JPH06348306A - Pd調節器のパラメータ調整装置 - Google Patents

Pd調節器のパラメータ調整装置

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JPH06348306A
JPH06348306A JP13584893A JP13584893A JPH06348306A JP H06348306 A JPH06348306 A JP H06348306A JP 13584893 A JP13584893 A JP 13584893A JP 13584893 A JP13584893 A JP 13584893A JP H06348306 A JPH06348306 A JP H06348306A
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JP
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servo system
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JP13584893A
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Toshikatsu Fujiwara
敏勝 藤原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 閉ループ系の状態でPD調節器のパラメータ
を調整できると共に、短時間で最適なパラメータが求め
られるようにする。 【構成】 目標値(r)6とサーボ系4の観測値である
制御量(y)3との制御偏差(e)8に基づいて上記サ
ーボ系4の操作量(u)2を得る比例・微分の2動作か
らなるPD調節器1に対し、上記操作量(u)2に対す
る推定制御量の関係を、むだ時間特性と積分特性からな
るモデルで表す。そして、上記モデルの出力の微分値が
上記サーボ系4の観測値である制御量(y)3の微分値
に近づくように上記モデルのパラメータを同定回路20
2により同定する。同定の際には、無駄時間Lを予め3
種類設定し、それぞれのむだ時間Lにおける同定誤差を
求めて、むだ時間Lと同定誤差の関係を2次式で表現し
て同定誤差が最小となるむだ時間Lを求め、モデルの最
終のパラメータを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボ系に適用される
PD調節器のパラメータ調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PD調節器のパラメータ調整装置
は、図6に示すように、PD調節器1をカットして操作
量(u)2のステップ状変化に対する制御量(y)3の
挙動を求めて、むだ時間特性のむだ時間Lと積分特性の
積分時間τでサーボ系4の特性を近似して表わした後、
ジーグラ・ニコルス法等の教科書に掲載されている手法
でPD調節器のパラメータを決めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来では、調整パラメ
ータをジーグラ・ニコルス法等の一般的な手法で決める
か、あるいは試行錯誤により求めている。しかし、前者
の調整法には限界があり、高い制御性能が得難いという
問題がある。また、後者の試行錯誤により求める方法で
は、高制御性能を得るまでに長時間を要し、場合によっ
ては高制御性能が得られないことがある。
【0004】また、従来の方法では、PD調節器をカッ
トして、開ループでの運転を余儀なくされるため、場合
によっては危険な状態が起こる可能性がある。本発明は
上記実情に鑑みてなされたもので、PD調節器を接続し
たままの閉ループ系の状態でPD調節器のパラメータを
調整できると共に、短時間で最適なパラメータを求める
ことができるPD調節器のパラメータ調整装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、目標値とサー
ボ系の観測値である制御量との制御偏差に基づいて上記
サーボ系の操作量を得る比例・微分の2動作からなるP
D調節器において、上記操作量に対する推定制御量の関
係を、むだ時間特性と積分特性からなるモデルで表す手
段と、上記モデルの出力の微分値が上記サーボ系の観測
値である制御量の微分値に近づくように上記モデルのパ
ラメータを同定する同定手段とを具備したことを特徴と
する。
