JPH0635577Y2 - 屋外撮影用テレビカメラ装置 - Google Patents

屋外撮影用テレビカメラ装置

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JPH0635577Y2
JPH0635577Y2 JP12054089U JP12054089U JPH0635577Y2 JP H0635577 Y2 JPH0635577 Y2 JP H0635577Y2 JP 12054089 U JP12054089 U JP 12054089U JP 12054089 U JP12054089 U JP 12054089U JP H0635577 Y2 JPH0635577 Y2 JP H0635577Y2
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JP
Japan
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air
camera
air supply
housing
outside air
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JP12054089U
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JPH0359777U (ja
Inventor
隆 島村
Original Assignee
富士写真光機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、屋外で撮影を行う際に、テレビカメラを雨
水、砂塵その他の塵埃等から保護するために、このテレ
ビカメラを収納する保護ハウジングを備えた屋外撮影用
テレビカメラ装置に関するものである。
[従来の技術] テレビカメラは、撮像手段を内蔵したカメラ本体と、該
カメラ本体に一体的または着脱可能に連結されるレンズ
とから構成されるが、このテレビカメラを用いて屋外で
撮影を行うに当っては、雨水、砂塵その他の塵埃等から
保護する必要があり、また撮影場所によっては、潮風、
化学物質等による腐食性雰囲気下に曝されるために、こ
れら有害な外気からも保護しなければならない。このた
めに、屋外において、特に、テレビカメラを雲台に設置
して撮影する場合にあっては、該テレビカメラを密閉し
た保護ハウジング内に収納させることによって、屋外撮
影用テレビカメラ装置を構成し、このテレビカメラ装置
における保護ハウジングを雲台に設置するようにしてい
る。
ここで、テレビカメラを構成するカメラ本体には電気回
路や電子部品等が設けられている関係等から、通常、そ
の耐熱温度は40°程度である。然るに、屋外撮影時にお
いては、テレビカメラ装置は直射日光に曝されることが
あるために、密閉された保護ハウジングの内部は異常に
高温となって、前述した耐熱温度を越すことがある。こ
のために、従来技術においては、保護ハウジングを2
重,3重に形成し、テレビカメラを収納した部分が直射日
光の影響を直接受けて、内部の温度上昇を抑制するよう
にしている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前述した従来技術の如く、保護ハウジングを
多重に形成することは、テレビカメラ装置全体の構造が
大型化することはもとより、テレビカメラを収納した部
分が密閉されていることから、長時間撮影を行っている
間にはやがてカメラ本体の電子機器の耐熱温度を越す状
態となってしまう等、温度対策としては必ずしも完全な
ものではない。また、電子機器の耐熱温度以上ではない
にしても、テレビカメラ収納部の温度が外気より上昇す
ると、保護ハウジングの前面に設けた透視窓に取り付け
た透明ガラスが曇ることがあり、このためにレンズの視
野が悪くなるという問題点もある。
本考案は叙上の点に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、簡単な構成で、テレビカメラを雨
水、塵埃等だけでなく、有害な外気からの保護機能を低
下させることなく、保護ハウジング内の温度上昇を抑制
することができるようにした屋外撮影用テレビカメラ装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前述した目的を達成するために、本考案は、カメラ本体
とレンズとを備えたテレビカメラを収納する保護ハウジ
ングの下部に、該保護ハウジング内のテレビカメラ収納
部に空気を循環させて冷却するために、ファンと、前記
テレビカメラ収納部に空気循環を行わせるための給気通
路及び排気通路と、これら給気通路及び排気通路をそれ
ぞれ外気に連通させる給気口及び排気口とを備えた空気
循環部を設け、該空気循環部には前記給気口と排気口と
の間を連通させた状態で、外気と遮断するカバーを着脱
可能に装着する構成としたことをその特徴とするもので
ある。
[作用] 前述したように、保護ハウジングの下部に空気循環部を
設けるようにしているので、ファンを作動させて、該保
護ハウジングにおけるテレビカメラ収納部に空気を強制
的に循環させることによって、このテレビカメラ収納部
の内部温度が上昇しないように冷却することができる。
ここで、空気を循環させるために、外気と連通する給気
口及び排気口が設けられているが、これらは直接テレビ
