JPS6146950B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、絶縁電線に急速脱着成端を行うのに
用いられるはんだなし電気コネクタに関する。

本発明は、絶縁電線と接触する絶縁押しのけば
ね保存の電線接触部分と、おす刃導体と弾性接触
するみぞ部分の両方を有する平らな接点要素を含
む。おす刃を受け入れるみぞを形成する腕は、テ
ーパを付けられて材料の必要条件を最小にし、か
つ応力を分布させる。

接点要素は平らなので、カートリツジ真ちゆう
（CDA 合金260）、ベリリウム銅またはアルミニ
ウム合金を含む任意の適当な平坦な金属材料から
好都合に打ち抜くことができる。平坦な薄板のス
タンピングは通常の曲げ接点で可能であるような
公差よりもより厳格な公差を維持する。

また、接点の形成においてその後の曲げ作業が
ないと、曲げ作業にあまり適当でない真ちゆう合
金（CDA合金／95NK調質）のような高い調質の
材料の使用が可能になる。高い調質の材料を使用
すると、十分なばね保存接触をさせ、コネクタに
使用される金属材料の量を減少させる。

平坦な接点の他の利点は、接点の機械的な特性
と性能が接点の厚さに強く依存しないことであ
る。このことは、作られた接点の品質を目だつほ
ど落すことなく、比較的に広い厚み公差を許容す
る。

平らな接点要素は、ポリプロピレンまたはナイ
ロンのような適当な高分子材料から形成された絶
縁本体内に保持され、平らな接点要素が絶縁電線
とおす刃導体の両方と電気接触しうるように、前
記絶縁本体が平らな接点要素を位置決めする。絶
縁本体は、可撓性のあるヒンジにより連結しても
よい上部と下部の本体部分の両方を含む。電線収
容兼支持区域は、上部と下部の本体部分に形成さ
れ、該本体部分は、閉じた状態に一緒に押し込ま
れる際、絶縁電線を保持し、平らな接点要素の電
線接触部分と絶縁押しのけ弾性接触させるように
前記絶縁電線を押し込む。前記絶縁本体に形成さ
れたみぞ区域は、平らな接点要素内へおす刃導体
を収容しかつ案内する開口を提供する。みぞ区域
を形成する絶縁本体の本体部分は、平坦な接点要
素の面に対し垂直な面内におす刃導体を保持す
る。

前記絶縁本体に配置された保持兼整合用装置
は、絶縁本体の本体部分を閉じた状態に固定す
る。

電線が電気コネクタの絶縁本体から引き出され
るような応用においては、２個以上の平らな接点
要素を絶縁本体の内部に配置して、電線引き出し
に対する抵抗を増大するようにしてもよい。ま
た、絶縁本体に２個以上の平らな接点要素を配置
させることにより、おす刃導体は、数個のおす刃
の中央にあるくぼみまたは穴に接触することなく
接点要素内に非常に深く挿入される。

以下において、本発明の実施例を添付図面を参
照して説明する。

第１図において、平らな接点要素５の概ね平行
な縁６と７は、より線または単線の絶縁電線９と
ばな保存の電気的接触をする電線収容みぞを画成
する。電線１１が電線収容兼絶縁押しのけ用の口
８に押し込まれる際、絶縁１０は、絶縁電線９か
ら引き離されて、電線導体を電線収容みぞの縁６
と７に弾性接触させる。

平らな接点要素５は、また一対の腕１４と１５
を形成する二また部分を有する。これらの腕は寄
り集まつて口８に対して全体として垂直な刃収容
みぞ１６を形成し、該腕はおす刃導体１７と接触
する。おす刃導体１７が刃収容みぞ１６内に押し
込まれる際、腕１４と１５が接点要素の面内で変
位し、かつ接触区域１８にわたりおす刃導体と電
気的に接触する。接触区域１８は、おす刃導体の
厚さに依存し、おす刃導体が平らな接点要素に挿
入される距離とは無関係である。腕１４と１５は
テーパを付けられて平らな接点要素を形成し、応
力を分布するのに必要な材料の量を最小にする。

