JPH06350526A - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JPH06350526A
JPH06350526A JP13312993A JP13312993A JPH06350526A JP H06350526 A JPH06350526 A JP H06350526A JP 13312993 A JP13312993 A JP 13312993A JP 13312993 A JP13312993 A JP 13312993A JP H06350526 A JPH06350526 A JP H06350526A
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JP
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circuit
voltage
interference
electric field
signal
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JP13312993A
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Tatsuo Ishizu
達雄 石津
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コードレス電話機に於いて、混信を検出して
自動的にチャネル変更を行ない、混信を回避することを
目的とする。 【構成】 電界強度検出回路21及び受信データの位相
誤差検出する位相比較器14の出力を利用して混信を検
出し、チャネル変更信号を発生させる。 【効果】 混信を受けたときに自動的にチャネル変更を
行なうため、使用者が手動でチャネル変更を行なう必要
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のコードレス電話機の受信部
のブロック図である。図2(a)に於いて、1は空中線
(ANT)、2は受信電波を増幅周波数変換する高周波
回路、3は高周波回路2からの信号を検波する検波回
路、4は検波回路3からの検波信号を波形成形してディ
ジタル波形にした後、伝送路の影響を取り除くために再
サンプルを行なうビット同期回路、5はビット同期回路
4で復調された復調データを受信音声へ変換するデータ
/音声変換回路であり、受信音声6を出力する。図2
(b)に於いて、7は手動でチャネル変更を行なうチャ
ネル変更スイッチであり、このスイッチが押されると、
チャネル制御回路8へチャネル変更信号が出力され、送
受信チャネルの変更が行なわれる。
【0003】固定機又は移動機からの送信信号は空中線
1に入り、高周波回路2、検波回路3、ビット同期回路
4、データ/音声変換回路5を通って受信音声6とな
る。ここで、受信信号と同じ周波数に混信があった場
合、混信信号も同様に復調されるため、受信音声6に混
信による雑音が混入してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のコードレス電話機に於いては、混信による雑音が
発生した場合に、コードレス電話機の使用者が混信の都
度チャネル変更スイッチを手動で操作してチャネル変更
を行なわなければならない。又、一部のコードレス電話
機には、最初に通話チャネルを決定する時、自動的に使
用されていないチャネルを選択する機能を持つものもあ
るが、一度使用されていないと判定されて選択され使用
しているチャネルに、後から混信が生じた場合は混信が
回避できないため、やはり手動によるチャネル変更が必
要となってしまう。
【0005】本発明は、簡単な構成で従来のデータ伝送
形式に手を加えることなく、混信を検知し、自動的に混
信のないチャネルへチャネル変更を行なうことが可能な
コードレス電話機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するため、受信部の検波回路からの電界強度信号と、
ビット同期回路の位相誤差信号とを利用して、混信を自
動的に回避するものである。
【0007】電界強度信号は、図3に示すような特性を
もっており、コードレス電話機の固定機と移動機間の距
離が大きくなり、受信電界強度が下がると、電圧が比例
して下がる信号である。又、現在のほとんどのコードレ
ス電話機には既に電界強度検出回路が設けられているた
め、新たに回路を追加することなく電界強度信号を得る
ことができる。
【0008】ビット同期回路は、送信側から伝送されて
きたデータの変化に受信回路内部のタイミングを同期さ
せるための回路で、常に受信データの変化点の中央でデ
ータを判定することにより、送受信間のデータ速度差や
伝送路上で起こる雑音等の影響を除いて正しくデータを
判定する動作を行なう。又、この回路はPLL回路で構
成することができ、受信データのデータ変化点の位相
と、ビット同期回路のクロック位相差を最小にする動作
により実現する。このビット同期回路の動作を図4に示
す。図4に於いて、Aは受信データ、B,C及びDはビ
ット同期回路のクロック例である。E及びFは受信デー
タの変化点、G,H,I,J及びKは受信データとクロ
ックとの位相差である。この動作例では、受信データの
変化点にクロックの立ち下がりを同期させるようにビッ
ト同期回路が動作している。尚、受信データAはデータ
の0,1両方の波形を重ね合わせて示している。
【0009】混信がなく受信データが正しく受信されて
いる時、データの変化点Cは等間隔となり、ビット同期
回路のPLL回路の動作により、クロックはBに示すよ
うにデータの変化点と位相差のない波形となる。この
時、PLL回路の遅延や受信電界の変動により位相差が
生じることがあり、GやHの値をとることもある。
【0010】一方、混信がある場合、受信データは混信
の影響を受けるF点のようにデータの変化点が等間隔に
ならない場合が多くなってくる。この時のデータの変化
点とクロックの位相差は、I,J及びKに示すように、
混信のない時よりも大きな位相差となる。従って、位相
差に対してある一定値の閾値(L)を決め、 G,H<L<I,J,K データの変化点とクロックの位相差<L・・・・・・・
・・(1) となる時を混信と判定することができる。
【0011】しかし、この位相差は受信電界強度が低い
場合にも大きくなる性質がある。従って、受信電界強度
に対してもある一定の閾値(M)を決め、 受信電界強度>M・・・・・・・・・・・・・・・・
(2) とし、(1)式、(2)式の両方が成立した時、混信有
