JPH0635840A - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

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JPH0635840A
JPH0635840A JP18923392A JP18923392A JPH0635840A JP H0635840 A JPH0635840 A JP H0635840A JP 18923392 A JP18923392 A JP 18923392A JP 18923392 A JP18923392 A JP 18923392A JP H0635840 A JPH0635840 A JP H0635840A
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JP
Japan
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bus
signal
common
access
circuit
Prior art date
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Application number
JP18923392A
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English (en)
Inventor
Yukitoshi Watabe
幸俊 渡部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0635840A publication Critical patent/JPH0635840A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数の共通バスにより、同時に夫
々個別のメモリモジュールにアクセスを実行でき、デー
タ処理能率を向上できることを目的とする。 【構成】 複数の共通バス22A,22Bの各共通バス
に対して夫々複数のCPUモジュール21a,21b及
び複数のメモリモジュール23a,23bを接続し、各
CPUモジュールがいずれかの共通バスを介していずれ
かのメモリモジュールをアクセスするマルチプロセッサ
システムであって、各CPUモジュールは、他のCPU
モジュールが占有した共通バスへ送出されたバス占有信
号を受信する受信手段と、受信された占有信号に基づき
占有されていない共通バスを検出する検出手段と、検出
された共通バスを介していずれかのメモリモジュールを
アクセスするメモリアクセス手段と、メモリアクセス期
間中自己が占有した共通バスへバス占有信号を送出する
バス占有信号送出手段とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプロセッサモジ
ュールを用いた並行処理に利用されるマルチプロセッサ
システムに係り、特に、複数のプロセッサモジュールが
並行して別々のメモリモジュールをアクセスできるよう
にしたマルチプロセッサシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プロセッサモジュール(以下、C
PUモジュールという)、メモリモジュール及び入出力
モジュール等のように各種機能を実現する機能モジュー
ルを共通バス上に実装するビルディングブロック形式の
情報処理装置として、並行して複数枚のCPUモジュー
ルに処理を行わせるマルチプロセッサシステムが広く用
いられている。
【0003】図11は、このようなマルチプロセッサシ
ステムの概略構成を示す図である。このシステムにおい
て、複数のCPUモジュール1a,1bのうち、例えば
CPUモジュール1aが共通バス2を介して、複数のメ
モリモジュール3a,3bのうち、一方のメモリモジュ
ール3aをアクセスしてデータを読み出し、所定の処理
を行う。このとき、他方のCPUモジュール1bは、共
通バス2が占有されているので、メモリモジュール3b
をアクセスすることができない。
【0004】図12は、CPUモジュール1aの構成を
示す図である。このCPUモジュール1aにおいては、
マイクロプロセッサ(μp)4がモジュール内アドレス
バス5およびバスゲート6を介してモジュール外のアド
レスバス2aに接続されている。また、このマイクロプ
ロセッサ4は、モジュール内コントロールバス7および
バスゲート6を介して共通のコントロールバス2bに接
