JPH0635762Y2 - 絶縁トロリ線引留装置 - Google Patents

絶縁トロリ線引留装置

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JPH0635762Y2
JPH0635762Y2 JP1657690U JP1657690U JPH0635762Y2 JP H0635762 Y2 JPH0635762 Y2 JP H0635762Y2 JP 1657690 U JP1657690 U JP 1657690U JP 1657690 U JP1657690 U JP 1657690U JP H0635762 Y2 JPH0635762 Y2 JP H0635762Y2
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trolley wire
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insulating
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JP1657690U
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勝治 中島
信行 前川
明 島田
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工場等における移動用電気機械、例えばホイ
ストやクレーン等に給電するために天井等に布設される
長尺の張力型絶縁トロリ線の引留装置に関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
従来、第12図に示すように、張力調整自在の引留バネa
を有する引留ボルトbの先端部と、図外の絶縁トロリ線
を掴持するクランプ部のクランプ本体dとを、絶縁的に
連結する絶縁連結構造Gは、クランプ本体dの2枚の板
片部e,eと、その孔部に挿通される絶縁ブッシュfと、
ピンgと、J字状に弯曲させて該ブッシュfの中央部凹
周溝に巻込んで引掛けられるボルト先端部cとから、構
成されていた。
しかし、従来のこのような絶縁連結構造Gでは、次のよ
うな欠点があった。即ち、巻込んで引掛けたボルト先
端部cがプラスチック等の絶縁ブッシュfに局部的に当
たりやすく局部的に高い面圧にて圧縮するため(第12図
のh部にて)割れる虞がある点、絶縁距離が(第12図
中にLにて示す如く)小さい点、である。
そこで、本考案は、上記欠点を解消して、強度と耐
久性に優れ、かつ、絶縁距離を十分大きくとることが可
能な絶縁連結構造を備えた絶縁トロリ線引留装置を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、張力調整自在の引留バネを有する引留ボルト
の先端部と、絶縁トロリ線を掴持するクランプ部とを絶
縁的に連結する絶縁連結構造が、上記引留ボルトの先端
部が螺着される軸心直交方向ネジ孔付のピンと、該引留
ボルトの先端部が該ネジ孔を越えて突出する部位に螺着
される絶縁材製のナット部材と、上記クランプ部の一部
を成すクランプ本体の基端を形成すると共に孔部が貫設
されている相互に平行な一対の連結片部と、一対の該連
結片部の該孔部に挿入されると共に上記ピンに外嵌され
る絶縁材製の鍔付き絶縁ブッシュと、から構成されてい
る。
〔作用〕
引留バネの張力は絶縁連結構造を介してクランプ部から
絶縁トロリに伝達されるが、この時、引留ボルトとピン
間は、金属相互の螺合部を介して張力が伝えられ強度上
は全く問題ないが、ピンと、クランプ本体の一対の連結
片部の孔部との間には、絶縁ブッシュが介在して圧縮力
を受ける。しかし、一対の連結片部の孔部は比較的大径
とすることが可能であると共にブッシュ外周面に対して
均一に当接するから面圧が局部的に過大となることを防
止出来る。さらに、ブッシュの長さを増加することによ
って、絶縁距離を十分に大きくとることが可能である。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき、本考案を詳説する。
第1図と第2図に本考案に係る絶縁トロリ線引留装置の
一実施例を示す。該絶縁トロリ線引留装置は、引留バネ
10と、棒状の引留ボルト9と、横断面コ字形のクランプ
本体1と側面視鋸形の楔板材2と、アジャスト機構8等
を備え、絶縁トロリ線13を掴持するクランプ部Kは、上
記クランプ本体1と楔板材2とアジャスト機構8等から