カメラ収納部に設けられているのではなく、その間に給
気通路及び排気通路が設けられており、しかも保護ハウ
ジングの下部に設けられているから、雨天の下で撮影し
たり、塵埃等の存在下で撮影を行っても、これらがテレ
ビカメラ収納部に侵入するおそれはない。また、前述し
た給気口及び排気口に、必要に応じて邪魔板やルーバ等
を設ければ、雨水,塵埃等の侵入を完全に防止すること
ができる。
然るに、潮風等のように外気自体が有害である状況下で
撮影を行う場合においては、外気を取り入れることでき
ないから、空気循環部にカバーを装着して、給気口及び
排気口を外気と遮断する。ここで、カバー装着時には、
給気口と排気口とが連通することになるので、ファンを
作動させることによって、排気通路から排気口,給気口
及び給気通路を介してテレビカメラ収納部に内気循環さ
せることができる。そして、空気循環部は保護ハウジン
グの下部に配設されているので、直射日光を受けない日
陰部分にあり、少なくともテレビカメラ収納部より低温
状態となっているから、該テレビカメラ収納部にこの空
気循環部内の空気を供給することによって、ある程度冷
却効果が得られる。また、空気循環部内にはテレビカメ
ラ収納部からの高温空気が流れ込むが、該空気循環部内
において、この高温空気の冷却を促進するには、カバー
や空気循環部を構成する壁部に冷却ファンを装着すれば
よい。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず、第1図において、1はカメラ本体1aとレンズ1bと
からなるテレビカメラ、2はこのテレビカメラ1を収納
する保護ハウジングをそれぞれ示し、保護ハウジング2
は、テレビカメラ1が固定的に設置されて、テレビカメ
ラ収納部を構成する本体部2aと、該本体部2aの前部に着
脱可能に装着されるキャップ部2bの前面部分には透視窓
3が形成されており、該透視窓3には透明ガラス3aが装
着されている。
キャップ部2bは、その透視窓3を形成した部分から下方
に延在した空気循環部4を有する。この空気循環部4
は、ファン5aを収納するファン室5と、該ファン室5か
ら本体部2aに通じる連通部6とを有し、この連通部6に
隔壁7を設けることによって、給気通路8と排気通路9
とに区画形成されている。排気通路9は本体部2aとファ
ン室5と連通し、このファン室5には排気口10が形成さ
れて、該ファン室5は外気と連通している。一方、給気
通路8は本体部2aに通じ、その下端位置においては、外
気に通じる給気口11が形成されている。
ここで、排気口10及び給気口11は共にキャップ部2bの下
部に形成した凹部12内に開口しており、この凹部12にお
ける排気口10及び給気口11には外気との間の連通部をラ
ビリンス状の通路として雨水,塵埃等が侵入するのを防
止するための邪魔板13,14が設けられている。
さらに、15はカバーを示し、該カバー15はキャップ部2b
の下部に着脱可能に装着されて、凹部12を閉鎖すること
ができるようになっている。このように、カバー15を装
着することによって、排気口10及び給気口11が開口する
凹部12を閉鎖することができるようになっている。そし
て、このカバー15の外面には放熱用のフィン16が設けら
れている。
本実施例は前述のように構成されるものであって、この
ように構成することによって、保護ハウジング2におけ
るテレビカメラ1を収納した本体部2a内に空気の循環を
行わせて、該本体部2a内を冷却することができるように
なっている。ここで、カバー15を着脱することによっ
て、この空気の循環が外気循環と内気循環との間に切り
換えることができるようになっている。
即ち、雨水や塵埃等からテレビカメラ1を保護した状態
で空気を循環させる場合には、カバー15を取り外した状
態にすることによって、第2図に示したように、外気循
環が可能となる。また、雨水,塵埃等だけでなく、潮風
等の有害な外気からもテレビカメラ1を保護するには、
カバー15を装着すれば、第1図に示したように、内気循
環が行われる。
そこで、まず外気循環を行う場合について説明する。
第2図に示したように、カバー15を非装着状態にして、
ファン室5に設けたファン5aを作動させる。これによっ
て保護ハウジング2における本体部2a内の空気が排気通
路9から排気口10に排出され、これに伴なって給気口11
から外気が取り入れられて、給気通路8を介して本体部
2aに流れ込むようになる。この結果、同図に矢印で示し
たような空気循環が形成されて、該本体部2aの内部が冷
却されて、その温度上昇が防止されて、テレビカメラ
1、特にカメラ本体1aが加熱しないように保護される。
而して、前述した如く、排気口10及び給気口11を設ける
と、雨水や塵埃等がこれら排気口10,給気口11から侵入
するおそれがあるが、これらはキャップ部2bを下方に延
在させた空気循環部4における下部に開口しており、し
かも本体部2aとの間には排気通路9及び給気通路8が形
成され、さらに邪魔板13,14によって、空気の排出及び
取り入れの経路がラビリンス状となっているから、これ
ら雨水や塵埃等が本体部2a内にまで入り込むことはな
い。
次に、雨水,塵埃等の侵入を防止するだけでなく、有害
な外気が保護ハウジング2の本体部2a内に侵入しない状
態で、空気循環を行わせる内規循環を行わせるには、第
1図に示したように、キャップ部2bの下端部にカバー15