続されると共に、モジュール内データバス8およびバス
ゲート6を介して共通のデータバス2cに接続されてい
る。
【0005】一方、このマイクロプロセッサ4がモジュ
ール内アドレスバス5に送出したアドレス信号は、アド
レスデコーダ9でデコ−ドされて、このアドレスデコー
ダ9によりバスリクエスト信号としてバス調停回路10
に入力される。このバス調停回路10は共通バス2上の
バス占有信号2dに基づいて共通バス2が占有されてい
るか否かを確認し、占有されていない場合には、バスゲ
ート許可信号をバスゲート6に送出する。このバスゲー
ト6は、バスゲート許可信号を受けるとモジュ−ル内ア
ドレスバス5を共通のアドレスバス2aに、モジュール
内コントロールバス7を共通のコントロールバス2b
に、そしてモジュール内データバス8を共通のデータバ
ス2cにそれぞれ接続する。これにより、該CPUモジ
ュール1aが共通バス2を介してメモリモジュール3a
に接続され、このメモリモジュール3aに対して読み出
しおよび書き込み等のデータアクセスを行う。
【0006】また、このようなデータアクセスのサイク
ルはメモリモジュール3a,3bから共通バス2上に出
力されたバスサイクル完了信号2eをバスゲート6を介
してマイクロプロセッサ4が受けることにより終了す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなマルチプロセッサシステムは、あるCPUモジュ
ールが共通バスを介してメモリモジュールにアクセスし
ている場合には、共通バスが占有されることにより、他
のCPUモジュールが共通バスを使用する処理を行うこ
とができず、アクセス待ち状態が発生してデータ処理能
率を低下させる問題がある。
【0008】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、複数の共通バスを設けることにより、同時にそれぞ
れ個別のメモリモジュールに対してアクセスを実行する
ことができ、データ処理能率を向上できるマルチプロセ
ッサシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のマルチプロセッサシステムは、複数の共通バ
スの各共通バスに対してそれぞれ複数のプロセッサモジ
ュールおよび複数のメモリモジュールを接続し、各プロ
セッサモジュールがいずれかの共通バスを介していずれ
かのメモリモジュールをアクセスするものであって、各
プロセッサモジュールは、他のプロセッサモジュールが
占有した共通バスへ送出されたバス占有信号を受信する
受信手段と、この受信されたバス占有信号に基づき占有
されていない共通バスを検出する検出手段と、この検出
された共通バスを介していずれかのメモリモジュールを
アクセスするメモリアクセス手段と、このメモリアクセ
ス期間中自己が占有した共通バスへバス占有信号を送出
するバス占有信号送出手段とを有するものである。
【0010】
【作用】従って、本発明は以上のような手段を講じたこ
とにより、あるプロセッサモジュールが、いずれかの共
通バスを介して特定のメモリモジュールをアクセスした
場合、他のプロセッサモジュールにおいては、各共通バ
ス上のバス占有信号に基づいて占有されていないバスが
確認される。したがって、このプロセッサモジュール
は、この占有されていないバスを介してメモリモジュー
ルに対するアクセスが可能である。これにより、複数の
プロセッサモジュールが同時に共通バスを介してそれぞ
れ個別のメモリモジュールに対してアクセスを実行する
ことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0012】図1は実施例のマルチプロセッサシステム
の全体構成を示す模式図である。この実施例システムに
おいては、同一構成の2系統の共通バス22A,22B
が敷設されている。そして、この各共通バス22A,2
2Bに対して、それぞれ独立に、複数のCPUモジュー
ル21a,21bおよび複数のメモリモジュール23
a,23bが接続されている。
【0013】ここで、このようなCPUモジュールの構
成を図2により説明する。このCPUモジュール21a
においては、マイクロプロセッサ(μp)24に接続さ
れたモジュール内アドレスバス25が、バスゲート26
aを介して共通のアドレスバス22Aaに接続され、か
つバスゲート26bを介して共通のアドレスバス22B
aに接続されている。
【0014】また、マイクロプロセッサ24に接続され
