JP2008256241A - 蓄熱タンク - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄熱タンク10の保温効果の低減を抑制する。
【解決手段】蓄熱タンク10は、エンジン冷却水貯蔵する樹脂製容器11と、樹脂製容器11の内部に連通して、かつ樹脂製容器11から突出するように成形される流入用パイプ30および流出用パイプ31と、樹脂製容器11の全周を覆うように配設されて、樹脂製容器11内部のエンジン冷却水を保温するための断熱層13とを備え、この断熱層13は、パイプ30、31の根元を覆うように配設されている。したがって、パイプ30、31の根元からエンジン冷却水の熱が放熱することを抑制できるので、保温効果の低減を抑制できる。
【選択図】図3
【解決手段】蓄熱タンク10は、エンジン冷却水貯蔵する樹脂製容器11と、樹脂製容器11の内部に連通して、かつ樹脂製容器11から突出するように成形される流入用パイプ30および流出用パイプ31と、樹脂製容器11の全周を覆うように配設されて、樹脂製容器11内部のエンジン冷却水を保温するための断熱層13とを備え、この断熱層13は、パイプ30、31の根元を覆うように配設されている。したがって、パイプ30、31の根元からエンジン冷却水の熱が放熱することを抑制できるので、保温効果の低減を抑制できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、液体を貯蔵保温する蓄熱タンクに関する。
従来、車両の水冷式内燃機関(エンジン)の暖機促進を図る冷却系装置として、エンジンから流出するエンジン冷却水を保温貯蔵する蓄熱タンクを冷却水回路に配設し、蓄熱タンク内に貯蔵された高温の冷却水をエンジンに導入してエンジンの暖機促進を図るものが提案されている。これにより、エンジンの余剰熱を有効利用し、車両の運転において全体的な観点から燃料消費の低減を図ることができる。
一般的に、蓄熱タンクは、蓄熱タンク本体を成すステンレス製の内筒タンクと、同じくステンレス製の外筒タンクとを具備しており、内筒タンクと外筒タンクとの間の空間が略真空に保たれることにより断熱された2重断熱タンク構造となっている。
しかし、上述の蓄熱タンクでは、内筒タンクおよび外筒タンクといった2つのタンクを必要とし、コストの増加を招いていた。
本発明は、上記点に鑑み、保温効果を保ちつつ、コストの低減を図るようにした蓄熱タンクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、流体を貯蔵するタンク本体(11)と、 前記タンク本体の内部に連通して、かつ前記タンク本体から突出するように形成されたパイプ(30、31)と、前記パイプの根元を含む前記タンク本体の全周を覆うように配設されて、前記タンク本体内部の流体を保温するための断熱層(13)とを備えることを特徴とする
したがって、1つのタンク本体を用いただけで、内筒タンクおよび外筒タンクといった2つのタンクを用いていないので、コスト低減を図ることができる。
したがって、1つのタンク本体を用いただけで、内筒タンクおよび外筒タンクといった2つのタンクを用いていないので、コスト低減を図ることができる。
これに加えて、第1、第2パイプの根元を含むタンク本体の全周を覆うように断熱層が配設されている。このため、第1、第2パイプの根元から放熱されるのを抑制できるので、保温効果を保つことができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
図1に本発明の車両用蓄熱タンクが適用された冷却水回路の一実施形態の構成を示す。
冷却水回路は、蓄熱タンク10、4方弁20、ヒータコア30、および電動ポンプ40を備えている。蓄熱タンク10は、エンジン冷却水を保温、貯蔵するものである。4方弁20は、エンジンのシリンダヘッド50およびシリンダブロック51のうちいずれか一方の出口側をヒータコア30および蓄熱タンク10のうち少なくとも一方の入口側に接続する。
ヒータコア30は車両用空調装置を構成するもので、エンジン冷却水により空気を加熱する熱交換器である。電動ポンプ40は、シリンダヘッド50およびシリンダブロック51のそれぞれ入口側に向けてエンジン冷却水を流す循環ポンプである。
冷却水回路において、冷却水温度が低温時には、4方弁20がシリンダブロック51の出口側と蓄熱タンク10の入口側との間だけを接続する。これにより、蓄熱タンク10に貯蔵された冷却水をシリンダブロック51内に流すことができるので、シリンダブロック51の暖機が促進される。
このとき、ヒータコア30の入口側は4方弁20により遮断されているので、蓄熱タンク10からの冷却水がシリンダブロック51以外に流れないので、シリンダブロック51の暖機の促進を効率的に行うことができる。
その後、冷却水が上昇し中温となると、4方弁20は、シリンダブロック51の出口側と蓄熱タンク10の入口側との間を閉鎖し、かつシリンダヘッド50の出口側とヒータコア30の入口側との間を接続する。
