JPH0636942Y2 - スクリ−ン印刷版作成材料 - Google Patents
スクリ−ン印刷版作成材料Info
- Publication number
- JPH0636942Y2 JPH0636942Y2 JP1987107693U JP10769387U JPH0636942Y2 JP H0636942 Y2 JPH0636942 Y2 JP H0636942Y2 JP 1987107693 U JP1987107693 U JP 1987107693U JP 10769387 U JP10769387 U JP 10769387U JP H0636942 Y2 JPH0636942 Y2 JP H0636942Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin layer
- printing plate
- screen printing
- film
- roughened
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はスクリーン印刷に用いられる版を作成するため
に用いられる支持体と版作成樹脂層とが一体化されたス
クリーン印刷版作成材料に関するものである。
に用いられる支持体と版作成樹脂層とが一体化されたス
クリーン印刷版作成材料に関するものである。
［従来の技術］ 従来、スクリーン印刷版作成材料（以下、版材という）
は直接法を除いては支持体上に版作成用樹脂層が形成さ
れており、製版方法の違いによりそれぞれハンドカット
法、間接法または直間法とに分類される。これら３種の
ものの版作成用樹脂層（以下、樹脂層という）として
は、ポリビニルアルコールと合成樹脂エマルジョンを主
体とする材料から成るもの及び光重合性モノマー、オリ
ゴマーを含有しているものなどがある。
は直接法を除いては支持体上に版作成用樹脂層が形成さ
れており、製版方法の違いによりそれぞれハンドカット
法、間接法または直間法とに分類される。これら３種の
ものの版作成用樹脂層（以下、樹脂層という）として
は、ポリビニルアルコールと合成樹脂エマルジョンを主
体とする材料から成るもの及び光重合性モノマー、オリ
ゴマーを含有しているものなどがある。
そして、通常これらの版材は所定の大きさのシートに断
裁され、所定の枚数に重ねられて保管されるか、所定の
長さに巻かれロール状態にて保持される。
裁され、所定の枚数に重ねられて保管されるか、所定の
長さに巻かれロール状態にて保持される。
［考案が解決しようとする問題点］ ところで、このような従来の版材は樹脂層のポリビニル
アルコール固有の吸湿性及び合成樹脂エマルジョンに用
いられている乳化剤の吸湿性から、または光重合性モノ
マー、オリゴマーの特性によりブロッキング現象の発生
があった。すなわち、積重ねられたシートから一枚ずつ
必要に応じて取る際、あるいはロールから巻き戻し必要
な長さに切断する際に、樹脂層表面に接する他のシート
の支持体と該樹脂層との間にブロッキング現象が起こ
り、樹脂層の破壊損傷が生じることになり、その結果こ
のような版材は使用不能となり極めて不経済であった。
アルコール固有の吸湿性及び合成樹脂エマルジョンに用
いられている乳化剤の吸湿性から、または光重合性モノ
マー、オリゴマーの特性によりブロッキング現象の発生
があった。すなわち、積重ねられたシートから一枚ずつ
必要に応じて取る際、あるいはロールから巻き戻し必要
な長さに切断する際に、樹脂層表面に接する他のシート
の支持体と該樹脂層との間にブロッキング現象が起こ
り、樹脂層の破壊損傷が生じることになり、その結果こ
のような版材は使用不能となり極めて不経済であった。
このようなブロッキング現象を防止するために、樹脂層
上にブロッキング防止のコーティングを行う方法あるい
は樹脂層にポリエチレンフィルム等のカバーフィルムを
ラミネートする方法があるが、このような方法は版材の
製造工程を複雑にし、しかも本来版材に必要でないコー
ティング材あるいはカバーフィルムを要し経済的でなか
った。
上にブロッキング防止のコーティングを行う方法あるい
は樹脂層にポリエチレンフィルム等のカバーフィルムを
ラミネートする方法があるが、このような方法は版材の