たモジュール内コントロールバス27が、バスゲート2
6aを介して共通のコントロールバス22Abに接続さ
れ、かつバスゲート26bを介して共通のコントロール
バス22Bbに接続されている。
【0015】さらに、マイクロプロセッサ24に接続さ
れたモジュール内データバス28が、バスゲート26a
を介して共通のデータバスに接続されると共に、バスゲ
ート26bを介して共通のデータバス22Bcに接続さ
れている。
【0016】また、マイクロプロセッサ24が、モジュ
ール内アドレスバス25にアドレス信号を送出すると、
アドレスデコーダ29がデコードして当該アドレス信号
が他のモジュールに宛てた信号の場合にバスリクエスト
信号を送出する。バス選択回路30は、アドレスデコー
ダ29からのバスリクエスト信号を受けると、バス選択
要求信号を送出する。
【0017】バス調停回路31a,31bは、他のCP
Uモジュール21bが占有した共通バスへ送出されたバ
ス占有信号を受信する受信手段と、この受信されたバス
占有信号に基づき検出されていない共通バスを検出する
検出手段と、メモリアクセス期間中自己が占有した共通
バスへバス占有信号を送出するバス占有信号送出手段と
を備えている。
【0018】具体的には、このバス調停回路31a,3
1bは、バス選択回路30からのバス選択信号に基づい
て、各共通バス22上のバス占有信号を順に判定して占
有されてない共通バス22を確認し、占有されてないバ
ス22のバスゲート26にバスゲート許可信号を送出
し、又、前記占有されていない共通バス22の確認と共
に、この共通バス22へバス占有信号を送出する。
【0019】バスゲート26は、検出された占有されて
いない共通バスを介していずれかのメモリモジュール2
3a,23bをアクセスするメモリアクセス手段を有す
る。例えば、このバスゲート26は、バス調停回路31
からのバスゲート信号を受けると、マイクロプロセッサ
24に接続されているモジュール内アドレスバス25を
共通のアドレスバス22aに、モジュール内コントロー
ルバス27を共通のコントロールバス22bに、またモ
ジュール内データバス28を共通のデータバス22cに
それぞれ接続する。これにより、該CPUモジュール2
4が共通バス22を介してメモリモジュールに接続さ
れ、このメモリモジュールに読み出しおよび書き込みを
行う。
【0020】また、このようなデータ転送サイクルはメ
モリモジュールから共通バス22上に出力されたバスサ
イクル完了信号をバスゲート26を介してマイクロプロ
セッサ24が受けることにより終了する。なお、上記バ
ス選択回路30およびバス調停回路31a,31bは、
バスアクセス制御部32を構成している。
【0021】このバスアクセス制御部32は、バスに対
する各種のアクセス状態に基づいて各制御信号を送出す
る機能を有する。例えば、図3のように、この制御部3
2は、バスを選択するバス選択状態STA0(S1,S
0)=(0,0)の際に、バスのアクセス権を獲得する
ことにより遷移信号T1が発生するとバスを調停するバ
ス調停状態STA1(S1,S0)=(0,1)に状態
遷移し、このバス調停状態STA1の際に、当該バスの
アクセス権を確認することにより遷移信号T2が発生す
るとバスにアクセスするバスアクセス状態STA2(S
1,S0)=(1,0)に状態遷移し、さらにこのバス
アクセス状態STA2の際に、バスサイクル完了信号を
受けることにより遷移信号T3が発生して元のバス選択
状態STA0に遷移する。
【0022】このバスアクセス制御部32は、具体的に
は図4のように構成されている。まず、状態信号S1,
S0が(0,0)の場合のみAND回路41からT1許
可信号が出る。一方、バスのアクセス権が獲得されると
T1′発生回路42から遷移前信号T1′が発生する。
上記T1許可信号および遷移前信号T1′がAND回路
43に入力されると、このAND回路43から遷移信号
T1が出力されてOR回路S0′に入力される。このO
R回路S0′は信号入力があると、状態前信号S0′を
“1”としてD型のフリップフロップ(以下、D型FF
という)に入力する。D型FF44では、共通バス22
上の図5(a)のようなバスクロック信号C1に基づい
て、この状態前信号S0′“1”を状態信号S0“1”
として出力する。これにより、バス選択状態STA0
(0,0)からバス調停状態STA1(0,1)に遷移
する。
【0023】次に状態が遷移する場合、状態信号S1,
S0が(0,1)の場合のみAND回路45からT2許
