JPH06348233A - 液晶駆動回路 - Google Patents
液晶駆動回路Info
- Publication number
- JPH06348233A JPH06348233A JP13806393A JP13806393A JPH06348233A JP H06348233 A JPH06348233 A JP H06348233A JP 13806393 A JP13806393 A JP 13806393A JP 13806393 A JP13806393 A JP 13806393A JP H06348233 A JPH06348233 A JP H06348233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- video signal
- liquid crystal
- scanning period
- horizontal scanning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】入力される映像信号電圧によるゲ−ト引き込み
量の変化を補正することで、交流化共通電圧に与えられ
る直流バイアスが映像信号電圧に対して最適値になるよ
うにした液晶駆動回路を得る。 【構成】各走査電極に1水平走査期間毎に順次印加され
る走査電圧を、1水平走査期間内の平均映像信号電圧に
応じて1水平走査期間毎に可変するようにする。そのた
めに、1水平走査期間内の映像信号電圧に応じた補正電
圧を生じる電圧補正回路17を設けて、この電圧補正回
路17からの出力を外部電源からのHレベル電圧に重畳
してレベルシフタ15から走査電圧として出力するよう
に構成する。
量の変化を補正することで、交流化共通電圧に与えられ
る直流バイアスが映像信号電圧に対して最適値になるよ
うにした液晶駆動回路を得る。 【構成】各走査電極に1水平走査期間毎に順次印加され
る走査電圧を、1水平走査期間内の平均映像信号電圧に
応じて1水平走査期間毎に可変するようにする。そのた
めに、1水平走査期間内の映像信号電圧に応じた補正電
圧を生じる電圧補正回路17を設けて、この電圧補正回
路17からの出力を外部電源からのHレベル電圧に重畳
してレベルシフタ15から走査電圧として出力するよう
に構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の信号電極と走査
電極とがマトリクス状に配された液晶表示パネルを線順
次駆動する液晶駆動回路に関するものである。
電極とがマトリクス状に配された液晶表示パネルを線順
次駆動する液晶駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような液晶駆動回路は図4に
示すように構成されており、1は複数の信号電極2、走
査電極3、絵素(画素)電極4、TFT(薄膜トランジ
スタ)5と、補助容量電極6及び共通電極7とが配され
たTFTアクティブマトリクス方式の液晶表示パネル
で、ここでは模式的に示しているが、実際は液晶層を挟
み込む一方の絶縁基板側に各信号電極2と走査電極3と
をマトリクス状に配し、それら電極2、3の各交点に夫
々近接して各絵素電極4とそれら絵素電極4を信号電極
2側に選択的に接続するためのTFT5とを配してい
る。そして、共通電極7は液晶層を介した他方の絶縁基
板側に各絵素電極4に夫々対向して配しており、通常は
全ての絵素電極4に共通になった一つの導体層で形成し
ている。ここで、各TFT5はそのソースが信号電極2
側に、ドレインが絵素電極4側に、またゲートが走査電
極3側に夫々接続されている。
示すように構成されており、1は複数の信号電極2、走
査電極3、絵素(画素)電極4、TFT(薄膜トランジ
スタ)5と、補助容量電極6及び共通電極7とが配され
たTFTアクティブマトリクス方式の液晶表示パネル
で、ここでは模式的に示しているが、実際は液晶層を挟
み込む一方の絶縁基板側に各信号電極2と走査電極3と
をマトリクス状に配し、それら電極2、3の各交点に夫
々近接して各絵素電極4とそれら絵素電極4を信号電極
2側に選択的に接続するためのTFT5とを配してい
る。そして、共通電極7は液晶層を介した他方の絶縁基
板側に各絵素電極4に夫々対向して配しており、通常は
全ての絵素電極4に共通になった一つの導体層で形成し
ている。ここで、各TFT5はそのソースが信号電極2
側に、ドレインが絵素電極4側に、またゲートが走査電
極3側に夫々接続されている。