製造工程を複雑にし、しかも本来版材に必要でないコー
ティング材あるいはカバーフィルムを要し経済的でなか
った。
本発明はこのような従来の欠点を解消し、極めて簡単な
構成によりブロッキング現象による樹脂層の破損を防止
できるスクリーン印刷版作成材料を提供することを目的
とする。
構成によりブロッキング現象による樹脂層の破損を防止
できるスクリーン印刷版作成材料を提供することを目的
とする。
［問題点を解決するための手段］ このような目的を達成する本発明のスクリーン印刷版作
成材料は図に示すように支持体１の一方の面に版作成用
樹脂層２を形成して成るスクリーン印刷版作成材料３に
おいて、支持体１の版作成用樹脂層２が形成された面の
反対側の面1aを粗面化したことを特徴とする。
成材料は図に示すように支持体１の一方の面に版作成用
樹脂層２を形成して成るスクリーン印刷版作成材料３に
おいて、支持体１の版作成用樹脂層２が形成された面の
反対側の面1aを粗面化したことを特徴とする。
本考案のスクリーン印刷版作成材料の支持体としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ートなどからなるポリエステルフィルム、ポリε−カプ
ロラクタム、ポリヘキサメチレンセバカミドなどよりな
る脂肪族ポリアミドフィルム、ポリメタフェニレンイソ
フタルアミドなどよりなる全芳香族ポリアミドフィル
ム、ポリプロピレン、ポリエチレンなどよりなるポリオ
レフィンフィルム、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなど
よりなるポリビニルフィルム、セルローストリアセテー
ト、セルロースジアセテート、などよりなる半合成樹脂
フィルム、その他ポリカーボネートフィルムなどの延伸
若しくは無延伸のプラスチックフィルムを挙げることが
できるが、これらの中でも強度、二次加工性、透明性、
及び経済性などの諸点において優れている二軸延伸され
たポリエチレンテレフタレートフィルムが、特に好適で
ある。
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ートなどからなるポリエステルフィルム、ポリε−カプ
ロラクタム、ポリヘキサメチレンセバカミドなどよりな
る脂肪族ポリアミドフィルム、ポリメタフェニレンイソ
フタルアミドなどよりなる全芳香族ポリアミドフィル
ム、ポリプロピレン、ポリエチレンなどよりなるポリオ
レフィンフィルム、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなど
よりなるポリビニルフィルム、セルローストリアセテー
ト、セルロースジアセテート、などよりなる半合成樹脂
フィルム、その他ポリカーボネートフィルムなどの延伸
若しくは無延伸のプラスチックフィルムを挙げることが
できるが、これらの中でも強度、二次加工性、透明性、
及び経済性などの諸点において優れている二軸延伸され
たポリエチレンテレフタレートフィルムが、特に好適で
ある。
支持体の厚みとしては、通常５〜300μ、好ましくは、1
0〜150μであり支持体としての強度、取扱い性、及び経
済性等の理由により特に20〜100μの厚みを有するポリ
エチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
0〜150μであり支持体としての強度、取扱い性、及び経
済性等の理由により特に20〜100μの厚みを有するポリ
エチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
版作成用樹脂層（以下、樹脂層という）としては、製版
方法に応じて公知のもの、例えばポリビニルアルコール
と合成樹脂エマルジョンを主体とするもの、あるいは光
重合性モノマー、オリゴマーを含有しているものが用い
られる。
方法に応じて公知のもの、例えばポリビニルアルコール
と合成樹脂エマルジョンを主体とするもの、あるいは光
重合性モノマー、オリゴマーを含有しているものが用い
られる。
支持体を粗面化する方法としては、ショットブラスト法
等の公知の方法により物理的に粗面化するか、または有
機若しくは無機の顔料を分散した天然あるいは合成樹脂
