JPH0634878Y2 - 浄化槽 - Google Patents

浄化槽

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JPH0634878Y2
JPH0634878Y2 JP1989141460U JP14146089U JPH0634878Y2 JP H0634878 Y2 JPH0634878 Y2 JP H0634878Y2 JP 1989141460 U JP1989141460 U JP 1989141460U JP 14146089 U JP14146089 U JP 14146089U JP H0634878 Y2 JPH0634878 Y2 JP H0634878Y2
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JP
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sewage
opening
tank
pipe
return
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JP1989141460U
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隆夫 中橋
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Nikko Co Ltd
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Nikko Co Ltd
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  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、接触ばっ気槽から嫌気濾床槽及び沈殿分離槽
へと前記接触ばっ気槽内の汚水(汚泥)を戻して分解及
び貯留させるための汚水返送管を設けてなる浄化槽、詳
しくはその汚水返送管の改良に関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来この種の浄化槽は、特開昭54−38662号公報に記載
されているように、汚水返送量調整機構を備えてなる汚
水返送管を浄化槽内に内装しており、該調整機構は分離
槽内に位置した汚水返送菅の管体途中部にある返送量調
整バルブと、ばっ気槽内に位置した汚水返送管の環体中
途部下面に開口され、上記調整バルブよりも手前で余剰
に吸い上げた汚水をばっ気槽内に返送する返送孔によっ
て構成されていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記せるように従来の調整機構は、その構成要
素たる返送量調整バルブと、返送孔とが夫々分離槽内、
ばっ気槽内とに別れて備えられていたため、分離槽側の
マンホールを開けて調整バルブによる汚水返送量の調整
を終えたのち、今度はばっ気槽側のマンホールを開けて
返送孔からの余剰汚水の戻しを確認しなければならず使
用勝手が悪く作業能率に支障を来していたものであり、
また返送量の計測が図れず正確な返送量の調整は不能で
あった。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、汚水返送
量の調整が行なえる汚水返送管を設けた浄化槽におい
て、汚水返送量の調整,余剰汚水の接触ばっ気槽への戻
し及び汚水返送量の計測確認を一箇所で、かつ一つの動
作で正確に行えるようにすることである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案がなした技術的手段
は、接触ばっ気槽の内底面付近に吸込口を配すると共に
吹出口を嫌気濾床槽及び沈殿分離槽の汚水面上方に臨ま
せてなる汚水返送管を内装する浄化槽において、接触ば
っ気槽の汚水面上方に位置する汚水返送管の管体に汚水
返送量調整機構を設け、該調整部は、前記管体に設けた
切欠部と、該切欠部上を周方向に摺動して開口調整する
開閉部材と、上記切欠部の縁部に設けられ、上記開閉部
材の上縁が重なって汚水返送量を計測する目盛りとで構
成されていることである。
(作用) 上記せる技術的手段により、汚水返送管の周方向に開閉
部材を所望程度摺動させて切欠部の開閉度合いを調整す
るだけで、該切欠部の開口位置より上方を流通してきた
汚水は、開口より落下して接触ばっ気槽内へと戻り、開
口より下位の汚水が分離槽へと返送され必要量の汚水返
送量が正確に得られる。
この時開閉部材の上縁を切欠部の縁部に設けた所望位置
の目盛りに合わせれば正確な汚水返送量が得られ、かつ
一目で計測確認できる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図中(A)は、本考案浄化槽の一例を示し、該浄化槽
(A)は、内部空間を仕切壁(1)(2)(3)で仕切
って流入管(4)側から嫌気濾床槽及び沈殿分離槽
(5),接触ばっ気槽(6),消毒槽(7)を形成した
浄化槽本体(8)に、エアリフト用のエアーパイプ
(9)に接触してなる汚水返送管(10)を接触ばっ気槽
(6)と嫌気濾床槽及び沈殿分離槽(5)とにわたって
配設してなる一般家庭用の小型浄化槽を示す。
尚、前記浄化槽本体(8)にあっては従来周知の構造で
あるためその詳しい説明は省略すると共に、形状等はこ
れに限定されず任意である。
汚水返送管(10)は、管体(10a)(10b)が接続されて
側面形状略逆L字状に形成され、縦管(10a)の遊端(1
0a′)上方にエアーパイプ(9)の接続口(11)を、横
管(10b)の中途部位に汚水返送量調整機構(12)を設
けてなる。
汚水返送量調整機構(12)を図示例で説明すると、前記
横管(10b)の中途部位、即ち接触ばっ気槽(6)の汚
水面上に位置する横管(10b)の側面に所望な切欠き、
例えばその横管(10b)の軸心中心の水平より上下に60
°ずつ切欠いて設けた切欠部(13)と、前記横管(10
b)の外周面に摺接する程度で、前記切欠部(13)と同
様軸心中心の水平より上下60°ずつ切欠いて形成された
前記切欠部(13)の長手方向長さよりも僅かに長尺状で
管状の開閉部材(14)とからなり、切欠部(13)を設け
た管体(10b)の外周面に開閉部材(14)が円周方向に
摺動自在に外嵌されてなる。
また、この時開閉部材(14)の上縁(14′)を切欠部
(13)の縁部(13′)付近に設けた所望位置の目盛り
(19)に合わせれば正確な汚水返送量の計測確認、汚水
戻し量の計測確認が一目で行える。
そして、前記汚水返送管(10)の縦管(10a)のエアー
パイプ接続口(11)に、ブロアー(15)と接続されてい
るエアーパイプ(9)を接続し、その縦管(10a)の遊
端(10a′)を吸込口として接触ばっ気槽(6)の内底
面壁(6a)付近に配すると共に、横管(10b)を前記接
触ばっ気槽(6)の汚水表面レベル位置(x)よりも上
