JPH06349487A - 鉛蓄電池の充電装置および電槽化成装置 - Google Patents
鉛蓄電池の充電装置および電槽化成装置Info
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- JPH06349487A JPH06349487A JP5141734A JP14173493A JPH06349487A JP H06349487 A JPH06349487 A JP H06349487A JP 5141734 A JP5141734 A JP 5141734A JP 14173493 A JP14173493 A JP 14173493A JP H06349487 A JPH06349487 A JP H06349487A
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- terminals
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電池を充電するための充電用配線部端末の通
電用端子と電池端子との密着度を良好にして通電効率を
高めるとともに、充電用配線部を長期間、安定して繰り
返し使用できるようにした鉛蓄電池の充電装置および電
槽化成装置を提供する。 【構成】 充電される鉛蓄電池と、前記鉛蓄電池を収納
する水槽と、前記鉛蓄電池の正、負極端子に、それぞれ
圧接される通電用の正、負極端子を一端に有する充電用
配線部と、前記充電用配線部の通電用端子の圧接面を研
磨する端子浄化装置とからなり、前記充電用配線部の他
端は、充電用電源と接続されているものである。
電用端子と電池端子との密着度を良好にして通電効率を
高めるとともに、充電用配線部を長期間、安定して繰り
返し使用できるようにした鉛蓄電池の充電装置および電
槽化成装置を提供する。 【構成】 充電される鉛蓄電池と、前記鉛蓄電池を収納
する水槽と、前記鉛蓄電池の正、負極端子に、それぞれ
圧接される通電用の正、負極端子を一端に有する充電用
配線部と、前記充電用配線部の通電用端子の圧接面を研
磨する端子浄化装置とからなり、前記充電用配線部の他
端は、充電用電源と接続されているものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛蓄電池を充電する充
電装置ならびに鉛蓄電池の電槽化成装置に関するもので
ある。
電装置ならびに鉛蓄電池の電槽化成装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】鉛蓄電池の化成方法として、未化成の
正、負極板を用いて電池を組み立てた後、電槽内に希硫
酸を注液して充電する電槽化成が広く用いられている。
正、負極板を用いて電池を組み立てた後、電槽内に希硫
酸を注液して充電する電槽化成が広く用いられている。
【０００３】この鉛蓄電池の化成工程は、電池の性能を
左右する重要な工程である。最近、この化成工程の簡素
化と充電作業の合理化の目的から図３に示したような電
槽化成装置が用いられている。電槽化成の代表的な処方
は、希硫酸を注液した未化成の鉛蓄電池１を複数個、水
槽２内に収納した後、この水槽２の上部に、水槽内の電
池を全て充電するための充電治具３を設置する。つい
で、前記充電治具３を取り付けた水槽２をラック４に載
置する。充電治具３には、前記電池の正、負極端子５に
それぞれ圧接される通電用の正、負極端子６が設けられ
ていて、これらは水槽内に収納された各電池１を一括し
て充電する充電用配線部７にそれぞれ接続されている。
また充電時に各電池１からの液口部８から飛散する硫酸
霧を吸引する吸引ダクト９が備えられている。
左右する重要な工程である。最近、この化成工程の簡素
化と充電作業の合理化の目的から図３に示したような電
槽化成装置が用いられている。電槽化成の代表的な処方
は、希硫酸を注液した未化成の鉛蓄電池１を複数個、水
槽２内に収納した後、この水槽２の上部に、水槽内の電
池を全て充電するための充電治具３を設置する。つい
で、前記充電治具３を取り付けた水槽２をラック４に載
置する。充電治具３には、前記電池の正、負極端子５に
それぞれ圧接される通電用の正、負極端子６が設けられ
ていて、これらは水槽内に収納された各電池１を一括し
て充電する充電用配線部７にそれぞれ接続されている。