を主体とする塗料を塗布する方法その他の方法の単独あ
るいは併用により粗面化する。樹脂層の特性の向上その
他の理由により、樹脂層を形成させる表面も併せて粗面
化することも可能である。支持体の粗面化の程度につい
ては、用いる樹脂層及び、支持体となるプラスチックフ
ィルム双方の物理的、化学的性質により多少変化するも
のの、通常、中心線平均粗さで示すと0.1〜2.5μであ
り、好ましくは0.3〜1.5μが好適である。粗面化の形状
としては、針状に形成し樹脂層との接触面積を少なくす
るほうが一層効果的である。
等の公知の方法により物理的に粗面化するか、または有
機若しくは無機の顔料を分散した天然あるいは合成樹脂
を主体とする塗料を塗布する方法その他の方法の単独あ
るいは併用により粗面化する。樹脂層の特性の向上その
他の理由により、樹脂層を形成させる表面も併せて粗面
化することも可能である。支持体の粗面化の程度につい
ては、用いる樹脂層及び、支持体となるプラスチックフ
ィルム双方の物理的、化学的性質により多少変化するも
のの、通常、中心線平均粗さで示すと0.1〜2.5μであ
り、好ましくは0.3〜1.5μが好適である。粗面化の形状
としては、針状に形成し樹脂層との接触面積を少なくす
るほうが一層効果的である。
［作用］ 本考案のスクリーン印刷版作成材料は、支持体の樹脂層
が形成されている面と反対の表面が粗面化されているこ
とにより、シート、若しくはロール状に作成された後、
相接する粗面化された支持体のプラスチックフィルム表
面と樹脂層間においてブロッキング現象が極めて起り難
く、樹脂層の破壊損傷が防止される。
が形成されている面と反対の表面が粗面化されているこ
とにより、シート、若しくはロール状に作成された後、
相接する粗面化された支持体のプラスチックフィルム表
面と樹脂層間においてブロッキング現象が極めて起り難
く、樹脂層の破壊損傷が防止される。
［実施例］ 実施例１ 東レ株式会社製ポリエチレンテレフタレートフィルム
（厚み100μ）の一方の表面をサンドブラスト法を用い
て粗面化した。
（厚み100μ）の一方の表面をサンドブラスト法を用い
て粗面化した。
粗面化した表面を株式会社小坂研究所製表面形状測定機
Model−SE−3E型を用いて中心線平均粗さ（Ra）を測定
した結果0.36〜0.38μを示した。
Model−SE−3E型を用いて中心線平均粗さ（Ra）を測定
した結果0.36〜0.38μを示した。
一方を粗面化されたポリエチレンテレフタレートフィル
ムの反対の表面に村上スクリーン株式会社製感光乳剤ON
E−POT−sol−50をロッドを用いて塗布、強制乾燥の後
厚み60〜65μのスクリーン印刷版作成用樹脂層を形成し
た。同様にして試料を合計40枚作成した。
ムの反対の表面に村上スクリーン株式会社製感光乳剤ON
E−POT−sol−50をロッドを用いて塗布、強制乾燥の後
厚み60〜65μのスクリーン印刷版作成用樹脂層を形成し
た。同様にして試料を合計40枚作成した。
この試料を別記１の試験方法を用いてブロッキング状態
及び印刷版作成樹脂層の状態について確認した。
及び印刷版作成樹脂層の状態について確認した。
比較例１ 無処理のポリエチレンテレフタレートフィルムに実施例
１と同じ感光性乳剤を塗布し試料を40枚作成した。無処
理のフィルム表面の中心線平均粗さは0.04〜0.07μを示
した。
１と同じ感光性乳剤を塗布し試料を40枚作成した。無処
理のフィルム表面の中心線平均粗さは0.04〜0.07μを示
した。
この試料を別記１の試験方法を用いてブロッキング試験
を実施した。
を実施した。
実施例２ 実施例１と同様にサンドブラスト法により裏面を粗面化
したポリエチレンテレフタレートフィルム上に村上スク
リーン株式会社製感光乳剤ONE−POT−sol−100を塗布し
強制乾燥後58〜63μスクリーン印刷版作成用樹脂層を形
成した。粗面化された裏面の中心線平均粗さは0.87〜0.
98μを示した。
したポリエチレンテレフタレートフィルム上に村上スク
リーン株式会社製感光乳剤ONE−POT−sol−100を塗布し
強制乾燥後58〜63μスクリーン印刷版作成用樹脂層を形
成した。粗面化された裏面の中心線平均粗さは0.87〜0.
