JPH0635051A - 沈胴式カメラ - Google Patents

沈胴式カメラ

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Publication number
JPH0635051A
JPH0635051A JP19385592A JP19385592A JPH0635051A JP H0635051 A JPH0635051 A JP H0635051A JP 19385592 A JP19385592 A JP 19385592A JP 19385592 A JP19385592 A JP 19385592A JP H0635051 A JPH0635051 A JP H0635051A
Authority
JP
Japan
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group
cam
state
lens
barrel
Prior art date
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Pending
Application number
JP19385592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Kamiya
雅俊 紙谷
Tetsuya Uno
哲哉 宇野
Shinya Miki
伸哉 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Publication of JPH0635051A publication Critical patent/JPH0635051A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ全体の厚みを小さくしつつ十分な沈胴
量を確保することができるコンパクトな沈胴式カメラを
提供するものである。 【構成】 ガイド軸により保持・案内する方式の鏡胴構
成で固定軸123と係合する軸受部を第1軸受部材12
5,135と第2軸受部材124とにより二重構成する
ことにより、鏡胴ユニットの光学性能を確保しながらコ
ンパクト化を図ることにより、ガタ量x、軸受長さLn
の設定で、沈胴可能量を(L−Ln)以上にし、カメラ
をよりコンパクトにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガイド軸によって保持
・案内する方式の鏡胴構成で鏡胴ユニットの光学性能を
確保しながらコンパクト化を図ることができる沈胴式カ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の機能を有し、ズーム機能や
沈胴機能を持つ小型カメラは、ユーザに様々な撮影領域
を提供するとともにカメラの携帯性の向上に役立ってい
る。一方、カメラが多機能になるほどコストアップとな
る傾向がある。従来、ズーム機能や沈胴機能は円筒カム
の組み合わせにより構成していたが、円筒カムは形状が
複雑でコストアップの要因となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、近年、図1,
2に示すような固定のガイド軸に撮影レンズを有する鏡
胴ユニットを保持し、光軸方向に移動可能とすることで
コストダウンを図る方式が提示されている。以下、図
1,2に従ってその構成を説明する。図1に示すよう
に、カメラボディ101と該カメラボディ101に位置
決めされた固定枠102とに設けられた取り付け穴10
1a,102aによって保持されてガイド軸103は固
定されている。可動筒104は、ガイド軸103と嵌合
する軸受部104aを有し、不図示の機構によってガイ
ド軸103上を撮影光軸と平行な方向へ移動可能な構成
となっている。上記可動筒104は光軸に垂直な面10
4b上にシャッターユニット105が取り付けられてい
る。撮影レンズ111a,111bは玉枠112に保持
されており、玉枠112はその外周にオスヘリコイド部
112aを有している。この玉枠外周のオスヘリコイド
部112aは、シャッターユニット105内に固定され
たメスヘリコイド105aと係合しており、不図示の機
構によって玉枠112を光軸回りに回転させることによ
って、撮影レンズ111a,111bを光軸方向に移動
させてピント合せを可能にしている。
【0004】上記のような構成において、図1は沈胴位
置を示している。この状態から、不図示の機構により可
動筒104をガイド軸103に沿って繰り出していく
と、図2のような撮影状態へ移動する。このような可動
筒支持方法では図3に示すように、可動筒104の軸受
部104aの穴径Dとガイド軸103の外径dはD
>dとなるような設定にしないと機構的に負荷が大
きくなりすぎて作動しなくなる。ところが、ガイド軸1
03の外径dと可動筒104の軸受部104aの穴径
のガタx(=D−d)は、可動筒104の光軸
に対する傾きを発生させ、片ボケなどの撮影性能の劣化
の原因となる。
【0005】ここで可動筒104の傾き量θは、軸受部
104aの長さをLn、軸受部104aとガイド軸10
