JPH0635351U - 建設機械の自動給脂装置 - Google Patents

建設機械の自動給脂装置

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JPH0635351U
JPH0635351U JP7748292U JP7748292U JPH0635351U JP H0635351 U JPH0635351 U JP H0635351U JP 7748292 U JP7748292 U JP 7748292U JP 7748292 U JP7748292 U JP 7748292U JP H0635351 U JPH0635351 U JP H0635351U
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智 水川
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 従来技術の自動給脂装置では、ランプ点灯表
示器が自動給脂装置専用のコントローラと一体形に形成
され、運転室内のスペース利用できる不特定の位置に配
置されている。ランプ点灯表示が小形である上に、陽光
の明るいときには自動給脂装置に異常が発生した場合、
ランプ点灯警報が見えにくかったりまた見落すことが多
かった。この問題点を解決する。 [構成] 本考案の自動給脂装置では、自動給脂装置の
分配弁,給脂用配管等に配置しているグリース圧センサ
からの信号をコントローラに入力するようにし、またそ
のコントローラからの自動給脂異常発生表示指令信号を
出力可能に、上記コントローラと、モニタ用のクラスタ
ゲージとを連通せしめ、画像表示を行うように構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として油圧ショベルなど建設機械,作業車両に装備している自動 給脂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、油圧ショベルに装備した従来技術の自動給脂装置の構成を示す回路図 である。図において、1は油圧ショベルの下部走行体、2は旋回軸受、3は上部 旋回体、4は上部旋回体3のフロント部に装着した作業アタッチメント、5は作 業アタッチメント4のブーム、6はアーム、7はアイドラリンク、8はバケット リンク、9は作業工具であるバケット、10はブームシリンダ、11はアームシ リンダ、12はバケットシリンダ、13は旋回軸受2の給脂口、14,〜,24 は各ピン結合部のそれぞれ給脂口、25は電動式のグリースポンプユニット、2 6はグリースポンプ、27はグリースポンプ用電動機、28は蓄圧式のグリース カートリッジ、29は親分配弁、30,31はそれぞれ子分配弁、32,33は 親分配弁29のアウトレットポート、34,35,36は子分配弁30のアウト レットポート、37,〜,42は子分配弁31のそれぞれアウトレットポート、 43は油圧ショベルに搭載しているエンジン、44は電源、45はキースイッチ 、46は自動給脂装置用のコントローラ、47はグリース圧異常発生時用のラン プ点灯表示器、48はグリースポンプ26の吐出口側に配置しているグリース圧 センサ、49は親分配弁29にそなえているリミットスイッチである。
【0003】 図4に示すように従来技術の自動給脂装置では、油圧ショベルの上部旋回体3 にグリースカートリッジ28をそなえた電動式のグリースポンプ26を設け、油 圧ショベルの各ピン結合部(旋回軸受2を含む)の給脂口14,〜,24とを親 分配弁29、子分配弁30,31、及び給脂用配管にて連通せしめて構成してい る。そしてエンジン43を設定累積時間をたとえば所定のT時間だけ作動させる と、コントローラ46のカウンタ機能によりグリースポンプ用電動機27は回転 作動する。それによりグリースポンプ26が回転し、グリースカートリッジ28 内に充填されているグリースは、グリースポンプ26から上記親分配弁29、子 分配弁30,31、及び給脂用配管を経て、各給脂口14,〜,24に送脂され 、自動的に潤滑が行われる。そして上記の給脂が完了したときに、親分配弁29 にそなえているリミットスイッチ49がはたらくので、そのスイッチ信号はコン トローラ46に入力される。そこでコントローラ46からの指令信号がグリース ポンプ用電動機27に出力され、グリースポンプ26が停止する。なおこの自動 給脂装置では分配弁(29,30,31)や給脂用配管が流路詰り,破断事故な どのトラブルをおこしたときに、その信号がグリース圧センサ48からコントロ ーラ46に入力される。コントローラ46では上記信号に基づき判断し、ランプ 点灯表示器47に対して指令信号を出力する。それによりランプ点灯表示器47 が点灯あるいは点滅表示を行い、警報を発することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術の自動給脂装置では、ランプ点灯表示器が自動給脂装置専用のコント ローラと一体形に形成され、運転室内のスペース利用できる不特定の位置に配置 されている。ランプ点灯表示が小形である上に、陽光の明るいときには自動給脂 装置に異常が発生した場合、ランプ点灯警報が見えにくかったりまた見落すこと が多かった。本考案は、上記の問題点を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の自動給脂装置は、自動給脂の動作・状態に関して異常が発生したとき に表示を行うようにした自動給脂装置であって、自動給脂装置の分配弁,給脂用 配管等に配置しているグリース圧センサからの信号をコントローラに入力するよ うにし、またそのコントローラからの自動給脂異常発生表示指令信号を出力可能 に、上記コントローラと、モニタ用のクラスタゲージとを連通せしめ、画像表示 を行うように構成した。
【0006】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案の自 動給脂装置を示す要部回路図である。図において、従来技術と同一構成要素を使 用するものに対しては同符号を付す。50はモニタ用のコントローラ、51,5 2,──,nはラジエータ水温,ラジエータ水位,燃料レベル,オイルプレッシ ャ,各種フィルタの目詰りなどをそれぞれ検出するセンサ、48は給脂用のグリ ース圧センサ、53はモニタ用の監視項目に関して予めプログラムされたメンテ ナンス情報(たとえば給脂時間間隔)を記憶せしめたROM、54はコントロー ラ50での演算結果の一次記憶などを行うRAM、55はI/Oポート、56は セットスイッチなどのスイッチ群、57はモニタ用クラスタゲージの画像表示部 である。図2は、油圧ショベルの運転室58の内部を示す要部斜視図である。図 において、59は運転室、60L,60Rは左右の作業用操作レバー、61は操 作盤本体、62はモニタ用のクラスタゲージ、57はクラスタゲージ62の画像 表示部、63はスイッチ群である。図3は、クラスタゲージ(62)の画像表示 部57を示す斜視図である。図において、64は画像表示部57に表示された自 動給脂装置の異常を示すシンボル画像である。
【0007】 次に、本考案の自動給脂装置の構成を図1〜図3について述べる。本考案の自 動給脂装置では、たとえばグリースポンプ26の吐出口側に配置しているグリー ス圧センサ48からの信号をコントローラ50に入力するようにし、またそのコ ントローラ50からの自動給脂異常発生表示指令信号を出力可能に、上記コント ローラ50と、クラスタゲージ62の画像表示部57とを連通せしめ、画像表示 を行うように構成した。
【0008】 次に、本考案の自動給脂装置の作用について述べる。自動給脂装置における分 配弁(29,30,31)や給脂用配管が流路詰り,破断事故などのトラブルを おこしたときには、グリース圧センサ48がその異常状態を検出する。そのグリ ース圧センサ48からの異常検出信号がI/Oポート55を介してコントローラ 50に入力されると、上記異常検出信号に基づきコントローラ50では判断し、 I/Oポート55を介してクラスタゲージ62の画像表示部57に対して、自動 給脂異常発生表示指令信号を出力する。それにより、画像表示部57には自動給 脂装置の異常を示すシンボル画像64(図3に示す)が表示される。この場合、 自動給脂装置と、建設機械の他の動作・状態に関し同時に異常が発生したときに は、シンボル画像64と他の異常を示すシンボル画像(図示しない)が交互に繰 返し表示される。なお自動給脂装置及び他の関し項目の動作・状態がすべて正常 のときには、画像表示部57は無表示、あるいはたとえば時刻表示を行うように している。したがって自動給脂装置に異常が発生したときには、運転者はモニタ 用クラスタゲージ62の画像表示部57を見て、容易に異常を確認することがで きる。
【0009】
【考案の効果】
従来技術の自動給脂装置では、ランプ点灯表示器が自動給脂装置専用のコント ローラと一体形に形成され、運転室内のスペース利用できる不特定の位置に配置 されている。ランプ点灯表示が小形である上に、陽光の明るいときには自動給脂 装置に異常が発生した場合、ランプ点灯警報が見えにくかったりまた見落すこと が多かった。しかし本考案の自動給脂装置では、自動給脂装置の分配弁,給脂用 配管等に配置しているグリース圧センサからの信号をコントローラに入力するよ うにし、またそのコントローラからの自動給脂異常発生表示指令信号を出力可能 に、上記コントローラと、モニタ用のクラスタゲージとを連通せしめて構成した 。それにより、自動給脂装置における分配弁や給脂用配管が流路詰り、破断事故 などのトラブルをおこしたときには、モニタ用クラスタゲージの画像表示部に自 動給脂装置の異常を示すシンボル画像が表示される。この場合、自動給脂装置と 、建設機械の他の動作・状態に関し同時に異常が発生したときには、上記シンボ ル画像と他の異常を示すシンボル画像が交互に繰返し表示される。なお自動給脂 装置及び他の監視項目の動作・状態がすべて正常のときには、画像表示部は無表 示、あるいはたとえば時刻表示を行うようにしている。したがって自動給脂装置 に異常が発生したときには、運転者はモニタ用クラスタゲージの画像表示部を見 て、容易に異常を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動給脂装置を示す要部回路図であ
る。
【図2】油圧ショベルの運転室の内部を示す要部斜視図
である。
【図3】クラスタゲージの画像表示部を示す斜視図であ
る。
【図4】従来技術の自動給脂装置の構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
3 上部旋回体 4 作業アタッチメント 13,〜,24 給脂口 26 グリースポンプ 28 グリースカートリッジ 29,30,31 分配弁 46,50 コントローラ 48 グリース圧センサ 57 画像表示部 62 クラスタゲージ 64 シンボル画像

