JPH0634975A - 液晶表示素子の製造法 - Google Patents
液晶表示素子の製造法Info
- Publication number
- JPH0634975A JPH0634975A JP18647692A JP18647692A JPH0634975A JP H0634975 A JPH0634975 A JP H0634975A JP 18647692 A JP18647692 A JP 18647692A JP 18647692 A JP18647692 A JP 18647692A JP H0634975 A JPH0634975 A JP H0634975A
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- cutter
- blades
- crystal display
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一対の基板間に正の誘電異方性を有する液晶
を狭持してなる液晶表示素子の製造法において、基板の
界面にカッター状の刃を押圧することによって一方向性
をもつ無数の微細な溝を生成し、迅速で簡単に均一な配
向状態を実現させる液晶表示素子の製造方法。 【構成】 ＩＴＯ電極４を有する基板５の上に生成され
た配向膜３に、固定台１で隙間なく固定されたカッター
状の刃２を一定の圧力を加えて印圧することによって配
向膜が一軸性をもつ様に配置される。これにより液晶が
簡単に配向され、作業能率を高めることが出来る。
を狭持してなる液晶表示素子の製造法において、基板の
界面にカッター状の刃を押圧することによって一方向性
をもつ無数の微細な溝を生成し、迅速で簡単に均一な配
向状態を実現させる液晶表示素子の製造方法。 【構成】 ＩＴＯ電極４を有する基板５の上に生成され
た配向膜３に、固定台１で隙間なく固定されたカッター
状の刃２を一定の圧力を加えて印圧することによって配
向膜が一軸性をもつ様に配置される。これにより液晶が
簡単に配向され、作業能率を高めることが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶分子を均一かつ再
現性良く簡単に配向させる液晶表示素子の製造法に関す
るものである。
現性良く簡単に配向させる液晶表示素子の製造法に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、液晶表示素子の大容量化、高速応
答化、大量生産化へ向けての開発が進められている。こ
の場合、液晶分子を大面積にわたって均一に配向させる
技術、及び電極基板に対して液晶分子を均一かつ再現性
良く容易に配向させる技術が必須である。
答化、大量生産化へ向けての開発が進められている。こ
の場合、液晶分子を大面積にわたって均一に配向させる
技術、及び電極基板に対して液晶分子を均一かつ再現性
良く容易に配向させる技術が必須である。
【０００３】正の誘電異方性を持つ液晶を用いた電界効
果複屈折モードにおいては、ある一定方向に液晶分子を
均一に並ばせることが必要である。これを実現する方法
として従来より、電極基板面に塗布した平行配向性を有
する配向膜を一軸方向にラビングする方法などが知られ
ている（例えば、松本正一、角田市良：液晶の基礎と応
用、９７ページ）。
果複屈折モードにおいては、ある一定方向に液晶分子を
均一に並ばせることが必要である。これを実現する方法
として従来より、電極基板面に塗布した平行配向性を有
する配向膜を一軸方向にラビングする方法などが知られ
ている（例えば、松本正一、角田市良：液晶の基礎と応
用、９７ページ）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】正の誘電異方性を持つ
液晶を用いた電界効果複屈折モードでは、一対の向き合
った電極基板に挟まれた液晶分子を均一に配向させるた
め電極基板面に塗布した配向膜を一軸方向にラビングす
る方法などがなされるが、作業工程が複雑であり、また
再現性に欠けるという問題を有していた。
液晶を用いた電界効果複屈折モードでは、一対の向き合
った電極基板に挟まれた液晶分子を均一に配向させるた
め電極基板面に塗布した配向膜を一軸方向にラビングす
る方法などがなされるが、作業工程が複雑であり、また
再現性に欠けるという問題を有していた。
【０００５】本発明は、かかる課題に鑑み、液晶分子を
迅速で、均一にかつ容易な工程で配向される液晶表示素
子の製造方法を提供するものである。
迅速で、均一にかつ容易な工程で配向される液晶表示素