【0003】そして、8は伝送されてくるアナログの映
像信号の水平、垂直同期信号に基づいて液晶表示パネル
1の駆動に必要なタイミング信号を発生し後述するソ−
スドライバとゲ−トドライバの動作をコントロ−ルする
コントロ−ル回路、9、10は液晶表示パネル1のソ−
スドライバ(信号電極駆動回路)とゲ−トドライバ(走
査電極駆動回路)で、ソ−スドライバ9は液晶表示パネ
ル1を交流駆動するために各信号電極2に1水平走査期
間及び1垂直走査期間毎に極性が反転されて伝送されて
くる映像信号電圧を印加し、ゲ−トドライバ10は各走
査電極3に1水平走査期間毎に順次走査電圧を印加する
ようになっている。
像信号の水平、垂直同期信号に基づいて液晶表示パネル
1の駆動に必要なタイミング信号を発生し後述するソ−
スドライバとゲ−トドライバの動作をコントロ−ルする
コントロ−ル回路、9、10は液晶表示パネル1のソ−
スドライバ(信号電極駆動回路)とゲ−トドライバ(走
査電極駆動回路)で、ソ−スドライバ9は液晶表示パネ
ル1を交流駆動するために各信号電極2に1水平走査期
間及び1垂直走査期間毎に極性が反転されて伝送されて
くる映像信号電圧を印加し、ゲ−トドライバ10は各走
査電極3に1水平走査期間毎に順次走査電圧を印加する
ようになっている。
【0004】具体的に、ソ−スドライバ9はコントロ−
ル回路8からのタイミング信号に基づいて1水平走査期
間の周期で作動して左から右方向に絵素数(信号電極
数)に応じて順次出力していくシフトレジスタ11と、
このシフトレジスタ11からの各出力により伝送されて
くるアナログの映像信号を絵素数分だけサンプルホ−ル
ドした後コントロ−ル回路8からのタイミング信号に基
づいて各信号電極2側に一括して出力するサンプルホ−
ルド回路12と、その出力バッファ13とからなってい
る。
ル回路8からのタイミング信号に基づいて1水平走査期
間の周期で作動して左から右方向に絵素数(信号電極
数)に応じて順次出力していくシフトレジスタ11と、
このシフトレジスタ11からの各出力により伝送されて
くるアナログの映像信号を絵素数分だけサンプルホ−ル
ドした後コントロ−ル回路8からのタイミング信号に基
づいて各信号電極2側に一括して出力するサンプルホ−
ルド回路12と、その出力バッファ13とからなってい
る。
【0005】そして、ゲ−トドライバ10はコントロ−
ル回路8からのタイミング信号に基づいて1垂直走査期
間の周期で作動して上から下方向に走査電極数に応じて
順次出力していくシフトレジスタ14と、このシフトレ
ジスタ14からの各出力により外部電源から供給される
Hレベル電圧を走査電圧として各走査電極3側に順次出
力していくレベルシフタ15と、その出力バッファ16
とからなっており、レベルシフタ15は走査電圧が印加
されていない残りの走査電極3に外部電源から供給され
るLレベル電圧を印加するようになっている。
ル回路8からのタイミング信号に基づいて1垂直走査期
間の周期で作動して上から下方向に走査電極数に応じて
順次出力していくシフトレジスタ14と、このシフトレ
ジスタ14からの各出力により外部電源から供給される
Hレベル電圧を走査電圧として各走査電極3側に順次出
力していくレベルシフタ15と、その出力バッファ16
とからなっており、レベルシフタ15は走査電圧が印加
されていない残りの走査電極3に外部電源から供給され
るLレベル電圧を印加するようになっている。
【0006】従って、このような構成では、例えば液晶
表示パネル1のN行目の走査電極3にゲ−トドライバ1
0から走査電圧(Hレベル電圧)が印加されると、その
走査電極3側にゲ−トが接続されたN行目の各TFT5
が夫々ONとなってそのドレイン側に接続されたN行目
の各絵素電極4に各信号電極2が夫々接続され、ソ−ス
ドライバ9からの映像信号電圧が夫々印加されることに
なる。そして、走査電圧の印加が次のN+1行目の走査
電極3に移って、N行目の各TFT5がOFFになって
もその映像信号電圧は液晶層容量(及び補助容量)によ
り保持されることになる。そのため、ゲ−トドライバ1
0により各走査電極3にその1行目から順次走査電圧を
印加し、各走査電極3毎にソ−スドライバ9より各絵素
電極4に1列目から順次映像信号電圧を印加すること
で、液晶表示パネル1が線順次駆動されて1フィ−ルド
分の映像信号が表示されることになる。
表示パネル1のN行目の走査電極3にゲ−トドライバ1
0から走査電圧(Hレベル電圧)が印加されると、その