3のガタ量をxとすると、 θ=Tan−1(x/Ln) … となる。式からわかるように傾き量θを小さくするた
めにはガタ量xを小さくするか、又は軸受部104aの
長さLnを大きくする必要がある。ここでガタ量xは、
部品のバラツキ等を考えると50μm以上小さくするの
は加工上非常に困難を伴いコストアップの要因となると
いった問題があった。
【0006】一方、図1に示すようにガイド軸103の
長さLは、カメラの厚み方向に直接影響する。このた
め、ガイド軸103の長さLを一定値以下の寸法に設定
して、軸受部104aの長さLnを大きくしていくと沈
胴可能量(L−Ln)が小さくなり、鏡胴部がカメラ前
面より飛び出した状態となり、カメラをコンパクトにで
きないといった問題があった。従って、本発明の目的
は、上記問題を解決することにあって、カメラ全体の厚
みを小さくしつつ十分な沈胴量を確保することができる
コンパクトな沈胴式カメラを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ガイド軸により保持・案内する方式の鏡
胴構成で固定軸と係合する軸受部を二重に構成すること
により鏡胴ユニットの光学性能を確保しながらコンパク
ト化を図ることにより、ガタ量x、軸受長さLnの設定
で、沈胴可能量を(L−Ln)以上にし、カメラをより
コンパクトにできるように構成するものである。すなわ
ち、撮影レンズの光軸と大略平行な固定軸と、上記固定
軸に係合しかつ光軸方向に移動可能な第1軸受部材と、
上記第1軸受部材に係合しかつ光軸方向に移動可能な第
2軸受け部材と、上記第2軸受け部材に対して移動可能
な上記撮影レンズを有する光学系とを有する鏡胴ユニッ
トを備えるように構成する。
【0008】上記構成においては、上記第1軸受部材と
上記第2軸受部材との間に付勢部材を備えるとともに、
上記第1軸受部材に上記第2軸受部材を所定位置に位置
決めするための位置決め手段を備えて、上記付勢手段に
より常時上記第2軸受部材を上記第1軸受部材に対して
上記所定位置側に付勢するように構成することもでき
る。
【0009】
【発明の効果】本発明の構成によれば、沈胴機能とズー
ム機能とを有するカメラにおいてガイド軸により保持・
案内する方式を採用してコストを下げるとともに、カメ
ラのコンパクト化の障害となる吊り軸受けの長さについ
て、軸受部を第1軸受部材と第2軸受部材とにより二重
構成にすることにより、精度確保に必要な軸受け長さを
確保するとともに、沈胴ストロークを従来の1つの軸受
タイプのものより大きくすることができて、カメラのコ
ンパクト化を簡便な機構で達成することができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明にかかる実施例を図4〜図1
1に基づいて詳細に説明する。本実施例にかかる沈胴式
カメラは、図4,5に示すように、カメラボディ121
と該カメラボディ121に位置決めされた固定枠122
とに設けられた取り付け穴121a,122aによっ
て、ガイド軸123が固定されている。可動筒124
は、その後端部に下方に延びた軸受部124aを有する
とともに、その前部において光軸に垂直な面124b上
にシャッターユニット128が取り付けられている。撮
影レンズ127a,127bは玉枠129に保持されて
おり、玉枠129はその外周にオスヘリコイド部129
aを有している。この玉枠外周のオスヘリコイド部12
9aは、シャッターユニット128内に固定されたメス
ヘリコイド128aと係合しており、不図示の機構によ
って玉枠129を光軸回りに回転させることによって、
撮影レンズ127a,127bを光軸方向に移動させて
ピント合せを可能にしている。上記可動筒124の軸受
部124aには貫通穴124cを有し、該貫通穴124
cに軸受125の外周部125aを摺動可能に嵌合して
いる。この軸受125は、軸受部124a内で大略光軸
方向に移動可能に保持される。そして、図5に示すよう
に、撮影状態では、軸受125の後部の基準面に固定さ
れたストッパ120と軸受部124aの後面との間に配
置されたバネ126の付勢力で、軸受125の前部張り
出し面125bに対して可動筒124が押し当てられて
位置決めされている。軸受125はその貫通穴125c
内にガイド軸123を嵌合しており、不図示の機構で可
動筒124が大略光軸に沿って沈胴方向へ移動すると、
バネ126の付勢力で軸受125は一体的にガイド軸1
23に沿って図5において左方向に移動する。次に、軸
受125のバネ装着部とは反対側のフィルム面側の張り
出し面125bが不図示のストッパに当たると、可動筒
124及びバネ126をチャージしながら沈胴を続けて
図4の沈胴状態になる。
【0011】上記実施例によれば、軸受125の長さL
nを確保しても、沈胴量は(L−Ln+A)だけ確保で
き、カメラをよりコンパクトにできる。ここで、Aは軸
受125の張り出し面125bと軸受部124aの前端
面との間の距離、Lは固定枠122の内面と軸受125
の後端面との間の距離である。すなわち、本実施例は、
沈胴機能とズーム機能とを有するカメラにおいてガイド
軸により保持・案内する方式のカメラにおいて、カメラ