このとき、シリンダブロック51内にエンジン冷却水(温水)を淀ませることができ暖機が促進される。また、シリンダヘッド50およびヒータコア30の間においてシリンダヘッド50で加熱されたエンジン冷却水が循環するので、ヒータコア30により空気を加熱することができる。
その後、水温が高温となると、4方弁20がシリンダヘッド50の出口側と、ヒータコア30の入口側および蓄熱タンク10の入口側との間を接続する。これに伴い、蓄熱タンク10にエンジン冷却水が流れ込むので、次回の暖機促進用のエンジン冷却水(温水)を蓄熱タンク10に貯めることができる。
次に、蓄熱タンク10の構造について説明する。図2は蓄熱タンク10の外観図であり、図3は図2中A−Aの平面で切断した断面図である。
蓄熱タンク10は、図2に示すように、立方体形状であって、側壁下部にて流入用パイプ30、流出用パイプ31が外側に突出するように設けられている。具体的には、蓄熱タンク10は、図3に示すように、樹脂製容器(タンク本体)11と、その外側の全周を包み込む断熱材15とを有している。断熱材15は、多面体として形成されたタンク本体11の外側を包み込むとともに、流入用パイプ30および流出用パイプ31の根元部をも包み込んでいる。断熱材15は、内側の空気透過防止層としてのメッキ層12、断熱層13、および外側の空気透過防止層としてのフィルム層14を有している。
樹脂製容器11は、第1、第2の分割ケースを組み合わせて立方体形状を構成するものであり、樹脂製容器11には、その内部に連通する流入用パイプ30および流出用パイプ31が接続されている。流入用パイプ30および流出用パイプ31は樹脂製である。
なお、樹脂製容器11およびパイプ30、31としては、例えば、PPS、PPA、NY66等のガラス繊維入りの樹脂材料が用いられる。樹脂製容器11およびパイプ30、31としては、厚さ1mm〜5mmの部材が用いられる。
メッキ層12は、樹脂製容器11の外表面を覆うように薄膜状に形成される金属薄膜(例えば、アルミニウム)であり、メッキ処理により形成される。断熱層13は、流入用パイプ30および流出用パイプ31のそれぞれの根元を含む樹脂製容器11の外表面の全体を覆うように形成されるものであり、断熱層13は、グラスウール、ロックウール、ウレタンフォーム、ポリスチレン等からなるものである。断熱層13は、熱伝導率が0.01(kcal/hm℃)以下のものである。フィルム層14は、断熱層13の全体を覆うように形成されるラミネートフィルムからなる。フィルム層14およびメッキ層12は空気の透過を防止するために設けられている。
メッキ層12は、タンク本体11のすべての外面と、流入用パイプ30および流出用パイプ31の根元部とを連続して覆っている。この結果、メッキ層12の縁は、流入用パイプ30の外周と、流出用パイプ31の外周とにだけ現れる2つの環状縁だけである。一方で、フィルム層14は、板状のフィルム素材を折りたたみ、その縁と縁とを接合することによって、筒状もしくは袋状に形成されている。フィルム層14は、流入用パイプ30の周囲と、流入用パイプ31の周囲とだけに対応して、2つの環状縁を有している。メッキ層12と、フィルム層14とは、流入用パイプ30の周囲と、流出用パイプ31の周囲との2箇所だけにおいて接合されている。この構成は、メッキ層12からフィルム層14への熱伝達を抑制するために有効である。メッキ層12とフィルム層14との接合部21、23は、第1接合部と呼ばれ、フィルム層14同士の接合部20、22は、第2接合部と呼ばれる。
図4、図5に蓄熱タンク10の内部構成を示す。蓄熱タンク10の内部には、複数枚の仕切り板40が上下方向に並行に並べられており、複数枚の仕切り板40のそれぞれの間には、並行流路41を形成する。並行流路41は、上下方向にエンジン冷却水を流すものである。
複数枚の仕切り板40はそれぞれ一枚づつ上下方向にオフセットして配置されている。複数枚の仕切り板40は、蓄熱タンク10の底面および天井面のいずれかにより支持されている。
複数枚の仕切り板40のそれぞれの上側、或いは下側には、エンジン冷却水の流れを転向する転向流路42、43が設けられている。転向流路42、43は、仕切り板40の並ぶ方向に交互に設けられており、転向流路42は上側に向く流れを下側に向けるように転向する。転向流路43は下側に向く流れを上側に向けるように転向する。
なお、複数枚の仕切り板40は樹脂材料からなるもので、樹脂製容器11およびパイプ30、31とともに一体成形されたものである。なお、複数枚の仕切り板40は厚さ1mm〜2mmの材料が用いられる。
このように構成されて、エンジン冷却水が複数の並行流路41、および複数の転向流路43に流れることにより、エンジン冷却水が、図5中矢印に示す如く、蛇行して流れることになる。これにより、流入用パイプ30から流入するエンジン冷却水が蓄熱タンク10内部のエンジン冷却水と混ざらないで、流出用パイプ31から流出することができる。
次に、本実施形態の蓄熱タンク10の製造方法について説明する。
