JPH0636555U - 粘着ロール式清掃具の洗浄具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘着ロール式清掃具の粘着ロールを簡単且つ
効率良く洗浄することができる洗浄具を提供すること。 【構成】 把持用のアーム１０と、該アーム１０の先端
に取り付けられ、粘着ロール２０の円筒面２０ａに適合
する凹面１２を備えた洗浄ヘッド１１とからなってい
て、該洗浄ヘッド１１の凹面１２に、ゴムやスポンジ、
不織布、繊維等の柔軟性部材からなる摺擦体１３を取り
付けた。上記アーム１０を持って洗浄ヘッド１１の凹面
１２を粘着ロールに押し当て、該洗浄ヘッド１１を粘着
ロール２０に添って前後動させることにより、摺擦体１
３で該粘着ロールを短時間で効率良く且つ手を汚すこと
なく洗浄することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、粘着ロール式清掃具の粘着ロールを洗浄するときに好適に使用され る洗浄具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、図２及び図３に示すように、円筒面２０ａに粘着性樹脂を被着すること により着塵機能を保持させた粘着ロール２０を柄棒２１の先端に回転自在に取り 付け、該粘着ロール２０で床面等の塵埃を除去するようにした粘着ロール式の清 掃具２は公知である。かかる清掃具２は、着塵量が多くなって粘着ロール２０の 着塵機能が低下すると、該粘着ロール２０を洗浄することにより再生して繰り返 し使用するものであるが、従来では、円筒形の粘着ロール２０の洗浄を平面的な ブラシや適当な布切れ等を用いて行っていたため、洗浄効率が悪く、付着した塵 埃が落ちにくいばかりでなく、洗浄に時間がかかり、手も汚れ易いという欠点が あった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、粘着ロール式清掃具の粘着ロールを簡単且つ効率良く洗浄す ることができる洗浄具を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案の洗浄具は、円筒の表面に着塵のための粘着 性を保持させた粘着ロールを柄棒の先端に取り付けてなる粘着ロール式清掃具の 上記粘着ロールを洗浄するための用具であって、把持用のアームと、該アームの 先端に取り付けられ、上記粘着ロールの円筒面に適合する凹面を備えた洗浄ヘッ ドとからなり、該洗浄ヘッドの凹面に、ゴムやスポンジ、不織布、繊維等の柔軟 性部材からなる摺擦体を取り付けたことを特徴とするものである。 上記洗浄具は、粘着ロール式清掃具に着脱自在に構成することもできる。

【０００５】

【作用】

アームを持って洗浄ヘッドの凹面の摺擦体を粘着ロールに押し当て、該洗浄ヘ ッドを粘着ロールに添って前後動させることにより、上記摺擦体で粘着ロールを 洗浄する。 これにより、粘着ロールの円筒面を洗浄ヘッドの凹面によって短時間で効率良 く且つ手を汚すことなく洗浄することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図１に示す実施例の洗浄具１は、図２及び図３に示すような粘着ロール式の清 掃具２、即ち、円筒面２０ａに粘着性樹脂を被着することにより着塵機能を保持 させた粘着ロール２０を柄棒２１の先端に回転自在に取り付け、該粘着ロール２ ０で床面等の塵埃を除去するようにした粘着ロール式の清掃具２の、上記粘着ロ ール２０を洗浄するための用具であって、把持用のアーム１０と、該アーム１０ の先端に取り付けられ、粘着ロール２０の円筒面２０ａに適合する凹面１２を備 えた洗浄ヘッド１１とからなり、これらを硬質合成樹脂により一体に成形したも ので、上記洗浄ヘッド１１の凹面１２には、ゴムやスポンジ、不織布、繊維等の 柔軟性部材からなる摺擦体１３が取り付けられている。

【０００７】 上記アーム１０は、手で握った場合に内側となる面に凹溝１５を備え、該凹溝 １５の部分で清掃具２の柄棒２１に弾力的に嵌着させることにより、図３に示す ように清掃具２に取り付けて収納することができるようになっている。

【０００８】 上記構成を有する洗浄具１で粘着ロール２０を洗浄するときは、図２に示すよ うに、アーム１０を持って洗浄ヘッド１１の凹面１２の摺擦体１３を粘着ロール ２０に押し当て、洗浄水を流しながら該洗浄ヘッド１１を粘着ロール２０に添っ て前後動させると共に、粘着ロール２０を適宜回転させてその全周について上記 ブラッシング動作を行う。これにより、円筒形の粘着ロール２０に付着した塵埃 を、それに適合する凹面形の摺擦体１３によって簡単且つ効率良く除去すること ができる。

【０００９】 洗浄具１の不使用時には、図３に示すように、該洗浄具１を凹溝１５の部分で 清掃具２の柄棒２１に弾力的に嵌着させることにより、該清掃具２に取り付けて 収納することができる。

【００１０】

【考案の効果】

このように、本考案の洗浄具は、アームの先端の洗浄ヘッドに粘着ロールの円 筒面に適合する凹面を設け、該凹面にゴムやスポンジ、不織布、繊維等の柔軟性 部材からなる摺擦体を取り付けたので、アームを持って洗浄ヘッドの凹面内の摺 擦体を粘着ロールに押し当て、該洗浄ヘッドを粘着ロールに添って前後動させる ことにより、粘着ロールの円筒面を短時間で効率良く且つ手を汚すことなく、簡 単且つ確実に洗浄することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る洗浄具の一実施例を示す斜視図で
ある。

【図２】上記洗浄具で粘着ロールを洗浄している状態を
示す斜視図である。

【図３】上記洗浄具を粘着ロール式清掃具に装着して収
納した状態の側面図である。

【符号の説明】

１ 洗浄具 ２ 清掃具 １０ アーム １１ 洗浄ヘッド １２ 凹面 １３ 摺擦体 ２０ 粘着ロール ２０ａ 円筒面 ２１ 握柄

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 円筒面に着塵のための粘着性を保持させ
   た粘着ロールを柄棒の先端に取り付けてなる粘着ロール
   式清掃具の上記粘着ロールを洗浄するための用具であっ
   て、 把持用のアームと、該アームの先端に取り付けられ、上
   記粘着ロールの円筒面に適合する凹面を備えた洗浄ヘッ
   ドとからなっていて、該洗浄ヘッドの凹面に、ゴムやス
   ポンジ、不織布、繊維等の柔軟性部材からなる摺擦体を
   取り付けたことを特徴とする粘着ロール式清掃具の洗浄
   具。
2. 【請求項２】 粘着ロール式清掃具に着脱自在であるこ
   とを特徴とする請求項１に記載の粘着ロール式清掃具の
   洗浄具。