構成され、また、建屋側固定ブラケット33には、引留バ
ネ10と引留ボルト9とナット34,36とワッシャ37,38等か
ら構成された張力調整部Nが取付けられる。この張力調
整部Nの引留ボルト9の先端部9aと、前記クランプ部K
とを、絶縁的に連結する絶縁連結構造Gは、第3図と第
4図(及び第1図と第2図)に示す如く、ストレートの
引留ボルト9の先端部9aが螺着される軸心直交方向ネジ
孔3a付のピン3と、該先端部9aがピン3のネジ孔3aを越
えて突出した部位に螺着される絶縁材製のナット部材11
と、上記クランプ本体1の基端を形成すると共に孔部2
3,23が貫設された一対の連結片部1a,1aと、相互に平行
な一対の該連結片部1a,1aの孔部23,23に挿入されると共
にピン3に外嵌される一対の絶縁材製の鍔付き絶縁ブッ
シュ4,4と、から構成されている。
ピン3は図例では平行ピンであり、また、絶縁ブッシュ
4は一対の連結片部1a,1aの内側から孔部23へ挿入さ
れ、外鍔部4a,4aが連結片部1aの内面とボルト9の間に
介在する。さらに、絶縁ブッシュ4の外端部は、連結片
部1aの外面より突出すると共に、ピン3の外端面よりも
外方へ突出するように寸法設定される。このブッシュ4
の材質としては、ポリエステルFRP等が好ましい。
ナット部材11は、PVCやポリカーボネート等の絶縁性プ
ラスチックを使用する。また、第3図に於て、39はボル
ト9に貫通させた抜止め材である。
上述のように、ピン3とブッシュ4を備えた絶縁連結構
造Gを介して、張力調整部Nとクランプ部Kとが連結
(枢結)されているため、第1図中に矢印Mにて示すよ
うにクランプ部Kは揺動可能である。
しかして、クランプ本体1は、横断面コ字形、平面視及
び側面視略矩形で、基端側に絶縁ブッシュ4を嵌着する
前述の孔部23,23を有し、先端側から絶縁トロリ線13を
挿入できる。第1図と第2図及び第5図と第6図に示す
ように、該クランプ本体1の両側壁には、ガイドピン用
孔24,24と孔25,25、及びのぞき孔22,22が貫設されてい
る。該のぞき孔22は、トロリ線13が十分に奥まで入った
かどうかを確認するためのものである。又、該クランプ
本体1の両側壁内面には、トロリ線13挿入ガイド突片2
0,20が突設されている。
楔板材2は、第1図と第2図及び第7図と第8図に示す
ように、側面視鋸形で、基端側に給電線端末端子接続部
19を有し、接続円形孔26と、先端方向斜上がりに傾斜し
た傾斜長孔12,12と、が貫設されている。該傾斜長孔12,
12の周囲端縁には外鍔部31…が突設されている。又、楔
板材2の側端部には、クランプ本体1の背部内面14との
間にトロリ線13を圧着する(第11図参照)ために、多数
の喰込爪部17…を有する圧着側端部16が形成されてい
る。さらに、楔板材2には、アジャスト機構8の構成要
素である突出子21が突設され、上記圧着側端部16の反対
側に案内片15が付設されている。該案内片15は、楔板材
2の倒れ防止と後述するカム状アジャスタ5の落下防止
のためにある。第7図と第8図の図例では、楔板材は2
枚の板から成り、その2枚を背中合せにしてスポット溶
接したものである。
アジャスト機構8は、前記突出子21と、第9図と第10図
に示すようなカム状でネジ孔27を有する円筒状突部28が
突設されたカム状アジャスタ5と、前記ガイドピン7,7
の一方を兼用する六角孔付ショルダーボルト6と、から
構成される。該カム状アジャスタ5の周囲端縁の凹凸歯
29が、上記突出子21と接触する(第1図と第2図参
照)。該カム状アジャスタ5は、ガイドピンの役目もす
る六角孔付ショルダーボルト6とネジ部で強固に締付け
られて一体化して組立られる。
なお、ガイドピン7は、クランプ本体1のガイドピン用
孔24,24と、楔板材2の先端側の傾斜長孔12と、を貫通
し、両端をプッシュナット30,30によって固定される。
ガイドピン7の役目も兼ねる六角孔付ショルダーボルト
6は、クランプ本体1の一方のボルト用孔25と、楔板材
2の基端側の傾斜長孔12と、を貫通し、他方のボルト用
孔25に嵌着しているカム状アジャスタ5に強固に螺着さ
れる。従って、ショルダーボルト6を回動させると同期
してカム状アジャスタ5も回動する。カム状アジャスタ
5と突出子21から構成されるアジャスタ機構8によっ
て、ショルダーボルトを右回り方向に回動させると、カ
ム状アジャスタ5も右回りに回動する。ここで、カム状
アジャスタ5の凹凸歯29と突出子の外周面が摺接してい
るため、カム状アジャスタ5の回動に伴って凹凸歯29が