図6は組み立ての手順を示す図、図7、図8はフィルム層14の成形の手順を示す図である。
まず、第1、第2の分割ケース11a、11bを組み合わせて、図6(a)に示すように、樹脂製容器11を構成する。
次に、樹脂製容器11の外表面の全体に対してメッキ処理により、図6(b)に示すように、金属薄膜を成形する。このとき、パイプ30、31のそれぞれの根元を覆うように金属薄膜を成形する。これにより、メッキ層12が成形されることになる
次に、メッキ層12の外側に断熱層13を成形する。具体的には、グラスウール(すなわち、断熱材)を、図6(c)に示すように、パイプ30、31のそれぞれの根元を含む樹脂製容器11の外表面の全体を覆う配置する。
次に、メッキ層12の外側に断熱層13を成形する。具体的には、グラスウール(すなわち、断熱材)を、図6(c)に示すように、パイプ30、31のそれぞれの根元を含む樹脂製容器11の外表面の全体を覆う配置する。
次に、断熱層13の外側に対して、図6(d)に示すように、フィルム層14を成形する。
具体的には、図7に示すように、長方形のラミネートフィルム14aを用意して、図8に示すように、コ字状に折り曲げる。
次に、図9に示すように、ラミネートフィルム14aの両端部14b、14cを熱溶着して密着させる。これにより、ラミネートフィルム14aが角管状に成形される。
次に、図10に示すように、角管状のラミネートフィルム14aの互いに対向する2つの側壁の上部に対して、丸穴140、141を開ける。
次に、熱プレス処理により、丸穴140、141をそれぞれ押し出すように形成して、図11に示すように、筒部140a、141aをそれぞれ成形する。
次に、角管状のラミネートフィルム14aの上端部142、143を互いに重ねるように折り曲げて熱溶着して密着させる。これにより、ラミネートフィルム14aの上端部においてヒートシール部22(図3参照)が形成される。ヒートシール部22は、上端部142、143が熱溶着により密着された部分である。
このように、ラミネートフィルム14aを角管状に形成し、その上端部142、143を密閉する。その後、角管状のラミネートフィルム14aの内部に、上述の如く、メッキ層12および断熱層13の成形が終えた樹脂製容器11を入れる。
これに伴い、筒部140a、141a内にパイプ30、31をそれぞれ挿入する。このため、筒部140aとパイプ30との間に第1の隙間が生じるとともに、筒部141aとパイプ31との間の第2の隙間が生じることになる。
次に、角管状のラミネートフィルム14aの下端部144、145を互いに重ねるように折り曲げて熱溶着して密着させる(図6(d)参照)。これにより、ラミネートフィルム14aの下部においてヒートシール部20(図3参照)が形成される。ヒートシール部20は、下端部144、145が熱溶着により密着された部分である。
次に、上述の第1、第2の隙間から真空引きを行う。これに加えて、パイプ30において、ラミネートフィルム14aの筒部140aをメッキ層12に対して熱溶着して密着させる。パイプ31において、ラミネートフィルム14aの筒部141aをメッキ層12に対して熱溶着して密着させる。
これにより、ラミネートフィルム14aにおいてヒートシール部21、23(図3参照)が形成される。ヒートシール部21は、パイプ30の外表面において、ラミネートフィルム14aの筒部140a(図12参照)をメッキ層12に対して熱溶着して密着された部位である。ヒートシール部23は、パイプ31の外表面において、ラミネートフィルム14aの筒部141a(図12参照)をメッキ層12に対して熱溶着して密着された部位である。これにより、メッキ層12とラミネートフィルム14aとの間がほぼ真空状態になる。
以上説明した本実施形態によれば、蓄熱タンク10は、エンジン冷却水貯蔵する樹脂製容器11と、樹脂製容器11の内部に連通して、かつ樹脂製容器11から突出するように成形される流入用パイプ(第1のパイプ)30および流出用パイプ(第2のパイプ)31と、樹脂製容器11の全周を覆うように配設されて、樹脂製容器11内部のエンジン冷却水を保温するための断熱層13とを備え、この断熱層13は、パイプ30、31の根元をも覆うように配設されている。
したがって、パイプ30、31の根元からエンジン冷却水の熱が放熱することを抑制できる。また、1つの樹脂製容器(タンク本体)11を用いただけで、内筒タンクおよび外筒タンクといった2つのタンクを用いていないので、コスト低減を図ることができる。以上により、保温効果を保ちつつ、コスト低減を図ることができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、樹脂製容器11の外表面にメッキ層12として、金属薄膜を成形した例について説明したが、これに代えて、メッキ層12としては、空気を透過しない材料ならば、樹脂材料を用いて薄膜状に成形してもよい。また、メッキ層12としては、樹脂製容器11の外側にフィルム材を覆うように成形してもよい。この場合、メッキ層12に代わる内側フィルム層は、タンク本体11の全体を包み、パイプ30、31の周囲にのみ外側フィルム層と接合される縁が位置づけられるように形成される。