りと判定することができる。尚、L及びMの値は使用す
るコードレス電話機の特性及び許容される混信の程度に
より決定する。
【0012】
【作用】この手段により、混信を検出すると、チャネル
制御回路に対しチャネル変更信号を出力し、送受信チャ
ネルの変更を行なう。このようにして、自動的に混信を
回避するコードレス電話機が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例に於けるコードレ
ス電話機の受信部のブロック図である。図1に於いて、
9は空中線、10は受信信号の周波数変換や増幅を行う
高周波回路、11は受信データの検波を行う検波回路、
12の破線内はデータの変換点の中間でデータを判定す
るためのビット同期回路、13はデータの変換点を検出
する変換点検出回路、14は位相比較器、15は位相誤
差信号から雑音成分を除去するループフィルタ(LP
F)、16は電圧制御発振器(VCO)であり、位相比
較器14乃至電圧制御発振器16により構成されるPL
L回路で受信データに同期した再生クロック17を出力
する。18は再生クロック17のタイミングで検波出力
をサンプルするサンプル回路、19は受信データを音声
に変換する変換回路であり、受信音声20を出力する。
21の破線内は電界強度検出回路、22は高周波増幅回
路(AMP)、23及び24は検波用のダイオード、2
5は抵抗器、26は平滑用コンデンサ、27は電界強度
電圧、28は電界強度の基準を与える基準電圧、29は
位相誤差の基準を与える基準電圧、30は位相誤差電
圧、31及び32は電圧比較器であり、それぞれ基準電
圧入力より高い電圧が比較電圧として入力された時、正
の電圧を出力する。33は論理積回路(AND回路)で
あり、両方の入力に正の電圧が入力された時のみ出力電
圧が正となる。34はチャネル制御回路であり、送受信
変更を行う。
【0015】以上のように構成されたコードレス電話機
の受信部について、以下その動作を説明する。混信のな
い時、ビット同期回路12の位相誤差電圧30は基準電
圧29以下の電圧となるが、混信によって検波回路11
からの検波信号のデータ変換点が変動すると、変換点検
出回路13で検出される変換点信号の位相も変動し、こ
の信号とPLL回路で混信のない状態で等間隔のデータ
変換点に同期している再生クロック17とを入力した位
相比較器14の出力は大きな変動をし、位相誤差電圧3
0は基準電圧29を超える電圧となり、電圧比較器32
の出力電圧が正となる。
【0016】受信電界強度は、受信高周波を高周波増幅
回路22で増幅した後、23及び24のダイオードによ
り半波整流された後、抵抗器25及び平滑用コンデンサ
26により直流電圧へと変換される。従って、受信電界
強度が強いほど、電界強度電圧27は高い電圧となる。
【0017】位相誤差電圧30は、混信があった場合の
他に受信電界強度が弱い場合にもデータ変換点が変動す
るため、高い電圧となる。このため、電界強度電圧27
に対して基準電圧29を設定して、受信電界強度がこの
設定値を超えた時、電圧比較器31の出力が正の電圧と
なる。
【0018】従って、電圧比較器32及び電圧比較器3
1両方の出力電圧が正になった時のみ混信と判断する。
この時、論理積回路33の出力も正となり、チャネル制
御回路34に対してチャネル変更信号が出力され、送受
信チャネルの変更が自動的に行われる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明は受信部に受信電
界強度を検出する回路と、受信データの位相誤差電圧を
検出する回路とを設け、受信電界強度が予め設定してあ
る基準電界強度を越え、且つ、受信データの位相誤差電
圧が予め設定してある基準位相誤差電圧を越えた時に混
信有りと判定して、チャネル制御回路に対してチャネル
変更信号を出力し、送受信チャネルを変更することによ
り、混信を回避することが可能となる。
【0020】従って、使用者は混信を受けた場合、手動
により送受信チャネルを変更する操作を行う必要がな
く、自動的に送受信チャネルを変更できることにより、
非常に使い勝手の良いコードレス電話機が実現できる。
又、従来のコードレス電話に設けられている電界強度検
出回路及びビット同期回路を有効に利用でき、新たな伝
送フォーマット等の変更の必要がなく、部品点数も少な
くて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に於けるコードレス電話機の
受信部のブロック図
【図2】従来のコードレス電話機の受信部のブロック図
【図3】電界強度信号の特性を示す図
【図4】ビット同期回路の動作を示す図
【符号の説明】
9 空中線 10 高周波回路 11 検波回路 12 ビット同期回路 13 変換点検出回路 14 位相比較器 15 ループフィルタ(LPF) 16 電圧制御発振器(VCO) 18 サンプル回路 19 変換回路 21 電界強度検出回路 22 高周波増幅回路(AMP) 23,24 ダイオード 25 抵抗器 26 平滑用コンデンサ 27 電界強度電圧 28,29 基準電圧 30 位相誤差電圧 31,32 電圧比較器 33 論理積回路(AND回路) 34 チャネル制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線に接続された固定機と、前記固定
    機と無線にて通信を行なう移動機により構成され、前記
    固定機及び移動機は、送信側で音声及びデータをディジ
    タル信号に変換して無線伝送し、受信側でディジタル信
    号を音声及びデータに逆変換して音声及びデータを伝送
    する機能を備え、前記固定機及び移動機は、受信回路に
    受信電界強度を検出する回路と、検波信号をディジタル
    信号へ変換するためのPLL回路にて構成されるビット
    同期回路とを備え、受信電界強度とビット同期回路の移
    送誤差出力とを比較することにより混信信号の有無を検
    出し、混信発生時にはチャネル制御回路に対しチャネル
    変更信号を送出することにより、自動的に混信を回避す
    ることを特徴とするコードレス電話機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081262A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 能美防災株式会社 火災報知設備

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