方に配し、一方横管(10b)の先端(10b′)を吸出口と
して隣接する嫌気濾床槽及び沈殿分離槽(5)の汚水表
面レベル位置(x′)よりも上方に配して設置される。
然るに、接触ばっ気槽(6)側のマンホール蓋(16)を
取り外し、汚水返送量調整機構(12)の開閉部材(14)
を所望範囲円周方向に回転せしめると共に、所定の目盛
り(19)に縁部(13′)を合わせて横管(10b)の切欠
部(13)の開口(12′)を調整する。
そして、エアーバルブ(17)を開放し、ブロアー(15)
を運転すれば、接触ばっ気槽(6)内の汚泥(y)等は
エアリフトにより縦管(10a)の吸込口(10a′)から上
方へ汲み上げられ、縦管(10a)内から横管(10b)内へ
流通し、前記調整済みの汚水返送量調整機構(12)に到
着すると、開口(12′)を形成する開閉部材(14)の開
口レベル(z)より高い水位レベルで流れてきた汚水
が、その開口(12′)より接触ばっ気槽(6)内へ流れ
落ち、前記開口レベル(z)以下の汚水のみがその先端
の吹出口(10b′)より嫌気濾床槽及び沈殿分離槽
(5)へと戻され、分解及び貯留される。
この時、汚水の戻し量が多すぎるか少なすぎるかを嫌気
濾床槽及び沈殿分離槽(5)側のマンホール蓋(18)を
取り外して確認しながら再度汚水返送量調整機構(12)
を調整するのが好ましい。
尚、本実施例にあっては上述せる如き構成で汚水返送量
調整機構(12)を説明したが、横管(10b)の切欠部(1
3)に、横管(10b)の長手方向にスライド可能な開閉部
材を設けてなるものとしてもよく、限定はされず任意で
ある。
(考案の効果) 本考案は、接触ばっ気槽の汚水面上方に位置する汚水返
送管の管体に設けた切欠部と、該切欠部上を周方向に摺
動して開口調整する開閉部材と、上記切欠部の縁部付近
に設けられ、上記開閉部材の上縁が重なって汚水返送量
を計測確認する目盛りとで汚水返送量調整機構を構成す
るものとしたため、汚水返送量の調整が行なえる汚水返
送管を設けた浄化槽において、汚水返送量の調整,余剰
汚水の接触ばっ気槽への戻し及び返送量の計測確認を一
箇所で、かつ一つの動作で行える。
即ち、接触ばっ気槽側のマンホールを開けて開閉部材を
汚水返送管の周方向に所望程度摺動させて切欠部の開閉
度合いを調整するだけで、該切欠部の開口位置より上方
を流通してきた汚水は、余剰汚水であり開口より落下し
て接触ばっ気槽内へと戻り、開口より下位の汚水だけが
分離槽へと返送され、必要量の汚水返送量が一箇所で、
かつ一つの動作で正確に得られるものとなり、従来のよ
うに分離槽側のマンホールを開けて調整バルブによる汚
水返送量の調整を終えたのちに、接触ばっ気槽側のマン
ホールを開けて返送孔からの余剰汚水の戻しを確認する
という作業手間も無くなり作業能率の向上となり大変便
利である。
また、この時上記開閉部材の上縁を切欠部の縁部に設け
た所望位置の目盛りに合わせれば正確な汚水返送量ある
いは戻し量が得られ、かつ一目で計測確認できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案浄化槽の一実施例を示す縦断正面図、第
2図は要部拡大斜視図、第3図は要部拡大縦断側面図で
ある。 尚、図中 (A):浄化槽 (5):嫌気濾床槽及び沈殿分離槽 (6):接触ばっ気槽、(6a):内底壁面 (10):汚水返送管、(10a):縦管 (10a′):吸込口、(10b):横管 (10b′):吹出口 (12):汚水返送量調整機構 (13):切欠部、(14):開閉部材 (14′):上縁、(19):目盛り (x):接触ばっ気槽の汚水表面レベル位置 (x′):嫌気濾床槽及び沈殿分離槽の汚水表面レベル
位置 (z):開口レベル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接触ばっ気槽の内底面付近に吸込口を配す
    ると共に吹出口を嫌気濾床槽及び沈殿分離槽の汚水面上
    方に臨ませてなる汚水返送管を内装し、該返送管の所望
    箇所に汚水返送量調整機構を備えてなる浄化槽におい
    て、前記調整機構が、接触ばっ気槽の汚水面上方に位置
    する汚水返送管の管体に設けた切欠部と、該切欠部上を
    周方向に摺動して開口調整する開閉部材と、上記切欠部
    の縁部付近に設けられ、上記開閉部材の上縁が重なって
    汚水返送量を計測確認する目盛りとで構成されているこ
    とを特徴とする浄化槽。
JP1989141460U 1989-12-05 1989-12-05 浄化槽 Expired - Lifetime JPH0634878Y2 (ja)

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JP1989141460U JPH0634878Y2 (ja) 1989-12-05 1989-12-05 浄化槽

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JP1989141460U JPH0634878Y2 (ja) 1989-12-05 1989-12-05 浄化槽

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JPH0379896U JPH0379896U (ja) 1991-08-15
JPH0634878Y2 true JPH0634878Y2 (ja) 1994-09-14

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JP1989141460U Expired - Lifetime JPH0634878Y2 (ja) 1989-12-05 1989-12-05 浄化槽

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021001744A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 フジクリーン工業株式会社 水量確認装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5438662A (en) * 1977-08-31 1979-03-23 Matsushita Electric Works Ltd Filthy water purifying device

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JP2021001744A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 フジクリーン工業株式会社 水量確認装置

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JPH0379896U (ja) 1991-08-15

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