JPH0635828Y2 - 自動車のエアバック装置 - Google Patents

自動車のエアバック装置

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JPH0635828Y2
JPH0635828Y2 JP1989042237U JP4223789U JPH0635828Y2 JP H0635828 Y2 JPH0635828 Y2 JP H0635828Y2 JP 1989042237 U JP1989042237 U JP 1989042237U JP 4223789 U JP4223789 U JP 4223789U JP H0635828 Y2 JPH0635828 Y2 JP H0635828Y2
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JP
Japan
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bag body
center line
folded
cover body
bag
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JP1989042237U
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JPH02132553U (ja
Inventor
高志 黒角
英明 吉原
憲司 三宅
隆男 西田
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Ashimori Industry Co Ltd
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Ashimori Industry Co Ltd
Mazda Motor Corp
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  • Air Bags (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の衝突時等に作動するガス発生器から
のガスにより膨張し、着座乗員の衝撃を吸収してその保
護を図る自動車のエアバック装置に関する。
〔従来の技術〕 自動車の乗員を衝突事故の際にステアリングホイールや
インストルメント・パネル等との二次衝突から保護する
ため、ステアリングホイールやインストルメント・パネ
ルにエアバック装置が取り付けられている。
かかるエアバック装置は、カバー体内に、ゴム或いは合
成樹脂をコーティングした2枚の円形の織布の外縁部を
縫合して形成した袋体を折り畳んで収納してある。そし
て、カバー体には、エアバックの膨張に際してカバー体
が破断しやすいように、カバー体の頂部壁面の中央部に
凹溝を形成すると共にこの凹溝の両端部に技溝を形成し
て、全体としてH形状の溝が形成されるようにしてあ
る。
従来、この種のエアバック装置は、米国特許第4325568
号明細書に記載されているように、袋体の左右両側部を
半径方向内方に折り返した後、その両側縁部を半径方向
外方に折り返し、さらに上下両側部を前記半径方向と直
交する方向内方に折り返した後、その両側縁部を外方に
折り返して折り畳み、最上位にある上下両側縁部の折り
返し線と凹溝の方向とが直交する位置関係をとるように
袋体をカバー体内に収納した者が提供されている。
しかしながら、この従来例によると、カバー体の展開方
向と袋体の初期展開方向とが直交しているため、袋体の
展開を妨げる力が大きく作用し、袋体を傷つけたり展開
時間が長くなり、ときには袋体が全く開かないこともあ
り、乗員拘束の役割を充分果たせないことが生じるおそ
れがある。
そこで、これを改善したものとして、実開昭63−104155
号公報に記載のものが提供されている。このものは、袋
体の左側部を半径方向内方に折り返した後、その端部を
半径方向外方に折り返し、さらに右側部を前記左側部と
同様に半径方向内方に左側部の上側に重ねるように折り
返した後、その端部を半径方向外方に折り返す。次い
で、下側部を前記半径方向と直交する方向内方に折り返
した後、その下側縁部を外方に折り返し、再度その端部
を内方に折り返す。さらに、上側部を前記下側部と同様
に前記半径方向と直交する方向内方に折り返した後、そ
の上側縁部を外方に折り返し、再度その端部を内方に折
り返して、前記下側部の端部の上側に重ね合わせる。そ
して、この上側部の折り返し線と凹溝とが平行の位置関
係をとるように、袋体をカバー体内に収納するものであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記実開昭63−104155号公報に記載のものは、袋体の上
側部の端部を下側部の端部の上側に重ね合わせて折り畳
んであり、しかも、この最上位にある上側端部の端縁は
カバー体の凹溝の真下には位置せずカバー体の内側壁の
近傍に位置するように構成してある。そのため、袋体の