また充電時に各電池１からの液口部８から飛散する硫酸
霧を吸引する吸引ダクト９が備えられている。
【０００４】また、前記ラック４には、前記充電用配線
部７の端末と充電電源とを接続する接続部１０と、前記
吸引ダクト９とラック側の誘導配管部とを接合する接合
部１１とが備えられている。
部７の端末と充電電源とを接続する接続部１０と、前記
吸引ダクト９とラック側の誘導配管部とを接合する接合
部１１とが備えられている。
【０００５】そして、充電用配線部７の各正、負極端子
６の下面を各電池１の正、負極端子５の上面と圧接する
とともに、一括吸引ダクト９を各電池の液口部８の上部
に設置して、未化成電池１を同時に充電するとともに、
充電時に電池の液口部８から飛散する硫酸霧を吸引除去
して環境汚染を防止している。
６の下面を各電池１の正、負極端子５の上面と圧接する
とともに、一括吸引ダクト９を各電池の液口部８の上部
に設置して、未化成電池１を同時に充電するとともに、
充電時に電池の液口部８から飛散する硫酸霧を吸引除去
して環境汚染を防止している。
【０００６】また、化成効率あるいは充電効率を高める
ため、化成あるいは充電によって温度上昇する電池を冷
却する冷却水を、ラック４側に備えられた冷却水供給パ
イプ１２の供給口１３から水槽２内に供給している。そ
して、電池の充電が完了すると、水槽内に貯えられた冷
却水は、水槽の底部に設けられた逆止形排水口１４から
外部へ排出される。前記逆止形排水口１４は、電池の充
電完了後に水槽２がラック４に押し付けられたとき、ラ
ック４側にある突起口１５によって押し開かれて連絡が
保たれ、水槽２内の冷却水は冷却水排出パイプ１６へ排
出される。
ため、化成あるいは充電によって温度上昇する電池を冷
却する冷却水を、ラック４側に備えられた冷却水供給パ
イプ１２の供給口１３から水槽２内に供給している。そ
して、電池の充電が完了すると、水槽内に貯えられた冷
却水は、水槽の底部に設けられた逆止形排水口１４から
外部へ排出される。前記逆止形排水口１４は、電池の充
電完了後に水槽２がラック４に押し付けられたとき、ラ
ック４側にある突起口１５によって押し開かれて連絡が
保たれ、水槽２内の冷却水は冷却水排出パイプ１６へ排
出される。
【０００７】以上の処方により電池の充電が完了する
と、水槽２の上部から充電治具３は取り外され、未化成
の電池が収納された新しい水槽に付け換えられて上記と
全く同様の電槽化成が行われる。
と、水槽２の上部から充電治具３は取り外され、未化成
の電池が収納された新しい水槽に付け換えられて上記と
全く同様の電槽化成が行われる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の電槽化成
装置では、次のような問題点があった。
装置では、次のような問題点があった。
【０００９】すなわち、この装置では充電用配線部端末
の正、負極端子の下面が、鉛合金からなる電池端子の上
面と圧接されるのであるが、両端子間の密着度が悪い場
合には、通電効率が低下したり、端子間の接触抵抗の増
大により発熱が起こることがあり、これによって端子の
一部が溶解したり、さらには、端子の周囲にある電槽の
樹脂が熱劣化したり、最悪の場合焼けこげることがあっ
た。
の正、負極端子の下面が、鉛合金からなる電池端子の上
面と圧接されるのであるが、両端子間の密着度が悪い場
合には、通電効率が低下したり、端子間の接触抵抗の増
大により発熱が起こることがあり、これによって端子の
一部が溶解したり、さらには、端子の周囲にある電槽の
樹脂が熱劣化したり、最悪の場合焼けこげることがあっ
た。
【００１０】その原因としては電池の化成充電時に電池
の液口部から飛散する硫酸霧が鉛合金からなる電池端子
の上面を腐食あるいは溶解し、このときの硫酸霧や電池
端子上面の微量の溶解鉛や鉛酸化物が充電用配線部の端
子の下面に付着することが考えられる。そして、このよ
うな充電用配線部を繰り返し用いて電池を充電すると、
充電用配線部の端子の圧接面に、微小の凹凸部や絶縁層
が形成されるので、電池端子と圧接させてもその際の密
着度が低下し、接触抵抗が増大して通電効率の低下や発
熱が起こると考えられ、そのために、前記充電用端子を
長期間、安定して使用することができなかった。
の液口部から飛散する硫酸霧が鉛合金からなる電池端子
