JPH0636064U - 算数学習具 - Google Patents

算数学習具

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JPH0636064U JP6931192U JP6931192U JPH0636064U JP H0636064 U JPH0636064 U JP H0636064U JP 6931192 U JP6931192 U JP 6931192U JP 6931192 U JP6931192 U JP 6931192U JP H0636064 U JPH0636064 U JP H0636064U
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亮典 川崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 児童が数字を遊戯感覚で楽しく学ぶことがで
きる。 【構成】 複数の、数量が等しい具体物の集合の絵2
a,2b,2c,2dが描かれた絵カード1を、所定の
並べ方で並べることにより、その全ての絵カード1によ
り、具体物の数量を示す数字3が構成されるようにして
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は小学校低学年の児童に算数を指導するために使用される算数学習具に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小学校低学年の児童に対する算数の教育においては、具体物と具体物、 また具体物と半具体物の1対1対応によって、物の集合の質や配列などの属性を 捨象して数の意識を育てることが行われる。さらに、次の段階において、数に名 前をつけ、書き表すという活動を行わせ、物の個数を数えることができ、計算が できるための基礎作りを行う。すなわち、数量の大きさを表すために数字を用い ることができるようにする。
【0003】 上記の教育指導において、有用な教材として、従来図10,11に示すような 絵カード11が用いられている。 これは、1枚の絵カード11にそれぞれ4種類の具体物の絵12が、その数を 等しくして印刷されている。さらに、絵カード11の中央部分には、それぞれの 具体物の数を表す数字13が白抜きで描かれている。
【0004】 そして、児童はそれぞれの絵カード11の絵12の具体物の数量を判断して、 対応する数詞を唱えるとともに、絵カード11の中央部分の数字13を色塗りす ることにより、具体物の大きさと数詞に対応する数字13を学ぶことができるよ うになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の絵カード11は、1枚の絵カード11に、既にその数を等し くされた具体物の絵12が4種類描かれており、そして、その数量を表すところ の数字13が中央部分に書かれている。そのため児童は、まず絵カード11によ り、それぞれの絵カード11に描かれている具体物の集合を数詞により表現する 。そして、次にその数詞と対応させるべく絵カード11の数字13を見て色塗り を行う。
【0006】 これは、具体物の集合に数詞を対応させることができるようになった児童に、 数詞に対応させて数字を学ばせるためには有効である。しかし、具体物を同じ大 きさの集合として把握し、その数量に数詞を対応させる学習を十分に理解してい ない場合には、やや児童の理解の段階を越えて、機械的に段階を踏んでいるきら いがあった。
【0007】 すなわち、児童自身の作業により、前段階の学習を確認させながら、なるべく 抵抗がないように次の段階へ進んで行くことが好ましい。 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は児童 が数字を遊戯感覚で楽しく学ぶことができる算数学習具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決するため、複数の、数量が等しい具体物の集合の絵 が描かれた絵カードを、所定の並べ方で並べることにより、その全ての絵カード により,具体物の数量を示す数字が構成されるようにした算数学習具をその要旨 とする。
【0009】
【作用】
従って、本考案によれば児童自身が等しい数量の絵を集めて所定の配置に配列 することにより数字が構成されるため、児童が遊戯的な感覚で数字を学ぶことが できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜図9に従って説明する。 図1(a),(b),図2(a),(b)に本考案の算数学習具の一部を示す 。本算数学習具は、4枚1組の絵カード1が10組、即ち40枚を1セットとし て構成されている。
【0011】 各絵カード1は、紙製で、表側に4種類の物の内のいずれか、即ち、チューリ ップ、金魚、すずめ及び車のいずれかの絵2a,2b,2c,2dが印刷されて いる。
【0012】 そして、例えば図3(a),(b),(c),図4(a),(b),図5(a ),(b),図6(a),(b),(c)に示すように、金魚の絵2bを印刷し た絵カード1は、その数量が1から10まで印刷された絵カード1が揃えられて いる。同様に、チューリップ、すずめ、車の絵2a,2c,2dを印刷した絵カ ード1についても、1〜10までの絵カード1が揃えられている。
【0013】 そして、絵の異なる各絵カード1において、各具体物の数量が等しい4枚の絵 カード1を所定の位置関係で組み合わせて配置することにより、その4組の中央 部分に、この絵カード1の絵2a,2b,2c,2dの数量に対応する数字3が 図7に示すように4枚の絵カード1により構成されるようになっている。さらに 、該数字3の背景には、数字3の1から5及び6から10の順番に正三角形・円 ・正方形・正方形・長方形の図形4が構成されるようになっている。又、この図 形4は、数字の1から5についてはピンク色、6から10については薄い青色に 着色されている。
【0014】 上記のように構成された絵カード1は、以下のようにして使用する。 まず、40枚の全ての絵カード1を、絵2a,2b,2c,2dが描かれた側 を上にして、ランダムに混ぜ合わせる。しかるのち、児童は、その混ぜ合わされ た全ての絵カード1の中から、各絵カード1上に描かれている絵2a,2b,2 c,2d、即ち、チューリップ、金魚、すずめ及び車について、その数量の等し い絵2の絵カード1を選び出す。