走査電極3側にゲ−トが接続されたN行目の各TFT5
が夫々ONとなってそのドレイン側に接続されたN行目
の各絵素電極4に各信号電極2が夫々接続され、ソ−ス
ドライバ9からの映像信号電圧が夫々印加されることに
なる。そして、走査電圧の印加が次のN+1行目の走査
電極3に移って、N行目の各TFT5がOFFになって
もその映像信号電圧は液晶層容量(及び補助容量)によ
り保持されることになる。そのため、ゲ−トドライバ1
0により各走査電極3にその1行目から順次走査電圧を
印加し、各走査電極3毎にソ−スドライバ9より各絵素
電極4に1列目から順次映像信号電圧を印加すること
で、液晶表示パネル1が線順次駆動されて1フィ−ルド
分の映像信号が表示されることになる。
【0007】図5は、このように液晶表示パネル1を線
順次駆動した場合における各電極の電圧波形を模式的に
示し、Vgは各走査電極3に印加される電圧で、そのH
レベル電圧が1水平走査期間毎に順次点線で示すように
印加されていくことになる。VSは各信号電極2に印加
される映像信号電圧、VCOは共通電極7に印加される共
通電圧で、Hレベル電圧のVgが各走査電極3に印加さ
れている間それら走査電極3に属するTFT5がONし
て、その時の信号電極2と共通電極7間の電圧(VS−
VCO)が絵素の液晶層に印加されることになる。そし
て、Lレベル電圧のVgが各走査電極3に印加されてい
る間はそれら走査電極3に属するTFT5がOFFし
て、ON期間に印加された電圧を液晶層容量にて保持す
ることになる。
順次駆動した場合における各電極の電圧波形を模式的に
示し、Vgは各走査電極3に印加される電圧で、そのH
レベル電圧が1水平走査期間毎に順次点線で示すように
印加されていくことになる。VSは各信号電極2に印加
される映像信号電圧、VCOは共通電極7に印加される共
通電圧で、Hレベル電圧のVgが各走査電極3に印加さ
れている間それら走査電極3に属するTFT5がONし
て、その時の信号電極2と共通電極7間の電圧(VS−
VCO)が絵素の液晶層に印加されることになる。そし
て、Lレベル電圧のVgが各走査電極3に印加されてい
る間はそれら走査電極3に属するTFT5がOFFし
て、ON期間に印加された電圧を液晶層容量にて保持す
ることになる。
【0008】ここで、VSは1水平走査期間及び1垂直
走査期間毎に極性が反転し、またVCOも各信号電極2に
印加されるVSの振幅を小さくするために1水平走査期
間及び1垂直走査期間毎に極性が反転される交流化電圧
になっているので、液晶層印加電圧もまた1水平走査期
間及び1垂直走査期間毎に極性が反転する交流駆動にな
っている。尚、この時VCOに与えられている直流バイア
スは1フィ−ルド期間内の平均映像信号電圧(輝度信号
電圧)に対してフリッカ−等を生じないよう最適に調
整、理論的には映像信号電圧の中心電位(図6二点鎖
線)であるが、実際はTFT5のゲ−ト・ドレイン間の
寄生容量によるTFT5のゲ−ト引き込み量だけそれよ
りも低く設定(図6点線)されている。
走査期間毎に極性が反転し、またVCOも各信号電極2に
印加されるVSの振幅を小さくするために1水平走査期
間及び1垂直走査期間毎に極性が反転される交流化電圧
になっているので、液晶層印加電圧もまた1水平走査期
間及び1垂直走査期間毎に極性が反転する交流駆動にな
っている。尚、この時VCOに与えられている直流バイア
スは1フィ−ルド期間内の平均映像信号電圧(輝度信号
電圧)に対してフリッカ−等を生じないよう最適に調
整、理論的には映像信号電圧の中心電位(図6二点鎖
線)であるが、実際はTFT5のゲ−ト・ドレイン間の
寄生容量によるTFT5のゲ−ト引き込み量だけそれよ
りも低く設定(図6点線)されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の液晶駆動方式では、1フィ−ルド期間内の平均映
像信号電圧に対して交流化共通電圧の直流バイアスを調
整するようにしているため、入力される映像信号電圧の
最大或いは最小値においてはその最適直流バイアスから
大きくズレる虞があり、これがフリッカ−や焼付け等の
問題を生じる原因となっていた。
従来の液晶駆動方式では、1フィ−ルド期間内の平均映
像信号電圧に対して交流化共通電圧の直流バイアスを調
整するようにしているため、入力される映像信号電圧の
最大或いは最小値においてはその最適直流バイアスから
大きくズレる虞があり、これがフリッカ−や焼付け等の
問題を生じる原因となっていた。