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体のフロント部にブーム、アー
    ム、アイドラリンク、バケットリンク、作業工具等を相
    互に回動自在にピン結合した建設機械に対して、その上
    部旋回体にグリースカートリッジをそなえた電動式のグ
    リースポンプを設け、そのグリースポンプと、上記各ピ
    ン結合部の給脂口とを分配弁及び給脂用配管にて連通
    し、エンジンを設定累積時間だけ回転作動させたとき上
    記グリースポンプをコントローラの指令により所定の時
    間だけ回転させるようにし、またその自動給脂の動作・
    状態に関して異常が発生したときに表示を行うようにし
    た自動給脂装置であって、自動給脂装置の分配弁,給脂
    用配管等に配置しているグリース圧センサからの信号を
    コントローラに入力するようにし、またそのコントロー
    ラからの自動給脂異常発生表示指令信号を出力可能に、
    上記コントローラと、モニタ用のクラスタゲージとを連
    通せしめ、画像表示を行うように構成したことを特徴と
    する建設機械の自動給脂装置。
JP7748292U 1992-10-12 1992-10-12 建設機械の自動給脂装置 Expired - Fee Related JP2583644Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000186349A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Hitachi Constr Mach Co Ltd 自動運転建設機械

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JP2000186349A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Hitachi Constr Mach Co Ltd 自動運転建設機械

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