JPH063712U - 自動車の扉構造 - Google Patents
自動車の扉構造Info
- Publication number
- JPH063712U JPH063712U JP5011392U JP5011392U JPH063712U JP H063712 U JPH063712 U JP H063712U JP 5011392 U JP5011392 U JP 5011392U JP 5011392 U JP5011392 U JP 5011392U JP H063712 U JPH063712 U JP H063712U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- stopper
- stopper rod
- vehicle body
- bracket
- Prior art date
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- Pending
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 扉を大きく開放した場合に、車両の側方を通
過する者への危険性を少なくする。 【構成】 扉13にそのヒンジ14とは反対側にストッ
パロッド16を設け、これを車体に設けたストッパブラ
ケット19に係合させて扉13を全開状態に保持できる
ようにする。車体側にはストッパロッド16がストッパ
ブラケット19に係合したときに作動する係合検出スイ
ッチ28を設け、扉13の開放状態における突出端部に
設けた扉警告ランプ29,30を点灯させる。これによ
り、扉13を全開状態にしてストッパロッド16をスト
ッパブラケット19に係合させると、扉警告ランプ2
9,30,が点灯するから、扉13の位置が夜間でも容
易に視認できるようになる。
過する者への危険性を少なくする。 【構成】 扉13にそのヒンジ14とは反対側にストッ
パロッド16を設け、これを車体に設けたストッパブラ
ケット19に係合させて扉13を全開状態に保持できる
ようにする。車体側にはストッパロッド16がストッパ
ブラケット19に係合したときに作動する係合検出スイ
ッチ28を設け、扉13の開放状態における突出端部に
設けた扉警告ランプ29,30を点灯させる。これによ
り、扉13を全開状態にしてストッパロッド16をスト
ッパブラケット19に係合させると、扉警告ランプ2
9,30,が点灯するから、扉13の位置が夜間でも容
易に視認できるようになる。
Description
【0001】
本考案は、車体にヒンジを介して扉を横開き式に設けた自動車の扉構造に関す る。
【0002】
例えば、大型の荷物室を有する宅配便用の貨物自動車では、荷物の出し入れを 容易にするために、車両後部の荷物出し入れ用口を開閉する扉をいわゆる観音開 き式にすると共に、扉先端が車体側面にほぼ接する程まで大きく開放できる構成 としている。
【0003】
ところが、上述の扉構造では、扉の開放状態において扉の先端が車体の側方に 突出することになるため、車の側方を通り過ぎる車や自転車にとって危険である 。特に夜間においては、仮に車体の車幅灯を点灯していたとしても、開放された 扉の先端部の位置は分かり難いため、いっそう危険性が増す。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、扉を大きく開 放した場合における危険性を少なくすることができる自動車の扉構造を提供する ところにある。
【0005】
本考案の扉構造は、扉にそのヒンジとは反対側にストッパロッドを設けると共 に、車体に扉を全開状態にしたときのストッパロッドに対応する位置にストッパ ロッドと係合して扉を全開状態に保持するストッパブラケットを設け、更に、車 体側にはストッパロッドがストッパブラケットに係合したときに作動する係合検 出スイッチを設け、扉の開放状態における突出端部に係合検出スイッチの作動時 に点灯される扉警告ランプを設けた構成に特徴を有する。
【0006】
扉を大きく開放し、ストッパロッドをストッパブラケットに係合させれば扉は 全開状態に保持される。また、ストッパロッドをストッパブラケットに係合させ たときに係合検出スイッチが作動するため、これに基づき扉警告ランプが点灯さ れる。
【0007】
以上述べたように、本考案の扉構造によれば、ストッパロッドをストッパブラ ケットに係合させて扉を全開状態にすると、扉に設けた扉警告ランプが点灯され るから、夜間でも扉の突出端の位置が明確となって安全である。
【0008】
以下本考案を宅配便用の貨物自動車に適用した一実施例について図面を参照し て説明する。
【0009】 この貨物自動車の概略的な形状は図2に示す通り、車両の後部に大型の荷物室 11を有するワンボックスタイプであり、後面の荷物出し入れ用口12に2枚の 扉13を各2個のドアヒンジ14を介して横開きの観音開き形に設けてある。各 扉13は、図3に示すように荷物出し入れ用口12を閉鎖した状態と、図2に示 すようにその状態から約270゜回動した全開状態との間で回動可能である。
【0010】 この各扉13の反ドアヒンジ14側には扉13を閉鎖状態に保持するロック機 構を操作するためのドアハンドル15と、ストッパロッド16とが設けられてい る。ストッパロッド16は、図4に示すように、先端にフック部16aを有する と共に、基端部のループ部16bが支持片17を介して扉13に取り付けられ、 全体として扉13の反ヒンジ14側端部に吊り下げられた形態となっている。上 記支持片17の下方にはクランプばね18が扉13に固定されており、ここにス トッパロッド16を係合させることにより、自動車の走行時にストッパロッド1 6が揺動しないように保持することができる。
【0011】 一方、車体の側面のうち、扉13が全開状態となったときに扉13のストッパ ロッド16に対応する位置には、ストッパブラケット19が固定されている。こ のストッパブラケット19は、図5に示す通り、鋼板を曲げ加工すると共にT字 形の係合穴20を形成したもので、図8に示すようにボルト21を車体内側面の リテーナ22に固定したナット23に締め込むことによって車体に固定されてい る。ストッパブラケット19の係合穴20は、ほぼT字形をなしており、扉13 をほぼ全開状態にしてストッパロッド16のフック部16aを係合穴20の横穴 部に差し込むと、これが係合穴20の縦穴部に落ち込んでストッパロッド16が ストッパブラケット19に係合し、これにて扉13が図7に示すように全開状態 に保持されるようになる。
【0012】 ストッパブラケット19内には作動板24がヒンジ25を介して回動可能に吊 り下げられている。このヒンジ25は図6に示すようにストッパブラケット19 に溶接固定したピン保持板26にてヒンジピン27を横形に保持して構成され、 作動板24は係合穴20に対して接離する方向に回動可能となっている。従って 、ストッパブラケット19にストッパロッド16が係合されると、図8に二点鎖 線にて示すように作動板24がストッパロッド16のフック部16aに押されて 係合穴20側から離れるように回動する。