を装着して、凹部12を閉塞させて、排気口10及び給気口
11と外気との連通を遮断する。このときには、凹部12を
介して排気口10と給気口11とは連通した状態となってい
る。
そこで、ファン室5に設けたファン5aを作動させると、
同図に矢印で示したように、排気通路9から排気口10に
排出された空気が給気口11から給気通路8を介して本体
部2aの内部に供給されるようになる。ここで、空気循環
部4は保護ハウジング2における下部に配設されてお
り、この部分は直斜日光を受けない日陰部分となってい
るので、少なくとも直斜日光に曝される本体部2aより低
い温度状態にある。従って、内気循環を行わせることに
より、ある程度本体部2aの冷却効果が得られ、該本体部
2aが異常に加熱されることはない。また、この内気循環
を行わせると、空気循環部4内に本体部2aから高温の空
気が流れ込むが、カバー15には放熱用のフィン16が設け
られているので、該空気循環部4の放熱が促進されて、
本体部2aの冷却が促進される。なお、このフィン16はカ
バー15だけでなく、空気循環部4を構成する壁部にも設
けるようにすれば、さらに放熱効果が良好となる。
しかも、前述した外気循環及び内気循環させることによ
って、キャップ部2bにおける透視窓3を設けた部分と外
気との温度差が少なくなるので、透視窓3に装着した透
明ガラス3aが曇るおそれはない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案は、ファンを備えて、強制
的に空気を循環させる経路を有する空気循環部にカバー
を着脱可能に設けることによって、保護ハウジングにお
けるテレビカメラ収納部に外気及び内気による空気循環
を行わせる構成としたので、雨水,塵埃等の侵入を防止
するには外気循環を行わせ、また有害な外気からもテレ
ビカメラの保護を図る場合には内気循環を行わせること
によって、該テレビカメラ収納部の内部温度の上昇が抑
制されて、テレビカメラ、特にそのカメラ本体の保護を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は内気循
環方式となし、また第2図は外気循環方式とした屋外撮
影用テレビカメラ装置の断面図である。 1:テレビカメラ、1a:カメラ本体、1b:レンズ、2:保護ハ
ウジング、2a:本体部、2b:キャップ部、3:透視窓、4:空
気循環部、5:ファン室、5a:ファン、8:給気通路、9:排
気通路、10:排気口、11:給気口、12:凹部、13,14:邪魔
板、15:カバー、16:フィン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体とレンズとを備えたテレビカメ
    ラを収納する保護ハウジングの下部に、該保護ハウジン
    グ内のテレビカメラ収納部に空気を循環させて冷却する
    ために、ファンと、前記テレビカメラ収納部に空気循環
    を行わせるための給気通路及び排気通路と、これら給気
    通路及び排気通路をそれぞれ外気に連通させる給気口及
    び排気口とを備えた空気循環部を設け、該空気循環部に
    は前記給気口と排気口との間を連通させた状態で、外気
    と遮断するカバーを着脱可能に装着する構成としたこと
    を特徴とする屋外撮影用テレビカメラ装置。
JP12054089U 1989-10-17 1989-10-17 屋外撮影用テレビカメラ装置 Expired - Lifetime JPH0635577Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12054089U JPH0635577Y2 (ja) 1989-10-17 1989-10-17 屋外撮影用テレビカメラ装置

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JP12054089U JPH0635577Y2 (ja) 1989-10-17 1989-10-17 屋外撮影用テレビカメラ装置

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JPH0359777U JPH0359777U (ja) 1991-06-12
JPH0635577Y2 true JPH0635577Y2 (ja) 1994-09-14

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ID=31668613

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4687210B2 (ja) * 2005-04-14 2011-05-25 ソニー株式会社 撮像制御装置
JP5914875B2 (ja) * 2011-12-14 2016-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力変換ユニット
JP6068886B2 (ja) * 2012-03-30 2017-01-25 日東電工株式会社 換気システム

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JPH0359777U (ja) 1991-06-12

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