可信号が出る。一方、バスのアクセス権が確認されると
T2′発生回路46から遷移前信号T2′が発生する。
上記T2許可信号および遷移前信号T2′がAND回路
47に入力されると、このAND回路47から遷移信号
T2が出力されてOR回路S1′に入力される。このO
R回路S1′は信号入力があると、状態前信号S1′を
“1”としてD型FF48に入力する。D型FF48で
は、共通バス22上のバスクロック信号C1に基づい
て、この状態前信号S1′“1”を状態信号S1“1”
として出力する。
【0024】一方、上記OR回路S0′は、遷移信号T
2が発生したことにより遷移信号T1が“0”となった
ので、出力が“0”となる。すなわち、アクセス状態
(S1,S0)は、バス調停状態STA1(0,1)か
らバスアクセス状態STA2(1,0)に遷移する。
【0025】また、状態信号S1,S0が(1,0)の
場合のみAND回路49からT3許可信号が出る。一
方、バスのアクセス権が確認されるとT3′発生回路5
0から遷移前信号T3′が発生する。上記T3許可信号
および遷移前信号T3′がAND回路51に入力される
と、このAND回路51から遷移信号T3が出力され
て、遷移信号T1〜T3が全て入力されないときのみ
“0”が出るAND回路52に入力される。AND回路
52は、遷移信号T3により、現在が遷移状態である旨
を示す遷移状態信号TRを“1”として出力する。
【0026】この遷移状態信号TR“1”は、TRが
“0”でかつS0が“1”の場合のみ、“1”を出力す
るAND回路53に入る。AND回路53は、“0”を
OR回路S1′に入力する。OR回路S1′は、他の信
号入力(T2)も“0”のため、状態前信号S1′を
“0”としてD型FF48に入力する。D型FFでは、
共通バス22上のバスクロック信号C1に基づいて、こ
の状態前信号S1′“0”を状態信号S1“0”として
出力する。
【0027】一方、上記遷移状態信号TR“1”は、T
Rが“0”でかつS1が“1”の場合のみ、“1”を出
力するAND回路54に入る。AND回路54は、
“0”をOR回路S0′に入力する。OR回路S0′
は、他の信号入力(T1)も“0”のため、状態前信号
S0′を“0”としてD型FF44に入力する。D型F
F44では共通バス22上のバスクロック信号C1に基
づいて、この状態前信号S0′“0”を状態信号S0
“0”として出力する。従って、遷移前信号T3′の発
生により、バスアクセス状態STA2(1,0)が、バ
ス選択状態STA1(0,0)に遷移する。ここで、遷
移前信号T1′発生回路42の構成例について図6によ
り説明する。
【0028】図示するように、受信手段および検出手段
としてのT1′発生回路42においては、アドレスデコ
ーダ29からのバスリクエスト信号により共通バス22
が要求され、かつ共通バス22AからのバスA占有信号
によりバス22Aが占有されてないと確認された場合
に、AND回路61がバスAアクセス信号を発生する。
このバスAアクセス信号が、OR回路62を介して遷移
前信号T1′となる。一方、他のAND回路63は、バ
ス選択状態STA0の場合に、バス選択状態信号を出力
する。
【0029】AND回路64は、バスAアクセス信号お
よびバス選択状態信号を受けると、バスアクセス権要求
信号を出力する。RS型のフリップフロップ65(以
下、RS型FFという)は、バス22Aアクセス権要求
信号を受けると、バス22Aアクセス権獲得信号を発生
する。
【0030】また、バスリクエスト信号によりバス22
が要求されているが、バス22Aが占有されている場合
には、共通バス22Bからのバス22B占有信号により
バス22Bが占有されてないと確認された場合に、AN
D回路66がバス22Bアクセス信号を発生する。
【0031】以下、前述同様に、バス22Bアクセス信
号が、OR回路62を介して遷移前信号T1′となる。
AND回路67は、バス22Bアクセス信号およびバス
選択状態信号を受けると、バス22Bアクセス権要求信
号を出力する。RS型FF68は、バス22Bアクセス
権要求信号を受けると、バス22Bアクセス権獲得信号
を発生する。
【0032】さらに、バス22Bも占有されている場
合、順次共通バス22の数だけ、占有信号を確認し、非
占有の共通バス22に対するバス22アクセス権獲得信
号を発生するようにしている。
【0033】ところで、各CPUモジュール21a〜2
1cは、予め優先順位が定められている。この優先順位
は、図7に示すバスアクセス優先順位決定回路により保
