JPH06349638A - ロータリートランスコアの研削方法 - Google Patents

ロータリートランスコアの研削方法

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Publication number
JPH06349638A
JPH06349638A JP5134253A JP13425393A JPH06349638A JP H06349638 A JPH06349638 A JP H06349638A JP 5134253 A JP5134253 A JP 5134253A JP 13425393 A JP13425393 A JP 13425393A JP H06349638 A JPH06349638 A JP H06349638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
grindstone
rotary transformer
core
core body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5134253A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Ishikawa
良光 石川
Hiroyuki Sasaki
弘幸 佐々木
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
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Publication of JPH06349638A publication Critical patent/JPH06349638A/ja
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 研削効率が良く砥石寿命の長期化を図ること
ができるロータリートランスコアの研削方法を提供す
る。 【構成】 コア本体1に対して砥石2を所定の切り込み
送り量で接触して前記コア本体1に凹溝を形成するロー
タリートランスコアの研削方法において、前記砥石2を
切り込み方向に振動させつつ砥石2の切り込み送り量を
漸増してコア本体1に凹溝を研削するものである。これ
により、研削速度の低下を招かず研削効率が良好になる
とともに、砥石2の磨耗も少なく砥石寿命の長期化を図
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリートランスコ
アの研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオテープレコーダ(V.
T.R)用のロータリートランス(RT)のコアは、一
般的にチャンネルの数だけコイル溝があり、コイル溝が
多い程高精度化(ロータリートランスの特性はコアの寸
法精度に左右される)が要求され、プレス加工による対
応が難しくなっている。
【0003】従来このようなロータリートランスのコア
に対しては、総型砥石による研削加工による溝形成で対
応してきている。即ち、ある周速で回転する砥石を被研
削物であるコアの研削抵抗に合った切込み送り量で微妙
に変位させながら研削するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の研削方法の場合、研削代が大きくなる程コアの
研削抵抗は増大し、砥石の磨耗が激しくなるため、結果
的に研削速度は低下し研削効率が悪くなるという問題が
ある。また、砥石寿命も短くなり加工コストを圧迫する
という問題もある。
【0005】そこで、本発明は、研削効率が良く砥石寿
命の長期化を図ることができるロータリートランスコア
の研削方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のロータリートラ
ンスコアの研削方法は、コア本体に対して砥石を所定の
切り込み送り量で接触して前記コア本体に凹溝を形成す
るロータリートランスコアの研削方法において、前記砥
石を切り込み方向に振動させつつ砥石の切り込み送り量
を漸増してコア本体に凹溝を研削するものである。
【0007】
【作用】上述したロータリートランスコアの研削方法に
よれば、コア本体に対して凹溝を形成するに際して、砥
石を切り込み方向に振動させつつ砥石の切り込み送り量
を漸増するようにしたので、コア本体に対する研削代が
大きくなってもコア本体の研削抵抗の増大を招くことは
無く、これにより、研削速度の低下を招かず研削効率が
良好になるとともに、砥石の磨耗も少なく砥石寿命の長
期化を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0009】まず、図1を参照して本発明の実施例方法
に用いる研削装置10について説明する。
【0010】この研削装置10は、被研削物であるロー
タリートランス用の円板状のコア本体1を水平配置に保
持するチャック11を備えた保持体12と、この保持体
12の上方に配置した研削機13とを具備している。
【0011】研削機13は、主軸モータ14により回転
駆動される砥石保持部15と、主軸モータ14と砥石保
持部15との間に配置した前記砥石保持部15に対して
垂直上下方向の振動を付与するカム機構部16及び前記
砥石保持部15を垂直上下方向に変位させる送り機構部
17と、前記カム機構部16を駆動する補助モータ18
とを具備している。
【0012】前記コア本体1は、磁性体により形成さ
れ、チャック11により保持された状態でその中心部に
穿設した孔部1aを経て研削液(図1に点線で示す。)
が供給されるようになっている。
【0013】前記砥石保持部15の下面には、円板状で
2条の径の異なる円形砥石部2a,2bを設けた砥石2
が着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0014】次に、前記研削装置10を用いたロータリ
ートランスコアの研削方法について図2乃至図9を参照
して説明する。
【0015】本実施例方法は、前記砥石2をコア本体1
に対する切り込み方向に振動させつつ砥石2の切り込み
送り量を漸増してコア本体2に2条の凹溝3,4を研削
するものである。
【0016】即ち、前記チャック11によりコア本体1
