JPH063592U - ロボットのブレーキ装置 - Google Patents
ロボットのブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH063592U JPH063592U JP4949892U JP4949892U JPH063592U JP H063592 U JPH063592 U JP H063592U JP 4949892 U JP4949892 U JP 4949892U JP 4949892 U JP4949892 U JP 4949892U JP H063592 U JPH063592 U JP H063592U
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- JP
- Japan
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- slide
- external force
- brake
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- unit
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】安全かつ容易に作業者がスライドを移動できる
ロボットのブレーキ装置を提供する。 【構成】スライド51を外力で押圧することによって移
動させるための把握部50をスライド51に設け、前記
把握部50に外力が押圧されることで信号を出力する検
出部20を把握部50に設け、前記検出部20からの信
号によってブレーキ40の解除を制御する制御部10を
設けることによって外力が押圧されると同時にブレーキ
40を解除してスライド51の外力による移動を可能と
した。 【効果】不意な外力のためにスライドが動作せず、安全
性と操作性も向上する。
ロボットのブレーキ装置を提供する。 【構成】スライド51を外力で押圧することによって移
動させるための把握部50をスライド51に設け、前記
把握部50に外力が押圧されることで信号を出力する検
出部20を把握部50に設け、前記検出部20からの信
号によってブレーキ40の解除を制御する制御部10を
設けることによって外力が押圧されると同時にブレーキ
40を解除してスライド51の外力による移動を可能と
した。 【効果】不意な外力のためにスライドが動作せず、安全
性と操作性も向上する。
Description
【0001】
本考案は、ロボット装置に関し、特に制御軸の動作を保持するためのブレーキ を解除するブレーキ装置に関する。
【0002】
図2は、従来のブレーキ装置の概略図を示す。位置決めモータ30のモータ軸 とボールスクリュ52およびブレーキ40は、機械的に結合されている。制御軸 であるスライド51にボールナット53が取付けられ、ボールスクリュ52の回 転によってスライド51がボールスクリュ52に沿って直線方向に摺動する。制 御部10からの励磁電流によって位置決めモータ30は、モータ軸の回転および 位置保持を行なう。位置決めモータ30のモータ軸の回転および位置保持の出力 は、ボールスクリュ52とボールナット53によってスライド51の移動力およ び位置保持力として伝達される。制御部10が前記励磁電流を遮断すると、位置 決めモータ30のモータ軸は自由回転状態となり、スライド51の位置保持力が 消失する。このため制御部10は、前記励磁電流を遮断する直前にブレーキ40 を駆動して位置保持力を確保するように制御する。ブレーキ40が駆動している 状態で外力をスライド51に加えてスライド51を直線方向に移動することはで きない。このとき作業者が必要に応じてスライド51を人力によって移動させる には、操作部11にあるブレーキon/offスイッチを操作してブレーキ40 を解除する必要がある。
【0003】
前記ロボット装置においては、作業者が操作部を操作してブレーキ解除を行う と、スライドにわずかな外力が加わっていた場合には、スライドは直ちに移動し てしまう。特にスライドが上下方向に移動するような配置においては、スライド は自重のために高速で落下する事となり、非常に危険であった。またブレーキ解 除とスライド移動の制止を一人の作業者が同時に実行することは、ロボットの構 造から制御部・スライド間の距離によっては不可能であり、可能であっても操作 性が非常に悪かった。
【0004】 そこで、本考案の目的は、上記従来技術の課題を鑑み、安全にかつ容易に作業 者がスライドを移動できるロボットのブレーキ装置を提供することにある。
【0005】
上記目的を達成させるために、本考案は、制御軸を移動させるための把握部を 制御軸に設け、前記把握部に外力が押圧さたことを検出して信号を出力する検出 部を把握部に設け、前記検出部から出力する信号によってブレーキ解除を制御す る制御部を設けた。
【0006】
制御軸を外力によって移動させるために把握部に外力を押圧すると、把握部が 押圧されたことを検出部が検出し、検出部から制御部に信号を出力し、直ちに制 御部からブレーキにブレーキ解除の指令を送出し、指令を受け取ったブレーキは ブレーキを解除する。これによって前記外力による制御軸の移動が可能となる。 そして、作業者が制御軸に外力としての人力を作用した場合のみに移動させるこ とができる。したがって、制御軸が外力によって不意に動作することがない。
【0007】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本考案の一実施例 の概略図を示す。
【0008】 位置決めモータ30のモータ軸とボールスクリュ52は、ブレーキ40と機械 的に結合されており、位置決めモータ30のモータ軸の回転は、ボールスクリュ 52に伝達される。制御部10は、励磁電流を制御して、位置決めモータ30の モータ軸が回転したり位置保持を行うことを制御する。位置決めモータ30のモ ータ軸の回転および位置保持の出力は、ボールスクリュ52とボールナット53 によってスライド51をボールスクリュ52に沿った直線方向に摺動する直線移 動力および位置保持力として変換されて伝達される。