のコンパクト化の障害となる軸受けの長さについて、軸
受部を可動筒124の軸受部124aと軸受125との
二重構成にすることにより、精度確保に必要な軸受け長
さLnを確保するとともに、沈胴ストローク(L−Ln
+A)を従来の1つの軸受タイプのものより大きくする
ことができて、カメラのコンパクト化を簡便な機構で達
成することができる。
【0012】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、
本発明はズームカメラにも適用することができ、その実
施例を図6〜8に示す。図6は沈胴状態、図7は広角状
態、図8は望遠状態である。この実施例では、可動筒1
24の光軸方向後側に円筒状の突出部124dを形成
し、該突出部124d内に光軸方向に摺動可能に玉枠1
30が取り付けられている。撮影レンズ131a,13
1bは玉枠130に保持されており、玉枠130はその
外周に具体的には図示しないがオスヘリコイド部を有し
ている。この玉枠外周のオスヘリコイド部は、具体的に
は図示しない可動筒124の突出部124dの内周面に
形成されたメスヘリコイドと係合しており、不図示の機
構によって玉枠130を光軸回りに回転させることによ
って、撮影レンズ131a,131bを光軸方向に移動
させてピント合せを可能にしている。本実施例において
も先の実施例と同様な作用効果を奏することができる。
【0013】さらに、他の実施例として軸受125の形
状を変えたものを図9〜11に示す。この実施例では、
軸受135の張り出し面135bの後側にV字状切欠部
135dを形成するとともに、該切欠部135dに対向
しかつ係合可能な突起124eを可動筒124の軸受部
124aの前面に形成する。この実施例においては、沈
胴状態から広角又は望遠の撮影状態へ切換えた後、該撮
影状態において可動筒124は所謂“くさび効果”によ
って軸受135に対してバネ126により押し当てら
れ、保持されるため、保持が安定する。
【0014】以下に、本発明にかかる別の実施例を図1
2〜図23に基づいて詳細に説明する。図12は本実施
例にかかる沈胴式カメラの鏡胴の非撮影状態例えば沈胴
状態の断面図、図13は上記鏡胴の第1撮影状態例えば
広角状態の断面図、図14は上記鏡胴の第2撮影状態例
えば望遠状態の断面図、図15,16,17は鏡胴の展
開図であって、図15は沈胴状態、図16は広角状態、
図17は望遠状態である。図18は沈胴状態での長ギア
の断面図、図19はその正面の配置図である。
【0015】本実施例にかかるカメラは、カメラボディ
14に対して、第1群レンズ7を有する第1群保持筒1
と第1群案内筒2と、第2群レンズ10を有する第2群
移動枠8とが沈胴状態と撮影状態との間で移動可能に収
納されて大略構成する。
【0016】カメラボディ14は、画枠14dをもち、
第1軸受部14a及び第2軸受部14cと、カメラボデ
ィ14に固着した軸固定板23(結合状態は不図示)に
より、ガイド軸15と回転止め軸21を保持して固定し
ている。
【0017】上記第1群保持筒1は、シャッターユニッ
ト11の前面部のシャッターユニット取付部1a,1a
においてシャッターユニット11をビス止め固定してい
る。この第1群保持筒1と第1群案内筒2とは光軸に沿
って相対移動可能になっており、第1群保持筒1が第1
群案内筒2に対して繰り込まれた際に第1群案内筒2及
びカム環3が収納されるように第1群保持筒1の下部内
側に収納空間1bを形成している。第1群保持筒1の後
部に形成された直進用凸部1fが第1群案内筒2の前部
の第1群保持筒直進案内溝2bに嵌まることにより、第
1群保持筒1は第1群案内筒2に対して回転不能にかつ
直進可能に係合され、第1群案内筒2と第1群保持筒1
の凸部1fの後端面(片当て当接部)1dとの間に縮装
された第1群保持筒片押し用圧縮バネ17によって、第
1群保持筒1と第1群案内筒2との間は互いに離れる方
向に付勢されている。撮影時には、上記凸部1fの前端
面に形成された片当て保持部1cと第1群案内筒2の後
端面に形成された片当て保持部2eが当接して、第1群
保持筒1は第1群案内筒2に対して光軸方向の位置及び
傾きが決められる。第1群保持筒1の径方向の規制は、
凸部1fの径嵌合部1eと直進案内溝2bの径嵌合部2
gが径方向に関して嵌合することにより達成している。
なお、上記圧縮バネ17、片当て保持部1c,2e、凸
部1f、径嵌合部1eは夫々周方向に関して3カ所ずつ
設けられている。
【0018】上記第1群案内筒2は、上記したように第
1群保持筒1と係合しており、その下側の案内部2a
は、カメラボディ14の下側の軸受部14aに固定され
た第1群用ガイド軸15に案内されて移動するととも
に、同じく上側の回転止め2iはカメラボディ14の上
側の軸受部14cに固定された回転止め軸21で回転止
めされている。このようにカメラボディ14に対して、
第1群案内筒2を介して第1群保持筒1は光軸方向に移
動可能に設けられており、更に、第1群用圧縮バネ16
によって第1群保持筒1は光軸方向に後側に(フィルム
面側すなわち図上左側)に付勢されている。この圧縮バ
ネ16は、ガイド軸15の外周部に配置され、上記案内