初期展開がカバー体に妨害されやすく、その結果、袋体
を傷つけたり展開時間が長くなるというおそれがある。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、袋体
の展開時間の短縮を図り、乗員の衝撃力を吸収すること
ができる自動車のエアバック装置を提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案における自動車のエ
アバック装置は、袋体の左右側部を袋体の中心線より夫
々左右に位置するように複数回折り畳んだ後、袋体の上
下側部を袋体の前記中心線と直交する中心線より夫々上
下に位置し、且つ上下両側端部が当該中心線近傍で相対
向するように複数回折り畳んだ状態の袋体を、カバー体
の頂部壁面の中央部に形成した凹溝の方向と前記上下両
側端部の相対向する方向とが直交するように、カバー体
内に収納したことを特徴とする。
〔実施例〕 実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係る自動車のエアバック装置の縦断面
図、第2図はカバー体20の底面図である。
10は袋体であり、ゴム或いは合成樹脂をコーティングし
た2枚の円形の織布の外縁部を縫合して形成してある。
袋体10の一方の織布の中央部には、ガス発生器30を挿通
するための開口11を設けてある。この袋体10は、開口周
縁部12を固定リング31と保持金具32との間で挟み付ける
と共に、ボルトやリベット等の締結手段33によりガス発
生器30のフランジ30aに気密に結合されている。そし
て、エアバック装置は、袋体10を、その左右側部13,14
を袋体10の中心線より夫々左右に位置するように複数回
折り畳んだ後、袋体10の上下側部15,16を袋体10の前記
中心線と直交する中心線より夫々上下に位置し、且つ上
下両側端部15b,16bが当該中心線近傍で相対向するよう
に複数回折り畳んだ状態で、ステアリングホイール34の
中心部に取り付けられる。
カバー体20は、ゴム又は合成樹脂により作製してある。
カバー体20の頂部21の内壁面には、その中央部を横断す
るように凹溝22を形成すると共に、この凹溝22の両端部
に技溝23,23を形成して、全体として略H字状を呈する
溝を形成してある。これら凹溝22及び技溝23,23はカバ
ー体20の破断を容易にするために形成したものであり、
この凹溝22及び技溝23,23によって形成される薄肉部が
袋体10膨張時に破断し、両フラップ24,25が外方へ展開
するようになっている。なお、凹溝22と対応するカバー
体頂部21の外壁面に、カバー体20の破断をより容易にす
るために、補助凹部(図示せず)を形成してもよい。カ
バー体20は、その側端部26において保持金具32に止めね
じ27により取り付けてある。
次に、袋体10の折り畳み状態を第3図乃至第11図を参照
して詳述する。各図において、(a)は平面図、(b)
は断面図を示してある。なお、各図は説明の便宜上、袋
体10の厚さを省略して示してある。また、袋体10におい
て、前記凹溝22と同方向の中心線をX、これと直交する
方向の中心線をYとする。
先ず、第3図に示すように、袋体10を円形状態に展開し
て配置し、次いで第4図に示すように、袋体10の左側部
13を、中心線Yから、カバー体20の凹溝22方向の内長さ
Lの半分と同じかそれより短い距離で、中心線Yに平行
に右方向に折り畳む。次に、第5図に示すように、左側
縁部13aを、中心線Yと同位置かそれより若干左側の位
置で、中心線Yに平行に左方向に折り畳む。更に、第6
図に示すように、左側端部13bを、その先端が前記左側
縁部13aの折り返し部と略同じ位置にくるように、中心
線Yに平行に右方向に折り畳む。なお、所望におうじ
て、左側端部13bを更に左方向に折り返してもよい。
袋体10の右側部14も、前記左側部13と同様に、第7図に
示すように折り畳む。即ち、右側部14を、中心線Yか
ら、カバー体20の凹溝22方向の内長さLの半分と同じか
それより短い距離で、中心線Yに平行に左方向に折り畳
む。次に、右側縁部14aを、中心線Yと同位置かそれよ
り若干右側の位置で、中心線Yに平行に右方向に折り畳
む。更に、右側端部14bを、その先端が前記右側縁部14a
の折り返し部と略同じ位置にくるように、中心線Yに平
行に左方向に折り畳む。なお、所望に応じて、右側端部
14bを更に右方向に折り返してもよい。
次に、第8図に示すように、袋体10の上側部15を、中心
線Yから、カバー体20の凹溝22方向と直交する方向の内
長さWの半分と同じかそれより短い距離で、中心線Xに
平行に下方向に折り畳む。そして、第9図に示すよう
に、上側縁部15aを、中心線Xと同位置かそれより若干
上側の位置で、中心線Xに平行に上方向に折り畳む。更
に、第10図に示すように、上側端部15bを、その先端が
前記上側縁部15aの折り返し部と略同じ位置にくるよう
に、中心線Xに平行に下方向に折り畳む。
袋体10の下側部16も、前記上側部15と同様に、第11図に