の上面を腐食あるいは溶解し、このときの硫酸霧や電池
端子上面の微量の溶解鉛や鉛酸化物が充電用配線部の端
子の下面に付着することが考えられる。そして、このよ
うな充電用配線部を繰り返し用いて電池を充電すると、
充電用配線部の端子の圧接面に、微小の凹凸部や絶縁層
が形成されるので、電池端子と圧接させてもその際の密
着度が低下し、接触抵抗が増大して通電効率の低下や発
熱が起こると考えられ、そのために、前記充電用端子を
長期間、安定して使用することができなかった。
【００１１】本発明は、これらの課題を解決するもので
あり、充電配線部端末の通電用端子と電池端子との密着
度を良好にして通電効率を高めるとともに前記通電用端
子の圧接面の微小の凹凸部や絶縁層を取り除いて、前記
通電用端子を長期間、安定して使用できるようにした鉛
蓄電池の充電装置および電槽化成装置を提供するもので
ある。
あり、充電配線部端末の通電用端子と電池端子との密着
度を良好にして通電効率を高めるとともに前記通電用端
子の圧接面の微小の凹凸部や絶縁層を取り除いて、前記
通電用端子を長期間、安定して使用できるようにした鉛
蓄電池の充電装置および電槽化成装置を提供するもので
ある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の鉛蓄電池の充電装置は、充電される鉛蓄
電池と、前記鉛蓄電池を収納する水槽と、前記鉛蓄電池
の正、負極端子に、それぞれ圧接される通電用の正、負
極端子を一端に有する充電用配線部と、前記充電用配線
部の通電用端子の圧接面を研磨する端子浄化装置とから
なり、前記充電用配線部の他端は、充電用電源と接続さ
れているものである。
めに、本発明の鉛蓄電池の充電装置は、充電される鉛蓄
電池と、前記鉛蓄電池を収納する水槽と、前記鉛蓄電池
の正、負極端子に、それぞれ圧接される通電用の正、負
極端子を一端に有する充電用配線部と、前記充電用配線
部の通電用端子の圧接面を研磨する端子浄化装置とから
なり、前記充電用配線部の他端は、充電用電源と接続さ
れているものである。
【００１３】また、本発明の鉛蓄電池の電槽化成装置
は、未化成の鉛蓄電池の複数個と、これらの鉛蓄電池を
収納する水槽と、前記水槽の上部に取り付けられ、前記
鉛蓄電池の全てを充電する充電治具と、前記充電治具に
備えられ、各蓄電池の正、負極端子に、それぞれ圧接さ
れる通電用の正、負極端子を端末に複数有する充電用配
線部と、前記充電治具に備えられて充電時、各電池から
飛散する硫酸霧や水素ガスを吸引する吸引ダクトと、前
記水槽内に所定量の水を供給する給水装置と、前記水槽
内に貯えられた水を電池の充電完了後に排出する排水装
置と、前記充電用配線部の通電用端子の圧接面を研磨ま
たは洗浄する端子浄化装置と、前記充電治具を取り付け
た水槽を複数個、載置するラックとからなり、前記ラッ
クには、前記充電用配線部と充電電源とを接続する接続
部と、前記吸引ダクトと、ラック自体に設けた誘導配線
管部との接合部とが備えられているものである。
は、未化成の鉛蓄電池の複数個と、これらの鉛蓄電池を
収納する水槽と、前記水槽の上部に取り付けられ、前記
鉛蓄電池の全てを充電する充電治具と、前記充電治具に
備えられ、各蓄電池の正、負極端子に、それぞれ圧接さ
れる通電用の正、負極端子を端末に複数有する充電用配
線部と、前記充電治具に備えられて充電時、各電池から
飛散する硫酸霧や水素ガスを吸引する吸引ダクトと、前
記水槽内に所定量の水を供給する給水装置と、前記水槽
内に貯えられた水を電池の充電完了後に排出する排水装
置と、前記充電用配線部の通電用端子の圧接面を研磨ま
たは洗浄する端子浄化装置と、前記充電治具を取り付け
た水槽を複数個、載置するラックとからなり、前記ラッ
クには、前記充電用配線部と充電電源とを接続する接続
部と、前記吸引ダクトと、ラック自体に設けた誘導配線
管部との接合部とが備えられているものである。
【００１４】
【作用】本発明の鉛蓄電池の充電装置では、電池を充電
するための充電用配線部の通電用端子の圧接面を、電池
を充電する前にブラシ等により研磨して、その表面にあ
る微小の凹凸部や絶縁層を取り除くとともに、端子の圧
接面を平滑化している。
するための充電用配線部の通電用端子の圧接面を、電池
を充電する前にブラシ等により研磨して、その表面にあ
る微小の凹凸部や絶縁層を取り除くとともに、端子の圧
接面を平滑化している。