部2aの前端面とガイド軸15の先端が固定された軸固
定板23との間に縮装され、案内部2aをガイド軸15
に沿って後側に付勢している。
【0019】ここで、シャッターユニット11に保持さ
れた第1群レンズ7は、広角状態と望遠状態との間(若
しくはスタンバイ状態と撮影状態との間)の移動量と沈
胴移動量との和に相当する移動量が必要である。第1群
レンズ7が直接ガイド軸によって案内される構成の場
合、充分な移動量を得るためには、(カメラの厚みを一
定とする)嵌合長さを短くせざるを得ず傾きやすくな
る。一方、ガイド軸によって案内される部材を別設し、
その部材に対して第1群レンズ7を可動に嵌合させれば
嵌合長さは長くできるがガタが2ケ所で発生することに
なり、これらのガタが合わさって大きな誤差が生じるこ
ととなるので、結局、直接ガイド軸によって案内した場
合との優位差がないことになる。これに対して、本実施
例の構成は2カ所で嵌りあう構成でありながら、後記す
るように片当てすることにより、片方の嵌め合いでは全
域でなく1つの撮影状態でのみ傾きをよくするように
し、他方の嵌め合いを通常嵌合(全域傾き保持)とし、
撮影時に第1群レンズ7の傾きを精度良く達成すること
ができるように構成されている。
【0020】又、第1群案内筒2の内面側の上部には、
第2群移動枠8を直進方向に案内する第2群直進案内溝
2cがあり、径嵌合部2hで第2群移動枠8の径嵌合部
8dと径方向に関して嵌合している。又、第1群案内筒
2は、第1群案内筒側の径嵌合部2dとカム環3側の径
嵌合部3aとが嵌合することによりカム環3と径方向に
関して嵌合しており、かつ、駆動ギア結合部3fで結合
されたカム環駆動用のギア19とカム環3の前端部の下
部に形成された当接部3eとが第1群案内筒側の光軸方
向規制部2fにそれぞれ前後から当接して第1群案内筒
2を挟み付けているので、第1群案内筒2は、カム環3
を回転自在にかつ光軸方向には移動不可能に係合してい
る。
【0021】上記ギア19は、図18,19に示すよう
に、減速系を介してズームモータ(不図示)に連結され
た長ギア20とギア結合しているので、カム環3はこの
長ギア20が回転すると回転を始める。カム環3には第
1群移動用カムフォロワ部3bが形成されており、カメ
ラボディ14に固設されたカム部材13と当接してい
る。カム部材13は、上記のように鏡胴全体を光軸方向
に移動するカム部13aを有し、取付部13bでワッシ
ャーを介して、カメラボディ14における第1群移動用
カム部材取付部14bと結合されている。このワッシャ
ー厚を変えることで、カムの位置調整ができる構成とな
っている。そして、カム環3は、第1群案内筒2を介し
て、圧縮バネ16によって付勢されているので、カム部
材13のカム部13aに押しつけられる。これにより、
ギア19によってカム環3が回転すると、カムフォロワ
部3bはカム部13aのリードに従って移動し、カム環
3は光軸方向に回転しながら進退する。カム環3は第1
群案内筒2及び該第1群案内筒2を介して第1群保持筒
1と光軸方向に一体となっているので、カム環3の進退
により、第1群案内筒2及び第1群保持筒1も進退す
る。カム環3の前端部の内側に形成された第1群保持筒
沈胴用カムフォロワ部3cはカム筒4の前端部の外側に
形成された第1群保持筒沈胴用カム4cと係合してい
る。カム環3の上部に形成された第2群用カム溝3d
は、第2群移動枠8のカム追従部8aと係合して移動枠
8を第1群レンズ7と第2群レンズ10との移動差分だ
け第1群レンズ7に対して移動させるためのものであ
る。該カム溝3dは本実施例では、リニアな形状をして
おり、第1群案内筒2の全周の3ケ所に形成された第2
群直進案内溝2c,2c,2cと共働して、移動枠8を
回転させることなく光軸方向に移動させる。
【0022】第1群保持筒沈胴用カム筒4は、シャッタ
ーユニット11内に組み込まれており、該カム筒4の後
端部及び前端部に形成された第1,第2位置決め部4
a,4bをシャッターユニット11に対して回転自在に
かつ光軸方向・径方向に移動不可能に係合しており、カ
ム筒4の後端部の内周面に形成されたギア部4dに対
し、不図示のフォーカスモータ及び減速系からカム筒4
側へ動力が伝達されることによりシャッターユニット1
1に対して回転力を与えられる。シャッターユニット1
1は前記したように第1群保持筒1に固定され、内部に
公知のシャッター機構を持ち又上記フォーカスモータを
設け、更に、カム筒4側又はメスヘリコイド5側へ動力
の伝達路を切替える不図示の動力伝達切替手段も有して
いる。この動力伝達切替手段は公知の遊星ギアとマグネ
ット等からなっている。絞り(シャッター)12は、シ
ャッターユニット11の内部のシャッター機構に連動す
る。なお、不図示の動力伝達切替手段により減速系から
の動力が、フォーカシング用メスヘリコイド5側に切り
替えられ、第1レンズ7を移動させ、フォーカスを行な
う。図15〜17に示されるように、カム筒4の外周面
には3カ所に沈胴用カム4c,4c,4cが形成され、
各沈胴用カム4cは、沈胴部カム4cと沈胴・広角切
り替えカム4cと不感部4cとを備えている。上記
