JPH0637064U - 車両のタンク構造 - Google Patents

車両のタンク構造

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JPH0637064U
JPH0637064U JP7317392U JP7317392U JPH0637064U JP H0637064 U JPH0637064 U JP H0637064U JP 7317392 U JP7317392 U JP 7317392U JP 7317392 U JP7317392 U JP 7317392U JP H0637064 U JPH0637064 U JP H0637064U
Authority
JP
Japan
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tank
partition wall
oil
power steering
cooling water
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Pending
Application number
JP7317392U
Other languages
English (en)
Inventor
正律 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換可能な隔壁でエンジン冷却水用の水タ
ンク室とパワーステアリング装置などのオイルタンク室
を画成する一体型のタンクにおいて、オイルの温度をエ
ンジン冷却水の温度に安定化させるに十分な熱交換性能
が得られるようにする。 【構成】 隔壁4を熱伝導の良い材質で形成すると共
に、そのほぼ全面に波状の凹凸5もしくは多数のフィン
14を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両のタンク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のタンク構造としてタンク内部に熱交換可能な隔壁でエンジン冷却水用の 水タンク室とパワーステアリング装置のオイルタンク室を画成した一体型が知ら れている(実開平1ー179123号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来例は主にメンテナンス性の向上(両タンクの点検が1 ケ所で行えるなど)を目的とするもので、隔壁にしても熱交換を積極的に促進す るような形状構成になっておらず、これだとパワーステアリングオイルの温度( 50〜140℃と大きく変化する)をエンジン冷却水の温度(80〜90℃)に 安定化させるに十分な冷却性能が得られない。したがって、パワーステアリング オイルの温度を安定化させようとすれば、多量のオイルが必要となるのでタンク を大型化せざるを得ないという問題点があった。
【0004】 この考案はこのような問題点を簡単な対策手段により解決することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため、この考案はタンク内部に熱伝導の良い材質の隔壁でエンジン冷却水 用の水タンク室とパワーステアリング装置などのオイルタンク室を画成すると共 に、隔壁に波状の凹凸もしくは多数のフィンを形成したものである。
【0006】
【作用】
これによると、両タンク室の熱交換面積が大きく取れるので、タンクを大型化 することなく、十分な冷却性能が得られることになる。
【0007】
【実施例】
図1,図2において、1はエンジン冷却水用とパワーステアリングオイル用の 一体型のタンク、4はその内部を水タンク室2とオイルタンク室3とに仕切る隔 壁で、熱伝導の良い材質にてほぼ全体が波板状の凹凸5に形成される。6と7は 水タンク室2側とオイルタンク室3側の各補給口をそれぞれ塞ぐキャップである 。
【0008】 また、タンク1は各タンク室2と3に一対の配管口部8a,8bと9a,9b を備え、図3のように水タンク室2がエンジン冷却水の循環経路に、オイルタン ク室3がパワーステアリング装置のオイル循環経路にそれぞれ接続される。10 はエンジン11のラジエータ、12と13はパワーステアリングのギヤボックス とオイルポンプを示す。
【0009】 このように構成すると、隔壁4の熱交換面積が波板状の凹凸5により増大する ため、エンジン冷却水とパワーステアリングオイルとの熱交換が大きく促進され るのであり、したがってパワーステアリングオイルの温度をエンジン冷却水の温 度に安定化させるのに十分な冷却性能が得られる。つまり、オイルの性能を高め ると共に劣化を有効に防止することができる。また、熱交換の積極的な促進によ りオイル温度の安定化に必要なオイル量が減らせるので、タンク1の小型化も可 能となる。
【0010】 なお、隔壁4の凹凸5は図4のような波形断面のほか、図5のような矩形断面 でも良い。また、図6のような平板状の隔壁4に多数のフィン14を設けても良 い。さらに、図7のように隔壁4を大きく蛇行する凹凸5に形成すると共に、こ れらの凹凸5に多数のフィン14を設けると良い。
【0011】 図8,図9はそれぞれ別の実施例を示すもので、タンク1は隔壁4で内側オイ ルタンク室3と外側の水タンク室2との二重構造に形成される。この場合、隔壁 4に適当な凹凸5が設けられるが、凹凸5を付けなくてもオイルタンク室3の全 体が熱交換面となるため、より一層の高い冷却性能を期待できる。
【0012】
【考案の効果】
以上要するにこの考案によれば、タンク内部に熱伝導の良い材質の隔壁でエン ジン冷却水用の水タンク室とパワーステアリング装置などのオイルタンク室を画 成すると共に、隔壁に波状の凹凸もしくは多数のフィンを形成したので、両タン ク室の熱交換面積が大きく取れるため、パワーステアリング装置などのオイル温 度をエンジンの冷却水温に安定化させるのに十分な冷却性能が得られ、したがっ てオイルの性能を高めると共に劣化を有効に防止することができる。
【0013】 また、熱交換の積極的な促進によりオイル温度の安定化に必要なオイル量が減 らせるので、タンクの小型化も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タンクの外形を表す斜視図である。
【図2】タンクの断面図である。
【図3】タンクの配管図である。
【図4】隔壁の断面図である。
【図5】隔壁の断面図である。
【図6】隔壁の断面図である。
【図7】タンクの断面図である。
【図8】タンクの断面図である。
【図9】タンクの断面図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 水タンク室 3 オイルタンク室 4 隔壁 5 凹凸 14 フィン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内部に熱伝導の良い材質の隔壁で
    エンジン冷却水用の水タンク室とパワーステアリング装
    置などのオイルタンク室を画成すると共に、隔壁に波状
    の凹凸もしくは多数のフィンを形成したことを特徴とす
    る車両のタンク構造。
JP7317392U 1992-10-20 1992-10-20 車両のタンク構造 Pending JPH0637064U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009119901A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Hitachi Ltd パワーステアリング装置
CN107605819A (zh) * 2017-09-20 2018-01-19 广东创科交通设施有限公司 一种液压油箱及其热熔釜

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009119901A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Hitachi Ltd パワーステアリング装置
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