JPH0635761Y2 - 絶縁トロリ線引留装置 - Google Patents

絶縁トロリ線引留装置

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JPH0635761Y2
JPH0635761Y2 JP1657590U JP1657590U JPH0635761Y2 JP H0635761 Y2 JPH0635761 Y2 JP H0635761Y2 JP 1657590 U JP1657590 U JP 1657590U JP 1657590 U JP1657590 U JP 1657590U JP H0635761 Y2 JPH0635761 Y2 JP H0635761Y2
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信行 前川
勝治 中島
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工場等における移動用電気機械、例えばホイ
ストやクレーン等に給電するために天井等に布設される
長尺の張力型絶縁トロリ線の引留装置に関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
従来、絶縁トロリ線に給電する場合、絶縁トロリ線引留
装置から少し離れた位置に於て、該トロリ線の絶縁カバ
ーをむき、導体を露出して、これに給電用部品を取付
け、該給電用部品に給電線の端末端子を接続していた。
又、実公平1−43304号によると、第10図と第11図に示
す様に、絶縁トロリ線の導体aの端部は絶縁物dに巻付
け折返されて、導体重なり部が給電端子bにUボルトc
で締付け固定される。又、給電端子bにはリード線取付
用孔eが設けられている。上記トロリ線導体a、給電端
子b、絶縁物dと一体になったものの絶縁物dの部分を
クランプgにピンfで固定し、クランプgに取付けられ
ているボルトhで引留を行い、給電端子bより給電する
という方法も考案されている。いずれの方法にしても高
所の取付場所で、多くの作業をせねばならず、危険でも
あり、能率が悪かった。
そこで、本考案は、上記問題点を解決することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するために、ガイドピンを有
する横断面コ字形のクランプ本体と;上記ガイドピンが
挿通される傾斜長孔を有すると共に、絶縁トロリ線の端
末が挿入される空間部を上記クランプ本体の背部内面と
の間に形成する圧着側端部を備え、且つ、該圧着側端部
に多数の喰込爪部を有する楔板材と;上記クランプ本体
と該楔板材との間に介設されて該楔板材の上記圧着側端
部が絶縁トロリ線の導体に圧着する方向へ移動させるア
ジャスト機構と;を備え、さらに、上記楔板材の一部に
給電線端末端子接続部を形成した。
〔作用〕
ガイドピンを有するクランプ本体と、傾斜長孔を有する
と共に多数の喰込爪部を有する圧着側端部を備える楔板
材と、アジャスト機構と、を備えているため、クランプ
本体の背部内面と楔板材の圧着側端部との間に形成され
る空間部に絶縁トロリ線の端末を(絶縁層を剥離するこ
となく、そのまま)挿入し、アジャスト機構によって上
記圧着側端部を絶縁トロリ線の導体に圧着する方向へ移
動させ、上記喰込爪部を該導体に圧着させるだけで、絶
縁トロリ線を引留めることができる。
又、楔板材の一部に給電線端末端子接続部を形成してい
ることと、絶縁トロリ線の導体に楔板材の喰込爪部が十
分に喰込んでいるため十分な通電接触面積が得られるこ
とと、から楔板材を通じて、絶縁トロリ線に良好な通電
作用を行うことができる。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき、本考案を詳説する。
第1図と第2図に本考案に係る絶縁トロリ線引留装置の
一実施例を示す。該絶縁トロリ線引留装置は、引留バネ
10と、横断面コ字形のクランプ本体1と側面視鋸形の楔
板材2と、アジャスト機構8と、上記引留バネ10とクラ
ンプ本体1を連結する棒状の引留ボルト9を備えてい
る。
上記クランプ本体1は、横断面コ字形、平面視及び側面
視略矩形で、基端側に絶縁ブッシュ4を嵌着する大孔2
3,23を有し、先端側から絶縁トロリ線13を挿入できる。
第1図〜第3図に示すように、該クランプ本体1の両側
壁には、ガイドピン用孔24,24と孔25,25、及びのぞき孔
22,22が貫設されている。該のぞき孔22は、トロリ線が
十分に奥まで入ったかどうかを確認するためのものであ
る。又、該クランプ本体1の両側壁内面には、トロリ線
13挿入ガイド突片20,20が突設されている。
上記楔板材2は、第1図と第2図及び第5図と第6図に
示すように、側面視鋸形で、基端側に給電線端末端子接
続部19を有し、接続円形孔26と、先端方向斜上がりに傾
斜した傾斜長孔12,12と、が貫設されている。該傾斜長
孔12,12の周囲端縁には外鍔部31…が突設されている。
又、楔板材2の側端部には、クランプ本体1の背部内面
14との間にトロリ線13を圧着するために、多数の喰込爪
部17…を有する圧着側端部16が形成されている。さら
に、楔板材2には、アジャスト機構8の構成要素である
突出子21が突設され、上記圧着側端部16の反対側に案内
片15が付設されている。該案内片15は、楔板材2の倒れ
防止と後述するカム状アジャスタ5の落下防止のために
ある。第5図と第6図の図例では、楔板材は2枚の板か
ら成り、その2枚を背中合せにしてスポット溶接したも
のである。
上記アジャスト機構8は、前記突出子21と、第7図と第
8図に示すようなカム状でネジ孔27を有する円筒状突部
28が突設されたカム状アジャスタ5と、前記ガイドピン
7,7の一方を兼用する六角孔付ショルダーボルト6と、
から構成される。該カム状アジャスタ5の周囲端縁の凹
凸歯29が、上記突出子21と接触する(第1図と第2図参
照)。該カム状アジャスタ5は、ガイドピンの役目もす