沈胴部カム4cは、沈胴状態で圧縮バネ17によって
カム環3の第1群保持筒沈胴用カムフォロワ部3cに対
しカム筒4が回転繰出しないように設けられている。上
記沈胴・広角切り替えカム(沈胴・スタンバイ切り替え
カム)4cは、沈胴状態と広角状態との間での切り替
えに使用され、カム筒4を回転することにより、カムフ
ォロワ部3cと沈胴用カム4cとの相対位置が変わり、
該沈胴部カム4c2に沿って、カム筒4は、カム環3に
対して回転しながら進退し、シャッターユニット11を
介してカム筒4と光軸方向に一体の第1群保持筒1も進
退する。ここで、沈胴状態と広角状態との間での切り替
え時にカムフォロワ部3cがカム筒4の回転により回転
してしまうと、第1群案内筒2が前後(広角状態と望遠
状態との間での切り替え動作)してしまうので、沈胴状
態と広角状態との間での切り替え時には、カム環3を固
定しておく必要がある。その方法としては、カム筒4の
回転時は、ズームモータを短絡させること等によりブレ
ーキをカム環3にかけるのが好ましい。又は、第1群保
持筒片押し用圧縮バネ17に対して第1群用圧縮バネ1
6を十分大きい力量とするのが好ましい。あるいは、ロ
ック機構を設け、カム筒4が回転するときにはカム環3
が回転しないようにロックしてもよい。一方、上記不感
部4cは、広角状態(又はスタンバイ状態)と望遠状
態(又はスタンバイ状態に対する撮影状態)との間での
切り替えの際、カムフォロワ部3cがカム筒4を回して
しまわない(カム筒4と干渉しない)ようにするための
カムフォロワ部3cに対する逃がしである。ゆえに、そ
の巾及び長さは、カムフォロワ部3cの移動範囲に対し
て余裕を取るようにしている。カムフォロワ部3cがこ
の不感部4c3にあるときには両者は光軸方向に関して
遊動可能な状態となっており、第1群保持筒1の第1群
案内筒2に対する光軸方向の位置決めは、圧縮バネ17
の付勢力によって片当て保持部1cが片当て保持部2e
に押圧されていることによって行われている。
【0023】又、フォーカシング用メスヘリコイド5
は、カム筒4と同様に第1,第2位置決め部5a,5b
でシャッターユニット11に対し光軸方向・径方向に一
体にかつ回転可能に係合しており、不図示のフォーカス
モータからの動力が減速系及びフォーカシング用メスヘ
リコイド5側とカム筒4側への動力伝達切替手段を介し
て、ギア部5dに伝わり、回転する。図12〜14にお
いて、5cはメスヘリコイドネジ部で、第1群玉枠6の
ヘリコイド部6aと公知の結合方法により結合し、メス
ヘリコイド5の回転により、シャッターユニット11に
対し、第1群レンズ7を載せた第1群玉枠6が進退す
る。
【0024】第2群移動枠8は、上記のように、第1群
案内筒2とカム環3により光軸方向に進退する。図にお
いて8dは既述の径嵌合部である。移動枠8の内径部8
bには第2群玉枠9の径嵌合部9bが径方向に関して嵌
合しており、該第2群玉枠9は移動枠8に対して回転不
可能にかつ光軸方向には移動可能になっているが、第2
群結合用圧縮バネ18により移動枠8に対して光軸方向
前方(被写体側、図右側)に付勢され、広角状態と望遠
状態との間での切り替え時には移動枠側の片当て部8c
が玉枠側の片当て部9aに当接することで第2群玉枠9
の光軸方向の位置及び傾きを規制している。
【0025】第2群玉枠9は、上記のように移動枠8に
対して位置決めされているとともに、はずれ止め22を
取り付けるためのはずれ止め係合部9cを有している。
はずれ止め22は、圧縮バネ18を保持するためのもの
であって、第2群玉枠9に固着される。広角と沈胴との
間での切り替え時に、第1群保持筒1が沈胴してシャッ
ターユニット11が更に下がってくると、シャッターユ
ニット11の後面がはずれ止め22と当接し、はずれ止
め22を光軸方向後側に押し、移動枠8は、カム追従部
8aと、第2群用カム溝3dが係合しているため後ろに
下がれないので、第2群玉枠9は、圧縮バネ18に逆ら
って、移動枠8に対して更に後に下がる。
【0026】カム環駆動用のギア19は、カム環3と一
体となって長ギア20とギア結合している。又、カム環
3と共に第1群案内筒2をはさみ込み、カム環3の第1
群案内筒2に対する光軸方向の位置決めも行っている。
【0027】長ギア20は、ガイド軸15と回転止め軸
21と同様に、カメラボディ14と軸固定板23に軸支
されており、第1群レンズ7の移動量分以上の歯巾をも
ち、回転用ガイドであるギア19が、回転しながら進退
しても外れない構成となっている。又、不図示の減速系
を介して、ズームモータと結合している。
【0028】上記構成にかかる鏡胴は以下のように作動
する。まず、沈胴状態から広角状態に切り替えられる場
合について説明する。図12及び図15において、今、
カム環3に対してカム筒4は沈胴状態にあり、カムフォ
ロワ部3cが沈胴部カム4cの図の位置にある。カム
筒4は、カム環3に対し圧縮バネ17によって、繰り出
す方向すなわち沈胴状態から広角状態に移動する方向に
力がかかっているが、カムフォロワ部3cが沈胴部4c
(平坦部)にあるので、この状態を維持している。こ
こで不図示のフォーカスモータを駆動すると、カム筒4
