JPH063557A - 光ファイバ反射器 - Google Patents

光ファイバ反射器

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Publication number
JPH063557A
JPH063557A JP18883292A JP18883292A JPH063557A JP H063557 A JPH063557 A JP H063557A JP 18883292 A JP18883292 A JP 18883292A JP 18883292 A JP18883292 A JP 18883292A JP H063557 A JPH063557 A JP H063557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical fiber
coupler
reflector
wavelength
Prior art date
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Pending
Application number
JP18883292A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Morishita
克己 森下
Yoshiaki Koshiba
義敬 小柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Energy Corp filed Critical Japan Energy Corp
Priority to JP18883292A priority Critical patent/JPH063557A/ja
Publication of JPH063557A publication Critical patent/JPH063557A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光分岐比50%の波長非依存性の小さい光カ
プラを使用して波長依存性の小さい光ファイバ反射器を
提供することである。 【構成】 光ファイバ反射器は、入力端p1、p2と、
出力端p3、p4を有する光カプラ1の、出力端p3、
p4を接続してループ状にすることにより構成される。
光カプラ1は、波長依存性が小さく、しかも光分岐比が
50%のものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カプラの出力端を接
続してループ状にした光ファイバ反射器に関するもので
あり、特に波長依存性の小さい光ファイバ反射器に関す
るものであって、広い波長範囲で同等の光反射特性を有
し、光通信、光計測等に有効に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に示すように、光カプラ1の
出力端p3、p4を接続してループ状にした光ファイバ
反射器が知られている(David.B.Mortimore, "Fiber Loo
p Reflectors", IEEE Journal of Lightwave Technolog
y, Vol.6, No.7, pp1217〜1224, 1988) 。この光ファイ
バ反射器は、光カプラ1が3dB結合器となった時、即
ち、入射電力の半分の電力が結合する結合器とされる場
合に、出力端の光が打ち消しあって全て反射するように
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
光ファイバ反射器は、光分岐比50%の3dB結合器と
される通常の光カプラを使用した場合には、例えば1.
30μmの波長に対しては、実質的に全ての入射電力が
反射され、即ち、反射率(R=Pr /Pin)が0.6d
Bより小さく、透過率(T=Pt /Pin)が35dBよ
り小さいが、例えば1.55μmの波長に対しては、反
射率(R=Pr /Pin)が0.6dBより大きくなり、
透過率(T=Pt /Pin)が35dBより相当大きくな
ることが知られている。ここで、Pinは光ファイバ反射
器への入射電力、Pr は光ファイバ反射器における反射
電力、Pt は光ファイバ反射器における透過電力を示
す。
【0004】本発明者は、このような光ファイバ反射器
の波長依存性に関する多くの研究実験を行なった結果、
光カプラとして波長依存性のない3dB結合器を使用す
ることにより、例えば、反射率(R)の波長依存性が、
1.25〜1.60μmの範囲で0.6dBより小さ
く、そして透過率(T)の波長依存性が、1.25〜
1.60μmの範囲で35dBより小さい、波長依存性
の小さい光ファイバ反射器を実現し得ることを見出し
た。本発明は斯かる新規な知見に基づくものである。
【0005】従って、本発明の目的は、光分岐比50%
の波長非依存性の光カプラを使用して波長依存性の小さ
い光ファイバ反射器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
光ファイバ反射器にて達成される。要約すれば、本発明
は、波長非依存性の光分岐比が50%とされる光カプラ
の出力端を接続してループ状にしたことを特徴とする光
ファイバ反射器である。斯かる光ファイバ反射器は、反
射率(R)が、1.25〜1.60μmの範囲で0.6
dBより小さく、そして透過率(T)が、1.25〜
1.60μmの範囲で35dBより小さく、波長依存性
の少ないものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る光ファイバ反射器を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0008】本発明の光ファイバ反射器は、図1に示す
ように、入力端p1、p2と、出力端p3、p4を有す
る光カプラ1の、出力端p3、p4を接続してループ状
にすることにより構成される。
【0009】本発明によれば、使用される光カプラ1
は、波長依存性が小さく、しかも光分岐比が50%とさ
れる、所謂、3dB結合器が使用される。
【0010】このような光カプラ1は、種々の方法にて
製造することができるが、例えば、2本のシングルモー
ドの光ファイバを用い、一方の光ファイバは予め縮径
し、他方の光ファイバは縮径することなく、この2本の
光ファイバを平行に沿わせて融着延伸することにより、
例えば波長1.55μmと1.30μmの両方の光にお
いて共に分岐比が50%とされる、分岐比の波長依存性
の少ない波長非依存性の光カプラを得ることができる。
【0011】更に説明すれば、本実施例によれば、図4
に示すように、先ず、コア径がd、クラッド外径がDと
される同じシングルモード光ファイバf1 、f2 が準備
され、光ファイバf1 のクラッド外径Dは所定の径D’
にまでエッチングして縮径され、縮径部分f1 ’が形成
される。エッチングは、エッチング液ステーション上に
フッ酸若しくはフッ酸とエッチピット防止剤(例えばフ