子の製造方法を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の液晶表示素子の製造法は、パネル基板面にカ
ッター状の刃を押圧し一方向性をもつ無数の溝を生成す
ることによって、液晶分子をその方向に均一に配向させ
る製造方法を提供するものである。加えて本発明は、作
業工程を簡略化し、再現性を高める製造方法を提供する
ものである。
の本発明の液晶表示素子の製造法は、パネル基板面にカ
ッター状の刃を押圧し一方向性をもつ無数の溝を生成す
ることによって、液晶分子をその方向に均一に配向させ
る製造方法を提供するものである。加えて本発明は、作
業工程を簡略化し、再現性を高める製造方法を提供する
ものである。
【０００７】
【作用】本発明では、前記の製造方法を行うことによ
り、液晶分子が微細な溝にそって一方向に配向される。
従って、画素内で均一で再現性のよい配向状態が簡単に
実現され、作業能率を高めることが出来るようになる。
り、液晶分子が微細な溝にそって一方向に配向される。
従って、画素内で均一で再現性のよい配向状態が簡単に
実現され、作業能率を高めることが出来るようになる。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例の液晶表示素子の製造
方法について、図面を参照しながら説明する。
方法について、図面を参照しながら説明する。
【０００９】（実施例１）（図１）は、本発明第１の実
施例における液晶表示素子の製造装置の構成図を示すも
のである。（図１）において、５は例えば透明ガラスか
らなる電極基板、４は例えばインディウム、錫、オキサ
イド（ＩＴＯ）膜から成る矩形状の透明電極、３は、配
向膜（例えば、ＰＳＩ−Ａ−２２０１；チッソ石油化学
株式会社製など）を塗布し約２００℃で焼成されたもの
である。次に、この配向膜に一方向性をもたせる製造法
を以下に示す。
施例における液晶表示素子の製造装置の構成図を示すも
のである。（図１）において、５は例えば透明ガラスか
らなる電極基板、４は例えばインディウム、錫、オキサ
イド（ＩＴＯ）膜から成る矩形状の透明電極、３は、配
向膜（例えば、ＰＳＩ−Ａ−２２０１；チッソ石油化学
株式会社製など）を塗布し約２００℃で焼成されたもの
である。次に、この配向膜に一方向性をもたせる製造法
を以下に示す。
【００１０】まず、剛体とみなせるカッター状の刃２
を、例えば剛体とみなせるカッター刃固定台１（例えば
セラミック）に均一かつ均等に一方向性を持たせて隙間
なく並べる。その後、一方向性をもたせた刃２を配向膜
が焼成された基板６に一定圧力で押圧させた。この刃の
方向が所望の液晶分子方向に設定される。以上のように
して形成した配向膜層を持つ基板を６μｍのスペーサー
を介して貼り合わせ正の誘電異方性を持つ液晶（例え
ば、ＺＬＩ−２２９３：メルク・ジャパン株式会社製な
ど）を注入し、ＳＴＮ型液晶表示素子を作製した。
を、例えば剛体とみなせるカッター刃固定台１（例えば
セラミック）に均一かつ均等に一方向性を持たせて隙間
なく並べる。その後、一方向性をもたせた刃２を配向膜
が焼成された基板６に一定圧力で押圧させた。この刃の
方向が所望の液晶分子方向に設定される。以上のように
して形成した配向膜層を持つ基板を６μｍのスペーサー
を介して貼り合わせ正の誘電異方性を持つ液晶（例え
ば、ＺＬＩ−２２９３：メルク・ジャパン株式会社製な
ど）を注入し、ＳＴＮ型液晶表示素子を作製した。
【００１１】このような方法を用いて製造された液晶表
示素子は、従来の手法で配向処理された基板を用いて製
造された液晶表示素子と比べても、良好な光学特性が得
られた。
示素子は、従来の手法で配向処理された基板を用いて製
造された液晶表示素子と比べても、良好な光学特性が得
られた。
【００１２】（実施例２）（図２）は、本発明第２の実
施例における液晶表示素子の製造装置の構成図を示すも
のである。（図２）において、９は前記実施例１の手法
で生成されたパネル基板である。まず、剛体とみなせる
カッター状の刃８を、剛体とみなせるカッター刃固定台
７（例えばセラミック）に均一かつ均等に一方向性を持
たせて隙間なく並べる。
施例における液晶表示素子の製造装置の構成図を示すも
のである。（図２）において、９は前記実施例１の手法
で生成されたパネル基板である。まず、剛体とみなせる
カッター状の刃８を、剛体とみなせるカッター刃固定台
７（例えばセラミック）に均一かつ均等に一方向性を持
たせて隙間なく並べる。
【００１３】その後、一方向性をもたせた刃８を配向膜
が焼成されたパネル基板９に一定圧力で押圧させ、かつ
パネル基板９をカッターの一軸方向に沿って進行方向１
０に一定速度で押し込んだ。この刃の方向が所望の液晶