【0010】例えば、共通電圧VCOの最適直流バイアス
をTFT5のゲ−ト引き込み量としてのΩで見てみる
と、図7から入力される映像信号電圧が最小の黒信号電
圧の場合は、 ΩB=(Cgd/(CLCB+Cgd))×Vg となる。但し、CLCBは黒信号入力時の液晶層容量、C
gdはTFTのゲ−ト・ドレイン間の寄生容量で、この時
のVgはHレベル電圧−Lレベル電圧(この場合、25
V)である。そして、入力される映像信号電圧VSが最
大の白信号電圧の場合は、 ΩW=(Cgd/(CLCW+Cgd))×Vg となる。但し、CLCWは白信号入力時の液晶層容量であ
る。
をTFT5のゲ−ト引き込み量としてのΩで見てみる
と、図7から入力される映像信号電圧が最小の黒信号電
圧の場合は、 ΩB=(Cgd/(CLCB+Cgd))×Vg となる。但し、CLCBは黒信号入力時の液晶層容量、C
gdはTFTのゲ−ト・ドレイン間の寄生容量で、この時
のVgはHレベル電圧−Lレベル電圧(この場合、25
V)である。そして、入力される映像信号電圧VSが最
大の白信号電圧の場合は、 ΩW=(Cgd/(CLCW+Cgd))×Vg となる。但し、CLCWは白信号入力時の液晶層容量であ
る。
【0011】このように、入力される映像信号電圧VS
によって液晶層容量CLCが異なり、ゲ−ト引き込み量Ω
が異なってくるが、実際は平均的ΩM ΩM=(ΩB+ΩW)/2 から共通電圧VCOの直流バイアスを調整している。その
ため、ΩMとΩB、ΩMとΩWのそれぞれの差の電圧が本来
の最適値からのズレとなって現れていた。
によって液晶層容量CLCが異なり、ゲ−ト引き込み量Ω
が異なってくるが、実際は平均的ΩM ΩM=(ΩB+ΩW)/2 から共通電圧VCOの直流バイアスを調整している。その
ため、ΩMとΩB、ΩMとΩWのそれぞれの差の電圧が本来
の最適値からのズレとなって現れていた。
【0012】本発明はこのような点に鑑み成されたもの
であって、入力される映像信号電圧によるゲ−ト引き込
み量の変化を補正することで、交流化共通電圧に与えら
れる直流バイアスが映像信号電圧に対して最適値になる
ようにした液晶駆動回路を提供することを目的とするも
のである。
であって、入力される映像信号電圧によるゲ−ト引き込
み量の変化を補正することで、交流化共通電圧に与えら
れる直流バイアスが映像信号電圧に対して最適値になる
ようにした液晶駆動回路を提供することを目的とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明では、複数の信号電極と走査電極とがマトリ
クス状に配された液晶表示パネルを、その各信号電極に
1水平走査期間及び1垂直走査期間毎に極性が反転され
る映像信号電圧を印加し、また各走査電極に1水平走査
期間毎に順次走査電圧を印加することで線順次駆動する
液晶駆動回路において、その走査電圧を、1水平走査期
間内の平均映像信号電圧に応じて1水平走査期間毎に可
変する可変手段を設けたものである。
ため本発明では、複数の信号電極と走査電極とがマトリ
クス状に配された液晶表示パネルを、その各信号電極に
1水平走査期間及び1垂直走査期間毎に極性が反転され
る映像信号電圧を印加し、また各走査電極に1水平走査
期間毎に順次走査電圧を印加することで線順次駆動する
液晶駆動回路において、その走査電圧を、1水平走査期
間内の平均映像信号電圧に応じて1水平走査期間毎に可
変する可変手段を設けたものである。
【0014】
【作用】このような構成によれば、入力される映像信号
電圧によるゲ−ト引き込み量の変化が、走査電圧により
1水平走査期間単位で補正されることになる。それによ
り、共通電圧の直流バイアスがそれ自体を変えることな
く1水平走査期間単位で最適化されることになる。
電圧によるゲ−ト引き込み量の変化が、走査電圧により
1水平走査期間単位で補正されることになる。それによ
り、共通電圧の直流バイアスがそれ自体を変えることな
く1水平走査期間単位で最適化されることになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面と共に
説明する。尚、従来と同一部分については同一符号を付
すと共にその説明を省略する。本実施例では、各走査電
極に1水平走査期間毎に順次印加される走査電圧を、1
水平走査期間内の平均映像信号電圧に応じて1水平走査
期間毎に可変するようにしたものである。具体的には、
図1に示すように1水平走査期間内の映像信号電圧に応
じた補正電圧を生じる電圧補正回路17を設けて、この