示すように折り畳む。即ち、下側部16を、中心線Yか
ら、カバー体20の凹溝22方向と直交する方向の内長さW
の半分と同じかそれより短い距離で、中心線Xに平行に
上方向に折り畳む。次に、下側縁部16aを、中心線Xと
同位置かそれより若干下側の位置で、中心線Xに平行に
下方向に折り畳む。更に、下側端部16bを、その先端が
前記下側縁部16aの折り返し部と略同じ位置にくるよう
に、中心線Xに平行に上方向に折り畳む。
このようにして折り畳んだ袋体10を、第12図に示すよう
に、前記上側端部15bと下側端部16bとが相対向する方向
と凹溝22の方向とが直交する関係位置をとるように、袋
体10をカバー体20内に収納する。即ち、袋体10の中心線
Xと凹溝22の方向とが平行な関係位置をとるように、袋
体10をカバー体20内に収納する。
〔作用〕
第13図及び第14図は袋体10の展開過程を示す平面図であ
る。
自動車の衝突時等に際して袋体10が膨張すると、カバー
体20は凹溝22及び技溝23,23に沿って破断し、両フラッ
プ24,25が外方に展開する。
このとき、両フラップ24,25の展開方向と袋体10の初期
展開方向とは一致しており、しかも、各フラップ24,25
の真下に夫々袋体10の上側端部15b及び下側端部16bが位
置しているので、第13図に示すように、両フラップ24,2
5及び袋体10の上下側部15,16はスムーズに展開される。
また、袋体10の左右側部13,14は中心線Yに沿って左右
対称に折り畳んであるので、第14図に示すように、左右
側部13,14もスムーズに展開される。
〔考案の効果〕
本考案は、上述の通り構成されており、両フラップの展
開方向と袋体の初期展開方向とが一致しており、しか
も、各フラップの真下に夫々袋体の上側端部及び下側端
部が位置しているので、両フラップ及び袋体の上下側部
はスムーズに展開され、袋体の展開時間の短縮を図るこ
とができる。
また、袋体の上下側部は互いに重なり合っていないの
で、不具合が生じたときでも、一方の側部は展開し、乗
員の衝撃力の吸収を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車のエアバック装置の縦断面
図、第2図はカバー体の底面図、第3図乃至第11図は袋
体の折り畳み過程を示す説明図であり、各図において
(a)は平面図、(b)は断面図を示すものであり、第
12図は袋体のカバー体への収納状態を示す斜視図、第13
図及び第14図は袋体の展開過程を示す平面図である。 10……袋体、13……左側部、14……右側部、15……上側
部、15b……上側端部、16……下側部、16b……下側端
部、20……カバー体、21……頂部、22……凹溝、X,Y…
…袋体の中心線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三宅 憲司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 西田 隆男 兵庫県伊丹市野間字ハツレ松170番25号 (56)参考文献 特開 昭62−203850(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋体の左右側部を袋体の中心線より夫々左
    右に位置するように複数回折り畳んだ後、袋体の上下側
    部を袋体の前記中心線と直交する中心線より夫々上下に
    位置し、且つ上下両側端部が当該中心線近傍で相対向す
    るように複数回折り畳んだ状態の袋体を、カバー体の頂
    部壁面の中央部に形成した凹溝の方向と前記上下両側端
    部の相対向する方向とが直交するように、カバー体内に
    収納したことを特徴とする自動車のエアバック装置。
JP1989042237U 1989-04-10 1989-04-10 自動車のエアバック装置 Expired - Lifetime JPH0635828Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989042237U JPH0635828Y2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 自動車のエアバック装置

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JP1989042237U JPH0635828Y2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 自動車のエアバック装置

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JPH02132553U JPH02132553U (ja) 1990-11-02
JPH0635828Y2 true JPH0635828Y2 (ja) 1994-09-21

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