【0009】 制御部10が前記励磁電流を遮断すると、位置決めモータ30のモータ軸は自 由回転状態となり、スライド51の位置保持力が消失する。このため制御部10 は、前記励磁電流を遮断する直前にブレーキ40を駆動して、ブレーキ40のブ レーキ力によって位置保持力を確保するように制御する。ブレーキ40が駆動さ れてる状態では、作業者がスライド51に人力によって外力を押圧してもスライ ド51を移動することはできない。
【0010】 作業者が必要に応じてスライド51を人力によって移動させるために把握部5 0を把握すると、検出部20は、把握部50に外力が押圧されたのを検出し、制 御部10に対して信号を出力する。制御部10は、前記検出信号を受信するとブ レーキ40の駆動電流を遮断する。前記駆動電流が遮断されると、駆動モータ3 0の励磁電流が既に遮断されているために、ボールスクリュ52は自由回転状態 になる。この時、作業者が把握部50によってスライド51に人力による外力を 加圧すれば、スライド51は移動できる。
【0011】 次に、適当な位置にスライド51を移動させた後、作業者が人力による外力の 加圧を中止すれば、検出部20は、把握部50から外力が除去されたのを検出し 、制御部10への前記信号の出力を遮断する。制御部10は、前記信号の遮断に よりブレーキ40への駆動電流を直ちに流す。ブレーキ40へ駆動電流が流され ると、ブレーキ40のブレーキ力が発生し、スライド51の位置保持力が再度復 帰する。
【0012】 本実施例では、検出部20の検出作用を圧力によっているが、把握部50に作 業者の手が掛かったことを検出できる方法で有ればどのような検出方法でも実施 することは可能である。
【0013】 また検出部20は、把握部50と直接連動されずに作業者がスライド51を保 持するために把握部50を把握または押圧すると同時に操作できるスイッチによ っても同等の機能を有するのは言うまでもない。
【0014】
本考案によると、必要な時に作業者が自分自身の意志で制御軸に外力としての 人力を所定の把握部に作用させることによってのみ動作させることができる。し たがって、不意な外力のために制御軸が勝手に移動することがなく、安全性が向 上し、また把握部に外力が作用するだけでブレーキ解除が実行され、操作性も向 上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すロボットのブレーキ装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図2】従来のロボットのブレーキ装置の概略図であ
る。
る。
10 制御部 20 検出部 30 位置決めモータ 40 ブレーキ 50 把握部 51 スライド
Claims (1)
- 【請求項1】 位置決めモータによって制御される制御
軸と、制御軸の動作を制止するブレーキ機構と、該ブレ
ーキ機構を制御する制御部とを有するロボット装置にお
いて、前記制御軸を移動させるための把握部を制御軸に
設け、前記把握部に外力を押圧すると信号を出力する検
出部を設け、前記検出部から出力する信号を制御部が受
け取るとブレーキを解除して前記制御軸の外力による動
作を可能としたことを特徴としたロボットのブレーキ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4949892U JPH063592U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ロボットのブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4949892U JPH063592U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ロボットのブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063592U true JPH063592U (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=12832813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4949892U Pending JPH063592U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ロボットのブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063592U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5141204U (ja) * | 1974-09-21 | 1976-03-27 | ||
JPS5557308U (ja) * | 1978-10-16 | 1980-04-18 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4949892U patent/JPH063592U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5141204U (ja) * | 1974-09-21 | 1976-03-27 | ||
JPS5557308U (ja) * | 1978-10-16 | 1980-04-18 |
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