98μを示した。
同様にして試料を40枚作成し、別記１の方法にてブロッ
キング試験を実施した。
キング試験を実施した。
実施例３ ダイアホイル株式会社製ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム（厚み100μ）の一方の面に別記２の塗布膜形成
による方法にて表面を粗面化した。粗面化された表面の
中心線平均粗さは、0.96〜1.06μを示した。この反対の
面に株式会社栗田化学研究所製感光乳剤KR−TEX−Ａを
塗布強制乾燥後19〜21μのスクリーン印刷版作成用樹脂
層を形成した。
ィルム（厚み100μ）の一方の面に別記２の塗布膜形成
による方法にて表面を粗面化した。粗面化された表面の
中心線平均粗さは、0.96〜1.06μを示した。この反対の
面に株式会社栗田化学研究所製感光乳剤KR−TEX−Ａを
塗布強制乾燥後19〜21μのスクリーン印刷版作成用樹脂
層を形成した。
同様にして試料を40枚作成し、別記１の方法にてブロッ
キング試験を実施した。
キング試験を実施した。
実施例４ ダイアホイル株式会社製ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム（厚み100μ）の一方の面を別記３の塗布膜形成
法により粗面化した。粗面化された表面の中心線平均粗
さは、0.85〜0.94μを示した。この粗面化された表面の
反対の面に、株式会社栗田化学研究所製感光乳剤Ace−N
KH−solを塗布強制乾燥後28〜31μのスクリーン印刷版
作成用樹脂層を形成した。
ィルム（厚み100μ）の一方の面を別記３の塗布膜形成
法により粗面化した。粗面化された表面の中心線平均粗
さは、0.85〜0.94μを示した。この粗面化された表面の
反対の面に、株式会社栗田化学研究所製感光乳剤Ace−N
KH−solを塗布強制乾燥後28〜31μのスクリーン印刷版
作成用樹脂層を形成した。
同様にして試料を40枚作成し、別記１の方法によりブロ
ッキング試験を実施した。
ッキング試験を実施した。
比較例２ ダイアホイル株式会社製ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム（厚み100μ）に実施例４に準じ28〜31μのスク
リーン印刷版作成用樹脂層を形成した。裏面のポリエチ
レンテレフタレートフィルムの表面の中心線平均粗さ
は、0.03〜0.06μであった。
ィルム（厚み100μ）に実施例４に準じ28〜31μのスク
リーン印刷版作成用樹脂層を形成した。裏面のポリエチ
レンテレフタレートフィルムの表面の中心線平均粗さ
は、0.03〜0.06μであった。
同様にして試料40枚作成し、別記１の方法によりブロッ
キング試験を実施した。
キング試験を実施した。
実施例１〜４及び比較例１、２のブロッキング試験の結
果を表に示す。
果を表に示す。
別記１ 〈ブロッキング試験方法〉 試験１ 温度40℃、湿度90％、の雰囲気の中に試料20枚をスクリ
ーン印刷版作成用樹脂層を上にして20枚重ね、更に加重
15g/cm2をかけて３時間放置。３時間後に試料をとり出
し、ブロッキング状態、及び１枚ずつ分離したときの樹
脂層の損傷状態を確認する。
ーン印刷版作成用樹脂層を上にして20枚重ね、更に加重
15g/cm2をかけて３時間放置。３時間後に試料をとり出
し、ブロッキング状態、及び１枚ずつ分離したときの樹
脂層の損傷状態を確認する。
試験２ 温度25℃、湿度50％の雰囲気の中に試料20枚を試験１同
様重ね、30g/cm2の加重をかけて24時間放置。試験１同
様の方法にてブロッキング状態について確認する。
様重ね、30g/cm2の加重をかけて24時間放置。試験１同
様の方法にてブロッキング状態について確認する。
別記２ 〈塗布膜形成による粗面化方法〉 1.バイロン 200（東洋紡株式会社製ポリエステル樹脂）
9.20重量部 2.Aerosil 200（日本アエロジル株式会社製シリカ粉
末） 0.55重量部 3.メチルエチルケトン 38.00重量部 4.トルエン 58.00重量部 の組成にて60min間ペイントシェーカーを用いて分散調
合の後、ロッドを用いてポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上に塗布し90℃の恒温槽にて強制乾燥、厚み10μ
の被膜を得る。
9.20重量部 2.Aerosil 200（日本アエロジル株式会社製シリカ粉
末） 0.55重量部 3.メチルエチルケトン 38.00重量部 4.トルエン 58.00重量部 の組成にて60min間ペイントシェーカーを用いて分散調
合の後、ロッドを用いてポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上に塗布し90℃の恒温槽にて強制乾燥、厚み10μ
の被膜を得る。
別記３ 〈塗布膜形成による粗面化方法〉 1.VMCH（ユニオンカーバイド社製塩化ビニル−酢酸ビニ
ル−マレイン酸三元共重合体） 9.50重量部 2.サイロイド978（富士デビソン株式会社製微粉末シリ
カ） 2.50重量部 3.酢酸エチル 20.00重量部 4,メチルエチルケトン 35.00重量部 5.キシレン 35.00重量部 の組成を別記２の方法に同じく、調合分散する。ロッド
を用いて、別記２同様ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に塗布乾燥し被膜を得る。