【0006】
【作用】PD調節器のパラメータを決定する方法は、基
本的にはK/τ* S法による。ここで、K/τ* S法と
は、PD調節器の入力からサーボ系の出力までの伝達特
性、すなわち、一巡伝達関数をK/τ* Sに近づけるこ
とができるPD調節器のパラメータを決める方法であ
り、以下の機能からなる。ここで、Sはラプラス演算子
を意味し、Kはある関係式で決まり、τ* はサーボ系の
遅れ時間に相当する値である。
【0007】まず、サーボ系の観測データを使用して、
サーボ系を次式で近似する。なお、近似は詳細を後述す
る図2の同定回路202及び図4、図5のフローチャー
トに示す同定手順を使用して行なわれる。
【0008】 y^(s)=e-LS (1/τS)u(s) …(1) ここで、u(s)は操作量、Sはラプラス演算子であ
る。上記無駄時間Lと積分時間τは、図2の同定回路
で、(1)式のモデルの出力y^(s)の微分値、すな
わち、推定の制御量(y^)の微分値とサーボ系の制御
量(y)の微分値の差δを小さくできる値を探索するこ
とにより得られる。次に、(1)式の右辺を次式で近似
する。
【0009】
【数1】
【0010】さらに、一巡伝達関数をK/τ* Sにする
ために、PD調節器のパラメータを次式の関係式により
求める。 Gc(s)={K(1+LS)τS}/τ* S …(3) ここで、Gc(s)はPD調節器の伝達関数である。操
作量u(s)から制御量y(s)への伝達関数の近似伝
達関数は、(2)式の右辺であるから、一巡伝達関数は
(3)式と(2)式の掛け算で得られ、次式となる。
【0011】 {K(1+LS)τS/τ* S}・{1/(1+LS)τS}=K/τ* S …(4) すなわち、(3)式のGc(s)を採用することで、目
的としたK/τ* Sが近似的に得られることが分かる。
【0012】上記Gc(s)を具体的にPD調節器のパ
ラメータと対応させて見ると、次式になる。 Gc(s)=K(1+LS)τS/τ* S =Kτ/τ* (1+LS) …(5) ここで、τ* =L+τとおいた。
【0013】(5)式で、PD調節器のパラメータを決
定すれば、一巡伝達関数が近似的にK/τ* Sになって
いるから、目標値(r)に対する制御量(y)の応答特
性は1次遅れ特性になることが分かる。そこで、さらに
応答特性を良くするために、(5)式のカッコの中の第
1項にα(>1)の値を掛け、比例動作を強める。ここ
で、比例動作を強めるということは、サーボ系には積分
特性が含まれるので、制御系全体から見れば、積分動作
を強めることになる。なお、通常は、α=2を標準とす
るが、この値に限定されるものではない。すなわち、α
を考慮したGc(s)は、 Gc(s)=Kτα/τ* {1+(L/α)S}=Kp (1+td S) …(6) となる。したがって、PD調節器のパラメータの比例ゲ
インKp および微分時間Td は、以下のようになる。
【0014】 Kp =Kτα/τ* Td =L/α …(7) また、Kは、次式で決められたものとする。
【0015】 K=βτ/(βL+τ) …(8) ここで、β=5を標準とするが、この値に限定されるも
のではない。なお、(8)式の根拠は、一巡伝達関数K
/τ* Sは、閉ループ系にすれば、τ* /Kの時定数を
持つ1次遅れ特性になることは、良く知られたことであ
るので、そこで、τ* /Kの値としてどのような値を採
用すれば良いかを考える。
【0016】まず、制御対象にむだ時間特性がある場合
には、そのむだ時間に相当する時定数(むだ時間Lの
値)は閉ループ系によってもそれ以上小さくできないこ
とは明らかである。
【0017】次に、(1)式の右辺に、示された積分時
間τを閉ループ系によって短くすることを考える。その
短くしたい割合をτ/βと考える。ここで、β>1であ
る。しかしながら、サーボ系にむだ時間Lが含まれる場
合にはむだ時間の影響を受ける。その値は、L/Kと考
えると、時定数τをβ分の1倍したい目標の値に加算す
る必要がある。すなわち、以上の内容を式で表現すると
次式になる。
【0018】 τ* /K=L+(L/K)+(τ/β) …(9) したがって、(9)式を整理することにより(8)式を
得る。以上の関係式を使って、PD調節器のパラメータ
を決定するわけであるが、基本的には、サーボ系の観測
データを繰り返し使用して、(1)式でサーボ系を後述
の同定手段により同定し、得られたむだ時間L、積分時
間τによりパラメータを決める。
【0019】同定手段とは、モデルの出力との微分値と