が回転(図15で下向きに移動)すると、カム筒4は、
カム環3に対して、回転しながらカメラ前方(図上右
側)へ沈胴・広角切り替えカム4cのリードに従っ
て、圧縮バネ17の力で繰り出していく。そして、第1
群保持筒1は、片当て保持部1cと片当て保持部2eが
当接することで光軸方向の位置が決まり、その状態でカ
ム筒4の回転が止まり、図13及び図16状態となる。
ここでカム筒4の停止精度が悪くて、オーバーランして
も、上記片当て保持部1c,2eの当接で位置が決めら
れるので、第1群保持筒1と第1群案内筒2の光軸方向
の位置は変わらない。なお、不感部4c3はこのオーバ
ーラン量を予め見込んで光軸方向に関して余裕をもった
大きさに形成されている。この状態で、全周3ケ所で片
当て保持部1cが片当て保持部2eに、圧縮バネ17に
よって片押しされ、今、圧縮バネ17が第1群保持筒1
の全体の重さ(シャッターユニット11等含む)より十
分強ければ、片当て保持部1c,片当て保持部2eの面
精度によって、第1群保持筒1は第1群案内筒2に対し
て傾き保持できる。第1群保持筒1は、カメラボディ1
4に対し第1群案内筒2を介して支持されているが第1
群保持筒1と第1群案内筒2との間での広角状態におい
て面当て片押ししているので第1群保持筒1と第1群案
内筒2との間にはガタがなく、又、両方の片当て保持部
1c,2eの面のみの精度を上げるだけで、第1群保持
筒1第1群案内筒2との傾きが保持できるので、従来の
カムやヘリコイドに比べて、精度が出し易い(金型の調
整及び測定がし易い)。尚、第1群保持筒1の第1群案
内筒2に対する平行偏心は、径嵌合部1eと径嵌合部2
gの径方向の嵌合により押えられている。沈胴状態から
広角状態への切り替え動作中は、そこで撮影されること
はなく従って、傾き精度は必要ないので、カムフォロワ
部3c及び沈胴用カム4cのカム精度、直進案内溝2b
及び凸部1fの光軸方向の長さ(嵌合長)の精度は、動
く為にのみ必要なもので十分である。又、シャッターユ
ニット11が前進することで、移動枠8に対して、第2
群玉枠9が圧縮バネ18の力で前進し、移動枠8が不動
のまま第2群レンズ10も図13状態となる。この状態
で、圧縮バネ18の力量が第2群玉枠9・第2群レンズ
10の重さに対して十分であれば、片当て部9a,8c
の面精度によって第2群レンズ10の傾き精度が維持さ
れる。また平行偏心は内径部8b・径嵌合部9bの当接
により押えられる。
【0029】次に、広角状態から望遠状態に切り替える
場合について説明する。図13及び図16において、不
図示のズームモータを駆動すると、長ギア20が回転
し、カム環3が回転する。(図16上で上向き)そうす
ると、3bが13aに沿うことで、カム環3は、回転し
ながら光軸方向前側へ前進する。今、カム環3は、第1
群案内筒2と光軸方向に一体であり、第1群保持筒1
は、第1群案内筒2と一体となっているので、カム環3
の回転に伴い第1群保持筒1は圧縮バネ16の付勢力に
逆らって前進する。よって、第1群レンズ7もシャッタ
ーユニット11と一体となって前進する。又、カム環3
の回転に伴い、第2群用カム溝3dも回転するので、該
第2群用カム溝3dと、第2群直進案内溝2cに嵌った
カム追従部8aとが、第1群案内筒2に対して、第1群
レンズ7と第2群レンズ10との間の差動分だけ前進す
る。そして、図14及び図17の状態となる。
【0030】望遠状態から広角状態に切り替えられる場
合には、ズームモータを逆転させるとカム環3が逆転
(図17で下向き)し、広角状態から望遠状態に切り替
えられると同様にカムフォロワ部3bがカム部13aに
沿ってカム環3は回転して後退する。その際、第1群案
内筒2は、圧縮バネ16によって繰り込まれる。移動枠
8も望遠状態から広角状態に同様に移動する。
【0031】広角状態から沈胴状態へ切り替えられる場
合には、図13,16状態でフォーカスモータの動力
が、メスヘリコイド5側からカム筒4側に切り替わって
いる状態で、フォーカスモータの逆転で、カム筒4が逆
転(図16で上向き)し、カムフォロワ部3cが止まっ
ているので、カム筒4は、カム環3に対して繰り込まれ
て図12,図15の状態となる。
【0032】尚、フォーカスモータは次のように作動さ
れる。すなわち、電源オフから電源オンされると、鏡胴
を繰り出したフォーカス状態と沈胴状態とを切り替える
電磁石を通電し、フォーカス状態と沈胴状態とを切り替
える遊星ギアを沈胴側に切り替え、フォーカスモータを
通電させてカム筒4を回転させて沈胴状態から広角状態
に移動させて切り替える。そして、フォーカス状態と沈
胴状態とを切り替える遊星ギアをフォーカス側に切り替
え、ズーミングを行う場合には、ズームモータを通電さ
せてズーミングを行う。すなわちカム環3が回転する。
所望のズーミング動作後、又はズーミングを行わない場
合には、レリーズ釦が操作されると、測距・測光を行
い、フォーカスモータを通電させてフォーカスを合わせ
たのち、シャッターを開閉させて撮影を行う。そして、
フィルムの巻き上げを行う。その後、電源をオフにする
と、ズームモータを通電させ、ズーミングにより望遠状
態から広角状態に切り替える。そして、フォーカス状態