電圧補正回路17からの出力を外部電源からのHレベル
電圧に重畳してレベルシフタ15から走査電圧として出
力するようにしたものである。
説明する。尚、従来と同一部分については同一符号を付
すと共にその説明を省略する。本実施例では、各走査電
極に1水平走査期間毎に順次印加される走査電圧を、1
水平走査期間内の平均映像信号電圧に応じて1水平走査
期間毎に可変するようにしたものである。具体的には、
図1に示すように1水平走査期間内の映像信号電圧に応
じた補正電圧を生じる電圧補正回路17を設けて、この
電圧補正回路17からの出力を外部電源からのHレベル
電圧に重畳してレベルシフタ15から走査電圧として出
力するようにしたものである。
【0016】ここで、図1に示す電圧補正回路17は、
極性反転される前の映像(輝度)信号電圧(図2(b)
参照)をサンプリングパルスのサンプリング期間(図2
(c)参照)だけONして後段のロ−パスフィルタに送
出するアナログスイッチ回路18と、送られてくる映像
信号電圧を1水平走査期間毎に平均化してコンデンサ1
9に蓄積するロ−パスフィルタ20と、オペアンプ21
からなりコンデンサ19からの出力電位(1水平走査期
間内の平均映像信号電圧)(図2(d)参照)と基準電
圧VRとの差を増幅する差動増幅器22とから構成され
ており、この差動増幅器22の出力(図2(e)参照)
はゲ−トドライバ10に送られてHレベル電圧に重畳さ
れるようになっている。尚、ロ−パスフィルタ20のコ
ンデンサ19はホ−ルドコンデンサとして兼用され、そ
の蓄積電荷は水平同期信号に同期したディスチャ−ジパ
ルス(図2(a)参照)によって1水平帰線消去期間毎
に放電されるようになっている。
極性反転される前の映像(輝度)信号電圧(図2(b)
参照)をサンプリングパルスのサンプリング期間(図2
(c)参照)だけONして後段のロ−パスフィルタに送
出するアナログスイッチ回路18と、送られてくる映像
信号電圧を1水平走査期間毎に平均化してコンデンサ1
9に蓄積するロ−パスフィルタ20と、オペアンプ21
からなりコンデンサ19からの出力電位(1水平走査期
間内の平均映像信号電圧)(図2(d)参照)と基準電
圧VRとの差を増幅する差動増幅器22とから構成され
ており、この差動増幅器22の出力(図2(e)参照)
はゲ−トドライバ10に送られてHレベル電圧に重畳さ
れるようになっている。尚、ロ−パスフィルタ20のコ
ンデンサ19はホ−ルドコンデンサとして兼用され、そ
の蓄積電荷は水平同期信号に同期したディスチャ−ジパ
ルス(図2(a)参照)によって1水平帰線消去期間毎
に放電されるようになっている。
【0017】このような構成の電圧補正回路17を用い
ると、例えばあるサンプリング期間の映像信号電圧の振
幅が小さくてコンデンサ19からの出力電位が基準電圧
VRよりも小さくなると、差動増幅器22よりHレベル
な補正電圧+ΔVgが出力され、その映像信号電圧の絵
素電極4への印加に携わる走査電圧としてのHレベル電
圧(例えば、nライン目)に重畳されることになる(図
3(a)参照)。
ると、例えばあるサンプリング期間の映像信号電圧の振
幅が小さくてコンデンサ19からの出力電位が基準電圧
VRよりも小さくなると、差動増幅器22よりHレベル
な補正電圧+ΔVgが出力され、その映像信号電圧の絵
素電極4への印加に携わる走査電圧としてのHレベル電
圧(例えば、nライン目)に重畳されることになる(図
3(a)参照)。
【0018】そして、次のサンプリング期間の映像信号
電圧の振幅が大きくなりコンデンサ19からの出力電位
が基準電圧VRより大きくなると、差動増幅器22より
Lレベルの補正電圧−ΔVgが出力されて、その映像信
号電圧の絵素電極4への印加に携わる走査電圧としての
Hレベル電圧(例えば、n+1ライン目)に重畳される
ことになる(図3(b)参照)。これによって、入力さ
れる映像信号電圧に応じたゲ−ト引き込み量の変化が1
水平走査期間単位で補正されることになり、共通電圧の
直流バイアスの最適化が実質的に1水平走査期間単位で
行えることになる。
電圧の振幅が大きくなりコンデンサ19からの出力電位
が基準電圧VRより大きくなると、差動増幅器22より
Lレベルの補正電圧−ΔVgが出力されて、その映像信
号電圧の絵素電極4への印加に携わる走査電圧としての
Hレベル電圧(例えば、n+1ライン目)に重畳される
ことになる(図3(b)参照)。これによって、入力さ
れる映像信号電圧に応じたゲ−ト引き込み量の変化が1