たれている。まず、CPUモジュール21aにおいて、
アース(図示せず)に接続されたNOT回路71が、バ
ス22アクセス権確認信号を出力する。他のNOT回路
72は、バス22アクセス権獲得信号を受けてない状態
で、バス22アクセス待機信号を出力する。バス22ア
クセス権確認信号とバス22アクセス待機信号(負論
理)とを受けたAND回路73は、バス22アクセス許
可信号aを出力する。CPUモジュール21bにおい
て、バス22アクセス許可信号aを受けたNOT回路7
4は、バス22アクセス権確認信号を出力する。また、
他のNOT回路75は、バス22アクセス権獲得信号を
受けてない状態で、バス22アクセス待機信号を出力す
る。バス22アクセス権確認信号とバス22アクセス待
機信号とを受けたAND回路76は、バス22アクセス
許可信号bを出力する。以下、前述同様に、各CPUモ
ジュール21a〜21c内では、バス22アクセス権獲
得信号の発生がない場合にバス22アクセス権確認信号
が出力される。
【0034】この状態で、例えば、CPUモジュール2
1aのT1′発生回路42が、バス22Aアクセス権獲
得信号を出力する。NOT回路72は、バス22Aアク
セス権獲得信号を受けると、バス22Aアクセス待機信
号の出力を中止する。AND回路73は、バス22Aア
クセス待機信号の出力中止により、バス22Aアクセス
許可信号aの出力を中止する。CPUモジュール21b
において、バス22Aアクセス許可信号aを受けないN
OT回路74は、バス22Aアクセス権確認信号の出力
を中止する。AND回路76は、バス22Aアクセス権
確認信号を受けないために、バス22Aアクセス許可信
号bの出力を中止する。
【0035】以下、前述同様に、各CPUモジュール2
1b,21c内では、バス22Aアクセス権確認信号の
出力が中止される。なお、CPUモジュール21aのT
1′発生回路42が、バス22Aアクセス権獲得信号を
発生した場合、NOT回路72は、バス22Aアクセス
待機信号の出力を中止する。これにより、前述同様に、
CPUモジュール21b以降のCPUモジュール21
b,21cは、バス22Aアクセス権確認信号の出力が
中止され、バスアクセス待ち状態となる。
【0036】また、各CPUモジュール21a〜21c
のうち、あるCPUモジュール21がバス22アクセス
権獲得信号を発生してバス22アクセス待機信号の出力
を中止すると、OR回路77は、バス22占有信号を出
力する。このとき、OR回路77は、バス占有信号送出
手段として機能する。次に、遷移前信号T2′の発生回
路46の構成例について図8を用いて説明する。
【0037】図示するように、T2′発生回路46にお
いては、バスアクセス優先順位決定回路からのバス22
アクセス権確認信号をAND回路81が受ける。一方、
他のAND回路82は、バス調停状態STA1(S1,
S0)=(0,1)の場合に、バス調停状態信号を出力
する。
【0038】AND回路81は、バス22アクセス権確
認信号およびバス調停状態信号を受けると、バスゲート
許可要求信号を出力する。RS型FF83は、バスゲー
ト許可要求信号を受けると、バスゲート22A許可信号
を出力する。
【0039】また、バス22Bに対してアクセスする場
合も前述同様の処理により、AND回路84がバスゲー
ト許可要求信号を出力し、このバスゲート許可要求信号
を受けたRS型FF85が、バスゲート22B許可信号
を出力する。
【0040】なお、バス22Aアクセス権確認信号およ
びバス22Bアクセス権確認信号のうち、いずれかの信
号が入力されると、OR回路86は、遷移前信号T2′
を出力する。次に、遷移前信号T3′の発生回路の構成
例について図9により説明する。図示するように、D型
FF91,92は、データ転送サイクルの完了時にメモ
リモジュールから送出されるバスサイクル完了信号を受
ける。
【0041】D−FF91,92は、共通バス22上の
図5(b)に示すバスクロック信号C2に基づいて、こ
のバスサイクル完了信号を遷移前信号T3′として出力
する。次に、以上のように構成した本実施例のマルチプ
ロセッサシステムの動作について説明する。図10は、
このマルチプロセッサシステムの動作を示すフローチャ
ートである。まず、所定の条件により、CPUモジュー
ル21aでは、共通バス22Aを介してメモリモジュー
ル23aがアクセスされ、データの読み出しが行なわれ
る。一方、この状態で、他のCPUモジュール21b内
のマイクロプロセッサ24では、ある条件により、メモ