【００１５】これにより、充電用配線部の端子と電池の
端子とを圧接させて通電を行う場合には、これらの端子
間の密着度を良好にして、端子間の通電効率を向上させ
ることができる。
端子とを圧接させて通電を行う場合には、これらの端子
間の密着度を良好にして、端子間の通電効率を向上させ
ることができる。
【００１６】また、本発明の電槽化成装置では、充電完
了後の充電用配線部の通電用端子に対して、その圧接面
に付着した硫酸霧を水洗するとともに、ブラシ等により
圧接面を研磨し、表面にある微小の凹凸部や絶縁層を取
り除き、圧接面を平滑化している。
了後の充電用配線部の通電用端子に対して、その圧接面
に付着した硫酸霧を水洗するとともに、ブラシ等により
圧接面を研磨し、表面にある微小の凹凸部や絶縁層を取
り除き、圧接面を平滑化している。
【００１７】このため、充電用配線部端末の端子部分が
硫酸によって腐食されるのを防止するとともに、電池端
子と充電用配線部の端子との圧接部分の密着度を向上さ
せて接触抵抗を小さくすることができ、両端子間の通電
効率を向上させることができる。
硫酸によって腐食されるのを防止するとともに、電池端
子と充電用配線部の端子との圧接部分の密着度を向上さ
せて接触抵抗を小さくすることができ、両端子間の通電
効率を向上させることができる。
【００１８】したがって、充電用の配線部を長期間、安
定して使用することができ、作業効率と安全性に優れた
鉛蓄電池の充電装置および電槽化成装置を提供すること
ができる。
定して使用することができ、作業効率と安全性に優れた
鉛蓄電池の充電装置および電槽化成装置を提供すること
ができる。
【００１９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【００２０】図１および図２を用いて、本発明の電槽化
成装置の充電用配線部の正、負極端子の浄化工程を説明
する。
成装置の充電用配線部の正、負極端子の浄化工程を説明
する。
【００２１】図１に、水槽２内に収納した公称仕様１２
Ｖ、２４Ａｈの未化成の鉛蓄電池１を、充電用配線部７
を用いて充電を完了した後の様子を示し、図２には充電
完了後の充電用配線部７の正、負極端子６を浄化する工
程を示す。なお、その他の電槽化成工程は、図３と同様
である。
Ｖ、２４Ａｈの未化成の鉛蓄電池１を、充電用配線部７
を用いて充電を完了した後の様子を示し、図２には充電
完了後の充電用配線部７の正、負極端子６を浄化する工
程を示す。なお、その他の電槽化成工程は、図３と同様
である。
【００２２】図１に示したように、水槽２内に位置させ
た複数の未化成電池１の上面が平らな正、負極端子５
に、各充電用配線部７の端末に設けられ、下面が平らな
正、負極端子６を圧接し、電池の化成（充電）を開始す
ると、充電用配線部の端子６の下面には、化成の進行に
つれて電池の液口部８から飛散した硫酸霧が付着すると
ともに、硫酸霧によって腐食、溶解した電池端子の鉛や
鉛酸化物が次第に付着して絶縁層や微小の凹凸部が形成
される。
た複数の未化成電池１の上面が平らな正、負極端子５
に、各充電用配線部７の端末に設けられ、下面が平らな
正、負極端子６を圧接し、電池の化成（充電）を開始す
ると、充電用配線部の端子６の下面には、化成の進行に
つれて電池の液口部８から飛散した硫酸霧が付着すると
ともに、硫酸霧によって腐食、溶解した電池端子の鉛や
鉛酸化物が次第に付着して絶縁層や微小の凹凸部が形成
される。
【００２３】したがって、充電用配線部の端子浄化工程
では図２に示したように、充電完了後の充電用配線部の
正、負極端子６の下面を、洗浄用水槽１７内に一部が浸
って回転するブラシ１８により洗浄するとともに研磨
し、端子の下面に付着した硫酸霧を水で洗い流すととも
に、前記端子の下面にできた絶縁層や微小の凹凸部を回
転ブラシにより研磨し、これらを取り除くとともに、端
子の下面を平滑にしている。このように水洗、研磨され
た通電用端子を用いて、次の水槽内に収納された未化成
電池を化成、充電するので充電用配線部の通電用端子
と、電池の端子との圧接部分の密着度は常に良好で、両
端子間の通電効率を向上させるとともに、両端子間の接
触抵抗を小さくしてこれらの間における発熱を防止して
いる。
では図２に示したように、充電完了後の充電用配線部の
正、負極端子６の下面を、洗浄用水槽１７内に一部が浸