分子方向に設定される。以上のようにして形成した配向
膜層を持つ基板を６μｍのスペーサーを介して貼り合わ
せ正の誘電異方性を持つ液晶（例えば、ＺＬＩ−２２９
３：メルク・ジャパン株式会社製など）を注入し、ＳＴ
Ｎ型液晶表示素子を作製した。
が焼成されたパネル基板９に一定圧力で押圧させ、かつ
パネル基板９をカッターの一軸方向に沿って進行方向１
０に一定速度で押し込んだ。この刃の方向が所望の液晶
分子方向に設定される。以上のようにして形成した配向
膜層を持つ基板を６μｍのスペーサーを介して貼り合わ
せ正の誘電異方性を持つ液晶（例えば、ＺＬＩ−２２９
３：メルク・ジャパン株式会社製など）を注入し、ＳＴ
Ｎ型液晶表示素子を作製した。
【００１４】このような方法を用いて製造された液晶表
示素子は、従来の手法で配向処理された基板を用いて製
造された液晶表示素子と比べても、良好な光学特性が得
られた。
示素子は、従来の手法で配向処理された基板を用いて製
造された液晶表示素子と比べても、良好な光学特性が得
られた。
【００１５】なお、配向膜が焼成されたパネル基板９を
固定させ、カッター状の刃８を押し引くことによって生
成されたパネル基板を用いて製造された液晶表示素子に
ついても同様の効果が得られた。
固定させ、カッター状の刃８を押し引くことによって生
成されたパネル基板を用いて製造された液晶表示素子に
ついても同様の効果が得られた。
【００１６】（実施例３）（図３）は、本発明第３の実
施例における液晶表示素子の製造装置の構成図を示すも
のである。（図３）において、１３は前記実施例１の手
法で生成されたパネル基板である。まず、剛体とみなせ
るカッター状の円弧刃１２を、剛体とみなせる円弧状の
カッター刃固定台１１（例えばセラミック）に均一かつ
均等に一方向性を持たせて隙間なく並べる。
施例における液晶表示素子の製造装置の構成図を示すも
のである。（図３）において、１３は前記実施例１の手
法で生成されたパネル基板である。まず、剛体とみなせ
るカッター状の円弧刃１２を、剛体とみなせる円弧状の
カッター刃固定台１１（例えばセラミック）に均一かつ
均等に一方向性を持たせて隙間なく並べる。
【００１７】その後、一方向性をもたせた刃１２を配向
膜が焼成されたパネル基板１３に一定圧力で印圧させ、
パネル基板１３をカッターの一軸方向に沿って進行方向
１４に一定速度で押し込み、それに伴ってかつ一方向性
をもたせた刃１２を回転方向１５にパネル基板１３に接
する様に回転させた。この刃の方向が所望の液晶分子方
向に設定される。以上のようにして形成した平行配向膜
層を持つ基板を６μｍのスペーサーを介して貼り合わせ
正の誘電異方性を持つ液晶（例えば、ＺＬＩ−２２９
３：メルク・ジャパン株式会社製など）を注入し、ＳＴ
Ｎ型液晶表示素子を作製した。
膜が焼成されたパネル基板１３に一定圧力で印圧させ、
パネル基板１３をカッターの一軸方向に沿って進行方向
１４に一定速度で押し込み、それに伴ってかつ一方向性
をもたせた刃１２を回転方向１５にパネル基板１３に接
する様に回転させた。この刃の方向が所望の液晶分子方
向に設定される。以上のようにして形成した平行配向膜
層を持つ基板を６μｍのスペーサーを介して貼り合わせ
正の誘電異方性を持つ液晶（例えば、ＺＬＩ−２２９
３：メルク・ジャパン株式会社製など）を注入し、ＳＴ
Ｎ型液晶表示素子を作製した。
【００１８】このような方法を用いて製造された液晶表
示素子は、従来の手法で配向処理された基板を用いて製
造された液晶表示素子と比べても、良好な光学特性が得
られた。
示素子は、従来の手法で配向処理された基板を用いて製
造された液晶表示素子と比べても、良好な光学特性が得
られた。
【００１９】なお、以上の実施例においては、液晶表示
素子はＳＴＮ型であるとしたが、９０゜の捩れ角を持つ
ＴＮ型、捩れ角のない電界複屈折型液晶表示素子、及び
強誘電性液晶表示素子についても同様の効果が得られる
ことは言うまでもない。
素子はＳＴＮ型であるとしたが、９０゜の捩れ角を持つ
ＴＮ型、捩れ角のない電界複屈折型液晶表示素子、及び
強誘電性液晶表示素子についても同様の効果が得られる
ことは言うまでもない。
【００２０】
【発明の効果】 以上のように本発明は、配向膜焼成基
板を均一かつ再現性良い一軸配向膜を容易に生成する効
果を持ち、作業工程の簡略化を図るとともに、作業能率
を高めることができ、非常に有用である。
板を均一かつ再現性良い一軸配向膜を容易に生成する効
果を持ち、作業工程の簡略化を図るとともに、作業能率
を高めることができ、非常に有用である。
【図１】本発明第１の実施例における液晶表示素子の製
造装置の構成図
造装置の構成図