リモジュール23bのアクセス要求が生じる。
【0042】このとき、CPUモジュール21bでは、
マイクロプロセッサ24からアドレス信号が発生され、
このアドレス信号が共通バス22上にアドレスマッピン
グされたモジュールへのアクセスの場合には、アドレス
デコーダ29を介してバスリクエスト信号としてバスア
クセス制御部32に入力される。バスアクセス制御部3
2では、バスリクエスト信号が確認される(ST1)。
そして、T1′発生回路42では、共通バス22Aが空
いているか否かがバス22A占有信号により確認される
(ST2)。今、共通バス22Aは、前述したようにC
PUモジュール21aにより占有されている。このた
め、次にT1′発生回路42では、共通バス22Bが空
いているか否かがバス22B占有信号により確認される
(ST3)。今、バス22Bは占有されていないので、
T1′発生回路42により遷移前信号T1′が発生さ
れ、この遷移前信号T1′がバスアクセス制御部32に
より、バスクロック信号C1に基づいて遷移信号T1に
変換され、バス状態がバス選択状態STA0からバス調
停状態STA1に遷移される。
【0043】また、遷移信号T1と並行して、RS型F
F68では、バス22Bアクセス権獲得信号が出力され
る(ST4)。このバス22Bアクセス権獲得信号を受
けたNOT回路75では、バス22Bアクセス待機信号
の出力が中止され、AND回路76では、バス22Bア
クセス待機信号の出力中止により、バス22Bアクセス
許可信号bの出力が中止される。これにより、CPUモ
ジュール21a,21bの優先順位決定回路では,バス
22Bアクセス権確認信号が出力されたままとされるが
(ST5)、CPUモジュール21c以下のCPUモジ
ュールでは、バス22Bアクセス権確認信号の出力が中
止され、バスアクセス待ち状態とされる。
【0044】ここで、T1′発生回路42からのバス2
2Bアクセス権獲得信号の入力により、OR回路77で
は、バス22B占有信号が共通バス22Bに送出され、
共通バス22BがCPUモジュール21bに獲得される
(ST6)。
【0045】また、CPUモジュール21b内の優先順
位決定回路からのバス22Bアクセス権確認信号によ
り、T2′発生回路46では、遷移前信号T2′が発生
される。バスアクセス制御部32では、バスクロック信
号C1およびこの遷移前信号T2′に基づいて遷移信号
T2が発生されると共に、バス状態がバス調停状態ST
A1からバスアクセス状態STA2に遷移される。さら
に、T2′発生回路46では、RS型FF85からバス
ゲート22B許可信号がバスゲート26bに出力される
(ST7)。
【0046】バスゲート26bでは、CPUモジュール
21bと共通バス22Bとが接続される。これにより、
CPUモジュール21bでは、共通バス22Bを介して
メモリモジュール23bへのアクセスが行われる。アク
セスが終了とされた場合、メモリモジュール23bで
は、バスサイクル完了信号が共通バス22Bに送出され
る(ST8)。このバスサイクル完了信号を受けたT
3′発生回路50では、バスクロック信号C2に基づい
て遷移前信号T3′が発生される。
【0047】また、この遷移前信号T3により、バスア
クセス制御部32内で、遷移信号T3が出力される。バ
スアクセス制御部32では、この遷移信号T3により、
バス状態がバスアクセス状態STA2からバス選択状態
STA0に戻される。
【0048】また、この遷移信号T3により、T1′発
生回路42では、RS型FF65,68がリセットされ
てバス22Bアクセス権獲得信号の出力が終了されると
共に、T2′発生回路46では、RS型FF83,85
がリセットされてバスゲート22B許可信号の出力が終
了される。
【0049】さらに、バス22Bアクセス権獲得信号の
出力が終了したことにより、CPUモジュール21c以
下のアクセス待ち状態が解除されると共に、バス22B
占有信号の出力が終了され、共通バス22Bが空き状態
とされる。これにより、CPUモジュール21bによる
メモリモジュールのアクセスが完了される。
【0050】上述したように、本実施例によれば、複数
の共通バス22A,22Bを設けると共に、各CPUモ
ジュール21a〜21cが共通バス22にアクセスした
場合にはバス占有信号を当該共通バス22に送出し、か
つ各CPUモジュール21a〜21cがアクセスしよう
とする場合にはバス占有信号により、占有されていない
共通バス22を確認し、この占有されていない共通バス
22を介してメモリモジュール23にアクセスするよう
