JPH06349538A - ターミナル - Google Patents

ターミナル

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Publication number
JPH06349538A
JPH06349538A JP16042393A JP16042393A JPH06349538A JP H06349538 A JPH06349538 A JP H06349538A JP 16042393 A JP16042393 A JP 16042393A JP 16042393 A JP16042393 A JP 16042393A JP H06349538 A JPH06349538 A JP H06349538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
contact piece
contact
tip
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP16042393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Chishima
正光 千島
Yutaka Noro
豊 野呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP16042393A priority Critical patent/JPH06349538A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高価な素材を使用することなく抵抗値を下げ
る。 【構成】 短冊状の弾性接触片11aを山形に後方に折
り返すとともに、折り返した部分に当該弾性接触片11
aの先端が接触する後ろ板11cを形成することによ
り、弾性接触片11aの先端から後ろ板11cを介して
流れる電流の流路も形成される。これにより、抵抗値を
低下させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターミナルに関し、特
に、相手側金属部材に対して側面方向から当接する接触
片を備えたターミナルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のターミナルとして、図6
に示すものが知られている。同図において、ターミナル
部1の先端は短冊状に切断され、中間部分から後方側に
山形に折り返すように曲げて接触片2を形成している。
また、後端側は軸線方向に二組を並設したバレルにて電
線の被覆部分と芯線部分とを巻き込んで保持するバレル
部3を形成している。かかるターミナルを使用する場
合、接触片2を相手側金属部材に弾力的に当接せしめる
ことにより、接触部分にて導通を取り、同接触片2に電
流が流れる。従って、この間の抵抗は、相手側金属部材
との接触部分及びターミナル部1及び電線の芯線部分を
保持するバレル部3によって生じる。しかし、相手側金
属部材との接触部分及び芯線部分を保持するバレル部3
に生じる抵抗値は極小量であり、この間の抵抗値は、同
接触片2の素材の抵抗値と長さ、断面積とに応じた当該
ターミナル部1の固有抵抗によって決定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のターミ
ナルにおいては、電流が接触片2に沿って流れるため、
流路長が長く、R=ρ×(l/S)(R:抵抗、ρ:素
材抵抗率、l:長さ、S:断面積)の公式によれば固有
抵抗Rは大きくなる。又、上述した公式から断面積Sを
大きくとろうにも、ターミナルの収容スペースによって
接触片の大きさが制限されており、抵抗値を下げようと
するためには導電率の良い(素材抵抗率の小さい)素材
を使用しなければならないという課題があった。しか
し、ターミナルに使用される金属素材は、導電率のみな
らず、バネ性などの機械的特性も重要であり、コスト面
からも両者をマッチした素材選びに大変苦労しているの
が現状であった。本発明は上記課題にかんがみてなされ
たものであり金属素材に関係なく抵抗値を下げることが
可能なターミナルの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、先端には相手側金属部材
に対して側面方向から弾力的に当接するように後方側に
山形に折り返して形成した接触片を形成されたターミナ
ルにおいて、上記接触片の後方側に折り返した先端部が
接触する後ろ板を形成した構成としてある。
【0005】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載のターミナルにおいて、後端には電線を巻き込ん
で接続するバレル部を形成するとともに、上記後ろ板を
バレル部の前面を塞ぐように配設した構成としてある。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、接触片の先端部が後ろ板にも接触しているの
で、電流は接触片の根元側に向かって流れるとともに、
接触片の先端側に向かって後ろ板からも流れていく。従
って、電流の流路が二路となる。また、上記のように構
成した請求項2にかかる発明においては、ターミナルの
後端に形成したバレル部にて電線を巻き込んで接続す
る。このとき、電線が接触片の側に突出すると当該接触
片が撓むのに必要な空間に進入して接触片がたわめなく
なって変形してしまう。しかし、後ろ板はバレル部の前
面を塞いでいるので、電線は当該後ろ板に塞がれ、バレ
ル部よりも前方に出てしまうことはない。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、接触片の
形状を変えずに流路を増やせるので、素材に関係なく抵
抗値を下げることが可能なターミナルを提供することが
できる。また、請求項2にかかる発明によれば、電線を
接続するときに芯線と接触片との接触を防止することが
できる。
【0008】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例にかかるターミナルの
斜視図、図2は一部破断側面図である。図において、タ
ーミナル10は平板の金属板を型抜きした後、折り曲げ
形成されており、前半部分の接触部11と後半部分のバ
レル部12とから構成されている。接触部11は前方に
長く形成された短冊状部分を後方側に折り返した弾性接
触片11aを備えており、同弾性接触片11aは山形に
折り曲げられて端部11a1は軸線方向と垂直な方向に
折り曲げられている。
【0009】弾性接触片11aを両側から挟み込むよう
に、側方部分を90度屈曲させて側板11b,11bを
形成している。また、このように起こした側板11b,
11bの後端側を互いに内側に屈曲させ後ろ板11c,
11cを形成している。すなわち、側板11b,11b
を起こすとともに後ろ板11c,11cを形成すること
により、上記弾性接触片11aは折り返した側を除いて
三方を囲まれる形となり、また、図2に示すように端部
11a1は後ろ板11c,11cとわずかな間隙をおい
て対面する状態となっている。さらに、当該接触部11
における上記側板11b,11bを折り曲げた間の壁面
にはロック孔11dを形成している。
【0010】一方、バレル部12は、電線20の被覆部
21を圧着して保持する一対の爪状のインシュレーショ
ンバレル12aと、電線20の先端を皮剥きして露出さ
せた芯線22を圧着して保持する一対の爪状のワイヤバ
レル12bとから構成されている。図3は、本ターミナ
ルを使用したジョイントコネクタの斜視図である。図に
おいて、ハウジング30は、上記ターミナル10を収容
可能な端子収容室31を幅方向に五列づつ上下二段に形
成して構成されている。上下二段の端子収容室31の間
には板材状のジョイント端子50を挿入可能な空間を形
成してあり、各端子収容室31の周壁のうち同空間に面