対応する観測値の微分値の差を零にするために、その差
に相当する値とある決められた変数を掛け合わせて得ら
れる値を、係数器を介して積分器の入力とし、そして、
その積分器の出力値をモデルのパラメータと対応させて
同定させる機能をさしている。なお、積分時間のパラメ
ータを同定する系統には、前述の係数器と積分器の間に
乗算器を置き、係数器の出力を乗算器の入力端の一方に
入力し、他方には
【0020】
【数2】 を採用しているのは、大きな積分時間τを同定する際に
はゲインを落して同定の収束性を向上させるためであ
る。
【0021】さらに、(1)式の右辺のむだ時間Lと積
分時間τの同定の際には、無駄時間Lの値を予め3種類
設定し、それぞれのLにおける同定誤差を求め、むだ時
間Lと同定誤差の関係を2次式で表現して、同定誤差が
最小となるむだ時間Lを求める。その際に、得られたむ
だ時間Lの値が予め設定した3種類のLの値の範囲外に
ある場合には、3種類のむだ時間Lの設定値の一点を変
えて、同定誤差を求め、得られるLが予め設定した3種
類の範囲内にくるまで繰返し同定を行なう。そして、以
上の条件を満たすむだ時間Lが得られた段階で、再度、
同定を行なってモデルの最終のパラメータを求める。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例に係る全体的な概念図
である。また、図2は同定回路、図3は調整パラメータ
決定回路の詳細を示すブロック図である。
【0023】まず、図1により全体的な構成について説
明する。図1において、上部は対象とするPD調節器1
とサーボ系4の関係を示し、下部に本発明のPD調節器
のパラメータ調整装置(チューニング装置)200の概
念図を示している。
【0024】本発明では、図1に示すように目標値
(r)6を受けて制御量(y)3が変動するサーボ系4
を対象とする。PD調節器1は目標値(r)6に制御量
(y)3を常時近づけるために減算器7で制御偏差
(e)8を取込み、後述の演算後、操作量(u)2を出
力する。PD調節器1の演算は、制御偏差(e)8を係
数器9(比例ゲインKp )を介して得られた値を2方向
に伝える。一方は、直接に加算器10に、他方は、微分
器13を通して係数器14(微分時間Td )に入力し、
その出力を加算器10に入力する。
【0025】前述の対象で、目標値(r)6が変動して
いるときの操作量(u)2、制御量(y)3を時系列デ
ータとして収録し、そのデータを繰返し発生させてオフ
ラインでPD調節器のパラメータKp 、Td を決定する
が、パラメータ調整装置200である。
【0026】上記PD調節器のパラメータ調整装置20
0は、収録データ繰返し発生回路201、同定回路20
2、調整パラメータ決定回路203、パラメータ表示部
204からなり、前述の対象で、目標値(r)6が変動
しているときの操作量(u)2、制御量(y)3を収録
データ繰返し発生回路201により時系列データとして
収録し、そのデータを繰返し発生させてオフラインでP
D調節器1のパラメータKp ,Td を決定する。
【0027】次に上記同定回路202及び調整パラメー
タ決定回路203の詳細について説明する。図2は、
(1)式の伝達特性の各パラメータLとτを求める同定
回路202である。
【0028】この同定回路202で使用する操作量
(u)2および制御量(y)3は、全て収録データ繰返
し発生回路201により得られた値である。操作量
(u)2は、むだ時間発生器25に入力される。むだ時
間発生器25のむだ時間の値は、図4と図5のアルゴリ
ズムにより決定されるむだ時間値(Li)26が入力さ
れる。
【0029】むだ時間発生器25の出力は、一つは除算
器29の分子に入力し、他は乗算器30に入力する。除
算器29の分母には、後述の乗算器78から出力される
ノルムの値(z)17を入力し、除算器29の出力を乗
算器31の一方に入力する。乗算器31の他の方には同
定誤差(δi )19をk倍した値(δi ′)21を入力
し、そして、乗算器31の出力を係数器32に入力す
る。係数器32の出力は乗算器33を介して積分器34
に入力され、積分器34の出力が時定数τi の逆数とな
る。そして、その値は乗算器30に入力され、乗算器3
0の出力が同定モデルにより得られる推定の制御量の微
分値(y^′)75となり、減算器76の入力に入力さ
れる。
【0030】ここで、乗算器33の他の方には、積分器
34の出力の逆数を求めることができる除算器35、開