にしたので、複数のプロセッサモジュール21が同時に
共通バス22を使用して処理を行うことが可能である。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のプロセッサモジュールのうち、あるプロセッサモジ
ュールによって各共通バスのうち、いずれかのバスを介
してメモリモジュールをアクセスする際に、該プロセッ
サモジュールが各共通バス上のバス占有信号に基づいて
占有されてないバスを確認し、この占有されてないバス
を介してメモリモジュールをアクセスするようにしたの
で、複数のプロセッサモジュールが同時に共通バスを使
用してそれぞれ個別のメモリモジュールに対してアクセ
スを実行することができ、データ処理能率を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るマルチプロセッサシス
テムの全体構成を示す模式図。
【図2】同実施例におけるCPUモジュールの構成を示
す図。
【図3】同実施例におけるバスアクセス制御部の概要を
示す状態遷移図。
【図4】同実施例におけるバスアクセス制御部の回路構
成を示す図。
【図5】同実施例におけるバス状態を切り替えるタイミ
ングを表すクロック信号を示す図。
【図6】同実施例におけるバス調停状態へ遷移する際の
遷移前信号発生回路の構成を示す図。
【図7】同実施例におけるバスアクセス優先順位決定回
路の構成を示す図。
【図8】同実施例におけるバスアクセス状態へ遷移する
際の遷移前発生信号発生回路の構成を示す図。
【図9】同実施例におけるバス選択状態へ遷移する際の
遷移前発生信号発生回路の構成を示す図。
【図10】同実施例システムの動作を示すフローチャー
ト。
【図11】従来のマルチプロセッサシステムの概略構成
を示す図。
【図12】同従来システムのCPUモジュールの構成を
示す図。
【符号の説明】
21a,21b…CPUモジュール、22A,22B…
共通バス、23a,23b…メモリモジュール、24…
マイクロプロセッサ、25…モジュール内アドレスバ
ス、26…バスゲート、27…モジュール内コントロー
ルバス、28…モジュール内データバス、29…アドレ
スデコーダ、30…バス選択回路、31…バス調停回
路、32…バスアクセス制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の共通バスの各共通バスに対してそ
    れぞれ複数のプロセッサモジュールおよび複数のメモリ
    モジュールを接続し、各プロセッサモジュールが前記い
    ずれかの共通バスを介していずれかのメモリモジュール
    をアクセスするマルチプロセッサシステムであって、 前記各プロセッサモジュールは、他のプロセッサモジュ
    ールが占有した共通バスへ送出されたバス占有信号を受
    信する受信手段と、この受信されたバス占有信号に基づ
    き占有されていない共通バスを検出する検出手段と、こ
    の検出された共通バスを介して前記いずれかのメモリモ
    ジュールをアクセスするメモリアクセス手段と、このメ
    モリアクセス期間中自己が占有した共通バスへバス占有
    信号を送出するバス占有信号送出手段とを有することを
    特徴とするマルチプロセッサシステム。
JP18923392A 1992-07-16 1992-07-16 マルチプロセッサシステム Pending JPH0635840A (ja)

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JP18923392A JPH0635840A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 マルチプロセッサシステム

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ID=16237832

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JP (1) JPH0635840A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990080822A (ko) * 1998-04-22 1999-11-15 윤종용 메모리 모듈 감지 방법

Cited By (1)

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