と沈胴状態とを切り替える電磁石を通電し、フォーカス
状態と沈胴状態とを切り替える遊星ギアを沈胴側に切り
替え、フォーカスモータを通電させて、カム筒4を回転
させて沈胴状態に切り替え、停止する。
【0033】ここで、カム部13a,第2群用カム溝3
dについて説明する。今、広角側から望遠側に向かって
操作するとき、光学系が図20で示す、移動を行なうと
する。すなわち、第1群レンズ(バリエータ)の移動が
回転角に対してリニアなとき、第2群レンズ(コンペン
セータ)が、回転角の少ない側(広角側)で急激に動
き、回転角の大きい側(望遠側)で鈍くなる光学系の場
合、第1群レンズと第2群レンズの差の変化量は、図の
ようにもちろん非リニアとなるが、これを、変化量と回
転角がリニアになるようにすると、第1群レンズ及び第
2群レンズの移動量は、図21のようになる。すなわ
ち、第1群レンズ(バリエータ)が、回転角が大きくな
るにつれて、移動量大となる。今、第1群レンズの移動
量にほぼ比例して焦点距離が変わるので、図21の場合
回転角が大きくなるに従って、焦点距離変化が大きくな
る。
【0034】ここで、焦点距離の変化に対して、画角の
変化は、焦点距離が大きくなる程鈍くなってくる。ゆえ
に、回転角変化に対して画角変化を一定にしたい場合に
は、バリエータの動きは図21のように、回転角が大き
くなる(焦点距離が大きくなる)につれて、大きくなる
ようにした方が好ましい。
【0035】上記実施例によれば、沈胴式カメラの鏡胴
において、固定部材としてのカメラボディ14・第1群
ガイド軸15と第1枠体としての第1群案内筒2とによ
り構成される第1撮影状態例えば広角状態と第2撮影状
態例えば望遠状態との間での移動時の案内機構と、第2
枠体としての第1群保持筒1と第1群案内筒2とにより
構成される撮影状態と非撮影状態例えば沈胴状態との間
での移動機構とを互いに異ならせて、沈胴状態と撮影状
態との間での移動のときに上記光学系7,10を撮影状
態で光軸に垂直な面が当接することにより精度よく保持
することができる。従って、沈胴式カメラにおいて、撮
影状態における移動のための案内機構の嵌合長さを沈胴
ストロークを考慮せずに取ることができるので、この案
内機構の嵌合長さを長くすることができる。また、鏡胴
枠体をカメラボディ14に対して第1群保持筒1と第1
群案内筒2とにより2重構造に構成しかつ撮影状態のと
きには一方が面当てされてガタ無しに保持されることに
より、光学系の傾き方向の精度が出し易くなる。すなわ
ち、2重構造のうちの一方は当て面の精度さえ管理して
いれば良いので、カムやヘリコイドと異なり、部品の精
度測定がしやすく金型調整し易くなる。従って、鏡胴を
1つの案内機構(移動機構)で構成した場合と大略同様
な傾き精度を達成することができる。さらに、上記沈胴
状態から上記広角状態を経て望遠状態に至る連続的に移
動させる場合でも、望遠端同様、広角端にも機械的な当
り部を設けることができるので、上記広角状態での停止
における精度が出し易くなる。
【0036】また、さらに変形例として図22,23に
示すように、第1群保持筒1の径嵌合部1eを前端部に
向かうに従い図において下向きに傾斜させるとともに、
第1群案内筒2の径嵌合部2gをこれに対応して図にお
いて下向きに傾斜させるように構成してもよい。
【0037】この変形例においては、非撮影状態から撮
影状態へ切換えた後、撮影状態において第1群保持筒は
所謂“くさび効果”によって第1群案内筒2に対して押
し当てられ、保持される。従って、前記実施例で使用さ
れている圧縮バネ17は不要である。これにより、部品
点数を減らすことができることは勿論、切換の途中にお
いて圧縮ばね17による負荷がかからないので切換の際
のトルクを減少させることができる。
【0038】なお、径嵌合部1e,2gの傾斜面の傾き
は、第1群案内筒2の片当て保持部と第1群保持筒1の
片当て保持部とがちょうど押し当てられた状態で最良の
くさび効果がえられるように決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の軸吊り方式のカメラにおける沈胴状態
での縦断面図である。
【図2】 図1のカメラの撮影状態での縦断面図であ
る。
【図3】 図1のカメラの要部拡大縦断面図である。
【図4】 本発明の一実施例にかかるカメラの沈胴状態
での縦断面図である。
【図5】 図4のカメラの撮影状態での縦断面図であ
る。
【図6】 本発明の別の実施例における沈胴状態でのカ
メラの縦断面図である。
【図7】 図6のカメラの広角状態での縦断面図であ
る。
【図8】 図6のカメラの望遠状態での縦断面図であ
る。
【図9】 本発明のさらに別の実施例における沈胴状態
でのカメラの縦断面図である。
【図10】 図9のカメラの広角状態での縦断面図であ
る。
【図11】 図9のカメラの望遠状態での縦断面図であ
る。
【図12】 本発明の別の実施例にかかる沈胴式カメラ
の鏡胴の沈胴状態の断面図である。
【図13】 図12の実施例にかかる鏡胴の第1撮影状
態例えば広角状態の断面図である。
【図14】 図12の実施例にかかる鏡胴の第2撮影状
態例えば望遠状態の断面図である。