ッ化アンモニウム)混合液のようなエッチング液を少量
たらし、このエッチング液に光ファイバf1 を接触させ
ることにより行うことができる。エッチング条件は、所
望される縮径量により種々に変更可能であるが、通常、
エッチング温度30〜60℃、処理時間5〜30分とさ
れる。
【0012】光ファイバf1 の縮径はエッチングにより
行なうものとしたが、これに限定されず、例えば砥粒に
よる機械的研磨などをも採用することができる。又、も
ともと光ファイバf1 のクラッド外径Dが縮径後の外径
D’にて作製されたものであれば、これをそのまま使用
することができ上記縮径工程は省略することができる。
別法として、光ファイバf1 は加熱することにより所定
径までプリ延伸することにより縮径することも可能であ
る。
【0013】次いで、光ファイバf1 の縮径部分f1
と、光ファイバf2 とを長手方向に平行に沿わせて、融
着延伸台に取り付け、融着延伸処理する。
【0014】融着延伸処理は、通常の方法に従って行な
うことができ、例えば、火炎バーナ、ヒーターレーザ、
小型電気炉など適宜の加熱装置を用いて、一般に130
0〜2000℃の温度で加熱しながら、融着延伸台を、
例えばラック−ピニオン機構を介して光ファイバを軸方
向両側に例えば0.005〜100mm/分の速度で引
っ張ることにより行い得る。両光ファイバf1 、f2
融着延伸は、例えば波長1.55μmと1.30μmの
両方の光において共に分岐比が50%とされる時点にお
いて停止する。
【0015】このようにして得られた光カプラ1の出力
端を、コア径がd、クラッド外径がDとされる同じシン
グルモード光ファイバにて接続してループ状とすること
により本発明の光ファイバ反射器が得られる。
【0016】上述のように、2本の光ファイバf1 、f
2 にて光カプラ1を製造した後その出力端をループ状の
光ファイバにて接続して光ファイバ反射器を製造する代
わりに、1本の光ファイバを最初にループ状にして光フ
ァイバf1 、f2 を構成し、平行に設置された部分にお
いて、上記と同じ方法にて光カプラ1を製造し、光ファ
イバ反射器を作製することも可能である。
【0017】図2及び図3は、特に、上記製造法におい
て、シングルモード光ファイバf1、f2 として、コア
径(d)が10μm、クラッド径(D)が125μmの
光ファイバを使用し、光ファイバf1 は、フッ酸を用い
て、エッチング温度30℃、処理時間10分にてエッチ
ングし、クラッド径をD’=115μmにまで縮径し、
次いで、光ファイバf1 の縮径部分f1 ’と、光ファイ
バf2 とを併せて、火炎トーチを用いて1500〜16
00℃に加熱しながら、0.8mm/分の速度で、約5
mmの長さ引っ張ることにより、融着延伸処理を行な
い、波長1.55μmと1.30μmの両波長におい
て、50%の分岐比を示す光カプラ1を多数作製した
後、この光カプラ1を使用して光ファイバ反射器を作
り、これら光ファイバ反射器の反射率(R)及び透過率
(T)の波長依存性を調べた結果を示すグラフである。
【0018】図2及び図3から、上述のようにして作製
した、つまり、波長依存性の小さい、光分岐比が50%
とされる光カプラの出力端を接続してループ状とした、
本発明の光ファイバ反射器は、反射率(R)が、1.2
5〜1.60μmの範囲で0.6dBより小さく、そし
て透過率(T)が、1.25〜1.60μmの範囲で3
5dBより小さく、波長依存性が小さいことが分かる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光フ
ァイバ反射器は、光分岐比50%の波長非依存性の光カ
プラを使用することにより波長依存性を小さくすること
ができ、広い波長範囲で同等の光反射特性を有し、光通
信、光計測等に有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ反射器を説明する構成
図である。
【図2】本発明の光ファイバ反射器における反射率
(R)の波長依存性を示すグラフである。
【図3】本発明の光ファイバ反射器における透過率
(T)の波長依存性を示すグラフである。
【図4】本発明の光ファイバ反射器の製造法の一実施例
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 光カプラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長非依存性の光分岐比が50%とされ
    る光カプラの出力端を接続してループ状にしたことを特
    徴とする光ファイバ反射器。
  2. 【請求項2】 反射率(R)が、1.25〜1.60μ
    mの範囲で0.6dBより小さく、そして透過率(T)
    が、1.25〜1.60μmの範囲で35dBより小さ
    い請求項1の光ファイバ反射器。
JP18883292A 1992-06-23 1992-06-23 光ファイバ反射器 Pending JPH063557A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18883292A JPH063557A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 光ファイバ反射器

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JP18883292A JPH063557A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 光ファイバ反射器

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JPH063557A true JPH063557A (ja) 1994-01-14

Family

ID=16230623

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JP18883292A Pending JPH063557A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 光ファイバ反射器

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JP (1) JPH063557A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5477555A (en) * 1993-01-28 1995-12-19 France Telecom Etablissement Autonome De Droit Public Method and device for generating optical pulses

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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