ル−マレイン酸三元共重合体） 9.50重量部 2.サイロイド978（富士デビソン株式会社製微粉末シリ
カ） 2.50重量部 3.酢酸エチル 20.00重量部 4,メチルエチルケトン 35.00重量部 5.キシレン 35.00重量部 の組成を別記２の方法に同じく、調合分散する。ロッド
を用いて、別記２同様ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に塗布乾燥し被膜を得る。
［考案の効果］ 本考案によれば、ポリビニルアルコール、合成樹脂エマ
ルジョンを主体とする樹脂層、及び光重合性モノマー、
オリゴマーを含有している樹脂層等のブロッキング性を
有する樹脂層により作成されたスクリーン印刷版作成材
料に関して、支持体となるプラスチックフィルム表面と
樹脂層間に起こるブロッキング現象の発生防止効果が認
められ、ブロッキング現象に伴い発現する樹脂層の破壊
損傷の防止が図られ、スクリーン印刷版作成材料の品質
及び性能の長期安定維持に著しい効果がある。又、ブロ
ッキング現象防止のために樹脂層上にコーティングする
あるいはラミネートする等を不要とし、経済的にも有利
ある。
ルジョンを主体とする樹脂層、及び光重合性モノマー、
オリゴマーを含有している樹脂層等のブロッキング性を
有する樹脂層により作成されたスクリーン印刷版作成材
料に関して、支持体となるプラスチックフィルム表面と
樹脂層間に起こるブロッキング現象の発生防止効果が認
められ、ブロッキング現象に伴い発現する樹脂層の破壊
損傷の防止が図られ、スクリーン印刷版作成材料の品質
及び性能の長期安定維持に著しい効果がある。又、ブロ
ッキング現象防止のために樹脂層上にコーティングする
あるいはラミネートする等を不要とし、経済的にも有利
ある。
更に、本考案はスクリーン印刷版作成材料のみならず、
ブロッキング現象を生じやすい層を有するフィルム、例
えばドライフィルム等多方面への応用が可能である。
ブロッキング現象を生じやすい層を有するフィルム、例
えばドライフィルム等多方面への応用が可能である。
図面は本考案のスクリーン印刷版作成材料の一実施例を
示す図である。 １……支持体 ２……版作成用樹脂層 ３……スクリーン印刷版作成材料
示す図である。 １……支持体 ２……版作成用樹脂層 ３……スクリーン印刷版作成材料
Claims (1)
- 【請求項１】プラスチックフィルムから成る支持体の一
方の面に版作成用樹脂層を形成して成りロール状に巻か
れたスクリーン印刷版作成材料において、ロール状に巻
かれたときに前記支持体の前記版作成用樹脂層と接する
面を中心線平均粗さが0.1〜2.5μに粗面化したことを特
徴とするスクリーン印刷版作成材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987107693U JPH0636942Y2 (ja) | 1987-07-13 | 1987-07-13 | スクリ−ン印刷版作成材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987107693U JPH0636942Y2 (ja) | 1987-07-13 | 1987-07-13 | スクリ−ン印刷版作成材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6411769U JPS6411769U (ja) | 1989-01-23 |
| JPH0636942Y2 true JPH0636942Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=31342336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987107693U Expired - Lifetime JPH0636942Y2 (ja) | 1987-07-13 | 1987-07-13 | スクリ−ン印刷版作成材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636942Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7322452B2 (ja) * | 2019-03-27 | 2023-08-08 | 三菱ケミカル株式会社 | シリコーンゴム複合体、およびその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53123202A (en) * | 1977-04-04 | 1978-10-27 | Okamoto Kagaku Kogyo Kk | Method of producing printing plate aluminum support |
| JP2565306B2 (ja) * | 1985-03-01 | 1996-12-18 | 東京応化工業 株式会社 | 感光性印刷版梱包体 |
-
1987
- 1987-07-13 JP JP1987107693U patent/JPH0636942Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6411769U (ja) | 1989-01-23 |
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