【図２】本発明第２の実施例における液晶表示素子の製
造装置の構成図
造装置の構成図
【図３】本発明第２の実施例における液晶表示素子の製
造装置の構成図 １、７、１１ カッター刃固定台 ２、８、１２ カッター状の刃 ３ 配向膜 ４ ＩＴＯ ５ 基板 ６、９、１３ パネル基板 １０、１４ 押し込み方向 １５ 回転方向
造装置の構成図 １、７、１１ カッター刃固定台 ２、８、１２ カッター状の刃 ３ 配向膜 ４ ＩＴＯ ５ 基板 ６、９、１３ パネル基板 １０、１４ 押し込み方向 １５ 回転方向
Claims (2)
- 【請求項１】一対の基板間に正の誘電異方性を有する液
晶を狭持してなる液晶表示素子の製造法において、パネ
ル基板の界面にカッター状の刃を押圧することによって
一方向性をもつ無数の微細な溝を生成し、液晶の配向状
態を実現することを特徴とする液晶表示素子の製造法。 - 【請求項２】パネル基板の界面をカッター状の刃で押し
引く、または固定されたカッター状の刃にパネル基板を
押し込むことによって無数の微細な溝を生成し、液晶の
配向状態を実現させることを特徴とする請求項１記載の
液晶表示素子の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18647692A JPH0634975A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 液晶表示素子の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18647692A JPH0634975A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 液晶表示素子の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0634975A true JPH0634975A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16189151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18647692A Pending JPH0634975A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 液晶表示素子の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634975A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6819375B2 (en) | 2002-01-15 | 2004-11-16 | Seiko Epson Corporation | Color filter having surface profile for liquid crystal alignment, liquid crystal display panel, and method of producing |
| US7297369B2 (en) | 2004-03-31 | 2007-11-20 | Intel Corporation | Process for micro-grooving a polymer alignment layer for a liquid crystal display |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP18647692A patent/JPH0634975A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6819375B2 (en) | 2002-01-15 | 2004-11-16 | Seiko Epson Corporation | Color filter having surface profile for liquid crystal alignment, liquid crystal display panel, and method of producing |
| US7297369B2 (en) | 2004-03-31 | 2007-11-20 | Intel Corporation | Process for micro-grooving a polymer alignment layer for a liquid crystal display |
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