を水平配置に支持するとともに、前記研削機13の砥石
保持部15に2条の径の異なる円形砥石部2a,2bを
設けた砥石2を図2に示すように円形砥石部2a,2b
がコア本体1に対峙する状態に取り付ける。
【0017】次に、前記主軸モータ14を始動し、砥石
2の回転速度を規定速度に設定するとともに、前記送り
機構部17により砥石2の切込み送り量を最初少量に設
定し、さらに、前記補助モータ18により駆動されるカ
ム機構部16を介して前記砥石2を振幅0.8乃至1.
5mm、振動周波数10±5Hzで垂直上下方向に振動
させて、図3に示すように、円形砥石部2a,2bをコ
ア本体1に接触させる。
【0018】これによりコア本体1の上面側は円形砥石
部2a,2bの切込み送り量に応じて円形に研削され
る。
【0019】カム機構部16の動作で前記砥石2が図4
に示すようにコア本体1の上方に変位したとき、前記孔
部1aからの研削液がコア本体1の円形の研削部分に十
分供給される。
【0020】次に、カム機構部16による前記砥石2の
振動を継続しつつ前記送り機構部17による砥石2の切
込み送り量を当初より漸増し、図5に示すように、円形
砥石部2a,2bをコア本体1側に下降させる。このと
き、コア本体1の円形の研削部分から研削液や図5に小
丸で示す研削に伴う残渣5が排出される。
【0021】次に、カム機構部16の動作で前記砥石2
を図6に示すようにコア本体1の上方に変位させ、前記
孔部1aから新たな研削液を供給するとともに、カム機
構部16による前記砥石2の振動を継続しつつ前記送り
機構部17による砥石2の切込み送り量をさらに漸増
し、図7に示すように、円形砥石部2a,2bをコア本
体1側に下降させる。
【0022】この場合も上述した場合と同様コア本体1
の円形の研削部分から研削液や図7に小丸で示す示す研
削に伴う残渣5が排出される。
【0023】そして、図8に示すように、前記送り機構
部17により砥石2の円形砥石部2a,2bを上方に変
位させ、この後2条の所望の深さの円形溝3,4が形成
されたコア本体1を前記チャック11から取り外すこと
で、図9に示すようなロータリートランス用のコア本体
1を得ることができる。
【0024】上述したロータリートランスコアの研削方
法によれば、砥石2を切り込み方向に振動させつつこの
砥石2の切り込み送り量を漸増するようにしたので、コ
ア本体1に対する研削代が大きくなってもコア本体1の
研削抵抗の増大を招くことは無く、これにより、研削速
度を従来の1/3程度に短縮でき、また、低負荷研削の
実現により砥石2の寿命を従来例の場合よりも3倍程度
と大巾に増大できた。
【0025】即ち、上述したロータリートランスコアの
研削方法によれば、従来非常に難しいとされた高精度の
ローラリートランスコアを低廉な製造コストで製造でき
るものである。
【0026】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。
【0027】例えば、上述したコア本体1を研削する砥
石2のに付与する加振条件は、他の難削材にも適用する
ことができ、これにより、他の難削材の研削コストの低
減を容易に実現でき産業上極めて有用である。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、研削速度
の低下を招かず研削効率が良好になるとともに、砥石の
磨耗も少なく砥石寿命の長期化を図ることができるロー
タリートランスコアの研削方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例方法に用いる研削装置の概略構
成図
【図2】本発明の実施例方法における研削工程を示す部
分断面図
【図3】本発明の実施例方法における研削工程を示す部
分断面図
【図4】本発明の実施例方法における研削工程を示す部
分断面図
【図5】本発明の実施例方法における研削工程を示す部
分断面図
【図6】本発明の実施例方法における研削工程を示す部
分断面図
【図7】本発明の実施例方法における研削工程を示す部
分断面図
【図8】本発明の実施例方法における研削工程を示す部
分断面図
【図9】本発明の実施例方法により得られるロータリー
トランスコアの斜視図
【符号の説明】
1 コア本体 2 砥石 3 凹溝 4 凹溝 10 研削装置 11 チャック 13 研削機 16 カム機構部 17 変位機構部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア本体に対して砥石を所定の切り込み
    送り量で接触して前記コア本体に凹溝を形成するロータ
    リートランスコアの研削方法において、前記砥石を切り
    込み方向に振動させつつ砥石の切り込み送り量を漸増し
    てコア本体に凹溝を研削することを特徴とするロータリ
    ートランスコアの研削方法。
JP5134253A 1993-06-04 1993-06-04 ロータリートランスコアの研削方法 Withdrawn JPH06349638A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5134253A JPH06349638A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 ロータリートランスコアの研削方法

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JP5134253A JPH06349638A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 ロータリートランスコアの研削方法

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JPH06349638A true JPH06349638A (ja) 1994-12-22

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JP5134253A Withdrawn JPH06349638A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 ロータリートランスコアの研削方法

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