸s方向に形
成されている。
したがって、ピース10は各側面13の両側に、その長手方
向に延びた突条14(前記フィン11の一部)と内側に前記
のタッピングホール12を備えている。
ピース10は、次のように加工されてコーナー連結具とな
る。
まず、第5図に破線で示すように、ピース10の側面の一
方側から他方側に向けて、接合しようとする形材の接合
角度と等しい開き角度αをもってV字形の切欠き15を形
成するとともに、このV字形先端部に対応する部分の突
条(141)にも切欠き16を設ける。つまり、ピース10を
V字形に切離すのではなく、ピース10を任意に横えた平
面視において一方側の側面から他方側の側面へ、他方側
の側面(切り残し側)の肉厚を残してV字形に切欠く。
そして、他方側の突条(141)(142)の内、前記でピー
ス10を横たえた場合に上下方向に向く突条(142)は他
方側の肉厚分が残ることによってそのまま残る。なお、
水平方向となる突条(141)は前記のように切欠く。
切欠き15,16を形成したピース10は、第6図のように、
V字形の該切欠き15を内側に折り曲げて切断面を突き合
せ、逆に切欠き16を外側に開き、折り曲げ状態に固定す
る。固定方法としては第1図のように、V字形切欠き15
を挟んでピース10の両側外面から相手側のタッピングホ
ール12へ長いタップねじ17,17(固定具)をねじ込む手
段や、第8図のようにL字形金具18(固定具)を前記両
側部分の側面にわたってねじ止めして固定するなどの手
段がある。このとき、タップねじ17の頭やL字金具18を
両側の突条14の間に納め、突条14の先端より外方に突出
しないようにする。
以上のようにして形成されたコーナー連結具8は取付け
に際して、各突条14の頂部をやすりなどで削り、ピース
10の外周断面をこれから接合しようとする形材a,bの内
周断面に合わせ、また、各突条14の両端をテーパー状に
カットする。次いで、コーナー連結具8の一端側を接合
しようとする形材a,bの一方に、他端側を他方の形材に
それぞれ差込む。
この時、前記のようにタップねじ17の頭やL字金具18は
突条14の間にあって連結具8の断面における外郭線の内
側にあり、また、突条14の頂面と形材内面との接触面積
は小さく、さらに、突条14の両端部がテーパーに形成さ
れていることから差込みがスムーズに行なわれる。
そして、第7図のように接合部の入隅側で、接合した形
材a,bの外面よりねじ19をコーナー連結具8のタッピン
グホール12部分にねじ込み固定する。
接合部にシールを必要とする場合は形材a,bに差込む前
に、まず、突合せた切断面を挟むようにして、かつ各側
面13における両側の突条14,14にわたり軟質の樹脂で堰2
0(第6図)を作り、ピース10の前記付きあわせた切断
面の四周に溝を作る。突条14の高さが溝の深さである。
そして、この溝にシール材を充填した後、前記と同様に
取付ける。
以上、実施例に付いて説明したが本考案は、接合しよう
とする形材の断面が矩形の場合に限らず、多角形や円形
の場合でも適用できる。また、V字形の切欠きはピース
の他方側に肉厚以上を切り残して形成される場合があ
る。
考案の効果 この構造のコーナー連結具は接合しようとする形材の接
合角度が変更になっても、V字形切欠きの角度を変更す
るだけで同じ素材から対応するものを簡単に作ることが
できる。また、その結果、少量多品種であっても低コス
トで生産できる。
さらに、V字形切欠の先端に当たる個所において、突条
に切欠きを形成したことにより、折り曲げ加工が簡単
で、ピースに無理な応力が加わらず、歪みが生じない。
接合しようとする形材の断面がある程度大小に変更にな
っても、突片の高さの範囲で対応することができ、寸法
管理が容易である。
押し出し形材製のため寸法精度がよい。また、側面に設
けた突条により、挿入時の摩擦抵抗が小さく作業性が良
い。
ピース外面から取り付けられたL字形金具等の固定具に
より、連結具が折り曲げ状態に簡単に且つ強固に固定さ
れ、形材同志の連結部に大きな外力が加わっても分離す
ることがない。
突条により、接合しようとする形材の内面との間に空間
が形成され、固定具が突条の先端より外方に突出しない
ように取り付けられているので、固定具の露出部がこの
空間に収納されて形材に引っ掛からず、コーナー連結具
を形材に挿入するときに支障となることがない。
コーナー連結具の側面はすべて壁となっていて、シール
材充填時のバックアップ面となるので、シール材を施し
易い。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面から見た断面図、第2図は斜視図、第3図
は斜視図、第4図は斜視図、第5図は平面図、第6図は
正面図、第7図は斜視図、第8図は正面図、第9図斜視
図である。 1……テラス窓、2……トップライト屋根、3……トッ
プライト用台形枠、4……垂木、5……支柱部、6……
妻垂木、7……コーナー柱部、8……コーナー連結具、
9……押し出し形材、10……ピース、11……フィン、12
……タッピングホール、13……側面、14……突条、15…
…V字形切欠き、16……切欠き、17……タップねじ、18
……L字形金具、19……ねじ、20……堰。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つの形材のそれぞれの端部に嵌合するこ
    とにより、二つの形材を角度をもって接合する連結具で
    あって、接合しようとする形材の断面に対し一回り小さ
    い断面を有する押し出し形材のピースで形成されてお
    り、ピースは側面にその長手方向に延び、接合しようと
    する形材の内面に接して形材の内面とピース外面との間
    に空間を形成する複数の突条を備え、ピース側面の一方
    から他方側に向けて形成されたV字形切欠きと、ピース
    の他方側面でV字形切欠きの先端部に当たる個所の突条
    に形成された切欠きを有し、V字形切欠きの開き角度は
    接合しようとする形材の接合角度と等しくされており、
    V字形切欠きが切断面を突き合わせて折り曲げられると
    共に、突条の先端より外方に突出しないようにピース外
    面から取り付けられた固定具によって折り曲げ状態に固
    定されていることを特徴とするコーナー連結具。
JP1988121543U 1988-09-19 1988-09-19 コーナー連結具 Expired - Lifetime JPH0637132Y2 (ja)

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JP1988121543U JPH0637132Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19 コーナー連結具

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JP1988121543U JPH0637132Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19 コーナー連結具

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Publication Number Publication Date
JPH0243303U JPH0243303U (ja) 1990-03-26
JPH0637132Y2 true JPH0637132Y2 (ja) 1994-09-28

Family

ID=31368644

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JP1988121543U Expired - Lifetime JPH0637132Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19 コーナー連結具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4738052U (ja) * 1971-06-03 1972-12-27
JPS5646077A (en) * 1979-09-20 1981-04-27 Sanwa Shutter Corp Method of producing steel door frame
JPS58137782U (ja) * 1982-03-12 1983-09-16 栗原サイクル工業株式会社 スチ−ルドア−枠の結合装置

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JPH0243303U (ja) 1990-03-26

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