第２図は、開放状態にある上部のカバー本体部
分２１と下部のベース本体部分２２により形成さ
れた絶縁本体を示す。共同作用するみぞ２４と２
５は、それぞれ上部と下部の本体部分の表面に形
成されている。これらのみぞは、平らな接点要素
２３を機能的に受け入れ、この接点要素を電線収
容みぞ２６と２７に対し垂直な面内に位置決めす
る。平らな区域２８と２９は、上部と下部の本体
部分にそれぞれ形成されている。本体が閉じられ
るとき、これらの平らな区域は、おす刃導体が平
らな接点要素２３の刃収容口に進入するにつれ、
平らな接点要素に対し垂直におす刃導体を整合す
るみぞを提供する。

閉じた状態に絶縁本体を保持する保持兼整合用
の装置が提供される。フツク部分を有する柱４
１，４２，４３，４４，４５および図示しない６
番目の柱は、絶縁本体が閉じられる際、本体部分
の周縁まわりの整合用の切欠き区域４７，４８，
４９，５０，５１および図示しない６番目の切欠
き区域に進入する。柱は、閉じる操作中に外方に
たわみ、次に本体部分の平らな区域にひつかけら
れて絶縁本体を閉じた状態に有効に保持する。

作動において、平らな接点要素はみぞ２４内に
置かれ、電線が下部のベース本体部分２２の電線
収容みぞ２７内に配置される。下部のベース本体
部分は、次にカバー本体部分２１上に置かれ、か
つ整合される。ベンチのような適当なクリンピン
グ装置が次に上部と下部の本体部分の平坦な表面
３７と３８に当てられ、双方の本体部分を相互に
向かつて押圧するのに用いられる。このことは、
平らな接点要素の絶縁押しのけ用の口に電線を進
入させ、かつ電線導体を押し込んで平らな接点要
素の概ね平行な壁と弾性的な電気接触をさせる。
同時に柱４１―４５は、共同して絶縁本体を閉じ
た状態に掛止めする切欠き区域４７―５１と係合
する。このことは、絶縁電線上に絶縁急速脱着成
端の組立体を完成する。おす刃導体は、絶縁本体
の刃収容開口を通して挿入され、平らな区域２８
と２９と接触し、該平らな区域２８と２９は接点
要素２３の刃接触部分の口内におす刃導体を案内
して接点要素を介して電線と電気接触させる。

第３図において、絶縁本体は一体構造として形
成される。上部の本体部分６０と下部の本体部分
６１は、おす刃導体を収容するみぞ６３を含む中
央部分６２に蝶番で止められているのが示され
る。電線収容みぞ６５と６４は、上部と下部の本
体部分にそれぞれ形成されている。共同作用する
みぞ６６と６７は、電線収容みぞに対し横断方向
に上部と下部の本体部分に形成されている。これ
らのみぞ６６，６７は、上部と下部の本体部分に
それぞれ形成された平らな表面６９と７０に垂直
な関係に平らな接点要素６８を位置決めし、かつ
摩擦保持する。作動において、平らな接点要素は
みぞ６６内に置かれ、絶縁電線が電線収容みぞ６
４内に置かれる。

電線が電線収容みぞ６４内に置かれた後に、双
方の本体部分は蝶番７１と７２において折り曲げ
られて、平らな接点要素６８の絶縁貫通口構造部
をみぞ６４内にある電線と接触させる。

一対のプライヤのようなクリンピング装置が第
４図に示す平坦な表面７３と７４に当てられ、コ
ネクタを閉じた状態にたたむ。保持兼整合用構造
部７５は、次に下部の本体部分のループ構造部７
６を掛止してコネクタを閉じた状態に保持する。

第３図と第４図に示す実施例は、また全体を７
７で示す完全に絶縁されたおす刃導体と接触する
のに有用である。絶縁スリーブ内の通常のおす刃
導体７８は、第４図では鎖線で示す。仕上げされ
たコネクタの長方形の外形は、完全に絶縁された
おす刃導体の絶縁スリーブ７９を案内し、かつ整
合させる。このことは、おす刃導体７８をコネク
タのみぞ６３に進入させ、そこでおす刃導体はコ
ネクタの絶縁本体の内部に収容された平らな接点
要素６８と電気的に接触する。