水平走査期間単位で補正されることになり、共通電圧の
直流バイアスの最適化が実質的に1水平走査期間単位で
行えることになる。
【0019】
【発明の効果】上述した如く本発明の液晶駆動回路に依
れば、映像信号電圧によるゲ−ト引き込み量の変化を、
走査電圧によって1水平走査期間単位で補正すること
で、共通電圧の直流バイアスを1水平走査期間単位で最
適化できるようにしているので、液晶層印加電圧に影響
を及ぼすことなくフリッカ−や焼付け等の問題を解決し
てその表示品位を向上させることができる。
れば、映像信号電圧によるゲ−ト引き込み量の変化を、
走査電圧によって1水平走査期間単位で補正すること
で、共通電圧の直流バイアスを1水平走査期間単位で最
適化できるようにしているので、液晶層印加電圧に影響
を及ぼすことなくフリッカ−や焼付け等の問題を解決し
てその表示品位を向上させることができる。
【図1】 本発明の一実施例を示す図。
【図2】 その動作を説明するための波形図。
【図3】 その走査電圧波形を示す図。
【図4】 従来の駆動回路構成例を示す図。
【図5】 その電圧波形図。
【図6】 その寄生容量を説明するための図。
【図7】 その共通電極のバイアスのズレを説明するた
めの図。
めの図。
1 液晶表示パネル 2 信号電極 3 走査電極 9 ソ−スドライバ 10 ゲ−トドライバ 17 電圧補正回路
Claims (1)
- 【請求項1】複数の信号電極と走査電極とがマトリクス
状に配された液晶表示パネルを、その各信号電極に1水
平走査期間及び1垂直走査期間毎に極性が反転される映
像信号電圧を印加し、またその各走査電極に1水平走査
期間毎に順次走査電圧を印加することで線順次駆動する
液晶駆動回路において、その走査電圧を、1水平走査期
間内の平均映像信号電圧に応じて1水平走査期間毎に可
変する可変手段を設けたことを特徴とする液晶駆動回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13806393A JPH06348233A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 液晶駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13806393A JPH06348233A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 液晶駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06348233A true JPH06348233A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15213114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13806393A Pending JPH06348233A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 液晶駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06348233A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6362803B1 (en) | 1997-03-12 | 2002-03-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display having adjustable effective voltage value for display |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP13806393A patent/JPH06348233A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6362803B1 (en) | 1997-03-12 | 2002-03-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display having adjustable effective voltage value for display |
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