平器36、符号変換器37、指数関数発生器38、自乗
の乗算器39を介して得られる値を入力する。
【0031】減算器76では、制御量(y)3の微分値
(y′)73を求める微分器74を介して得られる制御
量の微分値(y′)73を正側に入力し、推定の制御量
の微分値(y^′)75を負側に入力し、出力として同
定誤差(δi )19が得られる。
【0032】次に、前述の説明で示したノルムの値
(z)17について説明する。むだ時間発生器25の出
力を自乗する乗算器78の出力がノルムの値(z)17
となる。
【0033】図3は調整パラメータ決定回路である。図
4と図5のフローチャートに示すアルゴリズムにより得
られたむだ時間L4および積分時間τ4 を使用して、P
D調節器のパラメータKp 、Td を求める手順を以下に
述べる。
【0034】むだ時間(L4 )86とβの値を出力でき
る定数器87の出力を乗算器88で乗算し、その乗算結
果と積分時間(τ4 )89を加算器90で加算する。乗
算器91は定数器87の出力と積分時間(τ4 )89を
乗算し、その出力を除算器92の分子に入力する。ま
た、除算器92の分母には、加算器90の出力を入力す
る。その結果、除算器92の出力がKの値となる。乗算
器97には、除算器92の出力、定数器96の出力およ
び積分時間(τ4 )の値を入力する。そして、除算器9
3の分子には乗算器97の出力を入力し、分母には加算
器98の出力τ* を入力することにより、除算器93の
出力が比例ゲイン(Kp )95の値となる。
【0035】加算器98の出力τ* は、むだ時間(L4
)86と積分時間(τ4 )89を入力して得られる。
微分時間(Td )100は、除算器101の出力で、除
算器101の分子には、むだ時間(L4 )86を入力
し、分母にはαの値を出力できる定数器96の出力を入
力する。
【0036】次に上記実施例の全体的な動作を図4及び
図5のフローチャートを参照して説明する。まず、PD
調節器1のパラメータを初期設定する(ステップA1
)。初期設定は、制御性は不十分でも制御系が安定に
なるような値とする。そして、図1において、目標値
(r)6を変動させた時の操作量(u)2及び制御量
(y)3の挙動を時系列で1パターン分を収録データ繰
返し発生回路201に収録する(ステップA2 )。次い
で「i=1」とおき、むだ時間の初期値としてL1 を指
定するが、一般的には小さな値にする(ステップA3
)。
【0037】収録データ繰返し発生回路201は、上記
ステップA2 で収録したデータにより、操作量u(t)
及び制御量y(t)を繰り返して発生し、同定回路20
2に出力する(ステップA4 )。同定回路202は、上
記操作量u(t)及び制御量y(t)に基づいて、むだ
時間Li を固定したときの積分時間τi を同定すると共
に、並行して、同定誤差δi を自乗した値を同定期間の
終端に近い部分の指定時間帯だけ積分し、その積分値を
σi とする(ステップA5 )。
【0038】その後、ステップA6 において、「i=
3」になったか否かを判断し、iが3に達していなけれ
ば、むだ時間Li を2倍した値を「Li +1」とする
(ステップA)。次いで、iを1つ増やし、「i=i+
1」とおき(ステップA8 )、ステップA4 に戻って上
記した処理を繰り返し実行する。上記ステップA4 〜A
8の処理を繰り返し実行することにより「i=3」にな
ると、ステップA6 からステップA9 に進む。
【0039】このステップA9 では、L1 ,L2 ,L3
を横座標xの点、それに対応する縦座標y点をσ1 ,σ
2 ,σ3 としたときの、これらの点を通る2次式「y=
ax2 +bx+c」を求める。すなわち、xの3点とy
の3点を用いて係数a,b,cを算出する。更に、ステ
ップA10で、yの微係数を求めて、その値を零とおくこ
とにより、yの最小値となるxを算出する。すなわち、 d/dx=2ax+b=0 より、「x=−b/2a」で算出する。ここで、a>0
の関係を満足させなければならない。
【0040】そして、上記ステップA10で求めたxの値
をL4 とし(ステップA11)、「L4 <L3 」の条件を
満足するか否かを判断する(ステップA12)。上記の条
件を満足しない場合には、L1 =L2 、L2 =L3 とす
ると共に、L3 を2倍した値をL3 として置き直し、σ
2 =σ3 、σ1 =σ2 、i=3とおいてステップA4に
戻る。
【0041】また、上記ステップA12で、L4 <L3 の
条件を満足していると判断されると、ステップA13に進