【0013】 上記作動板24の下端部に対応する位置には、図8に示すように係合検出スイ ッチ28が車体側面に取り付けられている。この係合検出スイッチ28のアクチ ュエータ28aは作動板24に向けて伸びており、作動板24がストッパロッド 16のフック部16aに押されて回動すると、アクチュエータ28aが作動板2 4に押されて係合検出スイッチ28がオン作動する。
【0014】 そして、図1に示すように、左右の各扉13のうち扉13の開放状態における 突出端に相当する反ドアヒンジ14側の側縁部中央には外側扉警告ランプ29が 設けられると共に、ドアヒンジ14側の側縁部中央には内側扉警告ランプ30が 設けられている。これらのランプ29,30は、前記係合検出スイッチ28を直 列に介して自動車のバッテリに接続され、従って係合検出スイッチ28がオン作 動すると点灯するようにされている。
【0015】 上述した本実施例の構成によれば、荷物の積み降ろし等のために扉13を全開 状態にするには次のようにする。まず、ドアハンドル15を操作して左右の扉1 3を大きく開き、各扉13に取り付けられているストッパロッド16をクランプ ばね18から外す。そして、ストッパロッド16のフック部16aをストッパブ ラケット19の係合穴20に差し込み、ストッパロッド16をストッパブラケッ ト19に係合させる。これにより、扉13は全開状態のままで保持され、風や振 動によってふらつくことはない。
【0016】 また、これに伴い、ストッパロッド16のフック部16aがストッパブラケッ ト19の作動板24を押して係合検出スイッチ28をオン作動させるから、各扉 13に設けられている外側及び内側の両扉警告ランプ29,30が点灯される。 これにより、たとえ夜間であっても、扉13の位置、特にその突出端の位置が遠 くからでも明瞭に確認することができるようになるため、車両の側方を通り抜け る他の車両や自転車が不用意に衝突するという危険性を無くすことができる。
【0017】 なお、荷物の積み降ろしが終了して扉13を閉める際には、ストッパロッド1 6をストッパブラケット19から外したところで係合検出スイッチ28がオフ作 動して両扉警告ランプ29,30が自動的に消灯するから、特に、ランプの消灯 操作は必要ではなく、煩わしさもない。
【0018】 このように、本実施例の扉構造によれば、扉13を開放させてストッパロッド 16をストッパブラケット19に係合させれば、扉警告ランプ29,30が点灯 するから、車両の側方を通り抜ける他の車両や自転車の運転者は開放した扉13 の位置を容易に視認することができるようになり、扉13に衝突するという危険 性を無くして安全性を高めることができる。
【0019】 なお、上記実施例では、扉13のドアヒンジ14側の側縁部に内側扉警告ラン プ30を設けるようにしたが、これは必ずしも必要ではなく、少なくとも扉の開 放状態における突出端部に扉警告ランプ29を設ければ初期の目的を達成するこ とが可能である。
【図1】本考案の一実施例を示す自動車の後方からの斜
視図
視図
【図2】同全体の斜視図
【図3】同背面図
【図4】ストッパロッド部分の斜視図
【図5】ストッパブラケットの斜視図
【図6】同分解斜視図
【図7】ストッパロッドの係合状態を示す扉部分の横断
面図
面図
【図8】ストッパロッドの係合状態を示すストッパブラ
ケットの縦断面図
ケットの縦断面図
12…荷物の出し入れ用口 13…扉 16…ストッパロッド 19…ストッパブラケット 28…係合検出スイッチ 29…外側扉警告ランプ 30…内側扉警告ランプ
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車の荷物等の出し入れ用口を開閉す
る扉を、車体にヒンジを介して横開き式に回動可能に設
けたものにおいて、 前記扉に前記ヒンジとは反対側にストッパロッドを設け
ると共に、前記車体に前記扉を全開状態にしたときの前
記ストッパロッドに対応する位置に前記ストッパロッド
と係合して扉を全開状態に保持するストッパブラケット
を設け、 前記車体側には前記ストッパロッドが前記ストッパブラ
ケットに係合したときに作動する係合検出スイッチを設
け、前記扉の開放状態における突出端部に前記係合検出
スイッチの作動時に点灯される扉警告ランプを設けたこ
とを特徴とする自動車の扉構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5011392U JPH063712U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 自動車の扉構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5011392U JPH063712U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 自動車の扉構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063712U true JPH063712U (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=12850055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5011392U Pending JPH063712U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 自動車の扉構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063712U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6133718B2 (ja) * | 1973-09-13 | 1986-08-04 | Uiginsu Teiipu Yuu Kei Plc | |
JPS6334875B2 (ja) * | 1980-12-12 | 1988-07-12 | Sankyo Kk |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP5011392U patent/JPH063712U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6133718B2 (ja) * | 1973-09-13 | 1986-08-04 | Uiginsu Teiipu Yuu Kei Plc | |
JPS6334875B2 (ja) * | 1980-12-12 | 1988-07-12 | Sankyo Kk |
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