上述の実施形態では、樹脂製容器11の外表面にメッキ層12として、金属薄膜を成形した例について説明したが、これに代えて、メッキ層12としては、空気を透過しない材料ならば、樹脂材料を用いて薄膜状に成形してもよい。また、メッキ層12としては、樹脂製容器11の外側にフィルム材を覆うように成形してもよい。この場合、メッキ層12に代わる内側フィルム層は、タンク本体11の全体を包み、パイプ30、31の周囲にのみ外側フィルム層と接合される縁が位置づけられるように形成される。
上述の実施形態では、メッキ層12とフィルム層14との間を真空状態にして保温性を高めるようにした例について説明したが、これに限らず、真空状態にしなくてもよい。
上述の実施形態では、タンク本体として樹脂製容器11を用いた例について説明したが、これに代えて、タンク本体として金属製タンクを用いてもよい。
上述の実施形態では、流入用パイプ30、流出用パイプ31としては、樹脂製容器11の側壁下部にて外側に突出するように形成した例について説明したが、これに限らず、流入用パイプ30、流出用パイプ31としては、樹脂製容器11のいずれの箇所に配置しても良い。また、2本のパイプ30、31が互いに離れて独立して延び出す構成に代えて、パイプ30、31が隣接した構成、あるいはパイプ30、31が、1本の二重管により提供される構成を採用してもよい。
上述の実施形態では、流体としてエンジン冷却水を用いた例について説明したが、これに代えて、オイルなどの他の流体を用いても良い。
上述の実施形態では、蓄熱タンク10として車両に搭載するものを用いた例について説明したが、これに代えて、蓄熱タンク10としては風呂用温水の保温容器など各種の機器に適用しても良い。
10…蓄熱タンク、11…樹脂製容器内部、13…断熱層、
12…メッキ層、14…フィルム層、30…流入用パイプ、
31…流出用パイプ。
12…メッキ層、14…フィルム層、30…流入用パイプ、
31…流出用パイプ。
Claims (8)
- 流体を貯蔵するタンク本体(11)と、
前記タンク本体の内部に連通して、かつ前記タンク本体から突出するように形成されたパイプ(30、31)と、
前記パイプの根元を含む前記タンク本体の全周を覆うように配設されて、前記タンク本体内部の流体を保温するための断熱層(13)と、
を備えることを特徴とする蓄熱タンク。 - 前記タンク本体(11)は樹脂材料からなるものであり、
前記タンク本体の外表面には、空気の透過を防止するための内側の空気透過防止層(12)が設けられており、
前記断熱層は、前記内側の空気透過防止層の外側に設けられており、
前記断熱材を覆うように配設されて、空気の透過を防止する外側の空気透過防止層(14)を備え前記内側の空気透過防止層と前記外側の空気透過防止層とがそれらの縁で接合されて、それらの間が密閉されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱タンク。 - 前記パイプの外周には、前記内側の空気透過防止層と前記外側の空気透過防止層との間を接合する接合部(21、23)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の蓄熱タンク。
- 前記内側の空気透過防止層と前記外側の空気透過防止層との間の前記接合部は、前記パイプの外周にのみ設けられていることを特徴とする請求項3に記載の蓄熱タンク。
- 前記パイプ(30、31)は、
前記タンク本体の内部に連通して、かつ前記タンク本体から突出するように形成され、前記タンク本体の内部に流体を流入する第1のパイプ(30)と、
前記タンク本体の内部に連通して、かつ前記タンク本体から突出するように形成され、前記タンク本体の内部から流体を流出する第2のパイプ(31)とを有し、
前記タンク本体内部には、複数枚の仕切り板(40)が配置されており、
前記複数枚の仕切り板は、前記第1のパイプから流入した流体が前記タンク本体内部を蛇行して流れた後に前記第2のパイプから流出するように並べられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の蓄熱タンク。 - 前記パイプは、前記タンク本体の下部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の蓄熱タンク。
- 前記断熱層は、熱伝導率が0.01(kcal/hm℃)以下のものであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の蓄熱タンク。
- 前記流体は、車載エンジンの冷却水であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の蓄熱タンク。
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