って回転するブラシ１８により洗浄するとともに研磨
し、端子の下面に付着した硫酸霧を水で洗い流すととも
に、前記端子の下面にできた絶縁層や微小の凹凸部を回
転ブラシにより研磨し、これらを取り除くとともに、端
子の下面を平滑にしている。このように水洗、研磨され
た通電用端子を用いて、次の水槽内に収納された未化成
電池を化成、充電するので充電用配線部の通電用端子
と、電池の端子との圧接部分の密着度は常に良好で、両
端子間の通電効率を向上させるとともに、両端子間の接
触抵抗を小さくしてこれらの間における発熱を防止して
いる。
【００２４】なお、本実施例では、洗浄用の水に一部浸
る回転ブラシにより、電槽化成後の充電用配線部端末の
端子下面を、水洗および研磨したが、この端子浄化工程
に、さらに水洗後の端子に付着した水分を乾燥除去する
乾燥工程を加えても良い。
る回転ブラシにより、電槽化成後の充電用配線部端末の
端子下面を、水洗および研磨したが、この端子浄化工程
に、さらに水洗後の端子に付着した水分を乾燥除去する
乾燥工程を加えても良い。
【００２５】
【発明の効果】以上のように、本発明の鉛蓄電池の充電
装置および電槽化成装置では、電池を充電するための充
電用配線部において、その通電用端子の圧接面をブラシ
等により研磨し、とくに電槽化成後の充電用配線部の端
子に対してはその端子圧接面に付着した硫酸霧を洗浄す
るとともに研磨するので、充電用配線部の端子圧接面に
生じる微小の凹凸部や絶縁層を取り除くとともに圧接面
を平滑にすることができる。
装置および電槽化成装置では、電池を充電するための充
電用配線部において、その通電用端子の圧接面をブラシ
等により研磨し、とくに電槽化成後の充電用配線部の端
子に対してはその端子圧接面に付着した硫酸霧を洗浄す
るとともに研磨するので、充電用配線部の端子圧接面に
生じる微小の凹凸部や絶縁層を取り除くとともに圧接面
を平滑にすることができる。
【００２６】これにより、電池の端子と充電用配線部の
端子との圧接時の密着度は常に良好に保て、これらの間
の通電効率を向上させることができるとともに、圧接し
た両端子間の接触抵抗の増大による発熱を防止すること
ができる。したがって、電池を充電するための充電用配
線部を長期間、安定して繰り返し使用でき、作業効率と
安全性に優れた充電装置および電槽化成装置を提供する
ことができる。
端子との圧接時の密着度は常に良好に保て、これらの間
の通電効率を向上させることができるとともに、圧接し
た両端子間の接触抵抗の増大による発熱を防止すること
ができる。したがって、電池を充電するための充電用配
線部を長期間、安定して繰り返し使用でき、作業効率と
安全性に優れた充電装置および電槽化成装置を提供する
ことができる。
【図１】本発明による電槽化成終了後の化成装置の様子
を示す図
を示す図
【図２】本発明の電槽化成装置における充電用配線部の
通電用端子部分の浄化装置を示す図
通電用端子部分の浄化装置を示す図
【図３】従来の鉛蓄電池の電槽化成装置を示す図
１ 鉛蓄電池 ２ 水槽 ３ 充電治具 ４ ラック ５ 電池の正、負極端子 ６ 正、負極端子 ７ 充電用配線部 ８ 電池の液口部 ９ 吸引ダクト １０ 充電用配線部と充電電源との接続部 １１ 吸引ダクトと誘導配管部との接合部 １２ 冷却水供給パイプ １３ 供給口 １４ 逆止形排水口 １５ 突起口 １６ 冷却水供給パイプ １７ 洗浄用水槽 １８ ブラシ
フロントページの続き (72)発明者 稲野辺 昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 充電される鉛蓄電池と、 前記鉛蓄電池を収納する水槽と、 前記鉛蓄電池の正、負極端子に、それぞれ圧接される通
電用の正、負極端子を一端に有する充電用配線部と、 前記充電用配線部の通電用端子の圧接面を研磨する端子
浄化装置とからなり、 前記充電用配線部の他端は、充電用電源と接続されてい
る鉛蓄電池の充電装置。 - 【請求項２】 端子浄化装置は、ブラシである請求項１
記載の鉛蓄電池の充電装置。 - 【請求項３】 未化成の鉛蓄電池の複数個と、 これらの鉛蓄電池を収納する水槽と、 前記水槽の上部に取り付けられ、前記鉛蓄電池の全てを
充電する充電治具と、 前記充電治具に備えられ、各蓄電池の正、負極端子に、
それぞれ圧接される通電用の正、負極端子を複数有する