【0015】 そして、ある数量について選び出された4枚の絵カード1を組み合わせて、そ の組み合わされた絵カード1の中央部分に数字3が構成されるような位置関係に 配置する。ここで、選び出された4枚の各絵カード1のそれぞれの絵2a,2b ,2c,2dに描かれている物の数量が等しければ、図7に示すようにその数量 に対応する数字3が構成されて示される。そして、児童は絵カード1の数量に対 応する数字3を知ることができる。
【0016】 もし集めた四枚の絵カード1のうちの1枚、又は、複数枚の絵カード1に描か れている絵2の具体物の数量が、その他の絵カード1の絵2の具体物の数量と異 なっている場合には、図8に示すように集められた絵カード1の中央部分に数字 3が構成されない。この場合には、再度集められた各絵カード1の絵2a,2b ,2c,2dの数量を確認することにより、数量の数え間違いを発見して、正し い数量の絵カード1と入れ換えることにより、数字3を構成することができる。
【0017】 又、図9に示すように、各絵カード1の絵2a,2b,2c,2dの数量が等 しくても、絵カード1の位置関係が正しくないと数字3が構成されない。この場 合には、児童は数字3の背景に構成される図形4を目安にして、4枚の絵カード 1を配置し直して、数字3を構成することができる。
【0018】 このように、児童は各具体物の集合の大きさを表すために数字を用いるという 学習を、遊戯感覚で抵抗なく学ぶことができる。 上記のように、本考案の算数学習具によれば、児童が絵カード1に描かれてい る4種類の絵2a,2b,2c,2dの具体物の数量を判断して、その数量の等 しい4枚の絵カード1を選び出し、所定の位置関係で配置することにより、絵カ ード1の絵2a,2b,2c,2dの具体物の数量に対応する数字3が配置され た絵カード1の中央部分に形成される。
【0019】 従って、児童は具体物の集合の大きさを数の概念で捉えるという学習を繰り返 して、確かなものとしながら、次の段階のその集合の大きさに数字を対応させて 表現するという学習を抵抗なく行うことができる。
【0020】 又、本実施例の算数学習具においては、4枚1組のそれぞれの絵カード1に描 かれている具体物は、それらを数える場合の助数詞が異なるものが組み合わされ ている。すなわち、チューリップは「〜本」、金魚は「〜匹」、すずめは「〜羽 」、車は「〜台」というように、異なった助数詞が用いられる。従って、以後の 数の学習において、具体物の数量を数詞に助数詞をつけて表現する場合に、本算 数学習具を用いて、異なる種類の具体物を助数詞をつけた数詞により表現すると ともに、等しい数量の絵カード1を集めて対応する数字3を構成することにより 、児童は具体物の数え方に係わらず、その具体物の大きさが等しい数字3により 表されることを学習することができる。 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範 囲で例えば次のように構成することもできる。
【0021】 (1) 上記実施例では、数字3が4枚1組の絵カード1により構成されるよ うにしたが、2枚以上であれば何枚でもよい。 (2) 上記実施例では、4枚1組の絵カード1に寄って構成される数字3の 背景に単純な図形4を設けているが、これは設けなくてもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、児童が数字を遊戯感覚で楽しく学ぶこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)共に本考案の絵カードの平面図
である。
【図2】同じく(a),(b)共に絵カードの平面図で
ある。
【図3】(a)は絵の具体物の数量が1、(b)は2、
(c)は3である絵カードの平面図である。
【図4】(a)は絵の具体物の数量が4、(b)は5で
ある絵カードの平面図である。
【図5】(a)は絵の具体物の数量が6、(b)は7で
ある絵カードの平面図である。
【図6】(a)は絵の具体物の数量が8、(b)は9、
(c)は10である絵カードの平面図である。
【図7】配置された全ての絵カードの絵の具体物の数量
が等しい状態を示す説明図である。
【図8】配置された絵カードの内、一枚のみ絵の具体物
の数量が他の絵カードの数量と異なっている状態を示す
説明図である。
【図9】配置された位置関係が正しくない絵カードの状
態を示す説明図である。
【図10】(a),(b)共に従来例の絵カードの平面
図である。
【図11】同じく(a),(b)共に絵カードの平面図
である。
【符号の説明】
1…絵カード、2a,2b,2c,2d…絵、3…数字

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の、数量が等しい具体物の集合の絵
    (2a,2b,2c,2d)が描かれた絵カード(1)
    を、所定の並べ方で並べることにより、その全ての絵カ
    ード(1)により、具体物の数量を示す数字(3)が構
    成されることを特徴とする算数学習具。
JP6931192U 1992-10-05 1992-10-05 算数学習具 Expired - Lifetime JPH0749502Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6931192U JPH0749502Y2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 算数学習具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6931192U JPH0749502Y2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 算数学習具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0636064U true JPH0636064U (ja) 1994-05-13
JPH0749502Y2 JPH0749502Y2 (ja) 1995-11-13

Family

ID=13398896

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JP6931192U Expired - Lifetime JPH0749502Y2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 算数学習具

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