電線引き出しに対し追加の抵抗が望ましい応用
例においては、２個以上の平らな接点要素を絶縁
本体内の離隔した平行なみぞに配置してもよい。
さらに、突起を本体部分上に形成して、電線収容
みぞ内に突出させ、電線の絶縁にぎざぎざをつけ
て、電線の長手方向の移動に抵抗させることもで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は絶縁電線と通常のおす刃導体の両方と
接触する平らな接点要素の斜視図；第２図は平ら
な接点要素と、通常のおす刃導体を収容する２片
構造の絶縁本体の分解斜視図；第３図は平らな接
点要素と蝶番付けの一体構造の絶縁本体の分解斜
視図；および第４図は完全に絶縁されたおす刃導
体を収容する閉じた状態の第３図のコネクタの斜
視図である。 ５，２３，６８……平らな接点要素、６，７…
…概ね平行な縁、１４，１５……一対の腕、１６
……刃収容みぞ、１７，７８……おす刃導体、２
１，６０……上部の本体部分、２２，６１……下
部の本体部分、２４，２５，６６，６７……み
ぞ、２６，２７，６４，６５……電線収容みぞ、
２８，２９……平坦な区域、４１―４５……フツ
ク部分を有する柱、４７―５１……切欠き区域、
６２……中央部分。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 絶縁電線と永久的な電気的接触を行ない、か
   つおす刃導体と迅速連結電気的接触をするはんだ
   なし電気コネクタにおいて： 少なくとも１個の平らな電導性の接点要素と絶
   縁本体とを有し、 前記平らな接点要素が概ね平行な縁により画成
   されたＵ字型のばね保存の電線接触みぞを有し、
   該縁が電線収容兼絶縁押しのけ用の口を形成する
   円滑に広がる区域を含み、 前記平らな接点要素がさらに１対の腕を形成す
   る二またの部分を含み、前記腕が刃収容みぞを画
   成する対向する縁を有し、 前記刃収容みぞが縮少断面の区域を有し、前記
   刃収容みぞ内に挿入された前記おす刃導体が縮少
   断面の区域において前記腕と弾力的に接触し、 前記絶縁本体が上部と下部の本体部分として形
   成され、第１と第２の電線収容みぞが前記上部と
   下部の本体部分のそれぞれに形成され、該上部と
   下部の本体部分は閉じた状態に置かれると管状の
   電線収容みぞを形成し、 前記上部と下部の本体部分が前記電線収容みぞ
   に対し横断方向のみぞを有し、該みぞは前記平ら
   な接点要素を受け入れて保持し、かつ前記下部の
   本体部分に形成された前記電線収容みぞ内にある
   電線の絶縁を貫かせて弾力的に電線に接触させ、 前記上部と下部の本体部分がまた平らな刃支持
   区域を有し、この刃支持区域は、前記おす刃導体
   が押し込まれて前記平らな接点要素の前記二また
   の部分と係合する際前記おす刃導体を整合し支持
   し、 前記上部と下部の本体部分がまた前記おす刃導
   体を収容する入口みぞを形成し、 前記上部と下部の本体部分を閉じた状態に固定
   する保持装置、 を含むことを特徴とするはんだなし電気コネク
   タ。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載のコネクタにお
   いて、さらに前記絶縁本体が、 おす刃導体収容みぞを有する中央部分と、 前記上部と下部の本体部分を前記中央部分に取
   り付けるヒンジ装置、 を含むことを特徴とするはんだなし電気コネク
   タ。 ３ 特許請求の範囲第２項に記載のコネクタにお
   いて、 前記保持装置が、 フツク部分を有し、前記電線収容みぞに隣接し
   て前記上部または下部の本体部分の一方に形成さ
   れた柱と、 前記電線収容みぞに隣接して前記上部または下
   部の本体部分の他方に形成され、前記上部と下部
   の本体部分が閉じた時に、前記フツク部分を有す
   る前記柱と係合するように、整合した切欠き区域 を含むことを特徴とするはんだなし電気コネク
   タ。 ４ 特許請求の範囲第２項に記載のコネクタにお
   いて、 前記保持装置が、 前記上部と下部の本体部分の外周に形成され、
   前記平らな刃支持区域の面に対し直角な方向に延
   在し、フツク部分を有する複数の柱と、 前記上部と下部の本体部分の外周に形成され、
   前記上部と下部の本体部分が閉じた状態になつた
   時に、前記柱を受け入れる複数個の整合した切欠
   き区域 を含むことを特徴とするはんだなし電気コネク
   タ。