する周壁には当該空間に連通する切り欠き32を奥行き
方向にわたって形成している。また、端子収容室31の
奥部は上記接触部11を挿入可能な形状としてあり、ま
た、端子収容室31におけるコネクタハウジング30の
外周側の壁面には上記ロック孔11dに進入して係合可
能な可撓性のロック片33を形成している。
【0011】ジョイント端子50は、上記上下二段の端
子収容室31の間の空間に挿入可能な板材であって、そ
の先端側はそれぞれ相対面する切り欠き32間に挿入さ
れるようにタブ状に分離された接触部51を構成し、後
端側は各接触部同士を連結する連結部52を構成してい
る。次に、上記構成からなる本実施例の動作を説明す
る。まず、電線20の先端を皮剥きして被覆部21の先
端に芯線22を露出させ、ターミナル10のバレル部1
2にてかしめて保持する。かしめるためには被覆部21
をインシュレーションバレル12a間に載置し、芯線2
2をワイヤバレル12b間に載置するが、このとき芯線
22の先端は接触部11の側に近付けようとしても後ろ
板11cの下端に当接する。従って、不用意に芯線22
が弾性接触片11aの下に突出してしまうことはない。
【0012】一方、ハウジング30にはジョイント端子
50を挿入しておき、上述したようにしてターミナル1
0に電線20を接続したら当該ターミナル10をハウジ
ング30の端子収容室31に対してそのロック片32が
ロック孔11dと係合するまで挿入する。図4に示すよ
うに、接触部11が端子収容室31の奥部に挿入される
と、コネクタハウジング30のロック片32がターミナ
ル10のロック孔11dに入り込んで係合し、当該端子
収容室31内にて保持される。ジョイント端子50の接
触部51は相対面する端子収容室31の切り欠き32の
間に進入しており、ターミナル10を挿入すると、接触
部11における弾性接触片11aは切り欠き32を介し
てジョイント端子50が挿入されている空間へ突出しよ
うとする。すべての端子収容室31は切り欠き32を有
しており、すべての切り欠き32に対面してジョイント
端子50の接触部51が挿入されているため、端子収容
室31に収容されているターミナル10の接触部11同
士がジョイント端子50の接触部51と連結部52を介
して電気的に接続される。
【0013】ところで、弾性接触片11aを下方へ撓め
ると、図5に示すように、端部11a1が円弧を描きな
がら後ろ板11cに接近して接触する。従って、ジョイ
ント端子50との間に電流が流れるときには、当該ジョ
イント端子50との接触部分から弾性接触片11aの付
け根の側に向かう流路と、接触部分から弾性接触片11
aの端部11a1の側に向かって後ろ板11cから流れ
ていく流路とに別れて流れていく。従って、流路は並列
回路となり、その分抵抗値も減少する。なお、上述した
実施例においては、両方の側板11b,11bを屈曲し
て後ろ板11c,11cを形成しているが、一方の側板
11bだけを屈曲して形成するようにしてもよい。ま
た、側板11bを形成せず、ロック孔11dを形成した
壁面を切り起こして後ろ板11cだけを形成するように
してもよい。
【0014】一方、上述した実施例においては、当初、
弾性接触片11aの端部11a1と後ろ板11cとが接
触していないが、当初から接触するように構成してもよ
い。このように、短冊状の弾性接触片11aを山形に後
方に折り返すとともに、折り返した部分に当該弾性接触
片11aの先端が接触する後ろ板11cを形成すること
により、弾性接触片11aの先端から後ろ板11cを介
して流れる電流の流路も形成される。これにより、抵抗
値を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるターミナルの斜視図
である。
【図2】ターミナルの一部破断側面図である。
【図3】ターミナルを使用したジョイントコネクタの分
解斜視図である。
【図4】ターミナルを使用したジョイントコネクタの断
面図である。
【図5】ターミナルの一部破断側面図である。
【図6】従来のターミナルの側面図である。
【符号の説明】
10…ターミナル 11…接触部 11a…弾性接触片 11a1…端部 11c…後ろ板 12…バレル部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端には相手側金属部材に対して側面方
    向から弾力的に当接するように後方側に山形に折り返し
    て形成した接触片を形成されたターミナルにおいて、 上記接触片の後方側に折り返した先端部が接触する後ろ
    板を形成したことを特徴とするターミナル。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のターミナルにおい
    て、後端には電線を巻き込んで接続するバレル部を形成
    するとともに、上記後ろ板をバレル部の前面を塞ぐよう
    に配設したことを特徴とするターミナル。
JP16042393A 1993-06-04 1993-06-04 ターミナル Pending JPH06349538A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16042393A JPH06349538A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 ターミナル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16042393A JPH06349538A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 ターミナル

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Publication Number Publication Date
JPH06349538A true JPH06349538A (ja) 1994-12-22

Family

ID=15714611

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16042393A Pending JPH06349538A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 ターミナル

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JP (1) JPH06349538A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6443782B1 (en) 2000-08-10 2002-09-03 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Joint connector
WO2021149748A1 (ja) * 2020-01-21 2021-07-29 株式会社オートネットワーク技術研究所 高電圧用コネクタ
JP2022007894A (ja) * 2020-01-21 2022-01-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 高電圧用コネクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6443782B1 (en) 2000-08-10 2002-09-03 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Joint connector
WO2021149748A1 (ja) * 2020-01-21 2021-07-29 株式会社オートネットワーク技術研究所 高電圧用コネクタ
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