る六角孔付ショルダーボルト6とネジ部で強固に締付け
られて一体化して組立られる。
第1図と第2図に於て、引留バネ10は引留ボルト9等を
介してクランプ本体1に連結される。該引留ボルト9
は、一対の絶縁ブッシュ4,4に嵌着されたタップ付平行
ピン3を貫通し、該ボルト9の先端に絶縁ナット11を螺
着する。上記絶縁ブッシュ4,4は、夫々クランプ本体1
の大孔23,23に嵌合しているため、引留ボルト9に対し
て、クランプ本体1は、第1図中の矢印M方向へ揺動可
能となる。ここで、絶縁ブッシュ4,4と絶縁ナット11を
用いているのは、建屋側固定ブラケット33に取付けられ
る引留ボルト9と引留バネ10に通電させないためであ
る。
なお、ガイドピン7は、クランプ本体1のガイドピン用
孔24,24と、楔板材2の先端側の傾斜長孔12と、を貫通
し、両端をプッシュナット30,30によって固定される。
ガイドピン7の役目も兼ねる六角孔付ショルダーボルト
6は、クランプ本体1の一方のボルト用孔25と、楔板材
2の基端側の傾斜長孔12と、を貫通し、他方のボルト用
孔25に嵌着しているカム状アジャスタ5に強固に螺着さ
れる。従って、ショルダーボルト6を回動させると同期
してカム状アジャスタ5も回動する。カム状アジャスタ
5と突出子21から構成されるアジャスタ機構8によっ
て、ショルダーボルトを右回り方向に回動させると、カ
ム状アジャスタ5も右回りに回動する。ここで、カム状
アジャスタ5の凹凸歯29と突出子の外周面が摺接してい
るため、カム状アジャスタ5の回動に伴って凹凸歯29が
突出子21に対して摺動し、突出子21を先端方向(第1図
では右方向)へ押圧し、楔板材2の傾斜長孔12,12の作
用で、楔板材2の喰込爪部17…は矢印P…の如く絶縁ト
ロリ線13を強く押圧する。即ち、第9図の横断面に示す
ように、楔板材2が強く導体18に喰込状に圧接し、ま
た、その反力はクランプ本体1の背部内面14にて受け
る。
楔板材2には、給電線端末端子接続部19を設けているの
で、この部分に給電線の端末端子35を接続して電気を流
せば、楔板材2−鋼材等の硬い金属が好ましい−が導体
の役目をして絶縁トロリ線13へ給電できる。
ここで、本考案の絶縁トロリ線引留装置の使用手順を説
明する。まず、第1図のように建屋側固定ブラケット33
に本引留装置を取付けて後、クランプ本体1が矢印M方
向へ(下方へ)揺動可能であることを活用して、長尺の
絶縁トロリ線13を(孔明けや皮剥しないままで)クラン
プ本体1の先端から基端方向へ挿入する。この時、ガイ
ド突片20,20に沿ってクランプ本体1の背部内面14と楔
板材2の圧着側端部16の間の空間部に挿入する。次に、
絶縁トロリ線13が十分に奥まで挿入されたかどうかをの
ぞき孔22で確認する。十分であれば、ショルダーボルト
6を回動して、アジャスト機構8を働かせ、楔板材2を
先端方向へ押圧すれば、ガイドピン7,7と傾斜長孔12,12
が共働して、矢印P…にて示すように、喰込爪部17…を
絶縁トロリ線13の導体18に喰込ませる(第1図と第9図
参照)。その後ナット34を締付けて引留バネ10の張力を
調節すると、絶縁トロリ線13の張力T自体によって、さ
らに強力に上記矢印P…方向の喰込圧力が増大する。こ
れで、引留操作は完了で、次に、楔板材2の給電線端末
端子接続部19に給電線の端末端子35を接続し、通電すれ
ば、導体18に給電される。
なお、本考案は、上述の実施例に限定されず、本考案の
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のように構成されているので、以下に記
載する実用的効果を奏する。
楔板材2の一部に給電線端末端子接続部19を形成したた
め、給電用部品をトロリ線13に取付ける必要もなく、給
電端子加工の必要もなく、該接続部19に給電線の端末端
子35を接続するだけで良い。楔板材2は喰込爪部17…を
有し、トロリ線13に張力Tが作用する程、楔作用で一層
強力に接触して、その導体18に圧接し、常に安定して良
好な通電性が確保される。上述したように作業は至って
簡単で能率よく安全に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図は同底
面図、第3図はクランプ本体の側面図、第4図は同底面
図、第5図は楔板材の側面図、第6図は同底面図、第7
図はアジャスタの側面図、第8図は同正面図、第9図は
要部断面図である。第10図は従来例を示す側面図、第11
図はその平面図である。 1…クランプ本体、2…楔板材、7…ガイドピン、8…
アジャスト機構、13…絶縁トロリ線、14…背部内面、16
…圧着側端部、17…喰込爪部、18…導体、19…給電線端
末端子接続部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドピンを有する横断面コ字形のクラン
    プ本体と、 上記ガイドピンが挿通される傾斜長孔を有すると共に、
    絶縁トロリ線の端末が挿入される空間部を上記クランプ
    本体の背部内面との間に形成する圧着側端部を備え、且
    つ、該圧着側端部に多数の喰込爪部を有する楔板材と、 上記クランプ本体と該楔板材との間に介設されて該楔板
    材の上記圧着側端部が絶縁トロリ線の導体に圧着する方
    向へ移動させるアジャスト機構と、 を備え、さらに、上記楔板材の一部に給電線端末端子接
    続部を形成したことを特徴とする絶縁トロリ線引留装
    置。
JP1657590U 1990-02-21 1990-02-21 絶縁トロリ線引留装置 Expired - Lifetime JPH0635761Y2 (ja)

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JPH03107335U JPH03107335U (ja) 1991-11-05
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