み、むだ時間L4 を固定したときの積分時間τ4 をステ
ップA4 、A5 の手順を踏んで同定する。更に、このス
テップA13で得られたL4 、τ4 を使用して、図3の調
整パラメータ決定回路203でPD調節器1のパラメー
タKp 、Td を算出し、パラメータ表示部204に表示
する(ステップA14)。このステップA14で求めたパラ
メータKp 、Td を調整員がPD調節器1に設定し(ス
テップA15)、パラメータ調整処理を終了する。
【0042】なお、上記実施例では、1台のPD調節器
1を設けた場合について説明したが、PD調節器1を多
数設けた場合のパラメータ調整には、その台数分だけ用
意すれば一度に全てのパラメータを調整することができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、P
D調節器を入力したままの閉ループ系の状態で、PD調
節器のパラメータの調整が可能であり、且つ、短時間で
最適なパラメータを求めることができる。また、調整の
ため決められた波形の目標値を印加する必要がなく、通
常運転の観測データがあれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る全体的な構成を示す概
念図。
【図2】同実施例における同定回路の詳細を示すブロッ
ク図。
【図3】同実施例における調整パラメータ決定回路の詳
細を示すブロック図。
【図4】同実施例における全体の動作を示すフローチャ
ート。
【図5】同実施例における全体の動作を示すフローチャ
ート。
【図6】従来のPD調節器のパラメータ調整方法を説明
するためのブロック図。
【符号の説明】
1…PD調節器、2…操作量(u)、3…制御量
(y)、4…サーボ系、6…目標値(r)、7…減算
器、8…制御偏差(e)、9…係数器(比例ゲインK
p)、10…加算器、13,74…微分器、14…係数
器(微分時間Td )、17…ノルムの値(z)、19…
同定誤差(δi )、20,32…係数器、21…同定誤
差(δi )をk倍した値(δi ′)、25…むだ時間発
生器、26…むだ時間値(Li )、29,92,93,
101…除算器、30,31,33,88,91,97
…乗算器、34…積分器、35…逆数を求めることがで
きる除算器、36…開平器、37…符号変換器、38…
指数関数発生器、39,78…自乗の乗算器、73…制
御量の微分値(y′)、75…推定の制御量の微分値
(y^′)、76…減算器、86…むだ時間(L4 )、
87,96…定数器、90,98…加算器、89…積分
時間(τ4 )、95…比例ゲイン(Kp )、100…微
分時間(Td )、200…PD調節器のパラメータ調整
装置、201…収録データ繰返し発生回路、202…同
定回路、203…調整パラメータ決定回路、204…パ
ラメータ表示部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標値とサーボ系の観測値である制御量
    との制御偏差に基づいて上記サーボ系の操作量を得る比
    例・微分の2動作からなるPD調節器において、上記操
    作量に対する推定制御量の関係を、むだ時間特性と積分
    特性からなるモデルで表す手段と、上記モデルの出力の
    微分値が上記サーボ系の観測値である制御量の微分値に
    近づくように上記モデルのパラメータを同定する同定手
    段とを具備したことを特徴とするPD調節器のパラメー
    タ調整装置。
JP13584893A 1993-06-07 1993-06-07 Pd調節器のパラメータ調整装置 Withdrawn JPH06348306A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016206793A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 東芝三菱電機産業システム株式会社 積分系プロセス動特性自動同定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016206793A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 東芝三菱電機産業システム株式会社 積分系プロセス動特性自動同定装置

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