【図15】 沈胴状態における上記鏡胴の展開図であ
る。
【図16】 広角状態における上記鏡胴の展開図であ
る。
【図17】 望遠状態における上記鏡胴の展開図であ
る。
【図18】 沈胴状態における長ギアを含む部分の断面
図である。
【図19】 上記長ギアの正面配置図である。
【図20】 第1群レンズが回転角に対してリニアに移
動し、かつ、第2群レンズが回転角の少ない側で急激に
動き回転角の大きい側で鈍くなる光学系の場合の回転角
と移動量との非リニアの関係を示すグラフである。
【図21】 図20において上記回転角と上記移動量と
がリニアの関係を示すグラフである。
【図22】 沈胴状態における本発明の他の変形例にか
かる沈胴式カメラの鏡胴を示す一部断面図である。
【図23】 撮影状態における図22の上記鏡胴の断面
図である。
【符号の説明】 1…第1群保持筒、1a…シャッターユニット取付部、
1b…収納空間部、1c…片当て保持部、1d…片当て
バネ当接部、1e…径嵌合部、1f…直進用凸部、2…
第1群案内筒、2a…傾き保持用案内部、2b…第1群
保持筒直進案内溝、2c…第2群直進案内溝、2d…径
嵌合部、2e…片当て保持部、2f…光軸方向規制部、
2g…径嵌合部、2h…径嵌合部、2i…回転止め、3
…カム環、3a…径嵌合部、3b…第1群移動用カムフ
ォロワ部、3c…第1群保持筒沈胴用カムフォロワ部、
3d…第2群用カム溝、3e…当接部、3f…駆動ギア
結合部、4…第1群保持筒沈胴用カム筒、4a…第1位
置決め部、4b…第2位置決め部、4c…第1群保持筒
沈胴用カム、4c…沈胴部、4c…沈胴・広角切り
替えカム、4c…不感部、5…フォーカシング用メス
ヘリコイド、5a…第1位置決め部、5b…第2位置決
め部、5c…メスヘリコイドネジ、5d…ギア部、6…
第1群玉枠、6a…ヘリコイド部、7…第1群レンズ、
8…第2群移動枠、8a…カム追従部、8b…内径部、
8c…片当て部、8d…径嵌合部、9…第2群玉枠、9
a…片当て部、9b…径嵌合部、9c…はずれ止め係合
部、10…第2群レンズ、11…シャッターユニット、
12…絞り面、13…カム部材、13a…カム部、13
b…取付部、14…カメラボディ、14a,14c第
1,第2軸受部、14b…第1群移動用カム部材取付
部、14d…画枠、15…第1群用ガイド軸、16…第
1群用圧縮バネ、17…第1群保持筒片押し用圧縮バ
ネ、18…第2群結合用圧縮バネ、19…カム環駆動用
のギア、20…長ギア、21…回転止め軸、22…はず
れ止め、23…軸固定板、120…ストッパ、121…
カメラボディ、122…固定枠、123…ガイド軸、1
24…可動筒、124a…軸受部、124b…張り出し
面、124c…貫通穴、124d…突出部、124e…
突起、125,135…軸受、125a…外周面、12
5b,135b…張り出し面、125c…貫通穴、12
6…バネ、127a,127b,131a,131b…
撮影レンズ、128…シャッターユニット、129,1
30…玉枠、135d…切欠部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズ(127a,127b,13
    1a,131b)の光軸と大略平行な固定軸(123)
    と、 上記固定軸(123)に係合しかつ光軸方向に移動可能
    な第1軸受部材(125,135)と、 上記第1軸受部材(125,135)に係合しかつ光軸
    方向に移動可能な第2軸受け部材(124)と、 上記第2軸受け部材(124)に対して移動可能な上記
    撮影レンズ(127a,127b,131a,131
    b)を有する光学系とを有する鏡胴ユニットを備えるよ
    うにしたことを特徴とする沈胴式カメラ。
  2. 【請求項2】 上記第1軸受部材(125,135)と
    上記第2軸受部材(124)との間に付勢部材(12
    6)を備えるとともに、上記第1軸受部材(125,1
    35)に上記第2軸受部材(124)を所定位置に位置
    決めするための位置決め手段(125b,135b)を
    備えて、上記付勢手段(126)により常時上記第2軸
    受部材(124)を上記第1軸受部材(125,13
    5)に対して上記所定位置側に付勢するようにした請求
    項1に記載の沈胴式カメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014188687A1 (ja) * 2013-05-21 2014-11-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014188687A1 (ja) * 2013-05-21 2014-11-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒
JPWO2014188687A1 (ja) * 2013-05-21 2017-02-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒
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