充電用配線部と、 前記充電治具に備えられ、充電時、各電池から飛散する
硫酸霧や水素ガスを吸引する吸引ダクトと、 前記水槽内に所定量の水を供給する給水装置と、 前記水槽内に貯えられた水を電池の充電完了後に排出す
る排水装置と、 前記充電用配線部の通電用端子の圧接面を研磨または洗
浄する端子浄化装置と、 前記充電治具を取り付けた水槽を複数個、載置するラッ
クとからなり、 前記ラックには、前記充電用配線部と充電電源とを接続
する接続部と、前記吸引ダクトとラック自体に設けた誘
導配線管部との接合部とが備えられている鉛蓄電池の電
槽化成装置。 - 【請求項４】 端子浄化装置は、水とブラシである請求
項３記載の鉛蓄電池の電槽化成装置。 - 【請求項５】 端子浄化装置には、洗浄後の端子に付着
した水分を除去する端子乾燥装置が備えられている請求
項４記載の鉛蓄電池の電槽化成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14173493A JP3384034B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 鉛蓄電池の充電装置および電槽化成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14173493A JP3384034B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 鉛蓄電池の充電装置および電槽化成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06349487A true JPH06349487A (ja) | 1994-12-22 |
| JP3384034B2 JP3384034B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=15298969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14173493A Expired - Fee Related JP3384034B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 鉛蓄電池の充電装置および電槽化成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3384034B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100858805B1 (ko) * | 2002-08-29 | 2008-09-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 프로브와 이를 이용한 전지 충방전기 |
| CN106215588A (zh) * | 2016-07-30 | 2016-12-14 | 淄博火炬能源有限责任公司 | 铅酸蓄电池酸循环化成除酸雾装置及方法 |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP14173493A patent/JP3384034B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR100858805B1 (ko) * | 2002-08-29 | 2008-09-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 프로브와 이를 이용한 전지 충방전기 |
| CN106215588A (zh) * | 2016-07-30 | 2016-12-14 | 淄博火炬能源有限责任公司 | 铅酸蓄电池酸循环化成除酸雾装置及方法 |
| CN106215588B (zh) * | 2016-07-30 | 2019-02-12 | 淄博火炬能源有限责任公司 | 铅酸蓄电池酸循环化成除酸雾装置及方法 |
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| JP3384034B2 (ja) | 2003-03-10 |
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