突出子21に対して摺動し、突出子21を先端方向(第1図
では右方向)へ押圧し、楔板材2の傾斜長孔12,12の作
用で、楔板材2の喰込爪部17…は矢印P…の如く絶縁ト
ロリ線13を強く押圧する。即ち、第11図の横断面に示す
ように、楔板材2が強く導体18に喰込状に圧接し、ま
た、その反力はクランプ本体1の背部内面14にて受け
る。
楔板材2には、給電線端末端子接続部19を設けているの
で、この部分に給電線の端末端子35を接続して電気を流
せば、楔板材2−鋼材等の硬い金属が好ましい−が導体
の役目をして絶縁トロリ線13へ給電できる。
ここで、本考案の絶縁トロリ線引留装置の使用手順を説
明する。まず、第1図のように建屋側固定ブラケット33
に本引留装置を取付けて後、クランプ本体1が矢印M方
向へ(下方へ)揺動可能であることを活用して、長尺の
絶縁トロリ線13を(孔明けや皮剥しないままで)クラン
プ本体1の先端から基端方向へ挿入する。この時、ガイ
ド突片20,20に沿ってクランプ本体1の背部内面14と楔
板材2の圧着側端部16の間の空間部に挿入する。次に、
絶縁トロリ線13が十分に奥まで挿入されたかどうかをの
ぞき孔22で確認する。十分であれば、ショルダーボルト
6を回動して、アジャスト機構8を働かせ、楔板材2を
先端方向へ押圧すれば、ガイドピン7,7と傾斜長孔12,12
が共働して、矢印P…にて示すように、喰込爪部17…を
絶縁トロリ線13の導体18に喰込ませる(第1図と第11図
参照)。その後、ナット34,36を締付けて引留バネ10の
張力を調節すると、絶縁トロリ線13の張力T自体によっ
て、さらに強力に上記矢印P…方向の喰込圧力が増大す
る。これで、引留操作は完了で、次に、楔板材2の給電
線端末端子接続部19に給電線の端末端子35を接続し、通
電すれば、導体18に給電される。
なお、本考案は、上述の実施例に限定されず、本考案の
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。例えば、
クランプ部Kの具体的形状と機能等は他のものを用いる
ことも自由である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のように構成されているので、以下に記
載する著大な効果を奏する。
孔部23の内周面は平滑な円柱形状であって絶縁ブッシ
ュ4に均一な圧縮力が作用して、(従来のように局部的
な過大圧縮力が作用せず、)破損することがなくなり、
強度及び耐久性の著しい向上が図りえる。
(第3図に符号Zで示す如く)絶縁距離が十分に大き
く、しかも、絶縁ブッシュ4の外方突出長さを増加する
ことによって簡単に増加することが可能であり、安全性
に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側面図、第2図は同底
面図、第3図は要部断面図、第4図は要部分解斜視図、
第5図はクランプ本体の側面図、、第6図は同底面図、
第7図は楔板材の側面図、第8図は同底面図、第9図は
アジャスタの側面図、第10図は同正面図、第11図は要部
断面図である。第12図は従来例を示す要部断面図であ
る。 1…クランプ本体、1a…連結片部、3…ピン、3a…ネジ
孔、4…絶縁ブッシュ、4a…外鍔部、9…引留ボルト、
9a…先端部、10…引留バネ、11…ナット部材、13…絶縁
トロリ線、23…孔部、G…絶縁連結構造、K…クランプ
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】張力調整自在の引留バネを有する引留ボル
    トの先端部と、絶縁トロリ線を掴持するクランプ部とを
    絶縁的に連結する絶縁連結構造が、上記引留ボルトの先
    端部が螺着される軸心直交方向ネジ孔付のピンと、該引
    留ボルトの先端部が該ネジ孔を越えて突出する部位に螺
    着される絶縁材製のナット部材と、上記クランプ部の一
    部を成すクランプ本体の基端を形成すると共に孔部が貫
    設されている相互に平行な一対の連結片部と、一対の該
    連結片部の該孔部に挿入されると共に上記ピンに外嵌さ
    れる絶縁材製の鍔付き絶縁ブッシュと、から構成された
    ことを特徴とする絶縁トロリ線引留装置。
JP1657690U 1990-02-21 1990-02-21 絶縁トロリ線引留装置 Expired - Lifetime JPH0635762Y2 (ja)

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